masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

灯油に関する記事一覧

2019年01月31日 | ガソリンスタンド4

原価割れ価格横行とでもいうべき異常な価格競争もそろそろ終わりを迎えようとしています。
理不尽な卸格差、元売自身が「指標が欲しい」と言ったほどの“理由が付けられない”卸格差。

ガソリンだけでなく灯油も又然り。
いいえ、揮発油では無い灯油は規制緩和以前から、今もなお、他社買いが横行している。

小規模な地場3者店の系列仕入れは、「今もまだ高い」ということを知っておいて下さい。




業転減少でHC灯油穏健路線
SS店頭平均とHCの値差は100円(ポリ容器1缶18リットルで)

(1月30日燃料油脂新聞より)


2018年1月上旬 全国HC(ホームセンター)灯油価格動向

(1月18日燃料油脂新聞より)

::::::::::

※ホームセンターの灯油について書いた記事の一覧

2011年02月28日 業転との価格差が常にリッター10円以上あった頃
ホームセンターやったら千四百なんぼやったぞ!


2013年02月28日 「現卸格差は中小SS生存不能」前全石連会長がエネ庁長官に訴えた。
「生存不能」

2015年11月02日 業転玉は“安定していない”ので
今現在、当店の灯油の値段はホームセンターと同じです。

2016年10月11日 地場SSで全量業転玉を仕入れてもその価格は無理でしょう。
ホームセンターの灯油は48円ですか?!

2017年01月23日 業転玉は“安定していない”ので
「HCの灯油は安い」という思い込み

2017年12月13日 報道される場面に使われるのは必ず安値店
昨日の報道ステーションで灯油を配達していた出光のお店はどこですか?

2018年11月26日 首都圏内 大手HC(ホームセンター)石油事業譲渡?
ガソリン価格差35円。

2018年11月29日  大手HCの石油部門譲渡のうわさはこれが原因と思われる
公正透明な仕切りの威力

2019年01月19日 しかし未だ系列内格差は9.1円も
灯油の業転と系列の格差




※灯油の配達について書いた記事の一覧

2013年02月08日 フルSSでも人員不足で小口配達を断るケースが多く、配達可能なSSが激減
配達可能SS減少

2014年01月22 普段は給油のついでにセルフで買っているのだけど自動車事故に遭ってしまってー
普段は気にもしなかったけど、

2014年11月26日 商圏(地域)の環境とか、業転玉を混ぜているかどうかで明暗は分かれます。
灯油配達、明と暗

2015年12月11日 タイトル通りです
灯油配達 「救うのはもはや行政の領域」



2016年12月17日 需要あっても採算あわず(←「歪み」の象徴
灯油配達中止SS増加

2017年12月02日 過疎地での実証事業
灯油の自動販売機


2019年01月18日 近所のガソリンスタンドが無くなっても巡回業者が来るから大丈夫?
週に1度しか来ない灯油の巡回業者


2019年11月05日 
「何年か前から来なくなった」@灯油の巡回販売


2020年11月14日 当店の店頭現金価格は18リッター1300円台。近隣セルフは1700円台と1600円台
安定供給に加え、低価格で供給しています。





※その他


2012年05月10日
消費者の皆様へ(古い灯油の処分について)
この後さらに消防から「無料で引き取ってあげて」とお達しがありました。
「そんなこと言われなくてもそうしている」と思っていましたが、
今回この記事を書くのにググっていたら・・・

おっとぉ!!(゚ロ゚屮)屮



2018年11月09日の記事
家事と家族とエトセトラ ガソリンスタンドに古い灯油は処分してもらえるのか聞いてみた
https://www.syufu-switch.com/entry/2018/11/09/155409




そういえば、消防からのお達しに腹を立てて、「巡回業者やHCは古い灯油の引き取りはしないから、って。だけど巡回業者やHCの安値の灯油がガソリンスタンド減少の要因の一つなんだよ。それなのに何でそういう尻拭い的なことだけ地場フルが押し付けられなきゃならないの!?」みたいな内容の記事を書いたことがあるのだけど、探したけれど見当たらない。

見つかったらここに追記しますね。



2月5日追記

2月5日燃料油脂新聞より
配達用灯油・軽油・A重油 いぜん業転玉
以前ほどではないが、業転玉の方がリットル数円単位で安い。「利は元にあり」だから。



PBSSが安い業転玉を仕入れるのは良いのです。

系列店の他社買いはそれが例え揮発油ではない灯油や軽油だとしても許せない。
ううん。
業転玉を仕入れていることを公表されるのであれば構いません。



元売も系列店の他社買いを許すのであれば、ブランド料なんて徴収してはいけないと思いますよ。
こんな不公平なことを何時まで放置しておくのですか?


