masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

世論でしか変えられない。

2014年11月29日 | ガソリンスタンド2

「不適切」な実態の検証を 

11月28日 ぜんせき「論説」

一般の系列特約店や販売店の多くが、現在のガソリン流通市場の混乱ぶりに戸惑い、そして絶望している。
全石連は長年にわたりガソリン流通市場の適正化・透明化を訴え続けてきた。
石油販売業者が仕切価格に適正なマージンを乗せて販売し、その収益で再投資ができるような市場環境の実現を求めてきた。

ところが系列特約店に卸している一部の元売が、その身内である系列店が太刀打ちできないほど廉価の業転玉をPB業者などに放出した結果、 全国各地で市場が崩壊する事態に陥っている。

これに対し石油販売業界の健全経営を支援する自民党の石油流通問題議員連盟は「なぜ元売は、長年取引をしてきた系列店を大事にしないのか」と苦言を呈し、
その無責任な業転の放出元を遡れるようにする石油流通証明書の添付や、業転玉を自由に買えるようにするための法律案など、様々な対応策を提案した。

その結果、流通証明書の導入や新たな仕切り決定方式への変更などの試みが行われ、一時的に格差が縮小するかに見えた。
しかし、ここにきて再び格差が拡大し、系列店は競争に参入することすらできなくなっている。

元売は原油価格の変化に連動して週単位で仕切り改定を行い、特約店からの利益を確定している。
特約店は仕切り価格にマージンを乗せて小売価格に反映させようとしているが、一方で業転玉を購入して廉売しているPB事業者と同じレベルの小売価格で廉売競争に打って出ているのが一部元売の販売子会社である。



公正取引員会が昨年発表したガソリン取引の実態調査報告書では、
「取引上優越した立場にある元売が、一般特約店に対し、一方的に、競争上不利な取引条件を課しているおそれがあり、公平な競争環境を整備する観点からみて不適切である」と警告した。

まさに市場はいま、この公取委が指摘した「不適切」な状態にある。

精製元売と我が販売業界はもう一度、昨年の公取委の指摘を読み直し、なにをどうしたら公正で透明な市場環境を実現できるか考えなければならない。

また、公取委は、実態調査に基づいて指摘・指導したことについて、それが適正に実行されているかどうか検証すべきである。


**********


PB業者と廉売競争に打って出ているのは販売子会社だけではありません。
特約店の中にも販売店の中にもいます。
それを可能にするのが差別対価と業転玉です。

>業転玉を自由に買えるようにするための法律案など

法律など必要ありません。
業転玉を買いたければマークを下ろしてPBや無印になれば済む話です。
というか・・・
今でも自由に業転玉は買えています。


>まさに市場はいま、この公取委が指摘した「不適切」な状態にある。

いまだけじゃなくて、もう何年も前からずっとです。
「7年前も同じなんですけど?」


だから、業界だけじゃこの不適切な状態を打開することは不可能だと思うのです。
可能なら、もうとっくに何とかなっているはずです。
何年掛かっているんですか?
パフォーマンスですか?時間稼ぎですか?
その間にどれだけ多くの同業者が絶望し悔しい思いをしながら廃業していったと思っているんですか!


消費者の声、世論がなければこの状態は変わらない。
変わらないどころか益々格差は広がり、地域へのエネルギー供給を担っているガソリンスタンドが更に姿を消すことになるでしょう。

そういうこと。


高値店が全て廃業して、安値店ばかりになったら・・・

安値店はどこにもない。




11月29日 神戸新聞
座談会 石油安定供給確保のために「石油の力」見直そう


販社も浮気?

