ホーム北九州戦、結果は2-4での敗戦でした。見方によって評価が分かれる試合だと感じましたけれど、少なくとも選手はよく戦っていたと思っています。
北九州の監督である柱さんの監督としてのすごさは相手の長所を消すという采配にあると思っています。相手のストロングポイントを抑え、弱点を徹底して突き、先制して逃げ切る。JFL時代の我々がそうだったように、これが北九州の勝ちパターンです。
今日の試合も展開は同じ。4-1-4-1の弱点であるディフェンスラインの裏のスペースを徹底して狙われました。ハン・ヒフン選手の2枚目のイエローの場面も相手に裏を取られた結果ですし、危険な場面はほぼこのパターンでした。でもそれだけ裏を狙われても最終ラインを高く保ち続けた尾本選手とハン・ヒフン選手は与えられた仕事をきっちりこなしていたとも言えます。
結果的に4失点しました。最後の失点はもう仕方がないとして、システムの脆弱性を突かれた部分を個の力で補うには、予算に限りがある栃木のようなクラブでは限界があります。そこを差し引いてもディフェンスはよくがんばっていたと思います。今の栃木で4-1-4-1をやるならこれが限界だと感じています。
柱さんのサッカーをよく知る阪倉監督は北九州が4-1-4-1の弱点を突いてくるのは当然わかっていたはずです。ある程度やられることを覚悟していたなら、せめて攻撃の部分で戦う姿勢を見せて欲しかったですけれど、北九州の4-4-2のブロックに前半はほとんど何も出来ませんでした。
後半にもディフェンスの裏を取られて失点し、0-3になってからは北九州はわかりやすいドン引きの守備にシフト。こうなるともう栃木にはこのブロックを崩せる攻撃力はありません。そしてその直後にハン・ヒフン選手が2枚目のイエローで退場。これで試合が決まったかと思われました。
しかーし。
サッカーってやっぱり面白いですね。FWイ・デホン選手に代わり赤井選手をCBに入れると前線にスペースが出来て突然ボールが回るようになり、82分と84分に中美選手のゴールが決まって1点差にまで追い上げました。
正直、これは怪我の功名でした。阪倉監督が意図しない部分でチームが機能しはじめたというのがなんとも皮肉なものです。
結果的に4失点しましたけれど、最後の1失点はセルフジャッジでボールを追うのを止めてしまったのが一番の原因です。でも試合終盤で追い付くために前がかりになっていたので、あれはもうしょうがないです。
北九州戦は今季を占う一戦になる。長崎戦の後、私はブログにそう書きました。これは結果論ですけれど、こういう戦い方をされたときの今の栃木の限界がはっきり見えた試合だったと思うんです。ここまで極端に相手の長所を消してくるチームはJ2には北九州くらいですけれど、今後も対戦相手は今日の北九州と同じような対策で栃木戦に挑んでくるはず。それをやられると手も足も出なくなるのが阪倉監督率いる栃木SCです。
今日の試合は今出来る事をしっかりやり切った結果です。あれだけ強固なブロックを作られれば無理に縦に入れても跳ね返されてセカンドボールを拾われるだけですし、縦にボールが入らないのは仕方がないです。横パスへの批判コメントもいただきましたけれど、人を動かすためにボールを動かしているので、あれだけ手詰まり感たっぷりの試合になれば打開策を見出すためにボールを横に動かすのは自然なことだと思うんです。決して横パス自体が悪いことだとは思いませんし、パスミスが多いのは今に始まったことではないですから、そこに敗戦の原因を求めて選手の技術不足を責めるのは酷だと思います。
我々は今いる戦力の、今の能力で戦うしかありません。そして対戦相手との差を埋める、もしくは差を広げるのは戦術の役割りです。だからこそ、阪倉監督の指導力に私は疑問を呈しているわけです。この戦い方で本当にいいのか、と。
北九州の監督である柱さんの監督としてのすごさは相手の長所を消すという采配にあると思っています。相手のストロングポイントを抑え、弱点を徹底して突き、先制して逃げ切る。JFL時代の我々がそうだったように、これが北九州の勝ちパターンです。
今日の試合も展開は同じ。4-1-4-1の弱点であるディフェンスラインの裏のスペースを徹底して狙われました。ハン・ヒフン選手の2枚目のイエローの場面も相手に裏を取られた結果ですし、危険な場面はほぼこのパターンでした。でもそれだけ裏を狙われても最終ラインを高く保ち続けた尾本選手とハン・ヒフン選手は与えられた仕事をきっちりこなしていたとも言えます。
結果的に4失点しました。最後の失点はもう仕方がないとして、システムの脆弱性を突かれた部分を個の力で補うには、予算に限りがある栃木のようなクラブでは限界があります。そこを差し引いてもディフェンスはよくがんばっていたと思います。今の栃木で4-1-4-1をやるならこれが限界だと感じています。
柱さんのサッカーをよく知る阪倉監督は北九州が4-1-4-1の弱点を突いてくるのは当然わかっていたはずです。ある程度やられることを覚悟していたなら、せめて攻撃の部分で戦う姿勢を見せて欲しかったですけれど、北九州の4-4-2のブロックに前半はほとんど何も出来ませんでした。
後半にもディフェンスの裏を取られて失点し、0-3になってからは北九州はわかりやすいドン引きの守備にシフト。こうなるともう栃木にはこのブロックを崩せる攻撃力はありません。そしてその直後にハン・ヒフン選手が2枚目のイエローで退場。これで試合が決まったかと思われました。
しかーし。
サッカーってやっぱり面白いですね。FWイ・デホン選手に代わり赤井選手をCBに入れると前線にスペースが出来て突然ボールが回るようになり、82分と84分に中美選手のゴールが決まって1点差にまで追い上げました。
正直、これは怪我の功名でした。阪倉監督が意図しない部分でチームが機能しはじめたというのがなんとも皮肉なものです。
結果的に4失点しましたけれど、最後の1失点はセルフジャッジでボールを追うのを止めてしまったのが一番の原因です。でも試合終盤で追い付くために前がかりになっていたので、あれはもうしょうがないです。
北九州戦は今季を占う一戦になる。長崎戦の後、私はブログにそう書きました。これは結果論ですけれど、こういう戦い方をされたときの今の栃木の限界がはっきり見えた試合だったと思うんです。ここまで極端に相手の長所を消してくるチームはJ2には北九州くらいですけれど、今後も対戦相手は今日の北九州と同じような対策で栃木戦に挑んでくるはず。それをやられると手も足も出なくなるのが阪倉監督率いる栃木SCです。
今日の試合は今出来る事をしっかりやり切った結果です。あれだけ強固なブロックを作られれば無理に縦に入れても跳ね返されてセカンドボールを拾われるだけですし、縦にボールが入らないのは仕方がないです。横パスへの批判コメントもいただきましたけれど、人を動かすためにボールを動かしているので、あれだけ手詰まり感たっぷりの試合になれば打開策を見出すためにボールを横に動かすのは自然なことだと思うんです。決して横パス自体が悪いことだとは思いませんし、パスミスが多いのは今に始まったことではないですから、そこに敗戦の原因を求めて選手の技術不足を責めるのは酷だと思います。
我々は今いる戦力の、今の能力で戦うしかありません。そして対戦相手との差を埋める、もしくは差を広げるのは戦術の役割りです。だからこそ、阪倉監督の指導力に私は疑問を呈しているわけです。この戦い方で本当にいいのか、と。