masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

怒られながら回って来ました

2012年01月30日 | 葬送について

昨日、こうちゃんパパの四十九日と納骨が無事終わりました。
朝は吹雪でどうなることかと思いましたが幸い法要が始まる前に雪も止み、お墓へ参る頃にはお日様が顔を出してくれていました。

法要の後、こうちゃんパパから頼まれていた“お礼”を伝えるため、村の一軒一軒を回って来ました。

家族葬が村で始めてのことでもあり、身内だけで葬儀をしたことで村の中では色んな“ニュース(汗)”が飛び交っていたようで・・・
\(;゜∇゜)/ヒヤアセモン☆
(まぁ、こうちゃんは「オレは昔から話題提供者やから(笑)」と意に介しておりませんが)

(葬儀のあとで村のご家庭に郵送していた家族葬の案内状について)
あんなん書いてあったら、香典もしたらアカンのかと思って、とか
始めてのことやからどうしていいか分からないし
うちは良くしてもらっていたのに、何もせずに失礼なことして
いくら家族葬やと言っても村の者くらいは参列させてくれても
先に(家族葬を)やってくれはった(感謝?)
などなど・・・
戸惑いや、お叱り、ハタマタ大変申し訳ないことに謝罪のお言葉まで頂戴致しました。

こうちゃんパパからの“感謝の気持ち”も、「香典もしていないのに!」と中々受け取ってもらえない所もありましたが、こうちゃんの、
「゜。(*^▽^*)ゞ 怒られながら回ってます!」
のひと言で和やかに受け取ってもらえました(*^-^*)

失礼なことをしたのはこちらです。
要らぬご心配や、人によってはご迷惑をお掛けしました。
そういう意味では、申し訳なかったと思います。

でも、私たち夫婦は家族葬でこうちゃんパパを見送って本当に良かったと思っています。

他人さんに神経を使うことなく、ゆっくり、本当にゆっくりじっくりこうちゃんパパに付き添う事が出来て、誰に気兼ねすることなくこうちゃんパパに語りかけてあげることが出来て。
(M子さんからは「そんなのはただの自己満足」と言われましたが)

昔からこうちゃんは言ってました。

祭壇の傍で家族は涙を流しているのに、後ろでは世間話をしてる。
小声での世間話ならまだ良いけど、大きな声で、故人とは何の関係もないことをしゃべって笑っているヤツまでおる。
そうかと思ったら商談みたいな場にしとるヤツもおるし
俺はどうもあれには首を傾げるんや・・・
そして俺は葬式を、イベントにはしたくない

私も同じ気持ちです。
義理ではなく、本当に見送りをしたい人にだけ来て欲しい。

・・・
村の中のご高齢の方々に「参列させて欲しかった」と言われたときは胸が痛みました。
それは本当に申し訳なく思いました。

だけど、そこら辺の線引きは出来ないですもんね・・・
難しいです。



それから、「生前世話になったお礼」を渡す事についても、「今更そんなことをしたら、香典の催促みたいになるんじゃないか?」というご心配の声もありました。
こうちゃんもそれで少し迷ったみたいですが、こうちゃんパパの、「村の皆には本当に世話になってきたから、礼だけはしてくれ」という頼みをきかせてもらいました。

 

 

 


葬式代

2011年02月12日 | 葬送について
「葬式代なかった」母の遺体遺棄容疑 52歳の男を逮捕(朝日新聞) - goo ニュース

母親の遺体を約8カ月間放置していたとして、宮城県警仙台北署は12日、同居していた次男の仙台市青葉区芋沢、無職袖沢修容疑者(52)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「葬式代がなかった」と容疑を認めているという。

 調べでは、袖沢容疑者は昨年6月に死亡した無職の母よし子さん(76)とみられる遺体に布団をかけ、自宅のベッドに隠していた疑いがある。11日夜、親類からの110番通報で駆けつけた署員がミイラ化した遺体を発見、事情を聴いていた。12日午後に遺体を司法解剖し、詳しい身元や死因を調べる。

・・・・・・・・・・

今朝、ポリ容器を10個軽トラに積んで灯油を買いに来てくれたお客さんとおしゃべりした。

弟さんが亡くなられて、弟さんの家族は32歳の独身の息子さんだけ・・・
その甥が「葬式代が無い」と言うので、家族葬を薦めたのだと話してくれた。

「30万円台で済んだし、香典も受け取りを断ったから、遺族はあとのことも煩わしくなくて助かった。・・・だけど仏さんには可哀想なことかも知れないなぁ・・・あんな人の少ない寂しい葬式では・・・」と言うので