答えは分かり切ったこと。

2019年01月31日 | ガソリンスタンド4

1月30日燃料油脂新聞より

コストコ浜松との大きな価格差懸念 「ジワジワ追いつめられる」


1月28日夕刻時点で地元資本の大型セルフSSが掲げるレギュラーの中心価格は会員139円、フリ価格141円
コストコ浜松は有料会員価格として126円

地元資本のセルフとの価格差は最大15円、地場フルサービスSS業者の掛売価格との価格差は20円超に達している。


事情通曰く

一言でいえば浜松市内SS業者は広く薄くではあるものの、確実にじわじわとコストコ浜松にお客を奪われ続けている。
これだけの価格差を付けられているのだから当たり前の話だ


国は浜松市天竜区山間部でSS過疎化対策のために移動給油所の実証実験を行った。
あんな巨大クジラのようなコストコが地方に出てくれば地場フル業者が食い潰されてしまうのは火を見るよりも明らかだ。
地方の景気は国がいうほど良くない。
消費者はなんだかんだいっても安さを求めている。
それもリットル当たり15~20円も違えば答えは分かり切ったこと
地元資本の大手特約店でさえもコストコ価格についていけるわけがない。


::::::::::


コストコは“ガソリンはサービスとして提供”している。

記事によるとコストコ浜松の月間販売量は1500キロリットル~2000キロリットル前後のようです。
究極の安値量販モデルですね。

もし仮にリッターマージン1円としても150万~200万円。

でも今、業転価格から推測するとリッターマージンは6円程度あるのではないでしょうか?
あくまでも憶測ですが・・・

やはり究極の安値量販、
薄利多売⇒大儲けのパターンです。



>リットル当たり15~20円も違えば答えは分かり切ったこと。

ですよね。そんなことは誰だって分かる。高値店の当店だって最初から答えは知っている。

公取委に不当廉売で何度も訴えている石商。
でも、
規制緩和直後、
業転や卸格差が公になっていないなかで、それを行っていたのは誰ですか?

業転玉を仕入れることでそれが可能だった特約店と販売店ですよね!

そうして全量系列仕入れを貫き高値店となるしかなかった販売店をスケープゴートにしてきた。

スケープゴートにされながらも全量系列仕入れで生き残ってきた者からすれば、石商による公取委への訴えは噴飯ものでしかない。






 


今と昔は違うから

2019年01月30日 | ガソリンスタンド4

1月28日燃料油脂新聞より

小規模店 厳しい経営 好値キープもボリューム低下 九州
九州地区でも販売業者の体力の二極化は、年を追うごとに鮮明になっている。
とくに小規模店(主に販売店)は主力燃料油の需要減をはじめ、人手不足やさまざまなコストの上昇などで厳しい経営を余儀なくされている。
好値をキープしているものの、それ以上にボリュームの低下が響いているという。

多くの販売店が価格では「地域一番店」だ。
安値よりリットル20円以上も高値で突っ張るケースは珍しくない。
九州では最安値124円(20日現在)に対し、155円もあるほどだ。
大きな価格差から量販店や大手業者による安値に顧客を奪われる事態に直面している。




1月29日燃料油脂新聞より

同県内で20円以上格差 価格情報“独り歩き”不安視 福島県



「社説」フルサービスSSの復権を




12月末元売系列SS数
コスモ 9月末比14か所減少の2806ヵ所






>九州では最安値124円(20日現在)に対し、155円もあるほどだ。

当店の場合は“13円の壁でした。
10円差までは堪えて下さった顧客も13円差には堪え切れず、雪崩を打つかの如く大量の顧客流失に見舞われました。
これ以上の顧客流失は致命的という判断で、リッターマージンは採算割れになる5円しかなくても、それ以上価格差を広げることは出来ませんでした。


