9月18日の日経MJ(MJはマーケティングジャーナルの略)《1面特集は「左利き」の消費ニーズをとらえた製品やサービスのトレンド》だそうです。
(情報元は、いつも左利き関連の情報を届けてくれる、ガボちゃんのブログ――
・2017.9.17 新聞の特集だそうです
・2017.9.20 マヌケなおかげで(^_^;))
17日のツイッターによりますと、
15日のツイッターには、
画像も無断で載せておきましょう。
(画像9.15)
(画像9.18)
記事を読んでいないので詳しいことは書けませんが、期待値だけは上がっています。
ガボちゃんの記事によりますと、
――とのこと。
ちょっぴり残念ですが、経済紙で取り上げてもらえれば、勘違いして調子に乗る御仁もあるかも……、と期待しておきましょう。
これからは多様性容認の時代ですので、左利きのニーズもまた、ドンドン広がってゆくと思いますよ。
●右利きの人のなかにも……
自分では右利きと思っている人のなかにも、実はそうでない人も多いものです。
たとえば、右手利きでも左目利きや左足利きという人も結構います。
また特定の動作だけ左、という人もいます。
芸能人で言えば、片岡鶴太郎さんは、ボクシングをして初めて自分のなかの左利きの性質に気付いたそうで、今では左手で絵を描いたり字を書いたりされています。
国分太一さんは右利きですが、食べることに関してのみ左手使いです。
このように、右利きと左利きの間には、両方の性質――弱い右利きもしくは弱い左利きといった――を少しずつ持った、その中間の人もいるのです。
●左右平等の実現を!
そして、左利きも右利きもその中間の人も、みんな同じ人間です。
左右平等を訴えたいのです。
ですから、刃物のような左右性のある道具類に関しては、右利き用があるのなら、左利き用も用意して欲しいものです。
それがごく当たり前のこと、だと思うのですけれど……。
メーカーさん、お店の皆様の奮闘を期待してやみません。
●左利きの人も身体にあった道具の使い良さを知ろう!
ブリジット・ラベ、ミシェル・ピュエシェ/著 高橋啓/訳
『哲学のおやつ 生きると死ぬ』日本放送出版協会 2004/4/25
楽器やカメラも同じです。
今は、左用がほとんどないので、左利きの人は、利き手にあった道具・機械の使い勝手の良さを知りません。
身体にあった道具の良さを知らないので、「こういうものかなあ」という感じで、右手用に慣らされています。
身体にあった道具は、「慣れる」必要はないのです。
使った時から自分に合っています。
オーダーメイドの服や靴と同じです。
オーダーメイドの製品は、服や靴に合わせる――慣れる必要はないのです。
最初から合っているのです。
それと同じです。
●心を写すのが写真
私は、左手用カメラ「京セラSAMURAI Z-2L」を手にしたときに、それを知りました。
初めて手にしたのに、ず~っと使ってきたかのようなフィット感がありました。
(画像:京セラSAMURAIz2-l)
それまで、父のカメラでも「写ルンです」でも、どうしても右手で構えて右手シャッターを切ることに違和感がありました。
カメラで一番大事なことは、心が「これっ」と思った瞬間にシャッターを切れること、だと思います。
決してピントを合わせることではないでしょう。
「この構図でここを」というその瞬間を切り取ることです。
それには、心につながる利き手が一番有効です。
(私のような利き手の偏りの度合いの強い人なら、共感していただけるのでは?)
楽器も同じです。
心が弾きたいものを弾く。
そのためには利き手で弾くことが大事です。
ピアノでも、伴奏よりもメロディを弾きたいのではないでしょうか。
*参照:
左手用カメラ
『お茶でっせ』記事:2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L
左利き用バイオリン
『お茶でっせ』記事:2007.9.7
左利き用バイオリン
左利き用ピアノYouTube
The World's First Left-Handed Piano: Christopher Seed plays Chopin
●身体に合った道具を使うのは当たり前のこと
自分の身体にあった道具を使うのは、決してぜいたくな行為ではありません。
右利きの人たちは日常的にしていることです。
そして、それを当たり前のことと考えているのです。
いや、考えてもいません。
当然のことと平然と、ただ「受け入れている」だけなのです。
左利きの私は、憤りを感じずにはいられません。
・・・
いやあ、つい、熱くなってしまいました。
今日はこの辺で。
(*)ついでに――
昨日、TBSテレビ「マツコの知らない世界」で「左利きの世界」放送されました。
これについてもまた書きますが、マスメディアが相次いで左利きを取り上げてもらえるのは、それなりにうれしいことです。
これもひとえに、当事者たちが発信し続けた結果だろうと考えています。
私も微力ながら、これからもどんな些細なことであっても発信し続けたい、と考えています。
(『お茶でっせ』「左利きの世界」予告記事:2017.09.13
TBS「マツコの知らない世界」で19日「左利きの世界」放送)
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
日経MJ1面特集は「左利き」ニーズの製品・サービスのトレンド
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(情報元は、いつも左利き関連の情報を届けてくれる、ガボちゃんのブログ――
・2017.9.17 新聞の特集だそうです
・2017.9.20 マヌケなおかげで(^_^;))
17日のツイッターによりますと、
《【18日付MJから】1面特集は「左利き」の消費ニーズをとらえた製品やサービスのトレンドです。最も要望が多い文具では、左手がインクで汚れにくいと支持を得たペンなどがヒット。調理具や外食店、楽器店、イベントにも風が吹きます。いま左利きは人口の1割とも。眠れる金脈に迫る工夫はいかに?》
