3月24日の最終本会議で、山中湖林間学園を今年4月から廃止することが、自民・公明・民主・無会派議員によって強行されました。日本共産党は反対し、討論を行ないました。
その要旨をお知らせします。
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日本一の富士山、一堂に会して集団生活ー貴重な体験の場
山中湖林間学園は、中学校で、一堂に会して集団生活を体験できる貴重な場です。「日本一の富士山」「豊かな自然・富士五湖」「楽しみながら地学・気象を学べる富士山レーダー館」「夜も体育館でスポーツレクリエーション・講堂でキャンドルサービス・きもだめし」など、他では得難い体験ができる場です。もし、山中湖林間学園がなくなれば、学校によっては、中学校で、同学年が一堂に会しての宿泊行事が全く出来なくなってしまいます。長年の自然教室としての蓄積があり、体調不良の子どもの体制も整っている施設でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/a9/f2a327f40ff7b810b8606c625b3eb6bc.jpg)
しかし、区は「より体験を重視する」ために、魚沼市の宿泊施設や民宿を借りて「自然教室を行う」として、山中湖林間学園を廃止しようとしています。魚沼自然教室自体は、体験ができる機会であることを否定しませんが、山中湖林間学園を廃止する理由にはなりません。「こども重視」というならば、共存させて、各学校が選択できるようにすればいいではありませんか。何でも上から決めて結論をおしつける教育委員会の態度を改めるべきです。
廃止ではなく、改修・有効活用こそ必要
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5d/42a66612a8fdb8d381db20c9cfca7a46.jpg)
山中湖林間学園については、「昭和50年に開設し老朽化が激しく、改修に15億円程度の費用が必要。冬季は寒さが厳しく稼働期間も半年程度だから」山中湖林間学園を廃止するといっています。施設の老朽化といっても、C棟や体育館など半分は平成7年に15億9千万円をかけて改築したもので、体育館はピカピカで、通常の学校体育館よりはるかに広く、バスケットなどのスポーツはもちろん、映画を上映できる設備もあります。A棟B棟は改修の必要性がありますが、「他の区の施設ではもっとひどいところもある」と指定管理者が語ってくれたように、今すぐ廃止する理由にはなりません。
施設の老朽化がなら、改修・改築をし、区民の財産として有効に活用すべきです。機密性や暖房機能も高め、冬季も使えるように利用日数も増やすべきです。子どもだけでなく大人も郊外の大自然の中でスポーツや宿泊などに活用できる施設がある、これこそ「足立区民で良かった」と思える、区長のいう「輝きを放つ」施策ではないでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/0f/43a1747f7a627883863f3ece54f8fc9b.jpg)
改修費用は区教委自らの試算でも、改修後30年で減価償却するとし、1年間で5000万円です。自然教室の事業費は、魚沼市で全校実施すれば、山中湖の4200万円から1億300万円に跳ね上がることを考えても、施設を改修し、有効活用をすることこそ必要ではないでしょうか。
廃止後の見通しも立たず新たに区内に宿泊型の体験施設整備?
