久しぶりの休暇で世界遺産の富岡製糸場に行ってきました。
群馬県域に点在する「富岡製糸場と絹産業遺産群」、フランス技術を導入した富岡製糸場の生糸の大量生産は、養蚕・製糸・織物にかかわる一連の絹産業を発展させ、その技術が海外に輸出され世界の絹産業の発展を支えてきたこと。
わが国初の大規模工場として誕生した富岡製糸場はじめ、近代養蚕飼育法を確立した養蚕農家群、蚕種を貯蔵した風穴などが当時のまま良好な状態で遺されていることなどで2014年、文化遺産に登録されました。
世界遺産は4つあるのですが、今回は富岡製糸場(富岡市)田島弥平旧宅(伊勢崎市)を見てきました。
これは田島弥平旧宅で伊勢崎市にあり、幕末から明治にかけて優良なな蚕種(蚕の卵)を生産する養蚕技法「清涼育」を体系的に完成させヽ規範となる養蚕に適した蚕室を発案しヽ近代養蚕飼育法の確立を図った田島弥平(文政五年(1822)~明治三十一年(1897)の旧宅です。
当時(明治33年)の尋常高等小学校の教科書に養蚕のことが書いてありました。田島弥平邸のとなりの展示室で私が発見しました。
田島弥平は自然飼育法が基本であった当時の養蚕技術に改良を重ね、安政三年(一八五六)から自宅の蚕室の改良と実践を行ったとされています。
蚕室では空気の循環が重要であることを理論的に体系づけぶ清涼育」の普及に努め、全国から多くの養蚕伝習生が訪れ研修を受けたと報告されています。
富岡製糸場からは30キロ以上離れていますが、一連の養蚕技術の向上に寄与していたことがわかりました。
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