「そんなことないよ。仏さんも本当に哀しんで悼んでくれる人だけに見送られる方が嬉しいと思うよ。私かて義理の人になんて参列していらんもん」

「そうか。・・・でもなぁ今までの付き合いがあった人にも参列してもらわへんわけやからなぁ・・・・でも金が無い、言うんやからしゃーないしなあ」

「・・・でも、仏さんになった魂と縁のあった人の心は通じ合えると思うから、大丈夫やと思うで」

「そうやな。・・・そうや、そういえば付き合いのあった人は家族葬や言うてもちゃんと見送りには来てくれはったわ。香典は堪えてもろたけどな」

「そうやろ。そんで良いと思うよ」

「甥も独身やしな。法事が今度あんねんけど何も知りよらへんからなぁ・・・金無い言うし・・・せやから最初の法事だけは坊さん呼んでせえよ、って言うたったんや。
お膳は、もうそこらの弁当で良いから、1回だけはしたってくれってな・・・金無い言うし・・・しゃーないやろ」

「うん。そんでええやん。その甥っこさんもそうやって教えてくれる伯父さんがおって助かってると思うで」

「そうやのぉ!あれも独りやからのぅ・・・ほんでな、そいつもGSで働いとんねんけどな、生活費を稼ぐために休まれへんらしいわ。ホンマは1週間くらいは休んで仏さんの傍におってやってほしいねんけどなぁ」

「そうやな。・・・でも今は皆そんなんらしいよ。正社員やったら有給とかあるけど、今はそうじゃない人も多いやろ」

「そうやな。甥のとこも皆フリーターちゅうんか?そんなんらしいわ」

「弟さんも、出来るだけのことしてあげたら、そんで喜んではると思うで。それにこんな田舎でも、葬式もだんだん簡素化されていくんちゃう?」

「そや!ワシもそない思うわ。坊さん3人も4人もいらへんわ、な!(笑)」


・・・・・・・・・・

葬儀業者、僧侶から「仕事紹介料」 お布施の4割の例も(朝日新聞) - goo ニュース

葬儀で僧侶に包む「お布施」。その一部を、僧侶が葬儀業者に渡す仕組みがあることが朝日新聞の調べでわかった。読経の「仕事」を紹介してくれた業者に対する一種のリベートとみられる。お葬式の舞台裏で何が起きているのか。

 「ご遺族をだましてお布施をつり上げているのも同然で、申し訳ない。悪習でやめるべきだが、我々は弱い立場でどうしようもない」


お布施のHPでの目安提示をイオンが取りやめた理由(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

イオンが提携葬儀会社向けに作成した「寺院(司式者)依頼書」。お布施の金額を僧侶に事前連絡するための欄があり、僧侶よりも葬儀会社のほうが力を持ち始めている実態がうかがえる

 総合スーパー最大手のイオンが手がける葬儀会社紹介事業をめぐって、全国の仏教団体でつくる全日本仏教会(全仏)が反発していた問題で、イオンはついに全仏の主張を一部受け入れ、ホームページからお布施の目安を削除した。

 イオンは今年5月から、「お坊さん紹介サービス」をスタート。お布施の金額に関する顧客の悩みが多かったことから、お布施の目安を「読経一式+普通戒名=25万円」「直葬+普通戒名=10万円」などとホームページに表示した。

 これに対し全仏は、主に二つの点で猛反発。まず、サービス開始に当たりイオンは「(仏教)8宗派の総本山から許可を得ている」としていたが、実際は8宗派で修行をして僧籍を持っている僧侶を紹介するだけのことだった。

 そのため多くの宗派が、「許可など与えていない」と抗議し、イオンはすぐさま「不適切な表現」だったと詫びた。

 もう一つが「お布施の目安」の問題。全仏は、戒名を授ける意味や作法は各宗派独自の伝統があるうえ、お布施はあくまでも寄付であり、金額を表示するのは適切でないとしていた。

 イオンもさすがに仏教界との全面戦争は避けたいとの思いがあった模様で、9月10日までにホームページから目安を削除。現在は、多数の寺院で取りまとめられた目安を、コールセンターのみで知らせるサービスに変更したという。

 また、サービスの名称も「お坊さん紹介」から「寺院の紹介」へと変更。寺に所属しているしっかりした僧侶を紹介することを前面に打ち出した。

 とりあえず両者の対立は、イオンが矛を収めたかたちだが、課題は依然として残ったままだ。

 ある仏教関係者は、イオンが「寺院からもお客様からも紹介手数料をいただいていない」と表明していることについて疑問視する。

「いくらイオンがもらっていなくても、イオンが紹介した葬儀会社が、僧侶から紹介手数料をもらっているケースが少なからずあるはず」とし、その手数料は「お布施から回されており、顧客はお布施が本来の目的以外に使われていることに納得しないのでは」と指摘する。

 一方で、全仏にとっても一件落着とは言いがたい。今回、イオンは全仏に対し、「今後もお布施の目安を明示する葬儀会社が出てくる可能性があるが、全仏はどう対処するのか」との疑問を投げかけた。

 そもそも根底に、仏教団体が葬儀、お布施の意義や意味を伝えるのを怠ったことで仏教離れが進み、イオンのような事業会社が進出する土壌をつくってきたという背景もある。

「今回は全仏の要求が通った。しかしイオンと同様にお布施の目安を表示する動きは止まらないだろう」と仏教関係者は語る。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 野口達也)


お布施

2010年07月03日 | 葬送について
イオンの葬儀サービス「お布施」に目安 「宗教介入だ」仏教界困った(産経新聞) - goo ニュース

■価格独り歩き? 遺族は歓迎?

