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日常のあれこれなどを・・・

ポジショニングが大事らしい・・・

2008年11月20日 15時57分08秒 | LIGA SAGRES 08-09
TV Benficaでメッシがポルトガル・リーグの選手について話しているのを見ましたが、ポルトガルの記者が記者会見で質問したのでしょうか。(TV-Benfica 19.11.2008 (2)) 一体いつの何の記者会見なのか謎です。ポルトガル語の字幕がついているので、メッシが何を言っているかわかってかえって日本人には好都合ですが。メッシのがらがら声にはびっくり。(今シーズン初めて聞いたキケ監督のがらがら声にも驚きましたけど。) 何を言っているのかというと、まあいつものことで、「アイマールは僕がずっと賞賛してきた選手で、彼のプレー・スタイルは楽しい。良いコンディションになれば、きっと代表に復帰できると思う。」 何度も後輩にこんな風に言われて、アイマールはどんな気持ちなのでしょうね~? 「良いコンディションになれば~」としょっちゅう聞くけれど、もう何年もアイマールが悪いコンディションみたい。良いコンディションのときだって代表に呼ばれなかったり、呼ばれたとしてもベンチだったり。呼ばれる選手はコンディションに関係なく呼ばれるし、呼ばれない選手はコンディションが良くたって呼ばれない・・・現実はそういうものです。

実際今日のアルゼンチン代表の親善試合だって、後半しか見なかったけれど、中盤より前の選手でアイマールよりすごく良い選手はいたかなあ? マキシは決定力があってすごい選手ですよね、ま、万一呼ばれていたとしても、スコットランドまで往復してベンチでは疲れるだけだから、良かったのでしょうか。(たぶん本人としては例えどんなに疲れても呼ばれないよりは呼ばれるほうが1万倍嬉しいのでしょうけれど・・・。)

ちょっと淋しそうに、でも真面目に練習しているパブロの様子はこちら:TV-Benfica 19.11.2008 (1) 相変わらずヨガっぽい動きをしていますね。
ルーベン・アモリムはまだ通常練習はできませんが、今週末のリーグ戦には間に合う見込み(本当?)。カルロス・マルティンスはランニングとジム。リーグ戦には無理ですが、アテネのオリンピアコス戦を目標にしているそうです(んー、難しそう)。
ルーベン・アモリムが復帰できるならば、週末のリーグ戦は4-4-2で行くかも。キケ監督はこのシステムの戦術練習を水曜日の午後入念に行ったそうです。アイマールとヌーノ・ゴメス、シドネイとダビド・ルイスでペアを組ませ、同時に動く練習をしたとか。

右のA Bolaの記事の写真、アイマールですよね? 写真がないと淋しいので無理やり載せてみました。でもこの記事の内容:Jogo posicional versus dinamicaというのも興味深かったです。ただ、ダイナミックスというのが・・・日本語で言うと具体的には何を指しているのでしょう? 動き? 中身を訳しますと:
システムについての話になるとよく言われるのは、最も重要なのはダイナミックスだということだ。これは真実ではない。一番重要なのはポジショニングだ。これこそ良いプレーをするための基礎となるもの。つまり、選手がプレーを始める場所が試合にダイナミックスを与える。決まった場所にいないと、ダイナミックスは意味を失う。多くの人々はこの重要性の順番を間違えている。ピッチで選手たちは良い態度を示し、たくさん走る、しかし、ある決まった場所にいることはほとんどないのだ。全ての試合は、スペースを作り、それを利用し、パスをして、マークを外すことに要約される。そして最後にシュート。そう、シュートにはダイナミックスが必要だ。しかし選手が特定の場所にいなくては、その動きには意味が失われる。プレーのポジショニングは、ダイナミックスの前に生まれるのだ。キー・プレーヤーは、どこから走り出し、プレーが終わった後どこに戻ってくるかを知っている。ダイナミックスというのは神話にすぎない。

ダイヤモンド型の4-4-2は、その意味では、最も要求の高いシステムだ。そのポジションにダイナミックスを与えるのが非常に難しいのだ、例えば4-3-3などに比べ、選手のポジショニングはより複雑だ。

ベンフィカはこの方向で進化しようとしている。このシステムにダイナミックスを与えることが難しいため、ポジショニングの欠点が、動きの欠点と取り違えられている。ベンフィカのダイヤモンド型は非対称に見えた。その結果ダイナミックスが不足した。中盤の後方の3人(カツラニス、イェブダ、カルロス・マルティンス)が四角の中にいて、サイドの選手のうちの一人がセンターに入ったボールを追うのが何度も見られた。また二人のフォワード(スアソとヌーノ・ゴメス)が同時にサイドからセンターに入り、アイマールのエリアに現れるのも見られた。

キケがもう一つのシステム(ダイヤモンド型)を作り上げようとしていることは、チームが進化し、選手を最大限に利用しようとする点でとても重要だ。アイマールをフォワードの後ろに置くことは理想的で、それは必殺パスをするのにはベストなポジションだ。一方、4-4-2クラシックのようにサイドの選手を置くことは、守備のバランス上問題となる。そこでイェブダとカルロス・マルティンスが現れたわけだ。ボールのないところで相手をマークし、ボールを持っているときには相手のマークを外すことのバランスを取るために。しかし二人とも、ルーティンの動きがなく、システムに一定のダイナミックスを与えることはできなかった。最後に、ここでルーベン・アモリムの重要性が認識されるだろう。(Belenensesにいたときからこの基本には慣れている。)また、もっと攻撃的なオプションとして左サイドにレジェスという可能性もある。このサイドにはもっとしっかりと蓋をするディフェンスが必要となるだろうが(ここでポジショニング・ゲームの出番)。 

秘訣は、試合の基本となるルーティンの動きを作り出し、同時にそのルーティンにはまる危険を冒さないこと。そのために、ダイナミックスは、インテリジェントでクリエイティブなポジショニング・ゲームをベースとして必要とする。
ハハ、自分で訳していて、あまりはっきりとわからないのですが(笑)。要するにダイヤモンド型では選手たちのポジショニングが大事ということですね。キケ監督も試合後「スペースを上手く利用できていなかった。」と言っていましたが、このことだったのか・・・。はあ、サッカーって何だか難しい。

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