昨日はいわきへは行かずに何をしていたかというと、茨城県那珂市のあまや座さんで上映中の超マニアックな映画を鑑賞して参りました。タイトルは『うんこと死体の復権』というドキュメンタリー映画でございます。
冒頭からおっさんの野糞をイヤというほど見せられ、分解されて土に還った元人糞を賞味するシーンがあったり、動物の死骸や排泄物を食べる虫たちもうじゃうじゃ出てきます。
正直、私も冒頭5分で吐くかと思いました。
ところがこの映画、観続けていると死生観や生きることの意味をぼんやりと考えるようになり、日々の食事の大切さにも気付かされます。世間で流行っているSDGsよりもよっぽどSDGsだなぁと思えてくるから、あら不思議。2時間ほどの上映でしたが、前のめりで見入ってしまいました。非常に学術的価値のある作品でもありました。
残念ながら宇都宮での上映は既に終了しております。あまや座での上映はまだ続いておりますので、興味がある方はぜひご覧になってください。まぁでもね、マニア過ぎるのでお勧めはしません(笑)。
ちなみにですが、この映画に出て来る糞土研究会 ノグソフィア代表の糞土師・伊沢正名さんは真岡市に隣接する茨城県桜川市在住のお方です。意外と身近なところにお住まいの偉人です。ずっとこの方の本を読んでみたいと思っていたので、これを機に購入してみようかなぁとね。思っておりますよはい。
もうひとつ。
最近アマゾンプライムビデオで配信が始まった映画『落下の解剖学』という映画を昨晩視聴しました。ジャンルとしては法廷ミステリーでいいのかな?
人里離れた家に住む親子。父親の転落死を発見したのは視覚障害者の息子。ところが母親に殺人容疑がかけられ、法廷で破綻寸前の夫婦関係や父親の死の真相が徐々に明らかになって行くという物語です。
SNSで大絶賛していた方がいたので興味本位で観始めたのですが、登場人物の心理描写が巧みで、中盤から一気に物語に引き込まれました。子役の演技も鬼気迫るものがあり、終盤は圧巻の展開です。久々にフランス映画で唸らされる作品でした。
こちらは皆さんにも超オススメです(笑)。