舎人公園陸上競技場で毎年開催してきた「春の花火」は隣接するトラックターミナルに設置されたソーラーパネルを損傷させる可能性があるとして、今年度、開催を断念しました。
区の産業経済部で今後の打ち上げの可否を検討してきましたが、現状では無理であると報告がありました。しかし、この報告は本当に正しいのか検証する必要があり、調査してみました。
地域住民のたのしみになっている
花火は製造・運搬・消費に至るまで「火薬類取締法」という法律によって規制されています。
花火大会については経済産業省の指導のもとに日本煙火協会で様々な情報を公開しています。
それによると市街地で打上げる場合には、打上地点を中心としておおむね次の広さが必要となります。
3号花火なら半径100mのスペースで安全性は確保
3号花火で半径100m、5号花火でも200mあれば可能としています。
今回、私は陸上競技場を調べましたが400mトラックの中心からソーラーパネルまで最短で140mですので、たしかに5号花火は難しいと思われます。
しかし、舎人公園の芝生広場(上記案内図参照)から500mも離れています。あさひの広場からは650mも離れています。
4月は花火に良い季節、気象庁関係者の意見
春の花火は桜が風で散ることがありますので気象庁の元職員で舎人にお住いのYさんに取材しました。「春は日本海低気圧が南風を吹かすことがありますが嵐のような天気は平年あまりありません。4月は花火に良い季節です。」と語っています。雨になればもともと中止もありうることです。
私はこれらの調査もとに舎人公園芝生広場付近なら春の花火の復活は可能だと考えます。
生物多様性に反するという言い分は矛盾
舎人公園には野鳥や植物など多数生息しており、公園での花火大会は「生物多様性に反する」ので出来ないと主張しています。しかし、それをいうなら夏の足立の花火大会も野鳥の住む荒川放水路で行っています。これを区は中止するのでしょうか。
舎人公園の芝生広場なら桜の木もなく、ソーラーパネルに影響はありません。しかも、これまでも2.5玉の花火を打ち上げてきたものですし、わずか30分の花火で5万人の区民が楽しみにしている「春の花火」は復活可能であると考えます。区民のみなさんのご意見、ご要望をお寄せ下さい。
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