masumiノート

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「代行給油カードは給油のみ」.....ご理解ください。

2013年10月10日 | ガソリンスタンド2

業転と系列の仕切格差は「これ以上にも、これ以下にも出来ない。」という状況を生む。

そんな状態のまま年月が経過したものだから100%系列仕入れでやって来た3者店は、今や設備投資すら叶わない。

業界の有様が現状維持でも行きつく先は廃業。
更なる格差はそれが早まるだけのことです。

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まず最初に述べさせて頂きます。

「こちらのカードは代行給油カードですので」、と、ゴミ捨てや窓ふきをお断りしたことで気分を害された方も多いことと存じます。
申し訳なく思います。




画像は2012年06月22日 の業界紙「燃料油脂新聞」です。

※“やっかいもの”とか“給油拒否の構え”というのは決してお客様ご自身のことではありません。
お客様の事ではなく、発券店値付けカードのシステムのことです。

くれぐれも誤解なきよう、宜しくお願い申し上げます。



こちらは今年7月9日の業界紙です。
これ以外にも折に触れ取り扱われています。

この「題」を見ればそれだけでも分かって頂けるかと思いますが、一応記事の内容も再掲しておきます。

2012年06月22日
同地区では数年前、関東地方の発券会社経由の同カードが出回ったことがある。
中国地区の会社が仲介し、地元企業に電話やFAXで勧誘活動を行った。

当時の実勢市況を大きく下回る価格が提示され「市況下落」の一因になったのは言うまでもない。

この影響は店頭価格の下落だけにとどまらず、法人価格の交渉にも大きな影響を落とした。
その最たるものが同カードの価格を引き合いに出されての「値引き要求」の激化。

江津市内の業者は「給油を断る事も考えた」ようだが、同系列で給油させるところもあり「受け入れざるを得なかった」と振り返る。

今月前半時点、同地域は県内でも好市況を維持しており、発券店値付けカードにとって「おいしい」(※狙いやすい)状況になっている。

同カードが再び出現する可能性が高まるなか、「次が出ても対応(給油)しない。この意思を地元業者で共有する必要がある」、と同カードの対して給油拒否も辞さない構えをみせるところも出てきている。

2011年05月31日

兵庫県南部地域で発券店値付けカードによる経営圧迫の報告が相次いでいる。

いずれも銀行系カードでオートリース会社とファイナンス会社との提携カード。

南西部の特約店では
「月間200万円近い燃料油売上の全てが、一夜にして発券店値付けカードに切り替わり、
給油手数料収益になり下がった」といい、

神戸市の業者は
「最近何年もじわじわと発券店値付けカードが広まっており、
すでに売上の2割が給油手間賃(手数料)商売になってしまっている」と嘆いている。


200万円もの売上がカード手数料に置き換わる事で、
ガソリンはマージンは12円から、7円の手数料へ
軽油は15円のマージンが、5円の手数料へと一気に3分の一に激減。
(※実際にはここから手数料を引かれますので7円5円よりもまだ少ないです)

このことによって月間15万円以上の損失を被っているという。


業者は
「元売は発券店値付けカードシステムそのものを一刻も早く廃止するべき」
「今や軽油はガソリンより収益商品であり、
リットル5円の手数料は業者にたいする侮辱としか言いようがない」と憤る。

また、別の業者は
「元売はSSを自動販売機と思い違いをしているのではないか?」と非難する。

「元売が自らのシステムで系列の経営を毀損させるのは、まさに天に唾するもの。
やがて必ずしっぺ返しがある。
一刻も早く発券店値付けカードシステムそのものを全面的に廃止すべきだ」

兵庫県内の多くの業者が異口同音に強く訴えている。
(※兵庫県内だけでなく全国的なものです)


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このブログでも過去記事で何度も取り上げて来ましたので興味のある方は検索してみてください。

最初のころはまだ肯定的でしたが、知れば知るほど、考えれば考えるほど納得できなくなりました。


多牌さんへのコメントのお返事に「こうちゃんとも意見の相違で険悪なムードになります。」と書いたように、こうちゃんの考えは私とは異なります。

私も本当ならそれくらいのことをさせてもらうのはナンていう事はないですし今までの癖でやっていることもあるのですが・・・、
この業界のこと、3者店の置かれている現状を皆さんに知ってもらいたい。
・・・ジレンマを抱えています。

お客様がセルフで給油されても同じ価格、同じ手数料です。
この代行給油カードで得られる手数料ではフル形態の店舗を維持していくのは困難だということ。


この記事のタイトルは「ご理解、ご協力をお願いします」ではなく、「ご理解ください」です。

もちろんご協力頂ける方が有難いですが、それはお客様の自由です。

窓ふきや灰皿清掃を続けているお店は現に他にありますので・・・。



最後まで読んで下さり、ありがとうございました。







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