2014年11月29日 | ガソリンスタンド2


11月29日 燃料油脂新聞

「販社が油を買いに来た」 高くて買えない元売玉

一部特約店筋は「直売担当者から、地場の共納先で元売販社の担当から玉を分けて貰えないかと相談があった。商談ベースでは受けることとして、玉を振り替える見込み」と話しており、
油種や数量、価格は明かさないものの「これらの関係性は、幹部がかかわるような大口ではない。しかしいよいよ販社の転換期なのかもしれない」としている。

販社の横暴、領地侵入という問題で、地場特約店側の反発は大きいが、
そのエリアで上位5位にも入れない販社の存在は「無価値」という厳しい見方も元売内にはあり、今後の行方も検討課題とする系列もある。

(※販社とは、元売の販売子会社です)

*****

ウーン (Θ_Θ;) ...?


何故書くのか2

2014年11月29日 | ガソリンスタンド2

「アホちゃうか」
幾度となくmasumiさんがこうちゃんに対して発してきた言葉です。

だけど、それは、

「業転を取らない経営者は無能だ」とか「身銭を切りながら営業を続けてそれをブログに書いて下さい。それを見たら自分の店はまだまだ大丈夫だと安心できるから」なんていう、浮気組さんたちのソレとは違う。



自分たちが系列でありながら業転玉を仕入れて安値を実現させていることは棚に上げて、当ブログに「高値の理由をお客さんに説明して下さい」なんていうコメントもありました。

逆じゃないでしょうか。
「業転玉を仕入れています。仕入れの努力です」とお客さんに説明しなければならないのは、系列店でありながら非系列ルートで仕入れをしている方ではないのでしょうか?

系列店は系列ルートで仕入れ、その仕入れ値を元に販売価格を決める。これが当たり前のことです。
当たり前のことを、何で説明をしなくてはならないのでしょうか。

しかし、
現実はその“当たり前”の方が少数派で、
当たり前のことをしている方が“高値”という理由で悪者にされ、
“説明”を求められる。



店頭には「ガソリンスタンド減少の原因は仕入れ値の格差」とか、「Tカードは給油前に」などと書いたPOPを張り出しています。

でもお客さんは辛気臭い話なんて聞きたくない。
そんなことは分かり切ったことですから、こちらの方からそういった話をすることはありません。
それに昔からの常連客は一々そんな話をしなくても分かって下さっていると思います。
だから店頭が混雑しているときには、「こっちは後で良いから(向こうを)先にしてあげて」「(窓拭きなど)何もせんでよいよい」と言って貰えるのだと思います。


説明するのは、訊かれたときや必要に迫られたときだけです。

それでもー

昔からの常連さん以外のお客さんの多くは、聞く耳を持たれません。
それは「自分は客だ」という意識があるからだと思います。

「何故書くのか」のときと同じです。
こちらの説明は途中で遮られ、「そんな話は聞きたくない」となるのです。
要するに「黙って傅け」です。


想像してみてください。

一個人としてこのブログを読まれたときと、客という立場で店側からこういった話を聞かされたときの感じ方の違いをー

それでブログというツールを使うことにしたのです。



営業を続けるのは、もちろん“生業”ではありますが、
「Tポイントをつけてあげるため」でも、「窓を拭いたりゴミを捨ててあげたりするため」でもありません。
(※嫌なのではありませんよ(^^;念の為)

身銭を切りながらも営業を続けているのは、
「地域の既存客への供給責任を出来る限り果たしたい」
その思いでやっています。


この17年の間に疲弊し、そういったサービスを全てのお客様へ、どんなときでも提供できるだけの余力を失ってしまいました。
申し訳ありませんが、何が何でも無料サービスを受けたいお客様は「窓を拭いてくれるセルフもあります」ので、そういったお店をご利用いただきたいと思います。




PS
この記事に乗じて日頃の鬱憤を晴らそうとするかのような同業者のコメントが入るのは嫌なので、この記事へのコメントは「許可しない」設定にさせて頂きます。


MIRAIはKOBEから 市が公用車に導入(神戸新聞)

2014年11月28日 | ニュースから一言二言

MIRAIはKOBEから 市が公用車に導入(神戸新聞) - goo ニュース
2014年11月25日(火)18:30

 神戸市は25日、水素エネルギーで走る燃料電池車(FCV)1台を公用車に導入する、と発表した。関西の自治体初の試みで、車種はトヨタ自動車が12月中旬から世界で初めて市販する「MIRAI(ミライ)」。納車は来年3月の見通しという。