15日のツイッターには、
《【次号・月曜のMJ】かつては右に矯正されがちだった左利き。左利きのスポーツ選手の活躍などのせいか、最近の若い世代は矯正の経験がない人が多くなっています。となると広がるのは、左利きも使いやすい商品の市場。左を制するものは消費を制す?創意工夫のヒット商品や企画を1面で特集します!》
画像も無断で載せておきましょう。
(画像9.15)
(画像9.18)
記事を読んでいないので詳しいことは書けませんが、期待値だけは上がっています。
ガボちゃんの記事によりますと、
《肝心の内容は
速乾性のボールペンやリングの柔らかいリングノート、
相模原の文房具屋さんの話、レフティ楽器専門店さんなどで、
目新しい話題ではなかったです。》
――とのこと。
ちょっぴり残念ですが、経済紙で取り上げてもらえれば、勘違いして調子に乗る御仁もあるかも……、と期待しておきましょう。
これからは多様性容認の時代ですので、左利きのニーズもまた、ドンドン広がってゆくと思いますよ。
●右利きの人のなかにも……
自分では右利きと思っている人のなかにも、実はそうでない人も多いものです。
たとえば、右手利きでも左目利きや左足利きという人も結構います。
また特定の動作だけ左、という人もいます。
芸能人で言えば、片岡鶴太郎さんは、ボクシングをして初めて自分のなかの左利きの性質に気付いたそうで、今では左手で絵を描いたり字を書いたりされています。
国分太一さんは右利きですが、食べることに関してのみ左手使いです。
このように、右利きと左利きの間には、両方の性質――弱い右利きもしくは弱い左利きといった――を少しずつ持った、その中間の人もいるのです。
●左右平等の実現を!
そして、左利きも右利きもその中間の人も、みんな同じ人間です。
左右平等を訴えたいのです。
ですから、刃物のような左右性のある道具類に関しては、右利き用があるのなら、左利き用も用意して欲しいものです。
それがごく当たり前のこと、だと思うのですけれど……。
メーカーさん、お店の皆様の奮闘を期待してやみません。
●左利きの人も身体にあった道具の使い良さを知ろう!
《知識はどんなときに役に立つのだろう? たとえばそれは、何かを決めるときだ。なぜなら、何かを決めるときには、かならず自分の知っていることをもとにして判断するからだ。》
《知ることは、自由を与えてくれる。.../ 学んだり、知ったりすることは、自由になる方法を身につけるということなんだ。》
ブリジット・ラベ、ミシェル・ピュエシェ/著 高橋啓/訳
『哲学のおやつ 生きると死ぬ』日本放送出版協会 2004/4/25
楽器やカメラも同じです。
今は、左用がほとんどないので、左利きの人は、利き手にあった道具・機械の使い勝手の良さを知りません。
身体にあった道具の良さを知らないので、「こういうものかなあ」という感じで、右手用に慣らされています。
身体にあった道具は、「慣れる」必要はないのです。
使った時から自分に合っています。
オーダーメイドの服や靴と同じです。
オーダーメイドの製品は、服や靴に合わせる――慣れる必要はないのです。
最初から合っているのです。
それと同じです。
●心を写すのが写真
私は、左手用カメラ「京セラSAMURAI Z-2L」を手にしたときに、それを知りました。
初めて手にしたのに、ず~っと使ってきたかのようなフィット感がありました。
(画像:京セラSAMURAIz2-l)
それまで、父のカメラでも「写ルンです」でも、どうしても右手で構えて右手シャッターを切ることに違和感がありました。
カメラで一番大事なことは、心が「これっ」と思った瞬間にシャッターを切れること、だと思います。
決してピントを合わせることではないでしょう。
「この構図でここを」というその瞬間を切り取ることです。
それには、心につながる利き手が一番有効です。
(私のような利き手の偏りの度合いの強い人なら、共感していただけるのでは?)
楽器も同じです。
心が弾きたいものを弾く。
そのためには利き手で弾くことが大事です。
ピアノでも、伴奏よりもメロディを弾きたいのではないでしょうか。
*参照:
左手用カメラ
『お茶でっせ』記事:2004.8.5
今は昔 世界初左手用カメラ、京セラ サムライSAMURAI Z2-L
左利き用バイオリン
『お茶でっせ』記事:2007.9.7
左利き用バイオリン
左利き用ピアノYouTube
The World's First Left-Handed Piano: Christopher Seed plays Chopin
●身体に合った道具を使うのは当たり前のこと
自分の身体にあった道具を使うのは、決してぜいたくな行為ではありません。
右利きの人たちは日常的にしていることです。
そして、それを当たり前のことと考えているのです。
いや、考えてもいません。
当然のことと平然と、ただ「受け入れている」だけなのです。
左利きの私は、憤りを感じずにはいられません。
・・・
いやあ、つい、熱くなってしまいました。
今日はこの辺で。
(*)ついでに――
昨日、TBSテレビ「マツコの知らない世界」で「左利きの世界」放送されました。
これについてもまた書きますが、マスメディアが相次いで左利きを取り上げてもらえるのは、それなりにうれしいことです。
これもひとえに、当事者たちが発信し続けた結果だろうと考えています。
私も微力ながら、これからもどんな些細なことであっても発信し続けたい、と考えています。
(『お茶でっせ』「左利きの世界」予告記事:2017.09.13
TBS「マツコの知らない世界」で19日「左利きの世界」放送)
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
日経MJ1面特集は「左利き」ニーズの製品・サービスのトレンド
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