これ以上にも、これ以下にも出来ない。 (2012年12月25日の記事です)


13円差のままを保っていれば、今のリッターマージンは20円を超えるけれど、やはり「少しでも価格差を縮小させたい」という気持ちの方が勝るのです。




もしも、“10円以上の卸格差があったとしても” 、今のリッターマージンは文句が出ないレベルです。


そう、規制緩和以前と同じです。


そうなんですよ。
規制緩和以前も大手特約店との仕入れ値の格差は数円から10円まであったのです。

そうです。
規制緩和前後からコストコより性質が悪い安売りをしている大手特約店です。

そう。
消費者は高値の地場店のことを“暴利を貪る悪徳業者”呼ばわりしますけどね。


あの頃(規制緩和以前)、大手特約店より仕入値が10円高い地場3者店でも15~20円のマージンがあった。
それで社員など従業員も雇用できていたし、販売価格差はなかったから、サービスなど努力は報われました。



ただし、あの頃と現在では違います。
エネルギー政策の転換、需要減、施設の老朽化、人手不足etc

昨年11月に行われた東京都水素推進チームの運営会議で垣見氏が「(消防法の規制を緩和して)
既存のガソリンスタンドが水素ステーションを併設するのが合理的」と提案されています。
http://www.kakimi.co.jp/2019-01.htm


老朽化した施設等への再投資にしろ水素ステーション併設にしろ多額の投資が必要です。
また働き方改革に伴う人件費高騰などを勘案すれば、15円のリッターマージンで事足りるのか疑問です。


20年以上に渡る卸格差によって販売数量を激減させた地場3者店では、15円のリッターマージンでは到底足りないという事だけは確かです。




経営実態調査@販売業者の「声」

2019年01月29日 | ガソリンスタンド4

※石油協会が実施している石油製品販売業経営実態調査、その自由記述欄に寄せられた“販売業者の声”は冊子に纏められ資源エネルギー庁石油流通課に手渡されています。


2015年01月27日
 
石油協会 経営実態調査 販売業者の声

2016年01月27日 
経営実態調査・販売業者の声2015 「廃業やむなし」

2017年01月24日 
経営実態調査・販売業者の声2016 「地場SS全滅」

2018年01月27日 
販売業者の声2017 「SS存続危機顕著」

2019年01月18日 
販売業者の声2018 「存続に強い危機感」




コストコの誘致は行政も地域住民も望んでいる。

2019年01月28日 | ニュースから一言二言

コストコ誘致に猛反発 地元石油組合「安いガソリン打撃」 御船町「相乗効果、地域に恩恵」 [熊本県]

 御船町が進める米会員制大型ディスカウントストア「コストコ」の誘致計画に、県内の石油販売業界から反対の声が強まっている。コストコ側が、廉価でガソリンを提供する給油所の併設を計画しているためだ。出店の経済効果を熱望する町は誘致の方針を変えない考えだが、全国で多くの自治体が候補地に手を上げており、「開業時期がずれ込めば、他に奪われかねない」との懸念も出ている。

 「不当に安く売られたら、周りの小さなガソリンスタンドはつぶれてしまう」。県石油商業組合の三角清一理事長は不満を隠さない。コストコは国内26店舗のうち、12店舗が給油所を併設している。昨年6月時点の同組合の調べでは、コストコのガソリンは、各府県の平均価格より1リットル当たり10〜20円程度安いという。三角理事長は「地域の店がなくなったら、災害時に緊急車両への給油もできなくなる」と語気を強める。

 コストコが出店した地域では実際に影響が出ている。宮城県石油商業協同組合によると、2016年4月に給油所併設型店舗が進出した同県富谷市では、最も近いガソリンスタンドで販売量が3割以上減り、近隣の数軒が閉店したという。17年秋にオープンした浜松市でも、近隣スタンド数店舗が姿を消した。静岡県石油商業組合の鈴木裕司理事長は「売上量の減少は今も続き、このままでは過疎地で“スタンド難民”が出かねない」と懸念する。

 コストコは、高速道路のインターチェンジ(IC)付近の広大な土地に店を構え、広域で集客する戦略を展開している。コストコホールセール・ジャパン(川崎市)は、「現状で伝えられる新規オープン情報はない」として御船町への進出計画を公表していないが、関係者によると、九州自動車道御船IC付近の農地約11ヘクタールを開発する計画で、21年5月開業を目指す。町も既に地権者から土地買収の同意を得ているという。

