きゃおきゃおの庭

近代建築から現代建築までPHOTOたてもの探訪の記録。大切にしているものなど写真で綴ります。

ルーテル学院大学 礼拝堂

2009-10-14 | 村野藤吾
村野藤吾展のカタログ「建築とインテリア」のなかの、要塞のような外観の礼拝堂に心惹かれ訪れました。






《自分のためでなく、隣人のために生きて、
仕える生に神の祝福があるように。》
東門塀のプレートに刻まれたマルティン・ルターの言葉です。
ルーテル学院大学礼拝堂は、大学の礼拝堂(チャペル)ですが、
地域の方に開かれた教会(チャーチ)日本福音ルーテル三鷹教会の礼拝の場としても使われています。



建築家村野藤吾 晩年とはいえ働き盛りの78歳の時の作品です。
雨風に耐え、粗いモルタル吹き付けの外壁は、存在感を増しています。



















   

開口部は狭く高く。
そして窓ガラスには、砕けた色ガラスが雨のしずくのようにちりばめられています。






村野藤吾は 後に89歳の時、西宮トラピスチヌ修道院で洗礼を受け、クリスチャンとなりました。

ピアノを練習していた牧師さんに言われました。
「いつか あなたも 神が見つかるといいですね」

「ありがとうございます…」

■ルーテル神学大学(現・ルーテル学院大学)
竣工 1969年
設計 村野藤吾
所在 東京都三鷹市大沢3-10-20

2009.9.26

見学は予約制。平日のみですが、事前にオープンキャンパスの日の見学許可を頂きました。
コメント (14)
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