 流通大手のイオンが、自ら手がける葬儀紹介サービスの中で「布施(ふせ)の価格目安」を打ち出したところ、仏教界が「布施に定価はない」と反発している。戒名(かいみよう)料などを渡す際に、寺から「お気持ちで結構です」と言われて、悩んだ人は多いはず。そんな声を受けて打ち出された価格目安だったが、寺側は「企業による宗教行為への介入だ」と受け止めている。(赤堀正卓)

 イオンが新しく始めたのは、葬儀の際に僧侶を紹介するというサービス。全国に約1700万人いるイオンカードの保有者向けに5月から展開している。

 浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗といった伝統教団各宗派の僧侶を、客の要望に沿った形で紹介するという。その中で戒名の種類別や読経の有無ごとに、布施の金額を「目安」として打ち出した。例えば「通夜」「葬儀」「火葬場での読経」「初七日」の読経に加えて、「信士」といった戒名をつけた場合は25万円を目安として示した。

 仲介料は取らない。従前から葬儀社を紹介する事業を展開しており、利益はその中から出すという。

 イオンのコーポレート・コミュニケーション部では「『布施の価格が分からずに困った』『寺に聞いても、はっきりと教えてくれない』といった声が多くあり、それに応えることにした」と説明。「疑問と不安のない明瞭(めいりょう)な価格を提示するのは当社の理念。8宗派、全国約600の寺院の協力も得られることになっている」と話す。

 この事業に困惑しているのが、全国の伝統仏教宗派で組織する全日本仏教会。理事会などで「営利企業が、目安と言いながらも、布施の料金体系化をはかっていいのか」などといった声が出されたという。

 全日本仏教会の戸松義晴事務総長は「布施をどう考えていいか分からないという声があるのは承知している」としながらも、「布施は言われて出すものではなく、出す人が額などを決めるもので極めて宗教的な行為。価格を決めて商品のように扱うのはいかがなものか」と指摘する。

 全日本仏教会では現在、各宗派にイオンの事業に対する見解を寄せるように通知している。それらをとりまとめた上で、状況によってはイオンに申し入れなどをするという。

 寺院のコンサル事業を手がける日本テンプルヴァン株式会社の井上文夫社長の話「布施や戒名料は、寺と檀家(だんか)の長い付き合いの中で決まっていくもので、営利企業が扱う筋合いのものではない。目安とはいっても、大企業が発表すればそれが『定価』として一人歩きしてしまう恐れがある」

 葬儀に関する著書などがある第一生命経済研究所の小谷みどり主任研究員の話「最近、事前に見積もり費用を明朗提示する葬儀社が多い。僧侶の読経も、信仰のない遺族からすればサービス財にすぎない。消費者の立場からすれば、布施価格の明示はありがたいのではないか」

 布施の価格目安の明示は是か非か-。ご意見をお寄せください。社会部Eメール news@sankei.co.jp FAX03・3275・8750



葬儀・お葬式のご案内 イオンの葬儀・お葬式(サービス内容やフェアのお知らせなどがあります、イオン)


・・・・・

(覚えに)

まんまんちゃん、アン

2010年03月24日 | 葬送について
皆さんはお彼岸にお墓参りしましたか?
私?
もちろんこうちゃんと一緒に“こうちゃん家”の墓参りをしましたよ。

こうちゃんのお母さんが亡くなってから今年で18年・・・
一度も会ったことが無いのですが、こうちゃんのお母さんが願ったから、私はこうちゃんに出合ったのかも知れない、と思うときがあります。


あ、お墓参りのお話ですね。

私たちは、命日はもちろん、春秋のお彼岸、お盆にお正月、それに月命日(17日)にも必ずお参りしています。
とはいえ、日曜日しか休日がないので日にちは前後します。
お盆やお正月なんかは月に2回お参りすることになります。
例えば、今年の8月のカレンダーを見ると、たぶん8日と15日に参る事になると思います。
どういうことかと言うと・・・
15日まで行かないとすると、草が生えて花も供えていない墓を、13~14日に来た人たちに見られることになる・・・だから「ちゃんとしとかな」っていう、こうちゃんの考えです。


ところで、21日(日曜日)は風がきつかったですね
お線香に火をつけるとき、強風のせいで中々つかなくて「アチ!アチチ!」と指を火傷しそうになりながらも必死のこうちゃん・・・
「この風じゃあ無理やで、もう諦めたら?・・・ご先祖さんたちも、今日はもうええよ、って言うてはるんちゃうかなぁ?」
「う・・・ん・・・でも、前回も雨であげてないからな」
そう言って最後まで諦めないこうちゃんなのです。
・・・・・

