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学校だよりーこどもをやる気にさせるには

2013-11-16 23:45:15 | 教育・子ども

先日、区内のある学校の「学校だより」を読みました。校長先生のことばでした。少し紹介します。

子どもをやる気にさせるには‥


 「子どもをやる気にさせるには、どうすればよいのだろうか?」このことについては、教師のみならず保護者の皆様も日々悩んでいるのではないでしょうか。子どもが意欲的に学習をしたり、家の手伝いをしたりする姿は、ある意味で大人が子どもに対して抱く理想的な姿です。

 しかし、ここに至るための大人の子どもへのアプローチの仕方は、その考え方によってずいぶん異なります。「子どもは経験が不足しているので、大人がリードしていかなけれ
ば意欲をもてない」と考える大人は、子どもに指示や課題としてノルマを課す方法をとる場合が多いようです。一方、「子どもは本来意欲をもっているので、子どもの自由にさせ
るのがよい」と考える大人は、子どもの主体性を重んじ、あまり口出しせずに、子どもが意欲をもつまで待つ場合が多いようです。

どちらの立場に立てば、より子どもの意欲の喚起につながるのでしょうか。

一つのヒントとして「ホーソンエ場の実験」という、近代経営管理論に大きな影響を与えた実験があります。1924年にエルトン・メイヨーという人間関係学派の学者が、労働環境と作業効率というテーマで行った実験です。この実験では、この工場の作業所の照明を漸次落としていきました。労働環境を劣化させたのです。ところが予想に反し、作業効率はいっこうに落ちませんでした。むしろ向上しました。

その理由を追求してわかったことは、工員たちが「自分たちは選ばれた人間なので、頑張らなければ・・・。」という意識を強くもっていたということです。これが、「人は本来意欲的で創造的な存在である」という人間的側面の重要性に注目する契機となり、今日まで受け継がれています。

この考え方を子どもに当てはめたらどうでしょうか。子どもが明確なめあてや目的をもったり、大きな目標に向かう方向性を見いだしたりするための環境を整えていくことが大切です。「立場が人を変える」という言葉もあります。子どもにやる気をもたせるためには、百の叱咤激励より一つの環境を用意してあげることが有効なのかもしれません。


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