

扉を開けて 劇場の中へ。
遠い昔、日生劇場に来たことが2度ほどあります。
この、丸みをおびた椅子に座ってオペラとお芝居を観たのです。
その時の建物の記憶があいまいなのは、出し物に心を奪われたからかな。
今日の主役は、劇場自身。
観客の居ない 静かな劇場です。
舞台近くに近寄って ぐっと天井を見上げてみました。







金色に輝く壁。丸い突起物は、スピーカーだそうです。


うまく伝えられないけど。
宇宙のようでもあり、生き物の体内のようでもあり
なんだろう。この幻想的な世界。
海の中というのが ふさわしいのかな。
さしづめ、わたしは迷い込んだ魚。
mermaidと言いたいけれど…。
日生劇場◇日本生命日比谷ビル
竣工 1963年
設計 村野藤吾
所在 東京都千代田区有楽町1-1-1
2009.4.5
今回、細部まで見る事が出来ました。ありがとうございました。感謝致します。
好き嫌いがあるかもしれませんが、神秘的な天井です。
この記事は、UPしたとき、コメント欄を閉じていたので、コメントがありません。
見ていただけて嬉しいです。
次の記事は、更に天井に近いところから撮りましたので、よろしければ見てくださいね。
日生劇場の記事が3回あったとは知りませんでした。やはり素晴らしい写真ですね!
日生劇場に贈呈したいくらいですね。喜ばれるのではないでしょうか。プロの写真家以上に私には思えます。
村野藤吾の作品は大阪の旧そごう百貨店本店と旧・有楽町そごう、高島屋日本橋店増築部分しか知りませんが、やはり日生劇場には彼の魂が込められているように思います。帝国ホテルのライト設計の旧館は1968年までありましたから、日生劇場の出窓から観ることが出来たのですね。見たかったですね・・。