 走行中に二酸化炭素を出さないFCVは究極のエコカーとも呼ばれ、国内外の自動車メーカーが実用化にしのぎを削る。同市も市民らの理解を広めようと導入を決めた。

 ミライは1回の水素充てんで約650キロ走行できる。価格は約720万円だが、実際の購入額は今後、ディーラーの入札で決まる。職員の移動に使うほか、市民や事業者向けの試乗会も企画する。

 水素の補給は当面、尼崎市にある県内唯一の「水素ステーション」を利用するが、2015年度中には神戸市内にも整備する予定。久元喜造市長は「地元企業と連携した技術開発も進めたい」としている。(田中陽一)


**********


いよいよですね。

この動きが加速し出したら、世間もガソリンスタンドが減っていくことに不感症になるでしょうね。



ただ困るのは、家が今でも“金持ち”と思われていること(--;

「アンタとこも水素ステーション、しはるんやろ?」、なんて・・・

無理無理無理無理無理ですから~~~~~

「そんな金ありまっかいな(苦笑)」とこうちゃんが言っても、「アンタんとこが、何を言うてはりまんのや」なんて・・・・

それは先代までのハナシですから~~~~~

この17年間で・・・・(涙...も枯れて出てきやせん(^^;)



水素ステーションの建設は、個人レベルでは無理です。
中小特約店レベルでも無理でしょう。


“その日”が来るまで楽しく仕事をすることを優先させようと思います。







OPEC減産見送り、原油価格は大きく値下がり(読売新聞) - goo ニュース

2014年11月28日 | 切り抜き

OPEC減産見送り、原油価格は大きく値下がり(読売新聞) - goo ニュース
2014年11月28日(金)07:05

 【ウィーン=五十棲忠史】石油輸出国機構(OPEC)は27日、ウィーンで定例総会を開き、日量3000万バレルとしている生産目標を据え置いた。

 減産の見送りを受けて、原油価格は大きく値下がりしている。

 ロンドン市場の北海ブレント先物価格は、一時、前日の終値よりも3・95ドル安い1バレル=73・80ドルまで急落した。

 原油価格は、今年6月に開かれた前回総会時の1バレル=110ドル前後から約3割安となっているが、OPECは「価格は経済の基礎的条件で決まる。やがて安定する」(アラブ首長国連邦のマズルーイ・エネルギー相)として、減産に踏み切らなかった。

 最近の原油安を受け、加盟12か国のうちベネズエラやエクアドル、リビアなど少なくとも5か国程度が減産を求めたとみられる中、世界市場における占有率(シェア)の低下を警戒するサウジアラビアやクウェートなどが据え置きを主張した。


業転を購入すると、一年で収益が数千万円増える

2014年11月27日 | ガソリンスタンド2

昨日の続きの燃料油脂新聞 (※青系文字がmasumi)



業転購入で収益確保 年間数千万円違いが出る

「安い業転を仕入れると収益がかなり違ってくる。年間数千万円も違う。油外収益ではいくら頑張ってもこんなには上がらない」
安い業転玉を半分以上仕入れ、販売価格は適正水準を維持しているため「燃料油マージンがかなりある」という。

(※@○円×販売数量ですから、量販しているところは違いが大きいでしょうね)



仕入価格差に苦慮 構造的ひずみ浮き彫り

地場販売店の若手経営者のひとりは「我が社の場合業転と系列の仕入れ値の格差が10円近くまで広がっている。160円前半の小売価格を維持してやっと10円マージンがとれるくらい。セルフの安値は148円で勝負にならない」と苦しい状況を語る。

市況の下げ過ぎが目立つなか、業転仕入れという自衛手段が一般的には講じられているが、系列施策によって対応が異なり、思うように仕入れることが出来ない販売店も少なくない。
小売価格の維持に努めるも、減販が追い打ちをかける。

