旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ベルゲンから雨のフィヨルドとフロム鉄道へ

2018-09-12 11:11:22 | ノルウェー
充実した朝食。

きのう市場でお勧めしたノルウェーのチーズ「イェトスト」も出ている↓円柱形のモノがそれだがすでにスライスされたものも出ていて便利↓

↑右後ろに見えるもうひとつの円柱形チーズはなんだろう?
★こちらに書きました

07:45にホテルを出発二時間少しかけて船の出るグドヴァンゲンへ向かう。
雨の日にはそこらじゅうの岩に滝が出現する

途中でツヴィンデの滝にちょっとだけ寄る↓

トイレ利用は10クローネ(150円ほど)↓クレジットカード利用も暗証番号なしでできます↓

出航の五分前に間に合った↓今日の船はなんだかクラシック↓

フィヨルドのいちばん奥。千メートルにもおよぶ切り立った崖にかこまれた港を出る↓

途中、少し青空もみえてきた↓

フロム鉄道がでるのは、フィヨルドの別の入り江。
↓Y字型のフィヨルド交差点が見えてきた↓船はあそこを右に回る

途中になんどか村に止まる↓この船はもともとPOST SHIPであり、生活の足だったのだ↓

豪華なクルーズ船にも行き会う↓

今日はいないけれど水深が深いので大型客船も入ってくる

二時間強でフロムに到着

サーモンの昼食


フロム鉄道、今日の予約は16:05なので、フロムでずいぶん時間がある。
鉄道博物館へ行ってみよう↓

フィヨルドの奥の村というのは、もとは海上からしか近づく術はないに等しかった。
海が荒れるとベルゲンからのポスト・シップは途絶えて孤立してしまう。
オスロ⇔ベルゲン間の鉄道からの支線をフロムまで通すことでフロムを安定した経済圏にとりこむことができる。開通は1940年、つまりナチス・ドイツがノルウェーを占領したころに走り始めた鉄道になる。

最近整備された遊歩道があるようだ↓丘の上まで少しあるいてみよう




高台から見下ろすフロムの入り江↓うっすらと虹が見えた

とつぜん馬に遭遇。簡単な仕切りの向こうで一心に草を食んでいる↓この地方には特産のこぶりな馬がいるときいたことがあるが、これかしらん↓


そろそろ列車の時間。グループ用のゲートから入ります↓

「11番扉から入ってください」と指示をもらう↓あ、ここですね

昔の雰囲気をとどめている車内↓

フロム鉄道は800メートル以上の高低差をのぼってゆく
ミュルダールでベルゲン⇔オスロ線に乗り換える


森林限界線をこえた高原の風景はフィヨルドとはまた違う美しさがある↓

ずいぶん以前に、ベルゲン⇒オスロのフライトがキャンセルになり、このあたりをバスで走った事を思い出した。とっても天気がよい日、途中でピクニックランチをしたっけ(^.^)
ミュルダールで乗り換えて、VOSSの駅で下車↓

地下にあるトイレへご案内すると、クレジット・カードで10クローネを支払わないとカギが開かない仕組みになっていた↓

現金が使えないということは、クレジット・カードがない人はトイレもいけない??

