工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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第2回サポーターカンファレンス その1

2014年10月29日 12時39分26秒 | サッカー馬鹿
先日行われた第2回サポーターカンファレンスの全文を書き起こします。まずは水沼社長からのクラブライセンス制度に関わるご説明の部分です。質疑応答部分は後日改めて掲載します。
それにしても、クラブは仕事が遅い!今回の掲載分はおよそ22分程度のものですが、小一時間あればこうして文字に起こせます。今回の議事録は早めに出して欲しいです。



【上野強化部長】本日はですね、お疲れのところ、お集まりいただきましてありがとうございます。ゲームの方はですね、1-1ということで。いつものご声援ありがとうございました。それでは、ただいまから第2回のサポーターカンファレンスをはじめさせていただきます。
本日の内容につきましては、すでにご案内の通りですね、クラブライセンスのクリアに向けた見通し、及び現状についてのご説明とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。なお、今シーズンのですね、終了後に再度、ご案内をさせていただきますが、今年の振り返りと来シーズンに向けた第3回サポーターカンファレンスをですね、12月中に開催を予定しておりますので、合わせてその節はご協力よろしくお願いいたします。
それでははじめにですね、栃木SC取締役会長、中津正修よりですね、皆様にお礼を兼ねてのご挨拶をさせていただきます。よろしくお願いします。

【中津取締役】みなさんこんにちは。ご紹介いただきました、中津でございます。日頃は栃木SCのご声援、本当に心から感謝を申し上げたいと思います。なかなか試合にご満足いただけない点もあるかと思いますが、選手もクラブも全力で今、戦っているわけでございまして、それも一重に皆様方の本当に厚いご支援のおかげだと思っております。そして今年はまた、夏の間は大変暑い夏でございまして、天候の不順もある中、ご声援をいただいたことを本当に重ねて御礼を申し上げたいと思います。
本日は第2回目のサポーターカンファレンスということで、特に今我々が非常に厳しい審査を受けているクラブライセンス制度というものがJリーグで施行されておりまして、この辺の内容についても皆様に詳しくご説明する事になると思いますので、限られた時間ではありますが、ひとつよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございます。

【上野強化部長】それでは、本日の目的でありますクラブライセンスのですね、クリアに向けた現状と、見通し等につきまして、代表取締役水沼富美男よりですね、説明させていただきます。よろしくお願いします。