草を引き、周りを掃き清め、墓石を雑巾で拭いて、花立をブラシで洗い、お花を供えます。
正面の墓石がこうちゃんママ、その後ろにご先祖様(?)の墓石が3つ並んでいます。
4組のお花を用意しようと思ったら花代もバカになりません。
昔は毎回後ろの墓石にもお花を供えていましたが、今は花代節約の為、月命日は後ろの墓石はしきびだけです。

お墓に向かって手を合わせ「こうちゃんのお母さん、私たちは仲良くやっていますからね、安心してください」とか「ご先祖様、ありがとうございます」とか心の中で語りかけます。

お墓があって、お参りに行ったら、それが自然な姿ですよね。

帰り際、入り口のお地蔵さんにもお線香をお供えして手を合わせます。
それから、一緒に墓参りしたことに対して、お互いに「ありがとう」と言いあって帰ります。


そんな私がどうして「葬式もお墓もいらない」なんて言うのでしょう。。。。

つづく
(自分の考えが纏まるのか?そしてそれを上手く伝えられるように文章に出来るのか?・・・不安ですが、「つづく」としておきます)

無縁死

2010年02月11日 | 葬送について
録画していた1月31日放送のNHKスペシャル
「無縁社会 ~“無縁死” 3万2千人の衝撃~ 」を見た。

孤独死する人が年間3万2千人居て、更にその中で身元不明の方が年1,000人居る。

この警察や自治体が調べても身元が分からない故人は行旅死亡人と呼ばれ、無縁仏となる、らしい。
(身元が分かっても、親族が遺骨の引取りを拒否した場合も無縁仏となる)

自宅の居間であぐらを組んだままの状態で、死後1週間以上経ってから発見された男性。
テレビや照明もつけっ放しの状態だった。


この10年衰退が一気に進んだ地方都市から職を求めて都会へ出てきて、故郷の身内が亡くなると、故郷との縁が無くなる。
独身者の場合、退職等で職場から離れると、都会での縁も無くなることが多いようだ。

番組で取り上げられた男性は、亡くなるまで故郷の両親の墓地がある寺へ毎年供養料を送金していた。
しかし、自身は無縁仏となり、故郷の墓地には埋葬されていない。
(※番組の取材で身元が判明したこの男性。何故死亡時に分からなかったのだろう?あと同一人物かどうか忘れてしまったけど所持品の中に住民基本台帳カードがあったにも関わらず何故身元不明扱いなのか???)

兄弟や親族が居ても、(子供にまで!)遺骨の引き取りを拒否されるケースでは、特殊清掃業者が遺族に代わって遺品を整理し、宅配で無縁仏を引き受けてくれる寺に遺骨を送っていた。

引取りを断る事情も色々とあるのだろう。
番組では、両親が亡くなってから10年以上も疎遠だったという兄が、自分も生活が苦しいので、大学での献体を承諾、大学の無縁墓地に埋葬してほしいと頼んだのだという。

そんな社会を反映して、NPOの合同墓地への生前契約が急増しているという。

番組の中で、NPOの合同墓地への埋葬を生前契約した高齢の生涯未婚女性が、自分が入る予定の墓地で、一般的な墓石(○○家の墓)の横を通りながら「こんな墓は一人で寂しいから嫌なの」と言い、合同墓の所で手を合わせ「生きている間は一人で寂しかったから死んだ後は皆が沢山居る所が良い」と言っていた。

非正規社員で収入が安定しないなどの理由で、生涯未婚も急増しており、今後益々無縁死は増えるだろうと結ばれていた。

・・・・・
無縁仏?
無縁なんてありえないし。
あの世では、じいちゃんばあちゃんとうちゃんかあちゃん他みんな居てる。
死んだら全てが無になるなら、それはそれで何の心配も要らない話だし。

孤独死が怖いとしても、死んだ後の墓地の心配なんて必要ない。
遺骨がどこに納められようが関係ない。

(番組の中の)故郷の両親の墓地も、今後は供養料を納める人も居ない為、何れその墓石は“無縁墓”として処分されることになるだろう。
生前やりくりして故郷の墓地の供養料を送金したって、何代か後に無縁墓になるんだったら、最初から墓地なんて無い方がマシ。

「遺族が悲しみを癒すために必要」・・・写真とか遺品とか、遺骨のヒトカケラがあれば良いと思う。


j-castニュース
NHK「無縁死3万人」に大反響 「他人事とは思えない」コメント殺到



20~30代ホームレス急増 大阪は施設入所者の3割超(朝日新聞) - goo ニュース


私やったら、死んだ後に入る墓地に凄いお金掛けて広い敷地に立派な墓石建てるより、もっと値打ちのあるお金の使い方するで(^^)v



葬式も墓も戒名もいらない―自分の葬式を考える本 (Yell books)
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私が昔読んだ↑クリックして見たら在庫が無いみたいなので↓こちらも載せておきます(^^;

葬式は、要らない (幻冬舎新書)
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私は取り合えず買い物カゴに入れて置きました。