VOSSは南西ノルウェーで指折りの山岳リゾート。冬にはスキー客がたくさん訪れる。
現在、駅から山頂まで直接上ることができる巨大なゴンドラが建設中↓

↓この歴史あるホテルのすぐ近くに、来年巨大なホテルも営業をはじめるそうな↓


ベルゲンへの一時間ほどのドライブ。何度豪雨と小康を繰り返しただろう。
ベルゲンの町がみえてくるころ、夕焼けになった↓

フィヨルドは雨が多く天候がころころ変わると知ってはいても、今日海に落ちる夕陽がみられるとはおもっていなかった


駅のすぐとなりの歴史あるホテルで夕食

バーカウンターで昔ながらのジンジャー・ビアーを

 鱈のトマトソース

ホテルまでは歩いて帰ろう。ベルゲン駅の引き込み線コンコース↓

壁にはベルゲンの歴史を描いた絵が↓

図書館をすぎればホテルはもうすぐだ






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直行便でベルゲンへ

2018-09-11 11:08:40 | ノルウェー
日本からノルウェーへの直行便はない。直接ベルゲンに着くこの特別便は利用価値が高い↓

★機内でノルウェー映画「12th man」を見る。ナチスの占領に抵抗したノルウェー人の話。※こちらに書きました

昨年から利用が始まった新しいターミナルに到着

↓YES、BERGEN

↓到着時免税も充実している

↓この新ターミナル、実は旧ターミナルともつながっているそうな。外国から来たバスはどっちへ行ったらよいかわからずに右往左往していたのだとか↓

↓トラムの運航がはじまっていた↓港の方まで延長計画あり。

↓このトンネルも今年開通↓日本以上に山国のノルウェーではトンネルがやたらと多い。1990年以降特に増えた。

時間は早くなるが、景色は楽しめなくなる。
↓中心部へ到着


雲っていはいるがフロイエン山の上からの眺望はありそうだ。見えるときに行っておこう↓




このケーブルカーは観光用だけではなく市民の足なので途中で住宅街の中の駅に止まる


展望台到着↓午後は逆光になるが曇りなのでよく見えるのだと、ガイドさん↓

上の駅にはケーブルカーがいまどこにあるかを示す模型が動く

下へ降りて世界遺産指定のブリッゲン地区へ↓

この木造十二軒が世界遺産↑
↓干し鱈の倉庫だった建物群

↓対岸へまわり絵になる風景↓


↓★少し先にさくさん停泊しているこれらの船は、北海油田への供給船なのだそうだ↓

原油の料金が下がっているので北海油田の掘削が割に合わなくなりストップしているのだとか。

港の魚市場へ…といってもかつてあった露店の店はすべて屋根つきの建物に移行↓

雨にあたらないのはよいが昔の風情はなくなったかな
お寿司もあります↓

ノルウェーの「イエトスト」というチーズをお勧めする↓

茶色なので単に「ブラウン・チーズ」とも呼ばれる。


↓このオイルはどう使うんですか?↓

四十年以上ベルゲンにお住いのガイドさんも使ったことはないそうな

グリークホール↓









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コペンハーゲンでワイン・バーへ

2014-02-08 14:27:13 | ノルウェー
午前9時、ようやく明るくなってきたトロムソの空港へ五泊した北極圏を離れます
マーランゲンからの三日、好天にめぐまれたなぁ飛行機からはノルウェー沿岸部の島々がこれまた白く美しかった。

オスロではこのゲートを通るとヨーロッパへの国内線エリアへ入ったことになるノルウェーはEUには入っていないが、スカンジナビア同盟により行き来はIDチェックもない。

ノルウェー航空というのはなく、スカンジナビア航空。スエーデンの名女優グレタ・ガルボが尾翼に
なんだかオスロの方が北極圏より雪深く感じる天気

空港の免税店でノルウェーのお土産に「くじらチョコレート」はいかが?くじらのかたちというだけですが(笑)ノルウェー産のものです。

コペンハーゲン中心部のホテルから市庁舎前へ
さて、どこかで夕食。
数人、ご一緒になった方々が、たまたまワイン好きだったのでストロイエから一筋はいったところでみつけたこんなお店これ、ほんとにおいしかったです。また次回、ワイン好きの方とご一緒したらお連れしましょう(^^)
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トロムソ滞在の一日

2014-01-30 10:02:04 | ノルウェー
終日トロムソ滞在。

09:45に犬ぞりオプションへ参加される方を送りに行く。犬ぞりファームからやってきた車は待ち合わせのラディソンホテルにいたシロクマ犬ソリオプションは、物価が世界一高いノルウェーという事もあり四時間¥45000。
でも、内容はかなり充実している。
**
ラディソンホテルから街を歩いてホテルへもどる。これは、捕鯨漁師の像ノルウェーは今では数少なくなってしまった現役捕鯨国のひとつ。捕鯨船を見送る家族