 町にオープンした場合、九州3店舗目で南九州では初となる。県も出店計画を歓迎しており、県幹部は「県外からの利用客が熊本を周遊するきっかけになる」と期待。予定地の近くに住む60代女性も「孫たちが遊びに来るときに利用したい。今から楽しみに待っている」と熱い視線を送る。

 15年秋に開店した岐阜県羽島市では、コストコの集客力に便乗する形で、周辺に飲食店や工場など約20軒が進出したという。市の担当者は「雇用創出と税収増につながった」とメリットを強調する一方で、「多くの県外ナンバーが店に駐車しているが、交流人口の増加につながっているかは分からない」としている。

 御船町は19年度以降、進出予定地である農地の転用を県に申請する見通し。町内には大型商業施設が一つもなく、町幹部は「勢いのある町にしか人は集まらない。誘致が成功すれば二重三重にも相乗効果があり、地域の経済力が上がる」ととして誘致計画を貫く構えだ。石油販売業界の反発は収まりそうにない。


**********


コストコ@記事一覧


コストコの商圏は広範囲です。
だから
>「地域の店がなくなったら、災害時に緊急車両への給油もできなくなる」
これは、その通りです。

だからコストコセルフSSには“自分の生活圏内に”店舗を出してもらわないとね。



追記

コメント欄に書いたものをこちらにも転載します。


熊本といえば先の地震の際にも地元のガソリンスタンドが被災しながらも懸命に供給責任を果たしたんでしたよね。
行政から評価、感謝されたのではなかったでしょうか。

先日記事にした「ガソリンスタンド倒産@2018」
その中に、地元への供給責任、使命感で赤字経営を続けて倒産した小規模店がなければ良いが..、と思います。

世間は冷たいです。
使命感は報われません。
(報われないどころか鼻で嗤う人もいます)

ほんとうのお客様だけで黒字経営できるなら「やれるところまで」やれば良いと思いますが、

「早く一抜けたってした方が賢いよ」です。



ガソリンスタンドの閉鎖廃業の引き金


ガソリンスタンド倒産@2018(帝国データバンク)

2019年01月26日 | ガソリンスタンド4

1月25日ぜんせきより

帝国データ・18年度SS倒産件数38件 負債総額は78億8100万円
市場適正化が進みSSを取り巻く環境も改善の兆しが見えつつあったが、局地的にシェア争いが激化する地域も散見されるなど、経営体力が脆弱な中小販売業者の経営を圧迫しており、倒産件数の拡大が危惧される状況だ。





「論説」北海道・再要請の意義

※災害時に最後の砦として燃料供給を担ってもらいたいのなら平時からご利用下さい。


 



“常滑問題”見えぬ出口 危機感募る地場SS 依然続く消耗戦

異業種とPBSSの安売り競争
県内水準より15円程度低い価格の120.9円。週末には終日順番待ちの車列で混雑する一方で既存の小規模SSの店舗は閑散、青色吐息の厳しい状態が続いている。



とっくの昔にセルフ比率50%を超えている当商圏に、もしコストコセルフSSがオープンしたら、ダメージを受けるのは当店ではなくセルフ。




st31掲示板より


国内最大手精製元売、JXTGの指標価格は110.8円。税抜きです。

110.8円 + ブランド料3円 = 2者店仕入れ + 中間マージン = 3者店仕入れ






国内業転玉が無くなっても、輸入玉がある。。。

他にも安値を実現させる方法は色々とあるわけで.......(爆)


業転玉と差別対価が無くなれば地場店の方が安値店になれる。

2019年01月25日 | ガソリンスタンド4

1月23日ぜんせきより

「論説」元売4グループ化の影響

4月にはかつて13社あった元売が4グループになる。
市場では系列内競争が問題視され、同系列SS間のシェア争いが本格化することへの警戒感も強いが、4グループ化で最も存亡の危機にあるのは、実は系列取引に頼らないPBSSとの見方もある。
中でもこれまでいくつもの仕入れルートを確保し、相見積もりや交渉で最も安い業転玉を仕入れてきたと自負するPBSSほど、その可能性が高いようだ。

