旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ストックホルム市立図書館へ少し寄って

2018-09-14 11:53:37 | スェーデン
今朝は11時観光スタートとなっている。出発前、朝の二時間で「世界一美しい図書館」(私見)をお見せしたいとおもった。

★詳しくは昨年訪れた時の記事をごらんください
**
今回のホテルがストックホルム市立図書館へ歩いていける距離だったのです。偶然をうまく使わない手はない。

ただ、開館は10時からなので十分な時間はない。早め早めと思って9時にホテルを出たら、三十分前には図書館前に到着してしまった。
先に開いていた隣の別館を訪れる。ここは世界中の図書が集まっている。


突然の外国人団体乱入なのに、図書館スタッフは親切にもついてきていろいろ説明してくれる。
百二十の言語の本を収蔵しているのだそうだ。

子供の本もあって、各国語の「読み聞かせ」が行われている。
人間形成の時期に、人と世界の多様さを自然に理解できることは重要だ。
スウェーデンは北欧では大国だが人口は東京都よりも少ない。
こういった国が世界と互角以上に渡りあっていけるのは、国民一人一人が子供のころから世界を意識して育つからなのだと思う。

本館が10時に開く↓

写真では伝わりにくいが、まるで神殿の扉のよう。

児童書のセクションにある検索デスク↓黒いボタンで楽々上下する


昨年、最も印象深かった部屋↓

★こちらからお読みください

床はローマのパンテオンをイメージしている↓

↓裏のガーデンに出られる扉。今は使われていないようだが建築家アスプルンドの目指したものが垣間見える


***
11時に出発し、旧市街ガムラスタンで昼食
昨夜行った地下のレストランへの別入口があった↓


****
ドロットニングホルム宮殿は、1982年以降皇室の住居となっている↓

※2012年のブログより
内部、以前は撮影禁止だったのに、今はOK


今回の旅で新たに認識したのは18世紀のグスタフ三世王のこと↓


*****
ヘルシンキ行の船に乗る。
スーツケースはこんな風にコンテナへ預けて↓



船旅でいちばん楽しいのは出航と入港だと、世界一周クルーズへ二度行った方が言っていた。

ストックホルムは港を出港してもしばらくは島々の中をすすんでゆく


夕食、今回はグランド・バッフェにて



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ストックホルムは晴れ

2018-09-13 00:23:00 | スェーデン
ベルゲン空港でチェックイン。搭乗券の発券、荷物タッグ発行、そのタッグをスーツケースに自分で巻きつけて、自分で機械にスキャンして、ベルトに乗せる↓ここまで全部自分だけで行い、まったく係員に会わない。

ストックホルムは良いお天気だった

昼食は国王もケイタリングにつかったという中華料理屋

市庁舎の見学へ↓塔が見えてきた


入場・「青の間」↓もとは青空が見える中庭にしようと考えていたのこの名前となった

↓ストックホルム市議会場↓


結婚式をするタピスリーの間

このタピスリーに描かれた燭台を実際につくった↓


王室で絵が趣味だった人が描いた壁画↓


**
ノーベル博物館

↓あ、これはカミオカンデだ


ホテルにチェックイン

ちょっとクラシックな建物だ↓内部のデザインをみればわかる


**ご希望の方とガムラ・スタンへ行くことにした

地下鉄など市の公共機関に75分間乗り放題の紙のキッブが44クローネ。
これをスイカのような電子決済で支払うと31クローネとなる。


旧市街到着

大聖堂近くの地下室のあるレストランで夕食↓

↑もとは修道院の地下室で、グスタフ三世も訪れたことがあると言っていた。

このニシンは最高でした




外へ出るとトワイライトタイム


再び地下鉄でもどります

エスカレーターがスウェーデンカラー





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オーロラの夜が明けて、陸路をフィンランドのサンタ村のあるロバニェミへ移動

2017-11-08 12:56:32 | スェーデン
オーロラは一晩中出ていたらしい。上手に撮影されたものを共有していただきました↓

満月に近い月が出ていたし、雲もなかったわけではない。けっして最上のコンディションではなかったのだが、結果的に幸運だった。
また、がんばって起きて、夜空を見上げていたからこその成果である。

