11月28日燃料油脂新聞より
仕切り改定今週も3円値下げ
「社説」我慢するほかない灯油商戦
ガソリン価格差、数量への影響
1円違えば数量に変化
5円差でも減販しない
業態・客層で真逆の反応
11月30日燃料油脂新聞より
※
本当の勝者は、「高値でも買ってくれるほんとうのお客様に恵まれている地場店」
(販売数量が少なくても)
本来なら元売が大切にしなければならなかったはずの販売店です。
11月28日燃料油脂新聞より
仕切り改定今週も3円値下げ
「社説」我慢するほかない灯油商戦
ガソリン価格差、数量への影響
1円違えば数量に変化
5円差でも減販しない
業態・客層で真逆の反応
11月30日燃料油脂新聞より
※
本当の勝者は、「高値でも買ってくれるほんとうのお客様に恵まれている地場店」
(販売数量が少なくても)
本来なら元売が大切にしなければならなかったはずの販売店です。
11月28日燃料油脂新聞「社説」より
(3)
HC(ホームセンター)業者の灯油参入は20年以上も前。
増産増販競争下にありシェア争いが激しい頃で、灯油の系列と業転の価格差はリットル10円以上もしばしば。
この格差を生かして安値灯油を販売し集客力を高めた。
しかし需給改善で格差は最小限度に縮小、業転メリットは薄らぐ。
大手HCの石油部門譲渡のうわさはこれが原因と思われるフシもある。
だとすれば市場環境の適正化が安値量販業者を追い詰めたと言えまいか。
*****
以下masumi
仕入値にこれだけの大きな格差があったことを当時の私は知りませんでした。
(あの頃は業転玉の存在を知らなかった系列店も多かった)
それを知ったあとも、今度は消費者に説明できる術がありませんでした。
毎日毎日、
店頭で、そして配達先で、
「高い」と責められ、「暴利」「悪徳」と誹りを受け続けました。
その挙句に顧客流出という憂き目にあってきたのです。
当時仕入れ値の格差さえ消費者に認知して貰えていたなら、まだ救いもあったでしょう。
あの頃閉店廃業した多くの地場の小規模店は誤解されたまま店を畳むことになったのです。
公正透明な仕切りでさえあったなら、昔から地域の燃料供給を担ってきた販売店の多くは今もまだ営業を続けているはずです。
自然淘汰はあったでしょう。
しかしここまでの減少はなかったと思います。
ガソリンスタンド過疎地は過疎地に限られ、都市部でのドーナツ化現象はなかったと思います。
であれば、住民拠点SSなんていうものを特別に拵える必要もなかったのです。
11月30日画像追加
11月28日ぜんせき
ガソリンスタンド系列店はこの1年で597ヵ所減りました。
タイヤ交換の作業料、
以前はタイヤショップやカー用品店など他店の値段と合わせていましたが、数年前から当店はホイール付きで1本600円(税別)としています。
平成になってから経営コンサルタントが大流行で、その頃から何でも相見積もりになりましたね。
当然タイヤ本体の値段も相見積もりで、殆ど利益が取れない状況でしたが、従業員もあったため兎に角“仕事”が必要でした。
でも従業員がいなくなり、そうした油外作業も配達も店主(主人)が一人で行うことになったので、“量”をセーブするために作業料は高めに設定しました。
「この値段でもいいと言ってくれるお客さんだけでいい」という考えです。
今朝、発券店値付けカードの常連さんからタイヤ交換の予約が込み合っているかと尋ねられたので「いいえ」と答えました。
「いくらくらいですか?」と聞かれたので答えると、「え!?そんなに?」という反応が...
(市内のセルフでは「1台1,000円」の立て看板を掲出しているところがあるので)
続く言葉は「高い」だよね..、と思いきや・・・・・
土曜日に予約と相成りました。
え?もしかして「続く言葉は「安い?」だったのかしらん?