(中略)

業転業者にとって今が冬の時代であることは、これまでも指摘してきた。
それがSSに深刻な影響を与える時代が、これからやってくるというのが燃料商社の見方だ。
大手商社系販売会社の役員は「このままでは市場の隅々にまで石油製品が行き渡る保証はない。系列SSは良くてもPBSSはどうなるのか」と嘆く。
元売の4グループ化は、PBSSの安い仕入れを根拠とした拡販姿勢との決別の時であることを意味している。


高値と知りながら系列玉を仕入れる理由。



20年以上もの長い間「PB天国」でした。
いいえ、PB-SSだけじゃあない。
系列マークを掲げながら他社買いしてきたSSも。
天国ではなかったかも知れないけど、それでも“全量系列仕入店に比べれば”、楽をしてきた。


元売統合により業転と系列の仕切り格差が縮小されたと言っても、当店のような地場3者店レベルでは今でもブランド料を軽く超える格差がある。
もちろん2者店との格差も大きい。

それでも、
今、当店の店頭販売現金価格は143円です。





2年前の4月、使えない@「ぜんせき」お客様版と書いた。

そこに書かれている単価より2円高かったから。

でももっと前は、そこに書かれている単価より8円くらいは高かった。

近隣他店より13円高く売っても粗利は5円しかなかった、あの頃。


今、仕入れ値の格差はまだ大きくても、全国平均の143円で売ることが出来ます。
13円高く売るしかなかった時より粗利は多く、15円弱あります。

つまり、
安値店が安値店でいられたのは、当店のような地場3者店の系列仕入よりも常に13円(最大で18円)も安い“業転玉のお蔭だった”ということです。

彼らには当店のように「近隣他店より13円高く売っても5円しかない粗利」での運営は120%不可能だと思います。
(安値量販という大前提があっての低マージン運営はあっても)

何故なら、彼らには安定供給への責任感や使命感よりも「儲けること」が大事だから。



P.S.

安値嗜好の消費者は「業転がなくなって安値店がなくなったら困る」と心配する方もいるかと思いますが、

そのような心配は要りません。

そうなれば、元売が品質を連帯保証し、尚且つ、継続的に供給を約束されている系列店が、安値店になるのですから。










人がいないから?

2019年01月25日 | ガソリンスタンドでの出来事

タイヤのバランス調整をしてほしい。どこもしてくれない。タイヤショップでもガソリンスタンドでも断られた。

何でやねん!? なんでしてくれへんのや?!

男性がそう言いながら、こうちゃんに「頼むわ」「頼むわ」と食い下がっている。


「じゃあ持ってき、置いといたら しておくから」と答えていた。


その人は昔の知り合いだそうで、そのタイヤはお客さんのものだそう。
個人でそういう仕事をされているのかな?

自分の持っているタイヤチェンジャーの調子が悪くて、やってくれるところを探していたみたい。

タイヤはそこのお客さんがネットで安く買ったものだそうで、「今は皆ネットで安く買いよるんや」


「チェンジャーも今のはモノも良いけど高い。高いから中々手が出ない」、って話されていた。


どこも同じですね(^^;


こうちゃんは、バランス調整をしてくれない理由を「人がいないからやろ」って答えていたけど...?

それはうちの場合でしょ(^^;


***


エンジンオイルにしてもたまにネットか何かで安いのを買って、「交換だけしてもらえますか?」って電話を掛けてくる人がいるけど、
そういう場合は交換作業料を頂戴するから、結局、店で普通にオイル交換するのとあまり変わらない金額になるみたい。




全石連のお仕事です。

2019年01月24日 | ガソリンスタンド4

1月23日と24日の燃料油脂新聞より

1/23 週間コスト1円50銭上昇
1/24 JXTG1円50銭値上げ 出光、昭和シェルも同水準





ガソリン諸税 周知訴える 「消費者にPRすべき」


「原油が75ドルから50ドルになったのに、ガソリンの値段は3分の2にならないのか」と真顔で聞く消費者がいたそうです。


ガソリンは二重課税問題もあります。
価格競争が続いているなかで、10月の増税時の転嫁不安の声もあります。






業界紙ではなく、一般紙への掲載をお願いします。

卸格差が元で始まった販売価格差、
需要減も手伝って現在の販売価格は120円台~150円台まである。

業転との格差、差別対価、系列店の他社買い、需要減や商圏の違いなど
数量インセンティブや地域性(過疎)だけで誤魔化すようなことをせずに、価格差の理由を全て掲載してください。


