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映画「独裁者と小さな孫」から学ぶ

2016-01-14 23:05:10 | 文化・芸術・映画

イギリスの調査機関によると、いまだに50以上の国や地域が独裁政治体制にあるそうです。民主主義のレベルを5項目から比較したもので世界の4割近い人びとがそこで暮らしています。

手に入れた権力を握り続けるには基本的なルールがあるそうです。(1)盟友集団はできるだけ小さく(2)取り換えのきく者の集団はできるだけ大きく(3)歳入をコントロールせよ(4)盟友には忠誠を保つに足る分だけ見返りを(5)庶民の味方になるなです。

古今東西の独裁者と組織を研究した『独裁者のためのハンドブック』に詳しい。著者の政治学者は、独裁によって国民が被る苦難を終わらせるためにも、支配者が支配されるルールに習熟する必要があるという。

思い通りに国を動かしていた老大統領がクーデターによって孫とともに逃避行する。羊飼いや旅芸人を装って逃げ続けるうち、みずからの圧政に苦しむ民の姿に接して己の罪深さを知ることに…。公開中の映画「独裁者と小さな孫」です。

映画は架空の国を舞台にした寓話(ぐうわ)。イランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督は「どの国の人が見ても自分たちの国を見るような映画にしたかった」と話しています。

“独裁”の危険は身近なところにも。いま安倍政権は改憲の突破口として、戦前の戒厳令に等しい「緊急事態条項」を設けようと狙っています。政府の独断で「法」を定め、人権も抑圧できるという独裁国家そのものの中身。マフマルバフさんはいいます。「今こそ、この映画は日本で見られるべきだと思う」

映画「独裁者と小さな孫」のあらすじ

独裁政権が支配する国。
大統領とその家族は、圧政によって国民から搾取した税金で贅沢な暮しをしていた。 彼は多くの罪なき国民を政権維持のために処刑してきた冷酷で無慈悲な男だった。 ある晩、クーデターが勃発し、大統領を除いた妻や娘たちはいち早く国外へ避難する。 だが、大好きな幼なじみのマリアやオモチャと離れたくない幼い孫は大統領と残ることになる。 やがて街では民衆が暴徒化し、大統領への報復を呼び掛ける怒声と銃声が至るところで轟き、 兵士たちは反旗を翻し、独裁政権は完全に崩壊する――。 今や全国民から追われる賞金首となってしまった大統領は、 小さな孫を抱え逃亡を余儀なくされる。 二人は安全な地へ逃れるべく船の待つ海を目指す。

貧しい床屋からボロボロの服を奪い、羊飼いを装ったり、 可哀そうな炭鉱婦の子供からギターを奪い、旅芸人のように振る舞い、 憐れな死体から赤いスカーフを奪い、孫を女の子に見せかけ、 変装で素性を隠しながら、大統領と孫は海を目指す。

二人が逃亡の旅で目の当たりにする驚きの光景とは――
 
映画のオフィシャルサイトは以下のアドレスより

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