旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

グレート・ソルトレイクに浮かぶ島

2013-06-21 12:34:02 | アメリカ西部
《手造の旅》イエローストーンとグランドティトン国立公園8日、第6日目。
アイダホ溶岩温泉からソルトレイク・シティへ向かう。

途中に溶岩台地をかたちづくった火山が見える
ユタ州へ
右側に見えてきた大塩水湖の中にあるアンテロープ・アイランドへ途中のセブンイレブンでサンドイッチを買って、島のピクニックエリアでいただきます。

陽射しはきついが風は涼しく、この屋根の下からすばらしい塩湖の眺望を楽しみながらピクニック上にツバメちゃんがいて、テーブルの上にそのフンが落ちていたりするけれど、気にしないきにしない。

島のビジターセンターへ向かう少し高台になっていて、我々がさっき走ってきた道が「天橋立」のように見えている
この島にはバッファローもたくさんいる。カウ・ペインティングのバッファロー版のアートが・・・「聖なる夢」という題名の作品です
ビジターセンターはこの塩湖の歴史や経済的な意味も理解させてくれる。この小さな小さなエビの一種が特産物として日本にもたくさん輸出されている。乾燥させても生きていて、水に浸すと生き返る生物日本でも一時気はやった「シーモンキー」のようなもの。水槽の中を泳ぐこの写真、撮るのたいへんなんです

***
動物を探して島をもう少し走ろう。夏を前に干上がって白くなった湖面がみえてくるユタ州の鳥であるカモメもたくさん飛んでいる
バッファローも寝転んでいたが、もうたくさん見ました(笑)

いちばん見たかったのは、この島の名前のもとになったアンテロープ。
ついにおひとりが見つけてくださいました!


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ソルトレイク・シティへ入る前に巨大なスーパーでお買いもの。たくさんあるレジの上に傘がこんな風に広げてあるので、「なんだろう?」とおもったら「貧困の子供たちの暮らしを変える(チェンジする)ために、あなたのおつり・小銭(チェンジ)を役立てよう」という、シャレをきかせた寄付要請だった。

この傘におつりの小銭を入れればよいという仕掛け。おもしろいですねぇ。

*****
ここユタ州はモルモン教徒の入植によって拓かれた街である。開拓者がせっかく育てた作物をイナゴの大群が食い尽くそうとした時・・・ソルトレイクのカモメたちが飛んできてイナゴを食べてくれて助かったのだそうだ。その記念碑がこれ⇒

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夕食はおいしい中華へデザートにだしてくれたもち米のスイーツとマンゴーの一皿、おいしかったです
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アイダホ溶岩温泉泊

2013-06-20 14:54:17 | アメリカ西部
グランド・ティトン国立公園をあとにする。
ジャクソンでサンドイッチを買って、ワイオミングからアイダホに入る。前回通らなかった近道をつかうことにする。この道は丘や川をめぐってくねくねと曲がっている。昔ながらの道で、「開拓者の道」に認定されている
のんびりとこちらを伺う顔だけ白い牛ちゃん

ソーダ・ホット・スプリングスという街は、いまでも炭酸泉がわき出ていた
これを見ると日本人はどうしても足湯だとおもってしまいますよね?ぽこぽこ湧き上がってます。

我々も思わず入ろうとしたが、「飲むので泳いだりペットを入れたりしないでください」と書かれていた。それに、触ってみると冷たかったのは意外。

ちょうど振り返ると、丘を切り崩して巨大な工場がある出発前に下見に来ていただいて、ここからの写真を送ってもらっていたので、これから何が起こるかわくわくしていた。

が、なかなか起こらない・・・しばらくして移動始めると、あ!出た!真っ赤な溶岩?が流れ出している。いそいで近くへ走っていったが、見る間に赤はいろあせてく

昔のダウンタウンには間欠泉があるというので行ってみた。
今でも機械コントロールではあるが、吹き出すのだとか。

少し高台の展望台へのぼってみると・・・さっきの工場の場所が見える見える。

あ!出た

※これが何かについてはこちらに書きました。

ソーダ・スプリングス(炭酸泉)という街から、今日我々の宿泊するラヴァ・ホット・スプリングス(溶岩温泉)という街までは三十分ほど。一般的なツアーでは絶対泊まりも立ち寄りもしないが、日本人の好きな温泉が湧き出している。二年ぶりにこの場所に帰ってきた前回、宿泊できる施設があるのを確認していたので、今回はここ付属のホテル(というか民宿みたいな所)に泊まる。この建物に部屋は二十室ほど温泉プール
部屋はこんな感じ、バス・シャワーは部屋の外