ひと口に「オーロラを見た」といっても、同じものはひとつもない。人の印象は大きくちがうものだ。
これらの写真と、「人生観変わるほどだった」と口にされたのは、今回かなり良いものを見ておられたのだと思います。
**
今日は、今回の行程で唯一のバス移動。
フィンラド領ロバニェミまで走る。

キールナから二十分ほどのところには、スヴァッパヴァーラというLKABが露天掘りをしている鉄鉱山があった↓

ここで鉱山のために開発されたエマルジョン爆薬KIMULUX輸送車を見かけたのだ

三時間ほど走って、パヤラという町に着く。

このレストランが唯一ちゃんとしたランチが食べられる場所↓

ここからフィンランドとの国境になっているトルネ川が左に伴走してゆく。
さらに四十キロほど南下したところで、川を渡りフィンランド領へ入る↓


同じEU。何のチェックもない。北極圏地域ではEU外のノルウェーからスウェーデンへも実質チェックなしで入れる場所が残されている。広大な地域を完全に壁で隔てるようなことは出来ない。

午後三時過ぎ、ロバニェミ郊外のサンタ村に到着↓

サンタクロース・オフィスにはサンタさんが一年中常駐↓

入場は無料。巨大な時計があって、「世界中の子供たちにプレゼントをとどけるために、時間をゆっくりにしています」と説明される↓

いよいよサンタさんのいる部屋の前へ。先に入っている人があって三分ほど待つ↓

あと一か月もしたら、行列が建物の外まで達して、待ち時間一時間どころではなくなってしまうだろう。中国勢はじめ世界中からのクリスマス客がどどどっとやってくる時期を上手にはずすのは、快適に旅するコツであります。

★入場は無料ですが、お写真は自分では撮らせてもらえません。出たところで売っているセット写真や葉書セットのお値段は三十ユーロから!
今回、グループみんなでシェアするということで申し出たら七十五ユーロでした。支払するとダウンロードできるQRコードとパスワードをくれます⇒
もちろん紙で印刷したものも販売してくれますが
※お金もユーロに戻りました

後日ダウンロードした写真⇒これ、さすがにプロの写真です。11メガ程度の容量で、五回のテイクがすべて入っています。全員の顔が(自分が思うより少しきれいなぐらいに)よく写っています※小松私感
さらに、我々が部屋に入っていってサンタさんとお話している時・約五分間のビデオがダウンロードできます。考えようによってはお得かも。

サンタ村にはお土産屋さんがたくさん! 中心のインフォメーションでは北極圏の定義なども説明されている↓

↓クリスマスにサンタさんからの手紙をもらうための申込書↓一枚菜7.5ユーロ↓

一時間半があっという間に過ぎてゆく

****
ロバニェミはサンタ村だけではない。小松としては都市計画によって出現した新しいロバニェミのセンスよい建物も見ていただきいた。アルバート・アールトの設計した市庁舎、劇場、そして図書館をご案内していただいた。オーロラのようなネオンがある劇場↓

そのとなり、図書館へ↓

寒い地域は屋内で過ごす時間がながくなるから、こういう環境デザインが洗練されていくのだろうか

アールトもストックホルムにアスプルンドがつくった図書館を見ていただろうな。誰でも、偉大な先人の足跡を追ってゆくものなのだ。

一角に、日本語のサンタさん絵本が展示されていた。作者のマウリ・クンナスは1950年生まれのフィンランド人。このシリーズは世界中で人気なのだそうだ↓

*****

今回のロバニェミのホテルは、町から離れたスキー場の一角、スカイ・オウナスヴァーラを選んだ。ここは設備がすぐれていて(部屋にサウナのある部屋もある)、屋上に出ればオーロラ待ちが出来る。

