工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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汗をかこう!

2007年08月10日 22時35分45秒 | 鍼灸・東洋医学
本日、宇都宮の最高気温は今年の最高気温、35.5度だったそうでございますねぇ。いやいや、確かにお暑うございました。
お昼休み、冷房を切って窓を開け、空気の入れ替えをしましたが、開けた途端に熱風がブワ~ッと入って参りましてね。朝から涼しい室内にこもりっぱなしだったもので、たいそう驚いた次第であります。

でね、こうも暑いと多くの患者さんの脈は『洪脈』という夏の季節の脈になっておりまして、皆さん汗をびっしょりかいているのであります。
夏は一年で最も陽気が盛んな季節ですからね、人間の体も陽気が旺盛になりますから、その陽気を発散しながら生活しなければなりません。そのために汗を出し、汗と一緒に陽気を発散しながら生活するというのが正常な体の作用でございます。そのために、夏になると脈が太く大きくなり、力のある浮いた脈になるのであります。

ところが時々、沈んで細い脈をして汗もほとんどかいていない患者さんがいらっしゃいます。この暑い時期に脈が沈んで汗ひとつかいていないのはやはりどこかおかしいと考えるのが自然です。
例えば一日中冷房のきいた涼しい部屋にいる方は、そんな状態になっている事がございます。冷房に慣れてしまって夏の体になりきれていないんですねぇ。
汗をかけないので一日中だるく、足も冷える。体調も優れないし、夏なのに痩せない(笑)。こういう方、結構多いと思います。
こうならないためにも冷えすぎには十分注意して、一日一回はきちんと汗をかく時間を作る事が大切です。
「そんな暇はない」という方は、寝ている間にたくさん汗をかいてください。意外とすっきり目覚められますし、体調も維持しやすくなりますよ(^O^)
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