「夕食はバーベキューにしましょう」ということで、ジャクソンの街で買い出しをしてあった。ズッキーニ、たまねぎ、きのこ、それに旬のアスパラガス、ここでもいただきます(^・^)お肉はたっぷり、塩コショウで下味をつけて強火でいっきにやきましょう
この肉の美味しかったこと!やっぱり炭火は違う、ということかしらん

夕食のあと小さな町をお散歩、大きな犬を三匹連れていたご夫妻はソルト・レイク・シティからきたのだそうです

今日も晴れてほんとに幸いでした(^_^.)
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グランド・ティトンの朝焼け

2013-06-20 12:06:31 | アメリカ西部
午前五時半、深い藍色の空に雲はなかった


いちばん高い左側のグランド・ティトン(標高4197m)の頂がまず赤く染まり始めた

右側のモラン山(標高3842m)も

そして、全体が夜から朝にたちあがってくる

ほんの十五分ほどの間に空も目覚めて色を変えていく


手前の湖が細く輝きだす

太陽を雲が隠したのか、朝陽が少し陰る
ふたたび明るくなってきたが、はじめとは違う色合いになった
澄み切った朝の
青色の空に

手前の緑にも光がとどきはじめる

手前の木々まで太陽の光がとどいた。
**
本館のダイニングで嘲笑を
遮るもののないグランド・ティトン連山の大パノラマ

部屋に居ながらにして、この朝焼けが楽しめたこのお天気に感謝(^^)


**
きのう午後、曇り始めたので行くのを今朝に先送りしたジャクソンレイクの半島湖畔を歩く。インフォメーションセンターがあるコルターズベイという場所を起点にして、約一時間の平坦なコースを選んだ。

ちょっと寒く感じるほどの空気がきもちよい。誰もいないこんな木立動物にであいそう
ペイント・ブラシの花
時々道が切れて雪の尾根が姿をあらわす

***
グランド・ティトン国立公園のいちばん南にあるトランスフィグレーション礼拝堂ここは主祭壇のむこうがこんな風になっている

最後に訪れたのは、映画「シェーン」のラストシーンの場所

撮影から半世紀以上も経つのにそのまま残されている。
この周辺では、こんなかわいい子たちがいました
映画のサウンドトラックで、音楽のバックに聞こえる鳥の声と思ったのは、実はこのプレイリードッグの鳴き声だったのが分かった(@_@)

午後、ジャクソンを経由してアイダホ州の温泉民宿へ向かいます・・・
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グランド・ティトンの美しい山々を見ながら楽に歩いて白頭鷲に出会う

2013-06-19 17:36:24 | アメリカ西部


《手造の旅》イエローストーンのオールドフェイスフルを出発イエローストーン国立公園の南出口へ行く手前でコンティネンタル・ディバイド=大陸分水嶺を超える

イエローストーン川方向への水は、ミズーリ川からミシシッピを経由してメキシコ湾へそそぐ。
グランド・ティトン側のスネークリバーの水は、コロンビア川を経由して太平洋へ至る。
この峠にある小さな睡蓮の池の水はその両方へ分かれているA Two Ocian Lakeと呼ばれる

ここを過ぎるといよいよグランド・ティトンの山々が近づいてくる

二つの国立公園の間はロックフェラーが買い取って寄付した土地でつながっている。ここを抜ける道はロックフェラー・メモリアル・パークウェイと名付けられた。

眼前にひろがるグランド・ティトンの山並みは圧巻

最高峰のグランド・ティトン(写真正面のとんがり)は四千メートルを超える。このハイウェイの標高も約二千メートル。つまり、スイスの山岳リゾートのツェルマットやサンモリッツよりも高い場所を走っているのだ。