【水沼社長】ただいま紹介いただきました、栃木サッカークラブ水沼でございます。皆様にはですね、今シーズンスタート時からですね、私らの経営を巡るクラブライセンスの問題で大変なご心配とご迷惑をおかけしましたことに対しましてですね、改めてお詫びを申し上げたいなぁというふうに思います。このあと着座にてご説明をさせていただくご無礼をお許しいただきたいと思います。
まず今シーズンはですね、最大の目標、クラブの目標としましてはですね、何としても財務上のライセンスを確保すると。これが至上命題でありました。そういう中で予算も組んで参りましてですね、チーム、フロント、共にですね、今シーズンにおいては我慢の年という大きな位置付けをしました。表に対してはですね、「挑戦」というフラッグを掲げさせてもらいましたけれども、内部においては我慢の年と。それも先ほどお話しましたように一重にですね、何としてもJリーグから撤退することなく、引き続き来シーズンもですね、Jリーグに残留する。これを至上命題にしたということでございます。それで現状でございますけども、すでに上期のですね、決算について報道等で皆様もすでにご案内だとは思いますが、改めて概略をですね、説明させていただきたいと思います。
結論から申し上げますと、Jリーグに申請しました計画、それから上期の状況を含めてですね、9月の末に来季のJリーグライセンスは取得いたしました。Jリーグの方から9月の末にですね、来季についてもクラブライセンスを付与するという書面での最終決定をいただいております。私共の会社はですね、通常の会社とちょっと違いまして、今大体3月末決算、4月新年度というのが大方の企業で多いかと思いますけど、私共はですね、年間のゲームの進行状況、そういうものを含めましてですね、2月1日から1月31日が年度期末でございます。よって7月がですね、上半期。8月から1月が下期。2月1日から1月31日がですね、通期の決算ということになると思います。それで上期においてはですね、おかげさまで収入が予算よりも増えておりまして、ざっと全事業の収入のですね、予算比で言いますと106%。特にスポンサーの収入がですね、増えまして、大体119%。そういう意味ではスポンサー収入が上期のですね、決算を押し上げたということかと思います。それから支出の方でございますが、これは大括りで言いますと、予算比の95%でございます。予算よりも5%圧縮したということでございます。今季の予算自体がですね、聖域なき改革ということですべての科目について相当切り込んでおります。まぁこんな言い方もあれですが、とりわけですね、選手の人件費を大きく切り込みました。特に中心の選手でありましたブラジル人、外国人選手を3人ほど放出するという中でスタートしたわけでありますけども、サッカーに素人の私でもですね、この編成で今季乗り切れるのかどうかという心配はありましたけども、ご案内のように前半はですね、7位で折り返したと。私はその結果でですね、ちょっとほっとしたんですが、ご案内のように後期はスタートからちょっと躓きまして、6連敗と。その6連敗が今日の成績のですね、やや低迷につながっているんじゃないかというふうに思っています。それでですね、年間を通してどうなるのかと。Jリーグも大変関心を持っているところでありますけども、私共の予算はやや下期型の予算でございますので、大括りで言いますと最終、下期の純利益がですね、5000~6000万ぐらいの利益が出ると。上期と合わせてですね、これはまだ見通しでございますけども、大体9000万前後の利益が確保できるんじゃないかというふうに思っております。それでもうひとつ、3年連続の赤字はJリーグに残れませんよというのがひとつございます。これはフィナンシャル上の問題でございましてね。それからもうひとつございます。ご案内のように債務超過は一発退場ですよというのがございます。今の数字を申し上げまして大体お分かりだと思いますが、2月1日の上期スタートの時点でのですね、債務超過額は約6200万でございます。そういうことでですね、先ほどの通期の見通しを含めて考えていただければですね、約9000万前後の純益ということがありますと、6000万を引いても3000万くらいは残るということでございますので、債務超過は間違いなく解消できます。現実的に8月末の時点で債務超過は解消しております。これにはもうひとつですね、今年の株主総会の時に2000万枠の増資を認めていただいてですね、その決定に従って今季もですね、2000万の増資を行いました。おかげさまでこれもですね、いろんな方々のご理解とご支援で1ヶ月で2000万の枠を確保したということでございますので、ある意味で、これちょっと財務上の問題で難しいかも知れませんけど、これは売り上げには入りません。バランスシートの方で対照表の形になります。それから今の形でいいますと6000万から2000万を引いて債務超過が4000万ですよと。それを今度利益の方でですね、アレしますとさっき言ったような数字になっていくということでございます。そういうわけで財務上のですね、皆さんにご心配いただきました、多くの方々に昨年から今年のはじめにですね、県内全域での募金運動もさせていただいてですね、その募金運動も4000万ちょっとでございます。これはほとんど前期の決算に組み入れてますので、今期の募金の繰入額は700万程度でございますけども、とは言ってもですね、債務超過の額をその額で圧縮したというのが大きな債務超過解消の要因にもなっておりますので、改めてですね、本当に寒い中、皆さん大変お忙しい中、募金活動をしていただいてですね、感謝を申し上げたいと思います。
