区民アンケート

第９回区民アンケートに取り組んでいます。すでに５５０通の回答をいただきました。区民と私たちの共同、双方向で区政に反映させるツールとなっています。
様々な意見が寄せられていますが、住民税の年金天引きを通知した６月１０日区の広報に対して、「年金天引きはやめてほしい」という意見が殺到しています。



６月１０日付　あだち広報
「誰がこんなことを決めたのか！」「勝手に決めないでほしい」と、怒りの声が届いています。これは、昨年６月の特別区税条例で自民・公明・民主などの賛成で強行されたものです。
今回の条例改正では、65歳以上の公的年金受給者から個人住民税の均等割額と所得割額を２００９年10月支給分の年金から天引きを始めるという内容が含まれています。
足立区では、年金受給者のおよそ３割程度４万人が対象となると言われていますが、年金からは既に、所得税、介護保険料に加えて、今年から国民健康保険料と後期高齢者医療保険料が天引きされ、「本人に断りもなく年金から天引きするなんて許せない」「少ない年金から次々と引かれ、手元に残る金額ではとても生活していけない」と怒りと不安の声が上がっています。



区民税の年金天引きに反対討論する大島よしえ議員

年金や医療、介護など社会保障の充実や貧困対策が今ほど求められているときはないでしょう。しかし、やり繰りも限界という区民生活の現状から目を背け、有無を言わさず年金から天引きすることは税の自主申告、自主納税という本来の趣旨に反するやり方ではないでしょうか。
取りやすいところから取ればよいとばかりに、本人の意向を踏まえないで年金から住民税を天引きするやり方はあらためるべきではないでしょうか。