今まで固定化してきた掛け売り客の側から現金購入への変更希望が一部起きており、(そういう顧客は)そのうち安値店に向かい、離れていく傾向が指摘されている。

都市部近郊の郡部SSの多くが、こうした「給油客の空洞化」現象に見舞われているのが実態だ。


流通証明書存在感うすく 業転にブレーキかからず

価格差修正の印籠になるべく、4月に販売業者の期待を持って迎えられた流通証明書だが、価格差は解消されないまま月日は過ぎ、販売業者は怒りを通り越して呆れ顔だ。

流通証明書の導入はエネ庁の要請として、元売以下各社に対応を求め始まった。
当初は「業転の流れがある程度透明になり、その流通に一定のブレーキがかかる」と大きな期待が寄せられたが、何の変化もなく1年が過ぎ去ろうとしている。

「結局何だったのか」販売店の多くがそう話す。

末端の販売店では、証明書を見ることもなくこれまで通りの取引が続けられている。

効力を発揮できないのは強制力がないことにある。
「元売は発酵しているが、その流れは追いかけることができない。公取委と通産局しか見られないようになっており(※?)ブレーキをかけるものがない」

大手特約店が発行に追われているという話も聞かず、価格差修正に関しては1月の実施時より悪化している状況だ。

「改善されていればここまでの市況軟化もなかっただろう」と指摘する声は多い。

来年は本来の目的を果たす新たなルールづくりが求められている。


※そういえば・・・
「系列でも業転OKなんて間違っている」と書いてきたmasumiさんを
昨年、公取委の見解が出たことを盾に攻撃してきた“名無し”さんたちがいましたね。



もう一度書いておきますね。
もしも流通経路証明書が発行されて出回ったとしたら、
確実に得をするのは元売マークの無いPBや無印のお店で、
系列販売店にとってのそれは、吉と出るか凶と出るか分からない諸刃の剣なのです。



PS
今日の燃料油脂新聞、九州・沖縄版の、“「熊本」生き残りに懸命”という記事の中で、
業転玉を「買っていないSSはほとんどいない」とありました。
(これはどこの地域でも同じだと思いますが)
「ほとんどいない」ということですから、買っていないSSも少数派として存在しているということです。

私は、例え浮気組さんであっても本当の意味でエネルギー供給を担っている地場の1SSは守るべきだと思っています。
そういうガソリンスタンドが報われる業界になってほしいと思っています。

しかし、業転を取らない系列店を愚弄するようなところは別です。

業界事情を知らない消費者から悪徳と罵倒されながらも、どんなに経営が苦しくても、「お客さんを騙すようなことは出来ない」と系列100%で踏ん張ってきた3者店があります。
力尽きて去っていった3者店があります。
私はそういう3者店の、先ずは、汚名返上を望んでいます。





灯油配達、明と暗

2014年11月26日 | ガソリンスタンド2

11月26日 燃料油脂新聞より (※青系文字がmasumi)

 

配達業務に活路

面倒で手間暇かかる隙間ビジネスとも言える配達業務に地場フルSSの生き残りのヒントが隠れている。
電気防食を行って「まだまだ10年以上は商売を続けたい」としている山間部地場フルSS業者
店主本人とパートアルバイトスタッフで運営。ガソリンボリュームは月に30キロ程度
しかしまったく心配していない。無理な投資、借金もない。
業転も仕入れているのでマージンは20円超あるのではないだろうか
さらにこれからの季節は灯油がある。
セルフやHCの店頭価格は気になるが配達については、価格についてお客さんはそれほど神経質ではない。
現金顧客はすでにセルフなどの量販店に流れている。
配達業務で内部留保、10年後の自分の退職金を貯めているという感覚だ。
もし我が社が廃業したら誰が配達をやるのだろうか。
お客さんは配達してくれるSS業者を探すのが大変なのではないか。
やれるところまで営業を続けたい。
(※この「やれるところまで」っていうのも、業転を仕入れている店と系列100%仕入れの店とでは、何となく異なるような気がします)