そして一番大事な事。
高値ゆえ暴利と誤解され続けてきた小規模地場店は、卸格差による低マージン経営を強いられ、不採算と知りながらもポリ容器1つ2つの小口配達を担ってきたということ。
国、政府は、大手広域業者ではなく、地場店を「災害時の最後の砦」と認識しているということを忘れずに記載してください。


数の上では圧倒的に多い地場中小零細組合員のために、消費者の誤解を解いてください。




::::::::::


























このアートが、わっかるかな~?わっかんねーだろーな~

2019年01月24日 | 日記(その他)





何に見える?

こうちゃんは「網や」と答えた。

ちゃうやん、網の向こう、何に見える?

何や?

女の人に見えへんか?


うーーん。これはネコや。ここにラッコがおる。

へ? どこに?

これがネコでここがラッコや。ラッコがネコを抱いとる。

????????


人の目って面白い。


元は掃除用の破けた雑巾なんですよ(笑)







1月25日 画像追加

 


ガソリン142円50銭 12週連続値下がり

2019年01月23日 | ニュースから一言二言

ガソリン142円50銭 12週連続値下がり

 経済産業省資源エネルギー庁が23日発表した21日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、15日時点の前回調査と比べて30銭安い142円50銭だった。12週連続で値下がりした。

 灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たり3円安い1596円で、12週続けて安くなった。

 ハイオクは1リットル当たり20銭安い153円30銭、軽油は20銭安い123円60銭だった。


**********


1月10日燃料油脂新聞より



今週の仕切り改定は、JXTGは全油種1円50銭の値上がりだそうです。

***

規制緩和以降、20年以上に渡って疲弊し続けたガソリンスタンド

災害時の最後の砦として、「これ以上の減少は社会インフラ崩壊」と言われる、そのガソリンスタンド。

老朽化した施設への再投資と人手不足解消のためには「燃料油マージン30円は必要」との声もある。

しかし、それを許さないのは、消費者でも異業種でもなく、同業者。

そして、

ガソリンの報道といえば、「上がった」「下がった」のマスコミ。


政府の目論見とは真逆の方向へ向かっている

2019年01月23日 | ガソリンスタンド4

1月22日燃料油脂新聞より

「このままでは地場中小企業が消えてしまう」

静岡県掛川市 大浜石油大浜SS 二村匡社長
国に積極的な施策望む

市内全体の景気は比較的良い感じとする一方、地場中小企業の経営は一段と厳しいことを実感しているようだ。
「首都圏などに本社を置く上場企業が、掛川市内で工場を積極的に稼働している。地場中小企業の収益内容が決してプラスになっているわけではない」

市内ではSS業界を含めて地場中小企業で親から子へ事業承継せずに廃業してしまうケースが急増しているという。
「SS業界は近い将来に全国の山間部、農村部にまで行き渡っていたサプライチェーン(物流・店舗の供給網)が維持できなくなってくると思う。
市内の地場フルサービスSS業者と話すと大半の社長が“子供は後を継がない”と言っている。大企業だけになってしまう恐れが大きい」

国、政府は大規模災害時を想定して地場フルSS業者を地域のエネルギー拠点と認識している。
さらに浜松市天竜区では昨年からSS過疎化対策の実証事業が始まった。
だが地場業者の現実は、国、政府の目論見とは真逆の方向に進んでいる。

二村氏は「地場中小業者の経営が成り立つ施策をもっと積極的に打ち出してほしい。日本から地場中小業企業が消えてしまう日はそう遠くない」と警鐘を鳴らしている。


********


「SS業者はまだまだ恵まれている」という声もあります。

確かに、得意分野で安定経営を実現している販売店もあります。
当店もそうです。
※工業用潤滑油全般と大口軽油(主に配達)で。


だがしかし、後継者がいません。
そういう販売店は多いのではないでしょうか?

もし(こうちゃんに)息子がいたとしても後は継がないと思います。
そういう販売店も多いのではないでしょうか?