ペルーの慈恩寺で位牌3千 置き去り

2009年12月08日 | 葬送について
朝日新聞(11/22)で、「ペルーの慈恩寺で位牌3千が置き去り」という記事を読みました。

1907年に建立された南米最古の慈恩寺ですが、92年に日本人住職が亡くなってからは住職不在のままで、現在はカトリック教徒のマリアさんがおばさんと住み込みで線香などを供えているそうで、年に2度ほどブラジルや日本から僧侶が法要に訪れている、とありました。


今や日系人はカトリックに改宗した人が多く、信仰とは別に仏式で先祖代々の位牌を自宅に置いて拝み続けている人も居るが、ゴミとして捨てたり燃やしたりする人もおり、寺に預けるのはましな方だとありました。

日本に出稼ぎに行く人が増えたことや、混血同化でお線香などを供えるのを面倒に感じる人が増えた為らしいです。

カニエテ(町名)日系人協会のミゲル・グスクマ(城間)会長(61才)は「仏壇や位牌は日本人の象徴。日本の習慣を失わないよう日系人に呼びかけているが難しい」と話す。
協会は近く、位牌を納める場所を拡大する予定とのこと。


記事の題の「置き去り」はインパクト狙いかな?
お寺に「預けて」、託しているんだと思うけど(^^;


でも、位牌くらいは(大きさ)寺に預けなくても持ち運べるだろうと思うけど
位牌ってひとり一個だったっけ? 数が多いと困るよねぇ



“ところ”が変われば、供養の仕方も変わる。



仏壇なんかは住環境によっては本当に置き場所に困ることもあるだろうし、改宗によって先祖供養に対しての意識や慣習が違ったものになった子孫にとっては邪魔になるのも仕方が無い。

罪の意識も無くゴミとして捨てたり焼いたり出来る人はいいけど、「罰が当たるんじゃないか」って思い煩う人も居るだろう。


先祖供養は義務じゃない。


ご先祖様への感謝は“モノ”が無くても出来る。


人には心がある。

人には祈りがある。

心の中には祠がある。


葬送について

2009年11月24日 | 葬送について
11月17日の朝日新聞「声欄」の「戒名断り、母は無宗教の墓へ」という投稿に対して「お経も戒名もなしで構わぬ」という投稿が24日の「声欄」に載っていました。

岡山県の59才の女性です。

寺を呼ばずに家族だけで葬式をし、お経の代わりに故人が好きだった曲を流し戒名はつけない。と決めたそうです。

又、
法事もせず、皆がそろったときに遺産を使ってごちそうを食べてもらい私たちのことを思いだしてもらいます。
とありました。

ご主人は長男で先祖の墓を引き継いできたが、お寺とは長年金銭を巡って不信感が募っていたが、県外から嫁いだ長男(多分息子さん)の嫁から故郷の風習を聞き踏ん切りがついたそうです。

この方も将来子供に負担を掛けたくない。
こうした扱いでも子孫を恨むことはない。
無駄を省いた分で、孫を立派に育ててほしいと書かれてありました。

・・・

「家族葬で戒名は付けず、お経の代わりに音楽を流す」これはこれで良いと思います。
ただ今までのお墓をどうされたのでしょうか?又今後は?

「遺産を使って」っていうのも、誰が管理するの?みたいな(汗)

まあ、そのご家庭の自由ですが(汗)
いえ、参考にさせて頂きたかったのですが。。。


法事もせず・・・皆が揃ったとき

私も(私の)法事は、お坊さんが来てお経をあげる法事はしてほしくないのですが、ひとり立ちして出て行った子や孫が帰ってくる時って盆や正月くらいですが、それだって今は仕事の都合で皆が揃うかというとそうでもない・・・
じゃあ、一堂に会するときって言ったら、(冠婚葬祭)法事しか無いんですよね。

お坊さんもお経も無しで「masumiさんを思い出す日」なんてね(^^;

私の事を関係なしに考えても、年老いた親にしてみれば、そういう機会があることで、子や孫が皆集まってくれる。
みんなの顔を見れて声が聞けて・・・

これは親にしてみたら嬉しいことだと思うんですよね。
そういう面では法事(のようなもの)は必要かな、と肯定する気持ちはあります。







葬送について

2009年11月24日 | 葬送について
11月17日の朝日新聞「声欄」に「戒名断り、母は無宗教の墓へ」という投稿が載っていました。

お母様が亡くなり、戒名を巡って菩提寺ともめた、とのこと。
戒名を授けて本葬儀をしないと浄土に行けないと菩提寺から言われ、戒名50万、本葬儀60万のところを、計80万にすると言われたが、以前から戒名に不信感を持っていたので「要らない」と申し上げると「出て行ってくれ」と言われた、とありました。

菩提寺の墓から先祖代々のお骨も引き取り宗教的な制約のない墓に、母と先祖が俗名で安住することになった。
“これが正しかったのか。子孫のために良かったのか。”
と書かれておられました。

・・・

私はそれで良かったと思います。

「戒名が無ければ浄土に行けない」なんて、霊感商法そのものではありませんか。
「出ていってくれ」なんて、それが人心を救う宗教家のいう言葉でしょうか?

