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クールビズ「28度では能率低下」…日本建築学会調査

2008-07-20 12:09:40 | Nonsense
神奈川県の電話交換手100人を対象に1年間かけた調査では、室温が25度から1度上がるごとに作業効率が2%ずつ低下した。
東京都内の官庁のオフィスではクールビズを導入後、消費電力が以前より11・9%減ったが、調査すると、室温にムラがあり、30度に達する席もあって働く人の不満は高かった。3~6席に1台の大型扇風機を運転すれば、体感温度が下がって能率は維持され、電力消費は以前の10・2%減と、さほど変わらなかった。
 チームの田辺新一・早稲田大教授(建築環境学)が、平均賃金などから試算すると、冷房の設定が25度の場合と比べ、軽装のみでは、能率低下で期間中、オフィス1平方メートルあたり約1万3000円の損失が出る。(2008年7月18日 読売新聞)

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やっぱり、そうか。
常識を疑いたい私としては、ずっと疑問に感じていたのが、地球温暖化の真偽とともにクールビズによる作業能率の影響だったのだが、建築学会による研究でクールビズは経済的損失につながる”場合”があることがわかった。「クールビズ」の免罪符で、ビジネスマンから背広を解放した見た目も含めての効用は確かにあると思う。(夜9時以降の満員電車内のメタボ族のおじさまたちの汗臭いスーツは、気の毒をこえて迷惑・・・)けれども、我が勤務先でも「チームマイナス6%」とのお達しで、昨年よりとりくんできたクールビズだが、席によって暑いだの寒いだの苦情(わがまま?)いいたい放題の女性群を前にたじたじで、上司が各シマに取り付けた空気撹乱器3台。電源をつけっぱなしで帰宅するチームもあり、機械に席が近い人や場所によっては一日中風を受けてかえって迷惑だの、予想したとおり諸々不評だったのだが、今年は登場せず、あれは、どこへいったのか。。。冬になると今度は暑いと登場する扇風機もあった。チームを異動して席がかわった私は、寒い。同じチーム内では、冬ものカーデガンや、Gジャンを着込む婦人も出現。これで、本当に室温設定をあげているのか?

首脳陣の避暑とも揶揄された洞爺湖サミットも無事おわった。
しかし、二酸化炭素の排出を削減して地球温暖化を防ぐことも議題だったが、かりに日本がマイナス6%を素直に実施しても、100年後の温度は0.004度しかさがならない。私の夏の課題図書その3の「ほんとうの環境問題」の共著である池田清彦氏と養老猛司によると、日本人の地球温暖化対策の枠組みは、「意味がない」「アホ」になるらしい。そもそも米国が京都議定書を批准しなかったのは、自国の石油産業の保護であり、EUが推進するのは経済取引を主導できるもくろみがあるからだ。政治と国益ぬきに温暖化対策の枠組みを語るのは、お寒いハナシなのだ。
それも知らずに、エコブームにのって、「マイ箸」をもち歩くことで自分のイメージアップを計る芸能人を揶揄する気持ちはないが。仕事や勉強の時は、適切な温度に室内を冷やしてほしい。大型扇風機も直接からだに風があたると、だるくなってそれも厳しい。都心の猛暑、酷暑はなんとかならないのか。ふう・・・、、、暑い。

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