11時過ぎて、良い天気なのでご希望の方と展望台へ行く事にした。市内から公共バスに乗って橋を渡り、ロープウェー乗り場に一本。我々の居るトロムソ島を眼下に見晴らす場所。

公共バスの料金は、バスで切符を買うとNOK42ノルウェークローネ(ほぼ800円)、事前に買っておくとNOK30(ほぼ600円)。ならば買いましょう一日有効のバス券はNOK70(ほぼ1400円)⇒
わんちゃんも乗れます
15分ほどで乗り場に到着ロープウェイは往復NOK130だった


標高四百メートルの山の上は風が吹いていてずいぶん気温が違う。
カフェでゆっくりしているときに、NOK20ノルウェー・クローネのコインでデザインがちょっと違うものを見つけた方があった。小さくで読めないのを写真で撮影して拡大すると・・・

NILS HENRIK ABEL 1802-1829と読める。ずいぶん若くして亡くなった人物を記念しているようだ。図柄は幾何学だろうか?
いつも携行ブリタニカをひいてみると、楕円関数に関する天才数学者とあった。26歳で結核により死亡している。

すぐに、以前おしえてもらった同じく19世紀初めのフランス人数学者ガロアを思い出した。彼はフランス革命の動乱で牢獄に入れられ、最後は決闘により20歳で死亡している。

**
昨夜と同じ場所へオーロラ観測へ

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マーランゲン絶景ホテルからトロムソへ

2014-01-29 09:59:19 | ノルウェー

昨夜真っ暗だった窓の外に、こんな風景が広がっている朝


誰もいないロビーフロアへ降りて、その北欧的なシンプルな美しさに心がシンっとする

朝食は8時から

フィヨルド沿いに出てみる

赤い「ロルブー」と呼ばれるコテージがならんでいる

※ロルブーはもともとタラ漁の漁師小屋だった。

日本の売店ほどじゃないけれど、地元の人が手造りしたとおもわれるニット製品などを売っているスペース

小松はここで防寒靴の中敷きをNOK85(ノルウェークローネ)で購入。日本円なら千七百円を「たかいなぁ」と思っていたら、トロムソでは同じようなものが倍以上していたそうな。ノルウェーは公式にも世界一物価の高い国、実感します。

予定よりも三十分早くホテルを出た。
昨年、このルートを通った時、あまりに景色が美しくて何度もバスを停めているうちに、トロムソの昼食予約に遅れてしまったから。
今年も良い天気に恵まれてみとれて走りだす。



遠くの景色ばかりを見ていたが、小さな埠頭で足元にこんな結晶がひろがっていた

自然の造りだすカタチが北欧のシンプルで幾何学的なデザインのもでるかもしれない。


「くじら島」からトロムソ島へ続く橋

埠頭のロータスという中華系のお店で昼食。サーモン・スープ

タラのグリル

アイスクリーム


午後はガイドさんとと主にトロムソ市内観光。
ノルウェー人と結婚してこちらに住んでいるオランダ人のアルヌさんが陽気に分かりやすい英語でガイドしてくれる。
「マジックをおみせします」と、
ポラリア水族館の売店で売っている真っ黒なカップにお湯を注ぎだした。
・・・すると、あら不思議オーロラが出現

「おもしろいねぇ、いくら?」と値段を見て手が止まる。約四千円です。

高台にある海洋学校のテラスから見おろすトロムソ市内。橋の向こうは大陸側。三角形の北極圏大聖堂の屋根が見える。

近くへ行く

入場料がかかるのでツアーとしては入っていないのです。

アムンゼンの像がある管理棟

ポーラー博物館は極地探検の資料や、極北の暮らしを紹介してくれる場所。
15時過ぎ、すぐ前の港はそろそろ夕暮れ


20時からオーロラ・ウォッチングへ。
「くじら島」の中、真っ暗な雪原で二時間滞在。
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