葬式が出来なくても、戒名が無くても、大丈夫なんです。
お経も必要なものではありません。
それらが無いと「浄土に行けない」なんてことは絶対にありません。

・・・

※この記事は18日に投稿しようとして保留にしてあったものです。

寺やお坊さんを全否定しているように取られそうですが、そうでも無いのです。

現時点では考えが纏まっていないので、そこの所をどう書こうか迷っていて保留にしていたのですがすぐには纏まりそうにないので、現在進行形で考えながらその都度書いていくことにします。


・・・

更に、私個人はお墓を残すことは子孫への負担(負債)を残すことだと考えています。

両親がお互いの「家」の墓守を巡って諍い、「両方の面倒を見てくれ」と言われて困惑している“一人っ子”を知っていますし
又、転勤族で遠方に住んだときの墓参りなど、墓があることが負担でしかないと言う方もいらっしゃいます。

もちろん、墓参りを心の拠り所にされている方もいらっしゃいますが、
(人生に躓いたときに)「墓参りをしないから、云々。先祖の祟り、云々。」なんていう、悪徳霊感商法に引っかかる元にもなります。

墓前に手を合わせなくても、その人の事を思い出したとき、考えたとき、
その時心(魂)はつながって、それが供養にも、又、癒しにもなると思います。

故人を偲ぶときに「(対象が)何も無いと心許無い」と、こうちゃんは言いますが、墓石なんかより写真や普段身につけていた物なんかの方が断然良いです。


ただ、大切な人を喪った残された人の為の、お別れの儀式のようなものは必要だと思いますが、私が死んだ時は、お坊さんにお経をよんでもらうことは止めてほしいです。
そして、参加者が数人になったとしても、義理の人には来てほしくありません。







葬祭について

2009年10月14日 | 葬送について
私がブログを始めようと思ったのは
「葬祭について」と「ガソリンスタンドのこと」を書きたいと思ったからです。

「墓なんか要らん」と思ったのは20年程前の話になるかな・・・

取り合えず、ふたつのサイトを紹介させて頂きます。


NPO法人りすシステム

完全自然法マニュアル

寺は名前だけ 経営は業者…「名義借り霊園」トラブル続出

2009年10月14日 | 葬送について
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20091014-OYO1T00542.htm?from=top


倒産で管理者不在、競売…
 

宗教法人などにしか認められない民営墓地の経営許可を巡り、開発業者が寺の名前を借りて自治体から許可を得る「名義借り霊園」の造成が各地で横行している実態が、関係者の証言でわかった。業者の倒産で管理者不在となったり、競売にかけられたりするトラブルも起きているが、墓が立ってしまうと、許可の取り消しは事実上、不可能。国は許可審査を厳しくするよう指導を強めており、一部自治体ではこうした霊園の造成を規制する動きも出ている。

 大阪府の霊園開発会社は約5年前に大規模霊園を造成し、永代使用権販売などで50億円以上の売り上げを見込む。府が許可した経営者は、府内の山奥の寺の名前になっているが、住職は読売新聞の取材に「名前を貸しただけ」と明かした。

 住職の話によると、開発会社の担当者が「地図に載っていないような目立たない寺を探している」と訪ねてきたのは数年前。「迷惑はかけない」と言われ、名義使用を了承したといい、「霊園の詳しいことは知らない」と住職は話した。

 近畿各地で霊園を手がける別の開発会社に名義を貸した宗教法人の元代表は「収益の一部を名義料としてもらった」と言うが、金額については言葉を濁した。

 「檀家(だんか)が減って金に困る寺は増えており、同じような話はいくらでもある」。兵庫県の開発業者はそう言い切る。業者が「休眠宗教法人」を買い取って経営するケースもあるが、「名義借り」には、許可を受ける際、行政当局にきちんと活動実態のある寺から委託された立場を主張できるメリットがあるという。

 こうした霊園は、石材業者が造成資金の一部を出資して墓石の販売権を独占することもあり、「相場の倍の値で売れる」と、愛知県の石材業者は明かす。

 宗教法人の名義借りを巡っては、大阪府茨木市の霊園で開発会社が経営不振で管理を投げ出してしまったほか、同府豊中市でも昨年、開発会社が負債を抱えたために霊園が競売にかかり、80万~150万円で区画を購入した人が競落した別の業者から新たに数十万円の代金を請求されるなどの問題も起きている。

 墓地経営は、厚生労働省の通達で自治体か宗教、公益法人に限ると定められ、営利企業の名義借りは禁じられている。同省は許可段階の審査強化を通知。千葉県内の自治体が事業型霊園を認めない条例を相次ぎ制定するなどしているが、特に都市部では公営墓地が不足しがちで、一律規制は難しいという。

 大阪府内の墓地の経営許可を所管する府環境衛生課によると、最近は不況で塩漬けになった土地を霊園に転用しようと、寺の代理人を名乗って申請に来る業者が増えており、担当者は「寺に経営能力があるのか、より厳しくチェックしていきたい」と話している。