・・・まさかね(^▽^;;;
で、午後。
こちらも発券店値付けカードの常連さんですが来店され、「昨日、見積もりしてもらったタイヤ交換、アレ、お願いします」と。
(昨日?見積もり? わたし知らんけど?)と思いながらこうちゃん(店主)にバトンタッチ。
こちらも土曜日の予約となりました。
で、聞くと
ナント全部で7~8台。
ご注文頂いた喜びよりも先に(こうちゃんの腰、大丈夫かいな?)と心配になりました。
一日に10台とか、従業員がいた昔なら普通にあった光景ですが、もう永らくそんなことはありません。
体力が持つかどうか心配ですが、兎に角頑張らねば!!
ということで、土曜日は薄着で出勤することにします。
気~合い~~~~!!
11月29日追記
>その頃から何でも相見積もりになりましたね。
>当然タイヤ本体の値段も相見積もりで、殆ど利益が取れない状況でしたが、従業員もあったため兎に角“仕事”が必要でした。
誤解しないでほしいのですが、タイヤにしろオイルにしろ他店の顧客を奪おうとして当店の方から安値で見積もりをしたことはありません。
「どこそこが〇〇円で、と言ってきているのだけど、何とかならないか」というパターンでした。
ソウル中心部で通信最大手KTの通信ケーブルが焼ける火事があり、3日間にわたって一部地域で同社の携帯電話やインターネットが使えなくなり、カード決済もできなくなった。キャッシュレス決済の比率が9割に達する韓国では現金を持ち歩かない人も多く、混乱が広がった。IT大国を自任していた韓国社会は大きなショックを受けている。
KTによると、火災は24日午前、ソウル市西大門区の通信ケーブル用の地下溝で発生した。韓国メディアによると、消火作業に約10時間かかり、一般の通信回線や光ケーブルなど約83万人分の通信網が失われた。同社は急きょ移動基地局車などを投入したが、26日夕現在も完全には復旧していない。
韓国では買い物の際、現金ではなく、クレジットカードや日本のデビットカードに似た「チェックカード」を使って決済するのが一般的だ。通信障害でカード決済ができなくなった食堂や商店の多くが臨時休業に追い込まれ、ATMや公衆電話には長蛇の列ができた。火災現場近くで美容室を経営する女性(44)は「週末の稼ぎ時に大きな損失が出た」と話した。
SS廃業で掛売客受け入れ 契約サイトも課題の一つ
11月26日燃料油脂新聞より
廃業するSSから要請を受けて継承される掛売客の受け入れ事情が一段と厳しさを増している。
今月末に廃業を予定する地元販売業者から「既存掛売客を引き継いでほしい」との要請を受けた、要請内容はSS店頭給油に加えて配達給油にもおよんだため、「人手が足りないので、配達までは請け負えないと回答したうえ、SS給油の掛売客だけは請け負うと承諾した」と顛末を話す。
しかしその後、掛け売り台数や支払いサイトなど詳細を確認したところ、まずは請け負い台数で「市役所60台と地元JA40台、法人客20台を合わせた約120台と判明した。もとより自分のSSで市役所60台と契約しているので、市役所だけでもトータル120台の供給数となった。
一見すれば顧客増加でビジネス拡大に映るだろうが、現状ギリギリの人数で運営しているため、一度に顧客が集中すると給油対応がさばき切れなくなる可能性がある」
一方で「昔からのSS撤退で、近所に地元販売業者がなく廃業側も困っているのでやむを得ない」との心境を示す。
また引き継いだ掛売客の支払いサイトを考えても、課題に直面したという。
最長60日サイトで掛け売り販売するが、中には120日サイトの掛売客がいたので驚きと同時に、元売クレジットカードへの切り換えを求めた。サイト短縮こそあれ、拡大は選択肢にないからだ」と強調。
さらに「60日サイトの契約について顧客が了承したとしても、事前に掛売価格はSSの言い値になるがそれでも構わないかと注釈をつけた。そうでもしないとSS運営そのものが持たないからだ」と実情を示す。
