柳沢コーチの不倫密会が重大な規律違反である理由

鹿島の柳沢コーチが公式戦前泊中のホテルで不倫相手と密会していたという記事が週刊誌で報道されました。

『元サッカー日本代表・柳沢敦、美人サポーターと不倫＆発覚したそれ以上の衝撃』（週刊女性PRIME）

これを受け、鹿島アントラーズは柳沢コーチへの処分を発表。自宅謹慎処分となることが発表されました。

『柳沢コーチへの処分について 』（鹿島アントラーズ公式）

『鹿島、柳沢コーチが規律違反で自宅謹慎処分に…週刊誌報道受け聴取』（SOCCER KING）

「また不倫かよ」「QBK（急に美女が来たので）」「不倫で自宅謹慎は逆にキツイ」などという厳しい意見が飛び交う中、「処分が重いのでは？」という意見も目にしました。不倫が凶弾される風潮が強い昨今ですが、いくらなんでも謹慎処分は重すぎると。



でも実はですね。今回の処分は不倫が理由ではありません。



Jリーグの公式戦はサッカーくじ（toto）の対象となっています。賭けの対象となるわけですから、試合に関与する選手やチームスタッフ、審判などは試合が終わるまで「スポーツ振興投票の実施等に関する法律」が適用される対象となります。

『スポーツ振興投票の実施等に関する法律』（JAPAN SPORT COUNCIL）

記事によると、柳沢コーチは4月6日のアウェイ湘南戦のため前泊したホテルでAさんと朝まで過ごし、そのまま試合へ行ったとのこと。これは鹿島からの発表が「規律違反に対する処分」とされているように、サッカーくじの不正行為を禁じる【第7章 罰則】「第42条 指定試合においてその公正を害すべき方法による試合を共謀した者は、２年以下の懲役又は１００万円以下の罰金に処する」に抵触する恐れがあります。
もし不正が疑われる試合になった場合、ただの不倫では済まされない、サッカー界を揺るがす大事件に発展する可能性すらあるわけです。

ただの不倫相手との密会で、八百長もなかったのだから、不正行為に発展するなんて非現実的かも知れません。でもサッカーに詳しい（ということを柳沢コーチが自ら言っている）第三者と長時間密会すればその可能性は完全には排除されないわけですから、特に試合で拘束されている間は気を付ける必要があるはずです。柳沢コーチの自覚が足りなかったと言われても仕方がない事案だと思います。

柳沢コーチ、せめて公式戦前泊時の不倫は控えましょう！それさえ気をつければ、あとは夫婦間の問題ですからどうぞご自由に。

あ、そうそう。完全にもらい事故食らった金森選手へのフォローも忘れずにね！

なでしこリーグでの珍しいトリックプレー

先日のなでしこリーグ1部、INAC神戸vs日テレベレーザのワンシーン。
ベレーザのコーナーキック時、ストッキングを直すしぐさをしながらボールをちょんと蹴り入れてインプレー常態にし、そのままキッカー交代のように見せかけてドリブルで持ち込む、というプレーがありました。ただのショートコーナーですからルール上何の問題もありません。

トリッキー勉強なります pic.twitter.com/5Feblp5lyv

— ＳＨ®️ＧＯ (@VK_SHOGO_) 2018年6月3日

『2018プレナスなでしこリーグ1部 第9節　2018/06/03 (日) 13:00 キックオフ ノエビアスタジアム神戸（兵庫県）』（一般社団法人日本女子サッカーリーグ）

よく見ると#18小林選手が副審と何やらしゃべっており、その後副審は主審と目配せ？して数回頷いています。その直後、#14長谷川選手がコーナーフラッグに近寄り、副審とゴニョゴニョ。そしてドリブル開始…というこの一連のトリックプレー。数年前にマンUがやってCKやり直しとなったあのプレーを参考にしたのでしょうか？



副審にインプレーを認識させなければ成立しませんから、もしかしたらこのマンU動画を参考にしたのかも知れません。ベレーザの選手は上手くやったと思います（＾＾）

なでしこリーグはマイクージューさんが公式サイトでネットでライブ配信してくれますから、皆さんぜひ視聴してください（＾＾）

鳥取の森岡監督が突然解任されましたが…

開幕から6試合負けなしで、シーズン序盤はJ3上位をキープしていたガイナーレ鳥取。先日の秋田戦にも勝利していましたが、突然森岡監督の解任を発表。これには驚きました。

『トップチーム監督交代のお知らせ』（ガイナーレ鳥取公式）

先日の秋田戦には勝利したものの、それまではリーグ戦5試合勝ちなしと苦しい状況に陥っていました。しかし今季は開幕から好調を維持しており、勝てない時期が続いているとはいえ首位との勝ち点差はわずかに5。昨シーズンの酷い成績でも続投を決めたのに、今季のこの成績で解任を決めるのはまだ早いようにも思います。

一体何があったのかと思いましたが、5月19日（土）に開催されたホーム富山戦での出来事が関与しているのかも知れません。



試合終了後、森岡監督とゴール裏サポーターが激しく口論する姿がDAZNでも確認できました。もしかしたらこの行為が解任の引き金となった可能性もあります。



直後の監督インタビューではこんなことを語っていました。

Ｑ）ひとこと、サポーターへお願いします。
Ａ）フフッ（怒りを押し殺す表情）。すごい質問から入るね。はい…次は勝てるように精進します。はい。

怒りで震えているようにも見えました。ここまで冷静さを欠くわけですから、よほど酷いことを言われたのでしょうか。それに関しては同情する余地はあると思います。
まぁでもいくら酷いことを言われたとしても、スタッフを何度も小突いたり無関係なスポンサーの看板叩くのはマズかったかなぁと思います。

つい先日テレビ番組で特集され、鳥取にすべてをささげる覚悟を話していた森岡監督。若手の育成に関しては評価が高い方なので指導者として引く手数多だと思いますが、志半ばでの解任劇は悔しいでしょうね…。
鳥取さんのこの判断は吉と出るか凶と出るか…鳥取さんにはがんばって欲しいんだけどなぁ。