お寺を見極めて
 ガイドブック「失敗しないお墓づくり」を発行する石材店経営の矢田敏起さん(36)は「墓地を購入しようとする人は、経営主体となっている寺に足を運び、寺が末永く供養してくれるのか見極めないといけない時代だ」と指摘している。

 民営墓地 全国約88万か所(2007年度末)の墓地のうち、宗教法人などが経営する墓地で、寺に付随する檀家対象の「寺院墓地」と宗派を問わない「事業型霊園」に分かれ、約6万か所。自治体が経営する公営墓地は約3万。ほかに個人や集落所有の墓地が約79万と大半を占める。

(2009年10月14日 読売新聞)


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>末永く供養してくれるのか見極めないといけない時代だ。


違うよ。

「墓は、要らない。」 んだよ。

最高のお葬式

2009年09月25日 | 葬送について
イソガシカッター! 連休明けの昨日今日(@@;

本日、ちと、いや、かなりお疲れモード。
・・・隣でこうちゃん、コックリコックリ(笑)


でも、今日はちょっと良い話を聞かせてもらえたよ(^^)

こうちゃんからの又聞きだけどね♪



昼休憩が終わって外に出たらお客様のKさんが「みんな見栄でやっとんねん」ってこうちゃんに言って帰って行くとこだった。


「お先でした。・・・見栄でやってるって何を?」

「坊さんの数や。田舎は5人とか坊さん呼ぶからな」

「坊さんなんか要らんのに」

それには答えず

「この間、あの人のの人が亡くなってんて、だけどそこの奥さんが『うちはお金が無いから、坊さん呼ぶお金がないから葬式せーへん』って言わはってんて。」

「ふむ」

「それでな、あの人がな『それやったら俺がお経読んだる』言うて、あの人がお経あげて葬式してんて」

「へえ☆」

「ちょっとした互助会に入ってたらしくて、祭壇はそこが作ってくれてんて。だけど坊さんは無しで、親族と近所の人ら数人で、あの人がお経あげて・・・」




ジーンとした。


私は、そういうのが本当のお葬式だと思う。


お坊さんも、お坊さんのお経も要らん。

仕事がらみの義理だけの参列者も要らん。



立派な祭壇が無くても、参列者が少なくても


本当の親交があった人達だけで、心のこもった“見送り”が出来れば、それが最高のお葬式だと思う。



私、Kさんのファンになったよ。


お坊さんの資格?も無い身で名乗りをあげるって勇気あると思うし、あったかい行為。


そこの奥さんもきっと凄く感謝されたと思う。
亡くなったご主人も。

墓なし信者なし5000万円

2009年09月23日 | 葬送について
宗教法人を不特定の人相手に売買…ネット上などで

http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090923-OYO1T00243.htm

「墓なし信者なし5000万円」

急増する「休眠宗教法人」が脱税などに悪用されている問題で、代表者が死亡するなどした一部の法人が不特定の人相手に大っぴらに売買されている実態が、仲介業者らの話でわかった。最近はインターネット上で「税金対策」などと称し、買い手を募るサイトまで登場。「ペーパー(法人の名義だけ)なら2000万~5000万円が相場」とも言われており、各地の寺社などで進む檀家(だんか)・信者離れや後継ぎ不在も背景の一つになっているとみられる。(社会部・中沢直紀、宮原洋)

 ■人気は「単立」 「無税対応可能物件、お買い得!」「土地なし、檀家信者なし。一般の方OK。すぐに使用可能」「墓地・信者なし。5000万円」

 ネット上には、こんな宣伝文句で不動産と併せて宗教法人の売買仲介をうたうサイトが複数存在する。その一つを運営する業者は、大阪、香川、北海道などにある5件の“物件”リストを見せ、「金で代表を譲りたい、譲ってほしいという人たちの手伝いをしているだけ。どう使われようが私には関係ない」と言った。

 業者によると、売買対象の法人は本堂や土地付きもあるが、多くは法人格だけの「ペーパー法人」。大抵は信者もいないうえ、一般企業より法人税などの負担が低いため、節税目当ての買い手には好都合だという。中でも人気は宗派などに属さない「単立」と呼ばれる法人。「単立なら本山の目がなく悪用がたやすいから」と、業者は明かした。

 ■転売ビジネス 取引には、休眠法人の権利を買い集めて転売で利ざやを得ようとする仲介業者が介在しているケースが一般的とされる。

 千葉県の単立法人の代表者になっている女性(68)のもとには昨年、事実上、休眠法人状態なのを聞きつけて「京都の僧侶」を名乗る男が訪れ、「真剣に宗教活動を始めたい人がいる。700万~800万円で譲ってほしい」としつこく売却を迫ってきたという。しかし、読売新聞が取材すると、名刺にあった寺と男とは無関係だった。