“全国の、3割のセルフが販売数量の7割を占めている”



卸格差は縮小したハズなのに、自店の仕入値以下の安値が全国各地で散見される現実。


過疎地域で、
存続してほしいという意見は8割超でも、実際に利用しているのはたったの16.9%という現実。
SS過疎地@支援の条件は町民の利用率

過疎地ですらそうなのです。
ニュータウン開発に伴い大手の新設店の方が地場店の数を上回り、とっくの昔にセルフ比率50%を超えている商圏の程も容易に想像できるでしょう?



**********


駅前はあんなんや(シャッター通り)、コンビニも閉めてしもた。 
うちの店まで閉めてしもたら○○(地域名)には何もなくなってしまう。 
そんなことではいかん。
○○(地域名)の為にも店は続けないかん。

「店を畳みたい」と伝えたときの、(生前の)先代の言葉です。


社会的責任と使命感店を続けていますが、寿命はあります。


そしてそんなふうに必死で踏ん張って店を続けていても、
(どこの誰かは知りませんが)
車はセルフ、セルフでは買えない携行缶への給油の地域住民から、「高いな!」だけでもトラウマになっているのに、
後付けできないTポイントのことなどで「痛い目に合わせてやるからな!」などの罵声を浴びせられる。


寿命も縮まるというものです。





JXTG 前月比30か所減の1万3079ヵ所(12月末)





ガソリンスタンドの未来は生活プラットフォーム?

2019年01月23日 | ガソリンスタンド4

1月21日燃料油脂新聞より

ポリ缶配送、対応に温度差 需要確保へ懸念の声

「がんばるしかない」(SSスタッフ)の声にあるように現場の努力に頼らざるを得ないのが現状で、今後対応が求められそうだ。

灯油配達 「救うのはもはや行政の領域」



長野県内 非系列玉は仕入れ難航 余裕ある在庫確保課題




四国 供給不安緩和が影響か PB業者系列入り減少




好市況地区に“異変” 120円台登場で「逆流懸念」


※ガソリンマージン30円
それを許さないのは、消費者でも、異業種でもない。
その前に同業の販売業者がそれを許さないのです。
彼らは安値で集客することでしか生き延びることができないのかも知れません。





1月21日ぜんせき「論説」より

鍵は“モビリティ”対応力



原油価格の乱高下が主因だが、その局面でコストに見合わない「値上げを遅らせ」「値下げを急ぐ」極端な量販手法が散見されている。

阪神淡路大震災から24年。
延焼を免れたSSの堅牢性が注目を集めたが、幾多の自然災害から得た教訓を重ねつつ、災害時にも対応し得る安定供給退位性の維持、強化への社会的な期待と重要度が増す中で、石油流通の最前線に位置する地場中小SSの健全化を阻害している。