一方で、すべてのセルフSSが配達業務を廃止したわけではなく、むしろセルフSSだからこそ配達業務を強化しているケースがいくつかあるようだ。
有力セルフSS店主は「セルフSSは今後、フルSSに近づいていくのではないだろうか。柔軟性が求められる時代だ」とコメントした。


配達ニーズと価格、折り合い難航

近年の曳売り業者(巡回業者)の減少を捉えて(巡回業者の廃業も多い)、ポリ缶単位の灯油戸別配達を積極化したが、
「積極的な需要の掘り起こしには繋がるも、結果的にコストに見合わない結果となった」

※配達には“車”も“人”も“燃料”も掛かります。

「一缶の配達依頼を受けて訪問した高齢者のなかには価格を提示すると“高すぎる”や、ひどい人だと“暴利だ”と言われたケースが少なくなかった。販売側からすれば例え一缶でも配達に出向くし、行き来だけでも最低30分位の時間は費やす。ましてや団地の3,4階まで階段を上り下りするスタッフの労働力を考えるとコストに合わない。
悪態をつかれてスタッフの士気にもかかわってくる販売には手を出すべきではないとの考えになった」





その商圏(地域)の環境とか、業転玉を混ぜているかどうかで明暗は分かれます。
当店では巡回業者が回り出した15年くらい前に配達先でも店頭でも暴言を浴びせられるようになりました。
業転玉仕入での価格で配達をする店もあるので、灯油も系列100%仕入れの当店の配達の値段はどうしても高値になります。
冬場の忙しい時期に何とか都合をつけて配達に行っても悪態をつかれるだけなら「行かない方がマシ」、そう考えるようになりました。



仕切方式

2014年11月26日 | ひとり言

やっと今FAXが。

・・・ふむ。
なるほど。
これなら可能か。
ふむふむ。
お主、なかなかやりおるな☆


11月27日 追記

このFAXを受けてこうちゃんは「これで掛け会員さんの単価を下げられる」と言いました。

今回のJXさんの対応に感謝します。



「利益の確保」
普通の小売業では考えられない何十銭単位の原価の上げ下げを公開され、価格競争(小売価格も報道される)の業界で、粗利の回復は絶対に不可能だと思っていました。
この方法でなら可能なんですね
“お目出度い私の考えですが” 
これを思い付かれた方は頭が良いですね。
そして今回は特約店だけではなく、販売店(3者店)にも行き渡る方法を取られたことに敬意を表します。
ありがとうございます。


特約店の既得権は元売には関係ないことですものね。
これまでの調整も、もしかしたら元売は(特約店からきちんと販売店にまで下ろしているだろう)と思っていたのかも知れませんね
それを一部の特約店が自分の懐に入れていたー

“これで販売店の面倒を見てやってくれよ”という意味のキックバックすらポッケナイナイしている特約店がいたと知ったら驚くでしょうね
そして、そんな特約店の為に批判の矛先を向けられたのでは堪りませんよね?


ただ、今の仕切り方式はもう止めた方が良いと思います。
今回のこの方法にしても、販売する時点では高値になるために安値店に売り負ける、結果として事後調整の対象になる数量も少ない、ということになってしまうのです。


サプライチェーンを本気で守ろうと思うのであれば、抜本的な改革が必要ではないでしょうか。



ガソリンスタンド跡地を浄化

2014年11月26日 | ニュースから一言二言


11月26日 読売新聞

活性炭×油分解菌の油汚染土壌の浄化法 CO2排出量7割減・コストも半減

*****

浄化法はリンク先をご覧いただくとして・・・

読売新聞の記事

>エコカー普及や若者の車離れによるガソリン需要の落ち込みで、GSの廃業が相次いでいる。

やはりここでも仕切り格差は無視されています。

>廃業後も、浄化費用を賄えないなどの理由で、放置されたままのGSが増えている。

地下タンクの撤去費用には補助金が出ても土壌汚染があった場合の費用は全額自己負担です。
しかもその費用は1千万程度掛かるだろうと言われていました。

普通で考えたら「後始末する費用くらい残して 止めれば良いのに」、と思いますよね。

それなのにー



何故だか分かりますか?