こうした一連の顛末を示したうえで、
「他社の廃業をカバーするには地元販売業者が少なすぎるのが現状。うちがSSを閉鎖したら果たして掛け売りを望む地元客はどうなるのだろうかとプレッシャーすらかかる。ただでさえ募集しても集まらないSSの人手問題も影を落とす」
地元販売業者の高齢化問題と事業継承問題が加速していることも円滑な顧客継承の大きなハードルとなってきている。
**********
“行き過ぎ” てしまったのです。
影響は、法人や掛け取引の方だけではありません。
灯油の小口配達もそうです。
「自店が店を畳んだら、では誰が?」なのです。
首都圏の大手ホームセンターは石油事業を譲渡。
需要減のなか安値業転玉の手当も困難になりつつあるからだと思います。
向こうは副業だし、あくまでビジネスだから、利益が見込めないと判断すれば簡単に撤退します。
昔ながらの地場店はそうではない。
だから、
地場店は、サービスも愛想も悪くなってでも、店を続けて行かなきゃいけない。
「自店が店を畳んだら、では誰が?」
物凄いプレッシャーなのです。
現在、好市況地域ならセルフでも燃油マージンはリッター20円近くあるはずです。
例えば当市。
今日からセルフSSの上看板は152円(下看板は3~5円安)
当市にあるセルフSSを運営しているのはJA、CA、そして大手2者店です。
当店(3者店)の仕入れ値は2者店より5円“以上”高値です。(当店は中間マージンが高値組なのです)
今日から当店の販売価格は店頭現金で153円。同じく燃油マージンはリッター20円近くあります。
従業員がいた頃は、1,000円分や10リッターなどの少量給油、そして発券店値付けカードであっても、窓を拭いてゴミを捨てて~、といったフルサービスを提供していましたが、現在はそれらは給油のみ。
掛会員さんなど常連客であっても、混雑時や体調不良時には「給油のみ」で勘弁させて頂いています。
というか、常連のお客さんほど昔から“こっちは何もしなくていいから”“向こう(他の給油客)を先にしてあげて”と言って下さる方が多かったのです。
卸格差のなかで始まった過当競争で疲弊した末の、これが現在の当店の“姿”です。
競争激化の商圏でも業転玉に逃げなかった3者店の多くは同じ状況ではないでしょうか。
10円以上あった販売価格差が縮小しても、一旦安値に流れた客足は戻りません。
(また戻ったら戻ったで困る面も=次の記事で)
リッターマージンが回復しても、全国に存在する“超”安値を見れば先行き不安は解消されません。
それでも営業を続けていくためには設備投資は必要で、・・・雇用にまでは至りません。
ということで、
一日でも長く営業を続けていくための必要最低限の設備投資のために今の燃油マージンを維持できることが望ましい。
つまりそれは、
もし後継者がいて「その日」を考えずにいるのなら、今の燃油マージンでは到底足りないということです。
当然発券店値付けカードの給油代行手数料は論外です。
・・・
・・・
セルフSS無人化のために更なる規制緩和を要望している業者もあります。
人手不足解消のために外国人労働者の受け入れを望んでいる業者もあります。
災害時の供給を考えた時、「最後の砦」であるガソリンスタンドの数をこれ以上減らしてはならないー
とはいえ、価格競争は続きます。
燃油マージンを増やして労働環境を改善して人手不足解消ー
とはならず、
無人化や外国人労働者です。
それはこの業界にかぎったことではなく。
・・・何故?
:::::::::::::::::::::
燃油マージン20円なら30リッター給油で粗利600円。
大型セルフで安値集客、増販に成功した大手企業は、燃油マージン回復させれば一気に増収。
しかも大型店の販売数量は桁が違う。
セルフでも燃料油マージンは15円?@セルフ給油客は神様です。
セルフは収益拡大@フルはマージン回復進まず
そこまでしてセルフで充填したいですか?