なにより、ダイニングの評価が高い↓我々は昨夜じゅうぶんなオーロラを見られているので、今日の厚い雲も残念に感じていない。おちつてダイニングを楽しもう↓

●トナカイのタルタルステーキ↓え?生肉と思うかもしれないが、これがなかなかセンス良いスモーク加減↓

●イワナのグリルにマツタケロースト添え↓日本のマツタケとは違うと感じる人もあるだろうけれど、充分にキノコのおいしさを味わえる↓

↑ディルとワサビのソースもよくあっている
●ブルーベリーのシヤーベットに、ブルーベリーそのももの実↓


今晩は雨も降っているし↓

部屋のサウナに入って↓ゆっくりやすみましょう

部屋にいたハスキーくん↓


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キールナの鉄鉱山を見学

2017-11-07 20:39:40 | スェーデン
北極圏の朝はとても美しい。キールナ鉄鉱山の背景がだんだん赤くなってゆく↓

今日はあの地下へ行くのだ。
16世紀からサーメ(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの北極圏先住民)の人々は鉄鉱山の存在を知っていたが、組織的に採掘することはなかった。
1890年にスウェーデンが国営鉄鉱山会社LKABを設立して掘りはじめ、現在の坑道はもともとの頂上から地下1300メートル以上に至っている。

朝食レストランの蒼くなった窓↓

外の雪と暖かい室内のコントラストがなんとも心地よい↓


鉄鉱山に朝陽があたりはじめた09:15、キールナの中心部にあるLKABのインフォメーションセンターへ歩いてゆく↓

少し高台になった小学校の敷地からは遠くの山々にある風車がくっきりと見える↓

「ブリューゲルの絵のようだ」と思う

自分たちの影が長くのびている↓

十五分ほどで到着
ここで簡単な地形説明をうける↓

↑坑道はいまやキールナの町の真下に至っており、崩落の危険がある。2030年までの長期計画で移転が進行中。2018年には市庁舎も移転し、いよいよ大移動が開始予定。
↑赤い線の内側が2033までに崩落の影響があらわれると予想されている地域。
※きのうの日記に書きました

LKABのバスが迎えにきた↓

LKABのマークの二つの山は、キールナヴァーラ(古いフィンランド語系の言葉で「ライチョウの山」をあらわすそうな)と、ルッサヴァーラ(同じく「サーモンの山」)。
この二つの山を主に開発してきたのでこれを会社のマークにしている。
担当ガイドのイーメルさんとギュンネさんと共にバスに乗り込む↓

敷地から出発する鉄を運ぶ列車をちょうど見かけた↓

65台の貨車で150トンの鉄を運ぶ列車が一日十本運行されているそうな。強力な馬力の牽引車が必要なので、列車もLKABで開発した特別性。
ノルウェーのナルヴィク港から三分の二、スウェーデンのルレアから三分の一を運び出す。きのう我々が乗ってきた鉄道は、もともと鉄を運び出すための通されたものだ。EUの消費する鉄の90%がキールナからのものだと聞いて驚いた。この鉄の力があってこそ、スウェーデンは第一、第二次両大戦に参戦せずにすんだのだろう。

敷地内に入る↓遠望していた事務所ビルが近づく。NYCの国連ビルがモデル。似ているかな↓

バスごと、坑道に入っていく。昔々の坑道とはぜんぜん違う。頭を低くしたりすることも一切ない。
降り立った地下560メートルのどころで、全員ヘルメット着用!↓

まぁ、石が落ちてくるようなことは、ほんとうに「万が一」なのでしょうが。
広々とした見学エリア↓9年前に訪れた時も広かったがもっと広くなった様子

映画上映スペースもある↓

英語の解説だが分かりやすい。一日にエッフェル塔四本分にあたる鉄を掘り出している。
ここからの鉄はマグネタイト(磁鉄鉱)で、大変質が良い。原石を掘り出すというだけでなく、砕いて精錬して、鉄鋼会社が必要とする品質に合わせてオーダーメイドの鉄をつくりだしている。だから、高く売れるのか。
きのう、キールナ在住の方から「鉄鉱山の人の給料は、一般住民と比べてとても良いのです」ときいていたので、ストレートに訊ねてみたが…
「LKABでは七千人の従業員が二百以上の職種に分かれて働いています。地下の作業員たちも満足している金額は得ているでしょうね」と微笑まれた。

下は鉱山の断面図↓

現在の最深採掘地点はすでに1500メートルに達している。ここで毎日午前一時十五分から鉱脈の爆破を行っている。町に寝ていても耳をすませば聞こえるのだとか。
こんな車で横穴を開けて、ボーリングした直径十センチほどの穴に特別につくられた爆発物を仕込んでゆく↓