ライフラインである燃料を扱っている仕事だからです。
世の中の流れとして「先がない」と分かっていても、それを必要とされる方への供給責任を感じるからです。
「私の使命は理解している。だが赤字では苦しい」、そのような気持ちで最後の最後まで営業を続けてしまうからです。
(中にはそうではない人もいますが)



単なる消耗品としてしか燃料油を扱わない量販型セルフ
単なる消耗品としての意識しかない消費者

そういう人達の世界で繰り広げられる不毛な価格競争。

その価格競争に巻き込まれて、ライフラインとしての燃料油を扱っている地場1SS業者が廃業に追い込まれていく。

そして、独居老人などが灯油難民となっていくのです。



<OPEC>国際的な原油下落 27日総会の焦点は「減産」

2014年11月25日 | ニュースから一言二言

<OPEC>国際的な原油下落 27日総会の焦点は「減産」
2014年11月24日(月)21:33

 【ロンドン坂井隆之】国際的な原油価格の下落が続く中、27日にウィーンで開かれる石油輸出国機構(OPEC)の総会に注目が集まっている。世界の原油生産量の約3分の1を占めるOPEC加盟国が、価格下支えのため減産に踏み切るとの観測が増しているためだ。ただし、経済力の違いなどから加盟国の足並みはそろっておらず、関係者の言動に市場関係者は神経をとがらせている。

 「現在の価格は低すぎる。不安定な市場は誰の利益にもならない」。南米ベネズエラのラミレス外相は11月中旬、イランの通信社の取材に対し、OPECが結束して価格安定を図るよう呼びかけた。

 原油の国際的価格指標である北海ブレントは、6月の1バレル=115ドルから80ドルまで3割も急低下し、米国産原油の指標であるWTIも70ドル台に低迷している。日中欧の景気減速で、年初の予測に比べ需要が伸び悩んでいる上、「シェール革命」で大量の原油採掘が可能となった米国で生産が増え続けているのが原因だ。

 国内経済が不安定で財政も脆弱(ぜいじゃく)なベネズエラ、ナイジェリア、イランなどは、原油が100ドルを大きく下回る水準が続けば財政危機に陥る恐れもあり、水面下で減産を各国に働きかけている模様だ。市場では当初、生産目標を現状(日量3000万バレル)に据え置くとの見方が優勢だったが、「何らかの価格支持策が取られる」との観測がじわじわと高まりつつある状況だ。

 ただ、富裕な湾岸諸国のグループからは、減産に消極的な発言も出ている。特に世界最大の産油国としてOPECの生産調整役を長年担ってきたサウジアラビアは、12日にヌアイミ石油鉱物資源相が「価格を決めるのは市場だ」と発言するなど、静観姿勢を崩していない。

 背景には、現在の価格が続けば、湾岸諸国に比べ生産コストが高い米国のシェールオイル業者が音を上げるとの計算がある。OPECのバドリ事務局長は6日の会見で、「高コストの開発事業が停止されて生産が減り、来年後半までには価格は反発する」との見方を示した。

 また、サウジ側には、過去にたびたび減産の約束をほごにしてきたイランやベネズエラへの不信感も強い。BNPパリバ商品市場戦略担当のチリングリアン氏は「サウジは自分たちだけが減産を負わされるのを警戒し、(減産に協力せずに価格上昇の恩恵を受けようとする)他国のただ乗りを防ぐための我慢比べをやっている」と指摘する。