廃止後の見通しについても、「居抜きで定期借地権付きで売却をする」といいますが、区有地で施設も新しい塩原林間学園でさえ8000万円台に価格を下げても未だに売却が成立していない中、「老朽化し15億円かかる」物件が売却できる見通しもなく、跡利用も定まっておりません。
一方、新たに区内に「宿泊型の体験施設をつくる」というのですから、こんな矛盾した話はありません。
自公民与党議員と幹部職員がこんなに簡単に子どもたちの貴重な想い出・体験の場を奪っていいのでしょうか
先日、区内の中学校の卒業式が行われましたが、どの学校でも、山中湖林間学園での体験について「初めての宿泊行事にみんなワクワクした」「みんなでつくったほうとうが美味しかった」「先生への手紙を朗読したキャンドルサービス」「自然の中を歩き回ったオリエンテーリング体験」など、中学校生活最大級の想い出として語られています。
私たちをはじめ足立区を巣立った子どもたちの共通の体験であり、想い出にもなっていた、貴重な機会をこんなに簡単に奪っていいのでしょうか。
その要旨をお知らせします。
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日本一の富士山、一堂に会して集団生活ー貴重な体験の場
山中湖林間学園は、中学校で、一堂に会して集団生活を体験できる貴重な場です。「日本一の富士山」「豊かな自然・富士五湖」「楽しみながら地学・気象を学べる富士山レーダー館」「夜も体育館でスポーツレクリエーション・講堂でキャンドルサービス・きもだめし」など、他では得難い体験ができる場です。もし、山中湖林間学園がなくなれば、学校によっては、中学校で、同学年が一堂に会しての宿泊行事が全く出来なくなってしまいます。長年の自然教室としての蓄積があり、体調不良の子どもの体制も整っている施設でもあります。
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しかし、区は「より体験を重視する」ために、魚沼市の宿泊施設や民宿を借りて「自然教室を行う」として、山中湖林間学園を廃止しようとしています。魚沼自然教室自体は、体験ができる機会であることを否定しませんが、山中湖林間学園を廃止する理由にはなりません。「こども重視」というならば、共存させて、各学校が選択できるようにすればいいではありませんか。何でも上から決めて結論をおしつける教育委員会の態度を改めるべきです。
廃止ではなく、改修・有効活用こそ必要
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山中湖林間学園については、「昭和50年に開設し老朽化が激しく、改修に15億円程度の費用が必要。冬季は寒さが厳しく稼働期間も半年程度だから」山中湖林間学園を廃止するといっています。施設の老朽化といっても、C棟や体育館など半分は平成7年に15億9千万円をかけて改築したもので、体育館はピカピカで、通常の学校体育館よりはるかに広く、バスケットなどのスポーツはもちろん、映画を上映できる設備もあります。A棟B棟は改修の必要性がありますが、「他の区の施設ではもっとひどいところもある」と指定管理者が語ってくれたように、今すぐ廃止する理由にはなりません。
施設の老朽化がなら、改修・改築をし、区民の財産として有効に活用すべきです。機密性や暖房機能も高め、冬季も使えるように利用日数も増やすべきです。子どもだけでなく大人も郊外の大自然の中でスポーツや宿泊などに活用できる施設がある、これこそ「足立区民で良かった」と思える、区長のいう「輝きを放つ」施策ではないでしょうか。
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改修費用は区教委自らの試算でも、改修後30年で減価償却するとし、1年間で5000万円です。自然教室の事業費は、魚沼市で全校実施すれば、山中湖の4200万円から1億300万円に跳ね上がることを考えても、施設を改修し、有効活用をすることこそ必要ではないでしょうか。
廃止後の見通しも立たず新たに区内に宿泊型の体験施設整備?
廃止後の見通しについても、「居抜きで定期借地権付きで売却をする」といいますが、区有地で施設も新しい塩原林間学園でさえ8000万円台に価格を下げても未だに売却が成立していない中、「老朽化し15億円かかる」物件が売却できる見通しもなく、跡利用も定まっておりません。
一方、新たに区内に「宿泊型の体験施設をつくる」というのですから、こんな矛盾した話はありません。
自公民与党議員と幹部職員がこんなに簡単に子どもたちの貴重な想い出・体験の場を奪っていいのでしょうか
先日、区内の中学校の卒業式が行われましたが、どの学校でも、山中湖林間学園での体験について「初めての宿泊行事にみんなワクワクした」「みんなでつくったほうとうが美味しかった」「先生への手紙を朗読したキャンドルサービス」「自然の中を歩き回ったオリエンテーリング体験」など、中学校生活最大級の想い出として語られています。
私たちをはじめ足立区を巣立った子どもたちの共通の体験であり、想い出にもなっていた、貴重な機会をこんなに簡単に奪っていいのでしょうか。