12月22日、足立区西竹の塚2丁目4-4に建設中の重層長屋の建築確認の取り消しを求める審査請求が提出され、足立区建築審査会で審議がされていますが、東京都建築安全条例の規制を強化するよう求める意見書が区議会本会議で全会一致で可決されました。
東京都建築安全条例に基づく長屋規制の見直しを求める意見書
当区において、現在、道路や避難経路の安全性を考慮しない複数の大規模長屋計画が予定され、建築工事が進められている。この状況は、震災時や火災時において長屋居住者や隣接住民の避難及び消火活動に困難をきたし、地域の安全を脅かしている。
このため、隣接住民より建築確認の取り消しを求める建築審査請求が提出されるとともに、地域住民からは建築確認の取り消しを求める要望書も提出されている。
しかしながら、「東京都建築安全条例」には、準耐火建築物の長屋に対する戸数制限などの定めがなく、今後もこのような長屋が多数建築されることが懸念される。安全な長屋計画を誘導するためには、都条例の規定整備が不可欠である。
よって、足立区議会は東京都に対し、良好な住環境の整備を図るため、東京都建築安全条例の見直しを強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成28年12月22日 議長名 東京都知事あて
23日には参議院議員の山添拓事務所、衆議院議員の池内さおりさんらが西竹の塚2-4-4の重層長屋を視察、来年早々、衆参両院でこうした脱法的な長屋に対する規制を強化するよう質問することになりました。
地域住民の皆さんと懇談しながら、危険な重層長屋の実態をみる大島よしえ都議、私、針谷みきお。
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