 資産家らからしばしば休眠法人の買収を依頼される大阪府の会社社長のもとには、転売目的の業者が出入りする。暴力団風の男が“物件”や代表者の委任状の束を取り出し、「どれでも、好きなのを選んでください」と勧めてきたこともあったという。

 「売値が買値の5倍なんて話は、この世界ではざら」と、社長は打ち明けた。

 ■「悪用が心配」

 寺社から後継ぎの相談を受けることが多い大阪府の石材店経営者は「寺などが途絶えるのは忍びないという心情に加え、売却で老後のための〈退職金〉を、と考える人も多い」と話す。

 兵庫県の山間部にある寺では5年前、住職(84)が脳出血で倒れ、妻が知人を通じて売却先を探し始め、東京や神戸などから問い合わせがきている。

 妻は「値段次第だが、できれば寺の活動を続けてくれる人に譲りたい」と話す。しかし、寺関係者の名刺を勝手に作ってセールスに回る業者もいたといい、「変な人に渡って悪用されないか心配。このまま売ってよいか迷っている」という。

 こうした実情について、平野武・龍谷大教授(宗教法)は「従来、宗教法人の譲渡は宗教関係者らの限られた人脈の中で行われていた印象がある。売買自体は違法ではないが、ネットなどで不特定多数が入手可能となると、悪用が広がる恐れがある」と指摘している。

(2009年9月23日 読売新聞)より


やっぱり、墓とか、私・・・要りません。

新政権には宗教法人への税の優遇措置を見直してもらいたいのォ~

私の遺骨はゴミに

2009年08月17日 | 葬送について



「私が死んだら葬式せんといてな。墓も法事も一切要らんで。遺骨もゴミとして捨ててな。」

こうちゃんに頼んでいるんだけど、今のところ良い返事は貰えていないのだ(T^T)

・・・・・

「遺骨をゴミですって?!」と怒らないでくださいね(汗)

他人の遺骨までゴミだと言っているわけではありません。
あくまで私個人のことです。

夫や他の人間が葬式や墓、法事など、従来通りの事を希望しているのであれば、その意思は尊重し慣習に従うつもりです。


でも、私個人は、故人を偲びご先祖様に感謝するのに
「何も要らない、手を合わせて祈ればそれで良い」と思っています。

それでは何だか心許ないっていうところから、位牌や仏壇、お墓なんかが出来たんじゃ無いのかな?と想像しています。

慣習通りにしないと成仏出来ないと恐れている人には必要かも知れないけど、私には必要ない。
必要だと思っている人には、してあげればいいし、私もさせてもらうけど、私の為には必要ない。

檀家として寺との付き合いも、波風立てずにきちんとやってくれとこうちゃんに頼まれているから、それはさせてもらうつもりでもいます。

ただ、私の分を除けてもらえるように、私の死後の手続きをする人間が、寺や親戚、近所から非難されて困らないように、どうにかして手を打っておこうと考えています。

ただ「それはお前のわがままで、そんなことをされたら残された人間は迷惑するに決まっている」と言われると辛い。
でも、誰かが前例を作らないと、慣習というものは変わらないとも思う。

「お経や線香が無ければ成仏できない」って言うけど、そう思っている人はそうかも知れないけど、私はそれらが無くても大丈夫だって知っている。

「残された遺族には(心を癒すための“何か”が必要だ」・・・写真一枚と遺骨の一部があれば良いのでは?


お墓参りに行っても、「このお墓は近年どなたも参っておられません。関係者の方はご連絡ください」なんて札が掛かっている墓石が結構多い。

子供が結婚しないと言っては(跡取り)(墓守)の心配をし、結婚しても子供が出来ないと又その先を心配している・・・


正直、(もしかしたら恥ずかしいことかも知れませんが)檀家とか氏子というものも最近知りました。

檀家制度というかお寺に疑問を持ったのは、数年前に寺の改築に係わる寄付金の強制があったからです。

夫の父が実権を握っていたので夫はノータッチでしたが、確か100万程の割り当てがあったと記憶しています。

お客様の中に、同じ檀家の方が居て、寄付の話の出た前年にその方の事業が倒産し銀行からの借金を抱えていました。息子さんが結婚されたのですが、「何もしてやれなかった」とそこのおばあさんが泣いていたという話も聞きました。当然、その事情は寺も知っていた筈なのに、免除はされませんでした。寄り合いの後、その方はとても辛そうだった、と人づてに聞きました。

それを聞いて、「困った人を助けるのが宗教では無いのか?!」と大変腹立たしく思った記憶があります。

檀家制度って、周りの人たちは“昔からのこと”だからとそれが当たり前のように言いますが、昔からと言ったって江戸時代からですよね。

現代のように本やネットで情報を得る術が無かった昔にはお坊さんの説法も価値のあるものだったかも知れませんが、・・・葬式宗教なんて云われている現在、お寺の存在意義や制度も見直す必要があるのではないでしょうか?

ただ、お盆や法事の行事は、家を出た家族が集まる機会でもあり、年老いた親にとっては、そうやって子や孫と会える嬉しい日でもあるので、そういう意味では肯定しています。