 米ブルームバーグが先週行ったアナリストへの調査は減産と据え置きがちょうど同数で、市場の見方はかつてないほど真っ二つに分かれている。チリングリアン氏は「価格の下落懸念の払拭(ふっしょく)には日量100万~150万バレルの減産が必要」と指摘。いずれの結果にしても会議後、大きく価格が動くと予想している。


地場3者店は胸を張って店頭に出よう。

2014年11月25日 | ガソリンスタンド2


11月25日 燃料油脂新聞

地場SS廃業増える 量販重視で系列減少
地場業者は高齢化とともに「廃業を視界に入れながら経営に臨んでいる」という声が最近とくに増えた。
SS激戦区のなかで「設備の老朽化、再投資しても回収のめどは立たない。跡継ぎはいるが継がせられる商売ではない」と指摘する地場業者葉少なくない。
「系列セルフの価格が仕入れ値より安い。元売担当者に聞いたが答えを濁した。ブランドは同じ、品質保証されているのだからローリーでセルフに買いに行こうかとも思っている。仕切り価格差が地場の系列SSの経営をひっ迫させている」と
元売の販売姿勢が地場業者の廃業に拍車をかけていると話す。

「元売は販社とセルフを重視した販促を展開している。地場のフルサービスは続けるなら続けなさい、くらいにしか思っていない」


独自価格浸透へ
採算志向の地場フルと量販志向のセルフで10円ほどの開きがある。
系列販売店の仕入値とほぼ同値で販売する量販店にフルSSが追随できず、独自価格を掲げていることが背景にある。


最後の砦となり得るか
エネルギー基本計画で「最後の砦」とされたが、価格競争に歯止めがかからなければ、SSの一段の減少は避けられない。


JX(ENEOS)系列SS1万892ヶ所(10月末) 前月比20カ所減少
セルフは6カ所(社有は5カ所)増加

※JXだけで、ひと月だけで、20カ所減

**********

ガソリンスタンドを2万店にまで減らすためにPB(業転)を当て馬にして地場三者店を潰しに掛かった。

消防法も改正して地下タンクへの投資ができるかどうかで更に振るいにかけた。
閉鎖が増えて
ガソリンスタンド過疎地や灯油難民などの批判をかわすために、「流通証明書」「議員立法」などと言ってみる。
しぶとかった地場業者も寄る年波には勝てず、やっと廃業を視野に入れ始めた
販社や資本注入した特約店の店舗が残存者利益を貪れるように、そろそろ“前振り”が必要だから、「必要最低限の利益が確保できるようにしてくれ」、と表明しておこう。

こんなところでしょうか?


そうなることは止められないとしても、

本当の意味で地域へのエネルギー供給を担ってきたのは、
抹殺されようとしていることを知っても尚、使命感を持って「やれるとこまでやる」と、
採算が合わないからと大手が相手にしない小口配達等のエネルギー供給を担っているのは、
量販型セルフではなく地場のガソリンスタンドだとこのブログに記していきます。



その昔、オイルショックで他店が燃料油を切らせて閉店休業しても、必死で燃料油を確保して供給をしてきたから、

阪神淡路大震災のときも、元売ローリーが来ないなか閉店休業した店もあったけど、「油を切らすわけにはいかない」と夜中に自社ローリーを走らせ燃料油を確保して供給を続けたから、

「業転玉を取らないのは経営者として無能」とか「業転しか生き残る術はないのか」というようななかでも業転玉に手を出さずにやって来たから、

だから、書ける。


盤石な企業や価格だけでない有難い顧客を持っているから、
発券店値付けカードは給油のみにできるし
一見さんのTカードのクレームにも「NO」と言える。
マナーの悪い方は給油拒否もできる。


だから書けるのです。



地場3者店(地場業者)は胸を張って店頭に出ましょう。


本当の意味でエネルギー供給を担っているのは量販型セルフではなく、自分達なんですから。


これからは水素ステーションですから

2014年11月25日 | ガソリンスタンド2

11月22日 燃料油脂新聞 (※青系文字がmasumi)


販売店の苦境続く 責務自問自答する特約店(二者店)

