瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

秋に初夏の薔薇13

2009年11月01日 15時44分29秒 | ハウステンボス初夏の旅行記
気が付けば11月、年の終りがヒタヒタと…っつうより、バイク乗ってやって来る感じがしますねえ。(汗)
果たして冬が来る前にこのシリーズ終わるのか!?
てか暦ではもう直ぐ立冬だよ。(汗)
そんなこんな焦りながら前回の続きで、今回もパレス・ハウステンボスからスタート。



パレス前庭の右翼は薔薇園、左翼はかつて生垣迷路でした。



↑それが現在ではホワイトローズガーデンに変身。
結婚式会場を目論み造ったらしく、バージンロードに列席者の席に神父の位置が、一見して判りますな。
個人的に迷路に愛着を持ってたんで、正直最初は哀しかった。
しかし完成した様を見たら、これはこれで綺麗で良いなと…いいかげんなもんです。(笑)



↑右翼の薔薇園に咲く薔薇は色様々だけど、こちらは紅白に色を限ってるようで、ホワイトローズガーデンの名に相応しく、白薔薇が最も多い。
右翼の薔薇園は華やかで、例えるなら社交パーティーで紳士淑女の羨望の的になっている、貴族のマダムなイメージ。
一方こちらの薔薇園は出来立てな事も有り、社交界デビュー前の初心なマドモアゼルのイメージだ。
グリム童話の中の「雪白と薔薇紅」って話を眺めていて思い出した。

アン「そうだわ!これから此処を『雪白と薔薇紅の園』と呼びましょう!」

――御免なさい、いいかげんにします。(汗)



↑その白い薔薇のゲートが、京都伏見稲荷の鳥居の様に続いている。(いやあそこまで延々と続いてないけど)
結婚式会場となる空間をコの字に囲んでる薔薇のゲート。
多分右ゲートを新郎が潜り、左ゲートを新婦が潜り、後ろで出会った所で中央のバージンロードを進むというセレモニーを行うのかなと。
薔薇が道を塞ぐほど咲いてるんすけど。(笑)



↑新緑の下、緑の絨毯が広がる前庭。
ハウステンボスサイトのスタッフブログに、こんな記事が上がってたんで紹介。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/blog/staff/?itemid=610&catid=6)
あそこの芝生って衣替えしてたんすね~。
これからは季節に合わせ、夏芝冬芝と分けて書かねば…何か語感が柴犬みたいで可愛いな。(笑)
最近スタッフブログと記事がバッティングする事が多いので、有難く参考にさせて貰ってます。
前回紹介した薔薇園、今が盛りだそうですよ~。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/blog/staff/?itemid=617&catid=6)

撮影に没頭してる自分を残し、先に館内に入ってしまった母。
携帯で呼び出された自分も、撮影の手を止めて入館。
当時ドールハウス展を開催していた美術館に入りました。

パレス内の右側は美術館になっており、パスポートを持っていれば200円で入れます。
結構個性的な展覧会を行っているので、来る度楽しみにしておるのですよ。
ベルばら展とか…自分が今迄観た中では、『ヴェネツィアン・ビーズとコスチュームジュエリー展』が楽しかった。

で、この時開催されてたのはドールハウス展。
館内は撮影禁止なので写真は残ってませんが、気分は東武ワールドスクエア、精巧なミニチュアハウスはとても興味深かったです。
ハウスっつっても1つの部屋だけを舞台装置の様に作り込む形式も有り、そういうのは硝子の箱に入れて飾られる事からルームボックス、もしくはシャドーボックスと呼ばれるんだそうな。

ドールハウスは17世紀のオランダ・ドイツで、元は貴族の子女の為の教育用玩具として作られたそうなんすが、凝り性の職人達のお陰で玩具の域を超え、芸術作品にまで高められたという。
日本の場合雛人形がドールハウス的それに当たるよなぁと。
後、江戸時代に紙で家や城の模型を作る遊びが庶民の間で流行ったそうで、あれも中々精巧な物だったらしい。

いや~凄かったですよ、約1/12サイズな部屋の中、壁にズラッと貼られた肖像画やタペストリーの柄まで、微細に再現してあるんですから。
陰に隠れてしまう天井も手を抜いてない、スモールライトで小さくなって、住みたくなりましたよ。

こんだけ微細に再現されてると、当時ヨーロッパで流行した建築様式も、手に取る様に判る。(ドールハウスだけに)
という訳でヨーロッパの建築デザイン史を知る為の貴重な資料として考えられてもいるそうな。

フロア中央に飾られてた「ロイヤル・アルバート・ホール」が素晴しかった。
ヴィクトリア女王が、亡くなった夫プリンス・アルバート公を偲び、ロンドン市内に建てさせた円形音楽ホールを再現した物で、作者はマイク・マースデンと言う人だそうな。
外観から内装まで360度全て実物通り、目玉展示品にされるのも尤もだと、感心させられる出来栄えでした。

後、2階に展示してあった「ウィンポール・ホール」も素晴しかった。
モデルは1643年にイギリス、ケンブリッジシャーに建てられた、カントリーハウスと呼ぶには立派過ぎる邸宅。(この時代の貴族のカントリーハウスは、田舎家と呼ぶには無理が有る物ばっかだけど)
(こちらの記事を参考にさせて頂いた→http://www.haizara.net/~shimirin/nuc/england.php?itemid=523&catid=4)
3階建てで見た目パレス・ハウステンボス(↑記事1番上の写真)に似て思える。
このハウスだけ特別に撮影が許されてたんすが………失敗してしまいました。(涙)
スタッフブログに写真が公開されてるので、参考にされて下さいまし。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/event/blog/staff/?itemid=336&catid=6)
石造りの階段まで見事に再現されていて、窓から覗くと部屋まで造り込んであるのが凄かった。

今~2010年4月11日(日)迄は、「ハウステンボス美術館・博物館所蔵ベストセレクション展」を開催中。
今度訪れた時に観に行こうと考えてる。
(→http://www.huistenbosch.co.jp/museum/topics/collection.html)



↑館内をぐるり廻った後、パレス後庭に出ました。
幾何学模様が美しい緑の庭園は、冬季星の瞬きの如く輝きます
冬季のイベント情報は公式サイトを。



↑後庭内のギリシャ神像の後ろにも薔薇が咲いてて綺麗だった。
で、この神様が誰かは忘れてしまった。(汗)
多分アポロン?…ヘルメスだったりしたら御免。(汗)




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