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舎人の語り伝えー舎人氷川神社の「天孫降臨の伝説」

2012-02-05 23:33:03 | 歴史散歩

先日、舎人氷川神社本殿が公開されました。

舎人氷川神社本殿には「天孫降臨」(テンソンコウリン)が祀られており、次のような伝説が言い伝えられています。

【神話のあらすじ】天照大神(アマテラスオオミカミ)の神勅を受けて、孫神ニニギノミコトが三種の神器(さんしゅのじんぎ)を手に、7人の神様と道案内の猿田彦命(サルタヒコノミコト)とともに、天界から地上に降り立ち、葦原の中国(アシハラノナカツクニ)を治めました。

【三種の神器】
 アマテラスオオミカミから授けられたとする鏡・剣・玉をいい、日本の歴代天皇が継承してきた三種
の宝物です。天の岩戸伝説で使われた鏡・玉とヤマタノオロチ伝説でスサノオノミコトからアマテラス
オオミカミに献上された剣が三種の神器となりました。


                                図:足立区教育委員会提供

この語り伝えのもとは「新編武蔵風土記稿」(しんぺんむさしふどきこう)に記載されたものが多く引用されています。江戸幕府が昌平板学問所(幕府の学校。文京区湯島)に編纂させた官撰地誌で265巻付録1巻の大著です。

 この文書は大学頭株述斎(だいがくのかみはやしじゆつさい)が文化7年(1810)に着手し、翌年から問言上信(まみやことのぷ)ら40人が着手、文政8年(1825)頃、ほぼできあがり、その後、多少改正を加えて文政11年(1828)に完成したことが記されています。奈良時代の古風土記に準ずる新編風土記であるとのことです。

 明治17年(1884)、内務省地理局がはじめて出版し、武蔵野一帯(東京・埼玉・神奈川の一部)の頭主の変遷、境界、民戸、産業、小字名、山川、神社、旧家、古文書、名所旧跡、碑銘などを記しています。足立郡は135~155巻で舎人は139巻に収録されています。
※舎人頭についての記述は『大日本地誌体系13 新編武蔵風土記稿 第七巻』203頁~214頁に記載されています。


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