この爆発物はKIMULUXというLKABが開発したもので、いわゆるエマルジョン燃料。実際に触らせてもらうとハンドクリームのような感覚だった。
★キムルクスという言葉をはじめてきいた。何度も声に出しているうちに皆さん覚えてしまっていた。
翌日、キールナから二十分ほどのところで見かけたこの輸送車を見かけて、「あれだ」と、思い出された方に教えていただいた↓


爆破させた原石はさらに破砕されて運び出される。選別のための穴はこんな感じ↓

昔のようにつるはしをふるうような作業は、写真を見る限りまったくない。
ハイテク化された鉱山は昔ほどのマンパワーも必要としなくなって、リモートコントロールで作業をするので安全性も飛躍的に高くなった。

鉱脈はさらに五百メートル以上は延びていることが確認されている。まだまだ掘れるということ。

最後にカフェで休憩
かつて街から鉱山労働者たちが通勤につかっていた路面電車があったのだが、その車両が展示されていた↓


***
再び地下からバスで市内中心へ戻る。三時間ほどの鉱山見学、今回は貸切だったのでかなり理解が深まりました。

ホテルへの帰路、夕食用の食材を買い出し。
サーモンのブロック、タラのブロック。北欧らしい食事にしたい。
小松の部屋のキッチンで試行錯誤しながらつくる
●パプリカサラダ
●ブルスケッタ(肉とたらこのペースト、トマトのせて)
●タラのオニオンスープ、芽キャベツ入り
●サーモングリル

こんなメニューにいたしました

***
夕食がそろそろ終わろうかという頃、ドアにノックがきこえた。
「外がすごいことになってます」と、オーロラの出現を知らせてくださった。
一同あわてて外へ出て代空を見上げると…

※参加メンバーT氏撮影




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キールナは町ごと移転する

2017-11-06 20:16:54 | スェーデン
鉄鉱山があるからキールナの街が存在する。
街のどこからでもキールナ山が露天掘りしていた頃の段々の斜面が見える↓

夜はその上にオーロラが輝いたりもする↓※二日目の夜の写真より


しかし、2004年にLKAB国営鉄鉱山会社はとんでもない発表をした。
「鉱脈を追って掘られている坑道が街の直下に至っており、このままでは町が崩落する」
街の中心部をそっくり移転させるという大計画が動き出した。

小松がはじめてやってきた2008年にその話をきいていた。
九年後の今日、どこまで事態が動いているのか知りたい。
★鉱山と町のジオラマがLKABの事務所にあった↓これを見るとどのような位置関係にあるかがひと目でわかる↓

赤い線で区切られたエリアは2033年までに陥没する危険があるとされるエリア。
右の湖は陥没の危険を減らすために鉱山に近い部分を排水・水を抜いてしまった。
**

11月6日朝、キールナ駅に到着した我々は、まず市庁舎へ↓上の写真の赤いエリア内にある四角い建物である。

シンプルだが温かみのある美しい建築。内部も美術館のようだ↓レンガはオランダ制手作りだそうな

広い中庭をとりまくように上階のバルコニーが配置されている↓町の人たちが集まることが出来る場所



美術館というものがないので、市庁舎がその役割も兼ねているのだと説明されて納得した。
ロダンぽい胸像も↓これはキールナにとって大事な人物

「これはHjalmar Luncbohm(ヤルマル・ルンドボーム)というLKAB(国営鉱山会社)の初代所長で、キールナの町の創立者として敬愛されている人なんです」
なるほど。この市庁舎を丹念に見ていけば、キールナの歴史も理解できる場所になっている。
市議会もこの建物にある↓

サーメ(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ロシアにまたがった北極圏に住む民族)の作家が制作した、サーメ人の世界観を表した木彫↓