「販売店(三者店)はどうすればこの苦境を乗り切ることができるのか」
特約店から漏れてくる言葉だ。

支援になるのは「安定的な市場の構築しかない」「その責務を担っているのが我々特約店だ」
だが、安定を妨害しているのも、また特約店だ。
販売店は特約店の競争に巻き込まれ身動きが取れない状態に陥っている。
こうした販売店の窮状を考慮して、特約店の中には業転玉の購入を意識的に勧めるところもある。
業転玉との仕入れ格差が市場混乱の要因とみているためだ。


価格差拡大に悲鳴 撤退加速 負の連鎖を懸念

「自店の仕入れ値以下で販売されては、はじめから勝負にならない」




*****

系列店の業転玉の仕入に対して、
見て見ぬふりをしてくれる特約店
他所に取られるくらいなら、と自身で販売店に業転玉を手配する特約店
他社買いすれば「証明書は出せません」「品確法認定しません」「マークを下ろしてもらいます」という特約店

特約店も色々です。
(私は最後の特約店が本来正常だと思います)

流通経路証明書だとか議員立法だとか言われましたが、それ以前もそれ以降も、同じです。
何も変わっていません。
「系列でも業転OK」のための流通経路証明書は誰も見たことがないまま自然消滅だそうです。
そりゃあそうでしょう。
それは当然として、では公取委の見解やエネ庁が元売へ要請したことはこれからどうなるんでしょうか?

わかっています。どうもなりません。宙ぶらりんでそのままです。何も変わりません。
“フリ”をして批判をかわしながらガソリンスタンド1万店計画を遂行中です。
これからは水素ステーションですから。





当市ではホームセンターの灯油が現在1リッター92円か93円で販売されています。
当店の仕入れ値が約92.5円です。
(どちらも税込です)

仕入れ値に格差があり過ぎです。

こうちゃんは「仕方がない」と言いますが、
ホームセンターや巡回業者で買われた灯油の、処分だけを組合員フル店がさせられることも、
腹に据えかねるものがあります。


これで「最後の砦」などと持ち上げられても、勘弁して下さいって感じです。
というより、こんな理不尽な過当競争をさせられていては「身が持たない」と思うのです。



最後の砦なんて御免蒙りたい。


オイルはキレイデシタ...?

2014年11月24日 | ガソリンスタンドでの出来事

「オイルランプが点いたから」と、オイル交換に来られたお客さんのハナシです。

数日前に某市の某PB系併設の修理工場で点検をして貰ったそうで、
そのとき「オイル(残量)がもう無いから」と言っておいたのに点検が済んだとき「オイルはキレイデシタ」と言われたそうで、

おかしいなぁとは思ったんだけど、そのまま帰ったら次の日にオイルランプが点いたとのこと。


「利益は油外で」のお店ではオイル交換してから給油に行っても「オイルが汚れているから交換を」と勧めたりするところがあるらしいですが、これは・・・???


こうちゃん曰く、
「ゲージに何もつかんかったから、キレイデシタ、やったんちゃうか」って、
マジすか?

いやいや点検前に「オイルが無い」って伝えてはるから
、ヽ`(~д~*)、ヽ`…(汗)


(・へ・;;)ウーム・・・
天然君だったのかな?


毎日色々

2014年11月22日 | 日記


ポイ捨てタバコ
ガソリンスタンドの営業中に店の前にタバコの吸い殻をポイ捨てする人はいないけど、
閉店後から開店までの間に、そういう事をする人がいるみたい。







相変わらず有難いことに、
差し入れやらお裾分けやらお土産やら御礼やら頂いてます。

***

売掛金をそのままに、給油に来なくなって1年以上経ってから支払いに来てくれた人の事を前に記事にしましたが、
あれから2回、支払いに来てくれてます。
決して楽ではないと思うのに・・・・そのままにする人も居るのに・・・
有難いことです。
残額はあともう少し。


雀の大群(写ったのは・・・^^;



毎日色々助けられてます。