それで、私はですね、今申し上げた今期の状況については、特異の年というふうに位置づけておりまして。これが我が社の収支を表すもんだとは思っておりません。そういう意味ではですね、やはり2014年じゃなくてですね、2015年、来年度。来年度の決算でですね、間違いなくそれなりの黒字が確保できるということになればですね、栃木SCは将来においてもですね、安定した経営基盤の中で運営ができ、またチームの強化等等にもですね、それなりのお金を投入して、我々の最大の目標でありますJ1に挑戦して行くと。その道も近くなって行くだろうというふうに思っておりまして、今期だけの決算でもろ手を挙げてですね、喜ぶ状態ではないと。やっぱり2015年しっかり経営をやりまして、先ほど申し上げたような2015年がですね、私は栃木SC再生の元年だというふに位置付けて行きたいというふうに思っているわけでございます。最終的にですね、6200万ある債務超過がですね、まだこれは見通しの段階で大きな事はいえないわけですが、最終的にはバランスシート上はですね、4000~5000万の資産超過。今までは債務超過ではありましたけども、財産として4000~5000万は残るんじゃないかというふうに思っているところでございます。
それからやっとですね、本当に県民の多くの皆さんのですね、ご支援をいただきましたけども、この要素の中にはですね、先ほども申し上げましたように多くの企業さんがですね、栃木SC大変だと。何としてもやはりJリーグに残さなきゃというご理解とご支援。それから私共が今年力を入れました自治体ですね。地域支援パートナーという位置付けで自治体との契約ですね。それから県、ホームタウンの宇都宮市におきましては、無名有力県から有名有力県にしたいという福田知事のその一翼をですね、栃木SCが担わせてもらうということにですね。全国各地でアウェイのゲームがございますので、こういう場を利用してですね、栃木県のPRをSCが行うということで契約をいたしまして、宇都宮市においても同じ趣旨でPRをするということに対する対価としてそれなりのお金をいただく。そのものを合わせますとですね、現在地域支援パートナーが6市町でございます。それと県と宇都宮市と合わせますとですね、大体そのお金が5000万前後、5000万弱ぐらいでしょうかね。こういう支援もいただいているというところです。そういうことも含めて、さらには社員にはこの2年間、ボーナスゼロでございます。ベースアップゼロでございます。社員自身にもですね、痛みを分かち合ってもらっているということでございます。それからチームの選手の方にもですね、練習環境、それから遠征環境、遠征の人数の問題、等等含めてですね、かなり厳しい環境の中で今、チームが戦っている。他のチームから比べて人数も少ないし、チーム内全体の人数も少ないし、そういう環境の中で今奮闘してもらってるというのが実情でございます。そういった社員、チームの選手の環境を含めてですね、先ほど申し上げた支出の圧縮を図ってですね、入りを多くして出を抑えている。それが冒頭に私が申し上げましたですね、今年はフロントも、チームも、選手も我慢の一年という意味でございます。
やっと来季もJリーグで戦えるという見通しが立ちましたけども、まだまだ多くの課題も残っております。経営上で申し上げればですね、今期すべての数字が予算よりプラスという状況の中で、マイナスの要因がひとつだけございます。これはチケット収入でございます。今年は1億4000万のチケット収入を予算で立てましたけれども、現時点では1000万くらい割れてるかなぁということでございます。そういう意味ではですね、来年の経営のひとつの大きな課題としてですね、何としてもチケット収入を伸ばす。それにはですね、いろんな手を考えていかなきゃいかんと。施策を展開しなきゃいかんと。そういう意味では是非サポーターのみなさんのですね、お知恵もお借りしながら来季はですね、収入増、動員増という取り組みを徹底していきたいなぁということを考えている次第でございます。
それからもうひとつ。Jリーグから迫られているJ1ライセンスの問題でありますが、ひとつには現在のこのグリーンスタジアムがですね、J1仕様でありますと1万5000人の客席が(必要ですが)少し満たないというのが現状でございます(注:現時点でのJ1規格はクリアしていますが、今後の見通しとして座席の広さ等の規格が変更された場合、グリスタはJ1規格に不適合となる可能性が極めて高い状態です)。それから屋根のカバー率の問題ですね。この2つがございます。客席の確保については現在、県の方にお願いしながら詰めてるところでございまして、県の方もやはりそういう規定であるということであれば何とかしなくちゃなんないね、ということを言っていただいておりますので、これも来シーズンのスタートまでには何とかJ1の1万5000人以上の客席というものを確保していきたいというふうに考えております。
それからもうひとつ、J1に上がるにはですね、選手の、チームの練習場。専用もしくは優先練習場の確保というのがございます。合わせてクラブハウスを持ちなさいと。トレーニングルームやですね、ミーティングルーム等等を含めたですね、クラブハウスを持ちなさいというのがあります。これについてもですね、やはりみなさんの思い、我々の思いを含めてですね、実力で上がれるかどうかは別にしましてですね、やはりJ1に上がれる環境だけは確保していかなきゃいかんというふうに思いますので、何としても来季中にはですね、今挙げました3つのハード面のJ1ライセンスのクリアをすべく、検討また実行に移して行きたいなぁというふうに考えているところでございます。
大体今申し上げましたのがですね、今期の上期の状況、また通期の財務上の見通し、さらに今後の経営面の課題、またJリーグのJ1ライセンスを確保するための課題等等についてご説明をさせていただきました。以上で私の説明を終わらせていただきますけれども、、大変雑駁ではありますけれども、もしご質問があればその中でお答えして行きたいと思います。以上でございます、ありがとうございます。
コメント (2)
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