↑中央には聖なる白いトナカイ。その左にノイデン(サーメの人々のシャーマン)がいる↑
市庁舎の扉も同じ作家がトナカイの骨や角を使って製作したものだった↓

もともとこの北極圏はサーメの人々の土地だったのである。

1964年に建設され、町の人々に愛されてきた市庁舎。かつて時計塔があった時代の写真をガイドさんが見せてくださる↓

★この建物は移転しない・取り壊されることが決まっている
いちばん印象的な・町のシンボルでもあった時計塔だけが、新市庁舎へ移築されるのですでに取り外されている↓

↑なんだか、羽をもがれてしまった鳥のようではないかしらん↑

出発前に見つけていたキールナ新市庁舎の完成予想図↓右の方に確かにあの時計塔が描かれている↓
なかなか良い感じの建物じゃないですか↓ホンモノ、見られますか?とガイドさんにリクエストした。

「外観は完成しているので、バスで出来るだけ近くに行って見てもらいましょう」
ドライバーさんも意図をくんで立ち入り禁止ぎりぎりのところで止まってくれた。

新キールナ市の完成予定地図の中心にも描かれていた↓放射状の道の真ん中にある円筒形の建物がそれ↓

バスが倉庫エリアを走る。視界が開けたところに、建物が見えてきた↓

・・・なんだか・・・とても寂しい建物に見えるのはお天気のせいでしょうか・・・
来年の秋にはオープンということだが、周囲は視界がひらけるほどに何もない。倉庫が点在しているだけ↓

次にキールナにきたときには(いつ?)賑やかな町の中心になっていますように

***
市庁舎とちがって、そのまま新しい街まで運ばれることになったのが丘の上の教会だ↓
鐘楼が印象的なかたち↓

教会本体もバランスがとれた木造建築↓

1912年に完成している↓

祭壇には聖人の像ではなく、緑美しい風景画。
「パラダイスへの道」という題なのだそうだ。エウシェン(ドイツ語ならオイゲン・フランス語ならウージェーヌ)公爵が描いたと説明された↓

調べてみると、彼はスェーデン国王の王子の一人。ノルウェー(当時はスェーデン領だった)の自然を好み、独特の自然を描くスタイルを持っている人物だった。
この建物によく合っている。
天井までひらけた空間は、市庁舎とともに人々が集まれそうな場所だ↓


この建物、はじめは移動させるのは難しいと判断されていた。
だが、2001年には「スウェーデンで国民に最も愛される建物」にも選ばれているので↓※切手にもなったんですね↓

結局そのまま新しい街に移送させると決定されたのだそうな。
今度は丘の上というわけにはいかないようだが、まずは、よかった。

****
ホテルに行く前にスーパーによることにする。
ガイドさん曰く、「社会党系スーパー(COOP)と、資本主義系スーパー(ICA)がある」のだそうな。
キールナ市民には政治意識が強い人もいて、どちらかにしか行かないと決めているのにびっくりしたと話していた。
本日、社会主義系へ向かう。単にバスが止めやすかったから(笑)↓

ワンちゃん、雪の中で退屈そうに待っている。うれしそうにしっぽふってくれました↓

品物は充実している。安くはないけれど↓

こんなクリスマス用のコーラ?みたいなのありました。味は、ドクターペッパーに似ているかな↓


*****
さぁ、ホテルにチェックイン。コテージタイプになっていて、オーロラ観測には最適↓

中にはキッチンもあるので、明日はここでお料理しよう↓

今日はホテルのダイニングにて↓
このホテルのダイニングは評判良いのです。アラカルトにて。
★前菜
選択肢①キノコのスープ↓飾られている花びらも食べられます

選択肢②魚のカルパッチョサラダ・・・とメニューに表記されていたのだが↓

いちばん目立つのはいろとりどりのビート↑スモークした白身魚は時々見つかるぐらい小さくまぶしてある。
ビートのサラダとしておいしくいただきました。

★メインコース
選択肢①
Arctic Char=「いわな」のグリルポテト添え↓

選択肢②ムース肉↓薄切りにして巻いてある

選択肢③ビーフ・フィレ肉↓

選択肢④ベジタリアン↓かぼちゃ、根菜類をバルサミコソースで

★デザートはちょっとずつ分けました↓


北極圏でも、ちゃんと場所を選んで、相応の予算をかければ、豪華でなくても十分にじゅうぶんにおいしい食事が楽しめます(^.^)


レストランにかかっていた一枚の絵が目に留まった↓
昼間に訪れた市庁舎が描かれている。まだ、あの時計塔も乗っている↓

この風景も、人々の記憶の中のものになってしまうのか
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