消費者心理
セルフSSではサービスがなくても気分を害することは無いけれど、フルではそうじゃない。
Tポイントも同じ。
例え燃油マージンや給油手数料が同じでも。
ならセルフに行く。
それが消費者の心理。
30リッター給油で600円、その店に粗利を提供してあげて、自分で給油する。
11月26日燃料油脂新聞より
首都圏内 大手HC(ホームセンター)石油事業譲渡か
SSは7ヵ所(灯油は15ヵ所)メガSSで一世を風靡した巨大施設もやや古びた印象。
企業業績は決算書を見れば判別できるが、各セグメントのなかでとくにSS事業は先行き厳しいのではないか。
(業界通)
(ある元売筋)
「ウチも含めて手を挙げなかったようだ。特約店会でも話題だという。2巡目でどなたかが乗られたのか」と、引き続き行方を注視しているという。
燃油そろって前年割れ
原油下落 先安へ期待か 満タン手控える消費者
満タン+灯油一缶運動も“安値”には負ける。
販売業者も同じ。
「利は元にあり」だから、特に地下タンクの容量が大きければ仕入れのタイミングは重要。
うちの店の地下タンクは容量が小さいから値動きはあまり関係なく仕入れをしているけど。
量販店の値下げに憤り 値崩れ拡大に警戒感強める
SS廃業で掛売客受け入れ 契約サイトも課題の一つ
(※別記事で紹介させて頂きます)
11月26日ぜんせきより
年末商戦前 広がる暗雲 業転下落で価格差拡大
近畿の一部、130円割れも
(画像はレギュラー129円の価格看板)
※高速道は5週続落でガソリン164円20銭(11月26日燃料油脂新聞より)
価格差35円。
東北地方灯油懇談会 消費者と活発質疑
・SS過疎地なぜ増加
・災害時の供給が不安
青森県の消費者代表からはSS過疎地の増加を危惧する質問があり、佐藤支部長は「需要減で儲からなくなったSSの後継者がいない」と率直に指摘。過疎地での災害対応について「東日本大震災時は我々も命のガソリンを必死に運んだが、消費者も日常から満タン給油で自己防衛してほしい」と呼びかけた。
>需要減で儲からなくなったSSの後継者がいない
小口配達を担ってきた地場の小規模店の仕入値以下の安値競争で儲からなくなったーの間違いですよね。
なんで本当のことを言わないのかな。
帝国データバンク
2018/9/28 ガソリンスタンド経営業者の実態調査
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p180908.pdf
「まとめ」より
調査の結果、ガソリンスタンド経営を主業とする企業(8581 社)の売上高合計は、3 年ぶりに 前年度を上回った。
2017 年度は年商「50 億円以上」で 9 割前後が増収となるなど、年商規模の大 きい大手企業が売上高合計全体を押し上げた。
依然としてレギュラーガソリン店頭価格が高値で推移していることを踏まえると、2018 年度の 売上高も年商規模の大きい企業を中心に堅調に推移するとみられる。
他方、ガソリン価格の高騰 は消費者の「買い控え」を助長し、価格競争の激化で収益環境の悪化を招く恐れがある。
ガソリ ンスタンド経営業者の倒産件数は、2018 年度累計で前年同期比 200.0%増の 15 件と、前年度を上 回るペースで推移している。
特に小規模企業ではスタンド同士の競争激化のなか、販売価格への 転嫁が進まず、収益改善に至らないケースも見られる。
今後は人件費の高騰も重なり、経営環境が一層厳しくなることが想定される。
ガソリンスタン ド経営業者の動向は過疎地域におけるインフラ機能維持の観点からも重要な問題であり、今後も 注視していく必要があると言えよう。
※
セルフ解禁後、小規模店は販売数量を半減させている店が多いから・・・
100㎘×燃油マージン5円=50万円
燃油マージンが回復して倍の10円になっても、
50㎘×燃油マージン10円=50万円
反対に大型セルフで安値集客⇒増販に成功した大手企業は、燃油マージン回復させれば一気に増収という寸法だよ。
しかも大型店の販売数量は桁が違うからね。
規制緩和以降、働く車がメインとなった当店は、もう随分前から土曜日は暇な曜日となっています。
が、
今日は様子が違いました。
午前中は何故か現金のお客さんが多かったし。
午後はタイヤ交換にオイル交換に洗車にと、お陰様で汗を掻かせて頂きました。
一段落してmasumiさんはアイスクリームを食べましたが、
「暗くなるまでに行かなあかんねん!」と、こうちゃんは配達へ
日が沈むのが早い地形なので、焦って出掛けるこうちゃんなのです。
仕事は楽しいです。
保証期間内だったので修理は無料でした。
本体のレンズ部分に埃や汚れがあるとの連絡を頂いたのでそちらの清掃(実費)をお願いして昨日戻ってきました。
今朝の青空です。
あれ? 向かって左上・・・何じゃ?この線は???
