工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

女子サッカー発展のための基本計画

2016年05月26日 23時30分29秒 | サッカー馬鹿
先日JFAが「女子サッカー発展のための基本計画」というものを発表し、それに関連したこんな記事が出ておりました。

『東京五輪で金を 女子サッカー発展へ基本計画』(NHK NEWSWEB)

いろんな課題か出ておりますが、私は普及面が一番重要な事業だと思っています。

女子サッカーにおける普及面最大の課題はジュニア年代からジュニアユース年代への移行、そしてユース年代や大学サッカーから社会人サッカーへの移行という、ふたつの移行期をどう繋ぐかという部分にあります。
小学生では男子と一緒にプレーしていたものの、中学生になり学校の部活動で男子と一緒にプレーする選択肢しかない女子選手がそこでサッカーを諦めて他種目へ流れてしまう。もしくは「サッカーは高校で終わり」「大学で終わり」とスパッと区切りをつけてしまい、生涯スポーツとはなり難いケースが多いのも女子ならではの現象です。

その辺も含めた詳しい事情を松原渓さんが上手くまとめてくださった記事がありますので、かなりの長文ですがご一読いただければと思います。

『2020年、再び世界一になるために。今井女子委員長が掲げる「なでしこvision」とは?』(YAHOO!スポーツ)

結婚、出産で競技から離れざるを得ないという環境も女性ならではの問題ですよね。しかしながらこの問題は家族の理解が得られ、社会的な仕組みが整備されれば、一定数の競技離れは防げるはずだと思うんですよね。

育成や普及に関しては男子よりもあらゆる面で劣っている女子サッカー。世界一を成し遂げて早5年が経ちました。当時はこれで女子サッカー界を取り巻く環境が劇的に改善するかと期待されたものですが、さほど変化を感じていないというのが女子選手の保護者として感じている本音です。
10代、20代の若い女子プレーヤーが将来の夢を明確に描けるような環境を整備することが、世界一奪還への近道になるという思いがあります。東京五輪に向けた取り組みはまだ始まったばかりですが、早急に取り組まなければ2020年以後の女子サッカー界の衰退にも繋がりかねません。JFAには女子サッカーにもより真剣に向き合って欲しいと切に願います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする