とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

ご近所探訪 ~「山野家」

2017年06月12日 | 酔いどれとのさま
  5年前に入った「ちゃこーる」の隣、存在は以前から知っていましたが入る機会がないままでした。

  この武蔵中原という街はなぜか寿司屋が次々と閉店する。先月末には駅ビルに入ってた店も閉じた。スーパーでも魚屋でも持ち帰りを売ってるし、宅配だってあるから食べに出ようという気は起こらないのだろうか。子供が多い地域でもあるし、単価が高くなる寿司は敬遠されるのか。

  

  暖簾をくぐると座敷にテーブル、カウンターは掘り炬燵式なので、どのみち靴を脱がないといけない。

  ランチメニューには天ぷらや生姜焼きなどの文字も見えるが、ここはやはり魚といきたい。850円の海鮮ちらし、それにビの字を1本いただく。するとご主人が「昼間からいいですねぇ」と。平日休みの特権であります。

   

  13時半近いこともあって先客ナシ。70代後半という老夫婦で営む。ご主人は話好きで、魚や市場の話から、ゴルフ、麻雀と多彩だ。勤め人相手なら控えるのだろうがこちらはのんびり楽しみに来たのだし。

  品が出てきて、ご主人から「お好みですけどね、お醤油にワサビを溶いて、それを(ネタの)上からかける人もいますけど、ワサビをネタにつけて召し上がったほうが美味しいと思いますよ

  それってネギトロ丼のスタイルかな。ファストフード店の影響かもしれない。元より拙者はご指南の方法で食べているし、今回もそうする。さすがにうまい魚で、これなら日本酒のほうがよかったかな。

   

  店はすでに半世紀になるらしい。ここも後継者がいないと閉めることになるのだろうか。この街で手軽にうまい寿司を食べるということが日に日に難しくなっていく感じがする。

  日祝定休で土曜日も営業しない場合があるとのこと。

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2 Comments

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ビの字 (もそもそ)
2017-06-18 21:46:45
武蔵中原、九州風ならなかばるだろうか。(微妙にのへぢとつぢクンの件を敷衍したノリで
駅前で食事が楽しめるのだから、何よりである。
近頃の駅前には最低限の供食サービスすらないこともあるのだから。
そして何より、ビの字はすばらしい。
寿司もすこぶるうまい由で、なにより。
中野家さんがいつまでも繁盛しますように。
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山野屋です(´・ω・`) (雲葉)
2017-06-24 11:36:03
駅からは南口を出て3~4分ほど歩きます。
かつては急行型電車の車内でも握りたての寿司が食べられたことを思えば、駅前で寿司にありつけないというのも変な話である。
寿司とは本来は日本のファストフードであり、不必要に高級感を煽って人々を遠ざけているなら本末転倒ではあるまいか。
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