・・・それはさておき昨晩は満月だったので撮ってみました。
家に帰って、タマの皮下注射を済ませて、晩御飯の準備はそっちのけで小一時間。
寒空の下シャッターを切り続け、首が痛くなったので部屋に戻り、思い出しました。
修理で預けた時にメモリーカードを抜いていたことを。。。。。
お腹空いたね~
ご飯にしようね~
夜、こうちゃんがお風呂に入っている間に再度。
今度はメモリーカード装着OKだよ。
さて何を写したでしょうか? よ~く目を凝らして見てねw
11月26日 “老眼”の方のために(^-)☆ 画像追加
答えはオリオン座でした☆彡
11月22日燃料油脂新聞より
週決め仕切り改定
JXTG・出光 全油種3円値下げ
昭和シェルはガソリン4.5円 軽油3円灯油3.5円値下げ
「社説」原油続落あわてず、焦らず
(3)
高気温が続いて出荷不調の灯油にも安売りの気配がある。
SSの地下タンクをはじめ流通在庫も満タン状態だが先安で在庫入れ替えを図りたいところだが実需不振で売るに売れない状態だ。
ならばと店頭価格を引き下げて購入意欲を高め不振挽回につなげる在庫掃き出しセールが散見される。
原油続落とはいえあわててガソリン、灯油を値下げする必要はない。
焦らずにマージン拡大を継続する販売を心がけてほしい。
雇用環境改善待ったなし 有給休暇・最低賃金・残業代など
「下げ早く、上げ遅い」悪癖 カブリ拡大に危機感
*****
>「周りの店が下げないから量販店も値段を下げない」
文言はこの通りではないですが、先日ネットの某掲示板上で見かけた消費者の書き込みです。
これも逆ですよ。
これまで安値集客型の量販店は仕入れ値が下がりそうだというだけで値下げしてきたのです。
周りの店はそれに引きずられてきたのです。
そうしてカブリを負うことで資本力のない地場の小規模店は疲弊し、この業界を去ることになり、ガソリンスタンド過疎化や灯油難民問題が発生したのです。
数年前まで「13円高く売っても粗利5円しかなかった」当店ですが、現在は安値店の上看板とは1円の差しかありません。下看板でも3~4円です。そして現在の粗利は二桁あります。
どうして当商圏の安値店は安売りを止めたのでしょう?
それは、安値に流されない消費者が一定数存在していたからではないでしょうか。
安値で動く客は取り尽くして、これ以上安売りしても“客数は増えず粗利を失うだけ”ーというところまで来たからではないでしょうか?
私はそう思っています。
今もまだ安売りする店がある地域は、“安値で動く消費者がまだ在る”ーという地域なのではないでしょうか?
票に結びついたら聞いてあげるよ
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ea37fada4c32c4c1ebff0b265ad3bac9
こういう人たちですから。
つまり、
もしコストコやイオンやローソンが“異業種として”団結して、その圧倒的な資本力と数の力で政治に働きかけたら?