個々の経営判断といえばそれまでかも知れないが、全国津々浦々に点在するSS網を守り抜くことは国益にも資する。



トヨタは「モビリティ・カンパニーにモデルチェンジする」
JXTGエネルギーは「モビリティ革命に備えるべく、SSは生活プラットフォームへと進化していく必要がある」


個々のSSが基点となり、モビリティの変化と進化を踏まえ、地域社会や消費者のニーズを満たす様々な生活サービスを提供する。

プラットフォームは大中小、フルとセルフ、オーナーや運営者の構成など多様だが、その多数を占める地場業者にとって、判断力と柔軟な対応力が問われる1年になりそうだ。




masumiさんはこうちゃんに言いました。

「早く一抜けたってした方が賢いよ」



ガソリンスタンドは無人化の方向もある

2019年01月22日 | ガソリンスタンド4

女性ドライバー50人アンケート SSへ望むこと 後編
現状への不満と期待とりどり



休憩スペース充実、ショップの併設について

「ガソリンを入れるついでに買い物が出来たら良い」

「コンビニエンスストアやスーパーがあると便利」

「洗車や点検の際に落ち着いて待てない。コンビニ併設とまではいかなくとも、待合室にジュースや軽食の自動販売機があるとありがたい」

「コーヒーやスイーツを提供してくれるカフェがあるとうれしい」

「ドラッグストアを併設してほしい」

「ゆっくり休憩できるところがほしい」


洗車・ゴミ捨て場所について

「車を拭くタオルがない場合がある。常備してほしい」

「洗車スペースの広いSSが少ない。広ければ車内の掃除もゆっくりできる。拡大してほしい」

「洗車や車内清掃で時間がかからず気軽に頼めるコースがあると便利」

「給油後、窓を拭くタオルが汚いときがある。キレイなタオルでお願いしたい」

(セルフで)
「待合室などではなく、給油のついでに捨てられる場所にゴミ箱がほしい」

*****

(溜息)
転載はここまでにさせて頂きます。


一言だけー
ゴミ箱の置き場所は、「危険物を取り扱っている施設である」ということを考慮する必要があるのですよ。


***

経営実態調査・販売業者の声”を聞けば、こうした消費者のワガママに対応することは困難だと理解されるのではないですか?

元売の販社SSと、元売から経営支援をうけている大手SSにお任せします。


それとー

我儘を言えるのは都会の消費者だけです。

次世代インフラ研究会では4つのタイプが考えられており、“完全無人化”の動きもある

すでに灯油の自動販売機だけしかない地域もあるのです。








販売業者の声2018 「存続に強い危機感」


元売の販社SSと、元売から経営支援をうけている大手SSにお任せします。

2019年01月21日 | ガソリンスタンド4

女性ドライバー50人アンケート SSへ望むこと
接客態度・サービス内容やクレンリネスに多くの意見

1月18日燃料油脂新聞より

セルフSSスタッフに対して

「客から見えるところにいてほしい。フルサービスSSでは給油時に声を掛けられるが、セルフではできない。先日もタイヤのエアーを入れてもらいたかったがスタッフがおらず、わざわざ待合室まで行くのも面倒で声を掛けずに帰ってしまった」

「給油方法をちゃんと教えてほしい。質問しても“いまさらそんなことを聞くのか”といった反応。商材を売りたい時だけ声を掛けるのではなく、ちゃんと対応してほしい」

「コンビニ併設店で“何かあれば店舗まで来て欲しい”といったSSもあるが、客の目に付くところをスタッフが巡回してほしい」



誘導について

「お得なSSに行っているが、混みあった際に誘導が無いと大変。ほかの車と衝突事故を起こしそうになる。スムーズに入店できるようちゃんと誘導してほしい」

「SSから出てくる車にビックリすることがある。多くのSSでは退店する車が歩道を通る。歩行者、とくに子供は急に車が出てくるとの認識が低い。退店時にきちんと誘導して」



その他

「女性には“車は運転できるが機械的なことはわからない”という人が多い。車のちょっとしたトラブルや質問を気軽に聞ける雰囲気があると嬉しい」

「過剰な商材の売り込みは嫌だが、メンテナンスのことを教えてもらえるとありがたい。バランスの取れたスタッフさんがいると印象が良い」

「洗車機に入るのが苦手。代わりに運転して入れてほしい」

「SSで灯油を購入できるが、車を持っていない人は運べない。重いし、家まで運んでほしい」


クレンリネスについて
中でもトイレは
「コンビニエンスストアレベルにキレイにしてほしい」

「キレイなだけではなく、明るくして」

待合室の清潔さやオイルなどのにおいの改善を望む意見も多かった。


**********


顧客目線には、耐えられないデス(汗)


ガソリンスタンド業界の、「不都合な事実」@追記


そのガソリンスタンドが無くなった理由は、


当店が営業を続けてこられたわけを教えましょう。


::::::::::



>セルフでタイヤのエアーを入れてもらいたかったが、わざわざ待合室に行くのも面倒で声を掛けずに帰ってしまった

こういう類のお客さん消費者が、地場3者店のフルへ来る(た)。
「1,000円分」とか、「満タン」と言ってもそれ程の量は入らない少量給油で。
そしてガソリン単価をレシートで確認して、「高い」と文句を言ったり、鼻で笑ったりして、必死で踏ん張っている店を疲弊させる(た)。



それにしても、SSの現場(低マージン・人手不足)と消費者意識にはかなりのズレがありますね(苦笑)

それはやはりこれまでの元売リテール戦略がそうさせたのでしょう。


ですから、そうした消費者(世事に疎く、また思いやり(想像力)もない人)は元売の販売子会社や、元売から支援を受けて安売りをしてきた大手のSSにお任せします。