★トレッキングルートはたくさんあるが、この山々を見ながら楽に歩ける道はないかといろいろ情報収集した。一般的な日本のツアーではグランド・ティトンを歩く事はしない(だいたい、ツアー自体がほとんど来ない)。

一昨年のコースも悪くなかったが、もっと楽な湖畔の道を選んで歩いた。
木の間隠れに湖と山が見える

リスも時折姿をみせる

こういう道なら、日ごろそんなに歩いていないひとでも楽しめましょう

その時・・・少し高い枝に巨大な鳥が止まっているのが見えた

なんと、白頭鷲である!こんな間近に見られるとはびっくり。相手もこちらの様子を伺っているようだが、逃げようとはしない。猛禽類の堂々たる姿。

りりしい顔

歩を進める
不意にシカにでくわす

カヌーを担いだ人にもでくわす

一時間半ほど、とても充実したウォーキングとなった。

**
ふたたび車を走らせる。このパノラマは何度見ても見飽きない
※拡大してご覧ください⇒



今度はシグナル・マウンテンという眺望のきく丘へあがっていく。頂上少し手前の展望台からの眺め


***
1930年代に建設されたカソリックの礼拝堂


****
午後四時前には今日の宿泊ジャクソン・レイク・ロッジへ到着。ここのメインロビーは階段を上がったところにあり、巨大な窓の向こうに見えるモラン山は、訪れる人を必ず感激させるだろう。



部屋は絶対マウンテン・ビューにしたい。そのまま草原から湖へつながるトレイルが続いている。


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イエローストーンをめぐる一日

2013-06-18 10:29:39 | アメリカ西部
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朝、六時。
オールドフェイスフルの間欠泉は観光客がいなくても吹き上げている。
ぽつんと一人だけ座ってみている人がいた。

オールドフェイスフルの周辺には何十個も間欠泉がある。
吹き上げているところに出会えるかはわからないが、早朝お散歩であります。

ぼこぼことシューシューといろいろな表情を見せてくれる美しい温泉群


朝日を背に我々の影が湯煙に映る

この遊歩道の終点に、ガイドブックによく紹介されているモーニング・グローリー=朝顔と名付けられたものがある↓


ホテルへ歩いていると途中、さっきしずかだった間欠泉のひとつが吹き上げているのが遠目に見えた

オールドフェイスフルのビジターセンターは朝8時から開いている。
噴出周期がだいたい読める間欠泉が次に何時ごろに吹き上げそうかが表にしてある。

これらは一日に何回か噴出するのが分かっている、観光に便利な間欠泉。
間欠泉のなかには数年とか数十年に一度というものも少なくないのだ。


さて、朝食を食べて、あらためて九時半にスノー・ロッジを出発。
ビスケット・ベイスンも色美しい



スイスで見かける弁慶草に似た植物がある

ここは標高二千メートルにもなる場所だからあたりまえか。

**
こちらもガイドブックに必ず載っているグランド・プラズマティックを見学。
ただし、普通に近くにいったのではあの美しさは分からない。
ちょっと近くの小山をよじのぼりましょう

すると・・・見えてきまする



次に車で近くへ移動。
そばで見るのももちろん美しい。





おや?バイソンの足跡がある

夜の間は寒いからこういうところへ来ているのですね、バイソンくんたち。

***
ローワー・ゲイザーに立ち寄る


途中でバイソンの群れに出会う

春先に生まれた子牛たちも


****
レイク・ビレッジのフィッシング・ブリッジは1973年まで釣りが出来た


老舗のレイク・イエローストーン・ホテルで休憩しましょ

おちついたアールデコ調の内装

トイレもこんな良い感じ

かつてはこんなバスで巡回するのがイエローストーン観光の定番だった


ウェスト・サムへ移動する途中、再びバイソン。
なんだか見た目が汚いが、この時期は冬毛が抜けかかっているため


ウェスト・サムは湖の中に温泉が湧き出している川湯のような場所である。
湖上遠くに雨模様が近づいてきた。
そろそろオールドフェイスフルのホテルへもどらなくちゃ。


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