政治はそちらに靡く。
(既に・・・)
6万421あったガソリンスタンドの数は、今年9月末には、元売系列SS数が2万3275+α(非系列店)
今後もまだ減ります。
それに同じ販売業者(組合員)であっても、業転玉で分断され系列店とPB店と分かれました。
系列店でありながら他社買いをしている店もありますのでもう組合は一枚岩とはいきません。
他社買いが横行し「系列でも業転5割許容を」と前全石連会長がエネ庁長官に訴えたことで、私は組合にも期待しません。
>これまで小規模地場フルSS業者は、是非論は別として、割安な業転玉の仕入れによってガソリンマージンの不足分を補ってきたという面が現実として ある。
(前記事 国は地場業者存続を最優先に より)
>末端市況の形成は系列仕切りを基準として構築されている地域がほとんど。
一方、仕入れは業転玉が中心となっているため格差が広がるほどマージンが膨らむという図式になっている。
(振り出しに戻っただけみたいです。 より)
新設店が次々と出店され、セルフ比率が高い商圏であっても、全量系列仕入れを貫いている3者販売店は在ります。
例えそれがごく少数派であっても。
この業界(組合)は、そうした仲間を「業転玉を仕入れない経営者は無能」「業転玉を仕入れない方が悪い」と、蔑ろにしてきたのです。
国は地場業者存続を最優先に
藤森石油リッチヒル藤森SS社長、磐田市商工会副会長、藤森春幸氏に聞く
「ガソリン需要減時代見据えたマージン確保を」 若者の力で地域社会活性化へ
静岡県内でも山間部や農村部を中心に、小規模な地場フルサービスSS業者の廃業が止まらない。
元売の経営統合、合併による需給バランス適正化により系列仕切りと業転玉の価格差は縮小、市況は回復しつつあるが、ガソリンマージンが劇的に回復した実感はあまりないのかもしれない。
小規模な地場フルSS業者が置かれている厳しい実態について、藤森春幸氏に聞いてみた。
***
Q
元売の経営統合、合併は小規模地場フルSS業者にどのような影響を与えたのか
A
「小規模地場フルSS業者の経営は、ますます苦しい状況に向かっていると思う。
これまで小規模地場フルSS業者は、是非論は別として、割安な業転玉の仕入れによってガソリンマージンの不足分を補ってきたという面が現実として ある。
元売の経営統合、合併による需給バランス適正化により系列仕切りと業転玉の価格差が縮小。
静岡県も含めて全国各地で市況は着実に改善されてきてると思われる一方、小規模地場フルSS業者は従来のような割安な業転玉を手当てできなくなってきた。
また大手販売業者と小規模地場フルSS業者の系列仕切りの価格差が縮まったと感じる人はまだまだ少ない というのが実態ではないだろうか。
小規模地場フルSS業者よりも大手販売業者の方があらゆる面でコストがかかっているにもかかわらず、全国各地でいまだに超安値看板が掲げられているのは、何かしらの形で大手販売業者は元売から優遇されているのではないだろうか。
Q
小規模地場フルSS業者は市況回復ガソリンマージン改善を実感しているのか
A
静岡県内も含めて全国各地の市況は最悪期より回復しているのは間違いない。
元売の経営統合、合併による需給バランス適正化が市況回復に大きな効果を発揮したといえるかもしれない。
小規模地場フルSS業者も大手販売業者もガソリンマージン改善が確かに進んでいると思う。
一方、世界規模で普及している自動車の電動化、超少子高齢化、人口減によってガソリン需要は石油・SS業界の予測を超える勢いで加速し、大型セルフSSを手掛けている大手販売業者もこれまでのような右肩上がりのガソリン量販施策を続けることは難しい。
ガソリン需要減時代に見合ったマージンを確保していくときではないだろうか。
小規模地場フルSS業者もガソリンマージンの不足感はいぜんとしてかなり大きく、系列仕切りと業転玉の価格差はリットル2~3円に縮小しているが。業転玉はわずかな価格差でもガソリンマージンの不足分を補う重要な存在となっているのではないだろうか。
Q
静岡県内でも小規模地場フルSS業者の廃業が止まらない。
そのためSS過疎地対策の実証実験も始まった。解決策はあるのか。
A
19日から始まったタンクローリー直結型計量機を活用した移動式の臨時給油所を検証していく。
“中山間地域臨時給油所実証実験”は、SS過疎化対策として意義があると思う。
ただこれはあくまでも実証実験。
実際に移動式の臨時給油所を稼働させていくためには安全面、コスト面を中心にさまざまな課題があると感じている。
また移動式の臨時給油所に対して、どのくらいのお客さまニーズがあるのか不透明な部分も少なくない。
