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推理小説と左利き:週刊ヒッキイhikkii278名作の中の左利き~推理小説編1

2011-09-24 | 左利き
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第278号(No.278) 2011/9/17
「名作の中の左利き~推理小説編-1-推理小説と左利きについて」は、

名作の中に描かれた左利きについて紹介するこのシリーズ。
今までドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』サリンジャー『ライ麦畑~』、ノーベル賞作家グラスの短編「左ぎっちょクラブ」ボーム『オズのつぎはぎ娘』など、世界的な名作を中心に紹介してきました。

しかし、左利きについて細かく、その性質に至るまで取り上げて描いている作品というのは、一般の小説では意外に少なく、思い当たる大半は、推理小説にトリックとして利用されているものです。

ただ推理小説の場合、紹介するのはかなり難しい問題があります。

どうしてもネタばれになりかねないからです。
メインの謎に絡んで左利きを扱っている場合があるからです。

たとえば、犯人を指摘する決め手となる場合や、事件の核心になる自殺の偽装トリック等に関連して使われている場合などです。

そこで今までは避けて来たのですが、いよいよネタに困り、とうとう「推理小説編」の登場となりました。


まず第一番目は、すでに以前紹介したものではありますが、推理小説の歴史を考えるとき避けて通れないということで、改めて触れているポー「黄金虫」です。

次に、これも推理小説を考えるとき忘れてはならない定番中の定番コナン・ドイルの、名探偵の代名詞とも言うべき、シャーロック・ホームズものの一編「黄色い顔」

三番目にやっと本シリーズ初登場の一編は、同じくホームズもの「ボスコム谷の謎」です。


今後何が飛び出すか、まずはお楽しみに!


*参照:

『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』
第180号(No.180) 2009/5/16
「名作の中の左利き(2)」―その2―『黄金虫』エドガー・アラン・ポー
第197号(No.197) 2009/9/19 
「名作の中の左利き(6)ホームズの名推理」
『レフティやすおのお茶でっせ』
2005.9.17 依頼人は左利き―ホームズの名推理「黄いろい顔」より

「黄金虫」収録本
『黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇』ポオ/作 八木敏雄/訳 岩波文庫(2006)
アーサー・コナン・ドイル「黄いろい顔」収録本
新潮文庫『シャーロック・ホームズの思い出』延原謙/訳
光文社文庫<新訳シャーロック・ホームズ全集・2>
『シャーロック・ホームズの回想』日暮雅通/訳(2006.4)
ホームズのモデルとなった恩師のエピソード収録本
『コナン・ドイル』ジュリアン・シモンズ/著 深町真理子/訳
創元推理文庫(1991) ―図版を多用したコンパクトな伝記。
『コナン・ドイル』ジョン・ディクスン・カー/著 /訳
ハヤカワ・ミステリ(1993) ―2段組500ページの本格的伝記。
「ボスコム谷の謎」収録本
光文社文庫<新訳シャーロック・ホームズ全集・1>
『シャーロック・ホームズの冒険』日暮雅通/訳(2006.1)

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※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より
「推理小説と左利き:週刊ヒッキイhikkii278名作の中の左利き~推理小説編1」を転載したものです。
(この記事へのコメント・トラックバックは、転載元『お茶でっせ』のほうにお願い致します。ただし承認制になっていますので、ただちに反映されません。ご了承ください。)
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