先日の浦和vs湘南で起きたゴール判定を巡る誤審問題。DAZNで公開された『Jリーグジャッジリプレイ』ではこれ1点に絞った議論が展開されました。YouTubeでの公開は金曜日です。
偶然にもこの回を取材していた日刊スポーツに、内容の要約と詳細が書かれています。
『「令和の大誤審」Jリーグ判定検証番組に潜入』(日刊スポーツ)
『“大誤審”はヒューマン・エラー 確認する勇気を』(日刊スポーツ)
こんな検証動画もありました。人間の目には限界があるし、どんなに注意していてもこういうことは起こり得ます。
サッカーはミスをするスポーツ。審判団はミスを犯しただけで、ルールを間違えたわけではありません。ミスは誰にでも起こります。完ぺきな人間はいないのです。…という話をすると、「ゴールに入ったら1点っていうルールだけど?」と言い出す方がいます。ゴールインを確認しているのにノーゴールなら、それはルールの運用の間違いです。しかし審判団がゴールラインをボールが完全に超えた瞬間を確認できていない以上、ゴールは認められないのがサッカーのルールなのです。
感情論へ移行して「選手は命がけでやってるんだぞ」と言われれば、「審判だって命がけだ」と言い返します。審判員の誰しもがそう認識しているのではないでしょうか。それでも物理的、人為的なミスは起こるのです。
なお、当該審判団への処分が公表されています。こういう問題が起きても審判には処分がないと誤解されている方が非常に多いのですが、審判は選手以上に厳しい評価の目に晒されていおり、問題があればすぐに研修プログラムへの参加を求められるなど、かなり厳重に管理されています。
『J1 ゴール判定で誤審 主審や副審に処分』(NHKニュース)
誤解して欲しくないのは、今回の事案は完全に審判に非があるということは私も理解しているということです。それがルールの運用ミスなら審判の資質を問いますが、今回は偶発的な物理的要因による防ぎ得ないミスであり、誰にでも起こりうる事象だったということ。誰にでも起こり得る事象が、たまたまあの審判団の中で起こったわけです。
ぜひ90分を通して試合を観戦してください。山本雄大主審は非常に安定したジャッジをしていると思います。その前も、そしてあの後もほぼ問題なく試合を捌いています。あのシーンだけを切り取るのは本当に気の毒です。何かしらの処分はあって然るべきですが、それを彼の評価に直結するべきではないという意見です。
これは審判個人の問題ではなく、Jリーグ全体で再発防止対策に取り組むべき事案なのです。防ぎきれないミスの全責任を個人に背負わせるのはあまりにも酷です。何の建設的な意見もなく審判個人をただただ非難しているうちは、何の解決にもならないのです。
偶然にもこの回を取材していた日刊スポーツに、内容の要約と詳細が書かれています。
『「令和の大誤審」Jリーグ判定検証番組に潜入』(日刊スポーツ)
『“大誤審”はヒューマン・エラー 確認する勇気を』(日刊スポーツ)
こんな検証動画もありました。人間の目には限界があるし、どんなに注意していてもこういうことは起こり得ます。
拾い画像から3Dに起こしてみました。興味ある人は見た上で判断してください。#浦和vs湘南 pic.twitter.com/YiSNnaH3zv
— UKi (YUKI : ユーキ) (@UKi_GRA) 2019年5月18日
サッカーはミスをするスポーツ。審判団はミスを犯しただけで、ルールを間違えたわけではありません。ミスは誰にでも起こります。完ぺきな人間はいないのです。…という話をすると、「ゴールに入ったら1点っていうルールだけど?」と言い出す方がいます。ゴールインを確認しているのにノーゴールなら、それはルールの運用の間違いです。しかし審判団がゴールラインをボールが完全に超えた瞬間を確認できていない以上、ゴールは認められないのがサッカーのルールなのです。
感情論へ移行して「選手は命がけでやってるんだぞ」と言われれば、「審判だって命がけだ」と言い返します。審判員の誰しもがそう認識しているのではないでしょうか。それでも物理的、人為的なミスは起こるのです。
なお、当該審判団への処分が公表されています。こういう問題が起きても審判には処分がないと誤解されている方が非常に多いのですが、審判は選手以上に厳しい評価の目に晒されていおり、問題があればすぐに研修プログラムへの参加を求められるなど、かなり厳重に管理されています。
『J1 ゴール判定で誤審 主審や副審に処分』(NHKニュース)
誤解して欲しくないのは、今回の事案は完全に審判に非があるということは私も理解しているということです。それがルールの運用ミスなら審判の資質を問いますが、今回は偶発的な物理的要因による防ぎ得ないミスであり、誰にでも起こりうる事象だったということ。誰にでも起こり得る事象が、たまたまあの審判団の中で起こったわけです。
ぜひ90分を通して試合を観戦してください。山本雄大主審は非常に安定したジャッジをしていると思います。その前も、そしてあの後もほぼ問題なく試合を捌いています。あのシーンだけを切り取るのは本当に気の毒です。何かしらの処分はあって然るべきですが、それを彼の評価に直結するべきではないという意見です。
これは審判個人の問題ではなく、Jリーグ全体で再発防止対策に取り組むべき事案なのです。防ぎきれないミスの全責任を個人に背負わせるのはあまりにも酷です。何の建設的な意見もなく審判個人をただただ非難しているうちは、何の解決にもならないのです。