やはりお客様ニーズや大規模災害時への対応などを総合的に勘案すると、いま営業している地場フルSS業者を存続させることが一番のSS過疎化対策になるのではないだろうか。
なぜ小規模地場フルSS業者は廃業を決断してしまうのか。
後継者不在という理由もあるかもしれないが、やはり高額となってしまう老朽化した地下タンクへの再投資がなかなかできないからだ。
このままでは山間部、農村部の小規模地場フルSS業者の廃業はますます増えていくだろう。
国、政府は現実に即した対応を早急に打ち出すべきではないだろうか。
11月19日燃料油脂新聞より
SS過疎地計画策定初会合 長野県天竜村
灯油配達と移動販売 連携検討
業者からは「灯油と生活物資の配達は賛成だがビジネスとして成り立たないと難しい」など採算面を指摘する意見
原油続落 底見えず 週間コスト3円超す下落か
※今週の仕切り改定もJXTGは全油種3円値下げでした。
従業員は現状「我慢」が実態
値引きより社員へ還元 販売業界に行動を促す
JXTG系列SS10月末1万3134ヵ所
前月比28か所減少 セルフは4337ヵ所で5ヵ所増
11月20日燃料油脂新聞より
八王子市内SS 全国最安値130円に 競合店ぞろいで無法地帯
※3者販売店の仕入れ値は、130円(税込)を軽く超えています。
「社説」SS減少に歯止めかからず
(※次の記事で紹介させていただきます)
陸上スポット下げ足止まらず
「中核・住民拠点SS」問われる意義
灯油購入補助要望 高齢者ニーズ堅く必需品
配達時SS一時休業 馴染み客は周知の運営
市内西部の山間値域に立地するフルサービスSSは夫婦二人による家族経営だ。
掛売主体でPOSを置かず、現金決済のみで運営する。
地域の燃料配達を請け負っている同SSは、配達でSSを留守にする時間帯には店頭に「ただいま配達中です」と張り紙をしたうえで一時休業としている。
SSの営業時間は午後6時までと短いが、馴染み深い顧客は一時休業を含め理解している反面、一見客の来店はごく限られているためこうした運営方法が成り立っている。
顧客の都合よりも、SSの都合を優先させた運営と言っていいだろう。
「配達中の張り紙に携帯電話の番号を明記しているので連絡が来る。顧客には配達の進ちょく状況を示してSSに戻れる時間を教え、これに合わせた時間の再来店を促している。山奥だと幹線道路沿いでも何㎞にもわたりSSがないので、近くに住む顧客にとってはほかに選択肢がない。家族経営でまかなうためにはこの方法しかない」
個々の経営事情に沿ったSS運営で、地域の燃料供給を維持する格好となっている。
***
>顧客の都合よりも、SSの都合を優先
消費者の中には(同業者の中にも?)眉を顰める人がいるかも知れませんが、
個々の経営事情に沿ったSS運営をしなければ地域の燃料供給を維持することができないのですから仕方がありません。
そして、
それでも、
あと何年か後にはこのSSも、店を畳む“その日”を迎える可能性は大きいのです。
おまけ
家族経営の販売店だけでなく、大手2者店の販売店も“人手不足で”似たようなものなのかも知れません。
先日、パンクしたタイヤを持ってこられた常連さん曰く、
パンクしたとき、その近隣のSS(大手2者店の直営 ENEOS Dr.Driveセルフ)に行ったのだけど、「出来ません」と言われたとのこと。
以前も他府県ナンバーのイチゲンさんが手洗い洗車のご要望で来店されたとき、“そのSSで「出来ません」と言われたから”ーという事がありました。
日曜日、買い物に行くときなどにそのSSの前を通るのですが、その時は若いスタッフが何人も並んでいるのです。
恐らくアルバイトばかりで、作業を行えるスタッフのいる時間帯が限られているのではないかと思います。
11月19日ぜんせきより
総決起大会(業界500人、国会議員81人集結)
消費者へ届け、この思い
①これ以上、石油増税には絶対反対!
②これ以上、自動車用エネルギーへの不公平な課税を許すな!
③これ以上、ガソリンスタンドを減らすな!
「論説」断固阻止に向け総決起大会
なにを血迷ったか来年10月からの消費税増税時に、ただでさえ高率・巨額に引き上げられているガソリン税をさらに上げようという税制改正案が永田町を駆け巡っている。
フランス全土でデモ、28万人参加 ガソリン高騰に抗議
朝日新聞2018年11月18日21時10分
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/asahi/world/ASLCL4D0XLCLUHBI00C
SSの実情議員に訴え
※実情を真に理解し得る国会議員はいるのでしょうか?
再燃する量販指向 10円超差の地域拡大