旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

コンスタンティノープルを歩く(午後)

2012-09-27 13:04:34 | トルコ
昼食後、バヤズィット2世モスクからロシア人商店の立ち並ぶ一角へ歩いて行った。巨大な箱をいくつもいっきに運ぶため、こういう荷車をもったポーターが商売を待っている。

路地を抜けると
10世紀の教会を改修したボドルム・メシ・パシャ・モスク=旧ミレレオン修道院・教会が残されている。近くのボドルム(地下)には十字架の柱こちらに詳しい話をかきました。

海まで出ると、地下鉄工事現場。ここでは昨年たくさんの古代船が発見され、イスタンブルの歴史をがより古いものだったと実証されてきている。
**★黄金の門
テオドシウス城壁に沿って車を走らせ、かつてコンスタンティノープルの正門だった「黄金の門」へ。ここは後の時代に要塞化されて七本の塔が立ち、エプタ・ピルギオン(七つの塔)と呼ばれた。現在の呼び名はそのトルコ語訳でエディ・クレである。現在でも充分に要塞の様相である。
この門を入るといきなり空き地がひらけた。
真ん中にぽつんと煙突のようなものが残っている。※パノラマ写真とこれについての説明はこちらからお読みください。
壁内部の階段を上ってく
「黄金の門」の上に出る。眺めは良いが落ちないように気をつけて。
中庭から城壁へあがる階段は手すりもなく、落ちたらたいへん。

別の一つの塔は、戦時に相手国の大使を幽閉するのに使われていた。ここには大使達が残した各国語の落書きがあるそうな。

***東ローマ帝国時代の教会だったモスクをもうひとつ訪ねる
★コジャ・ムスタファ・パシャ・モスクはかつての聖アンドレアス教会
1489年にモスクに変えられた。
名前の主コジャ・ムスタファはギリシャ人からの改宗者。バヤズィット2世が皇太子の頃から使えて厚く信頼された。
現在のグランド・バザールを作った人でもある。彼はしかし次の皇帝セリム1世の時代、帝の弟アハメッドを帝位につけようとした疑いで1512年に処刑された。
~このモスクについては別のところにまた書きます。
ネコいっぱい(笑)
現在ではモスクそのものよりも、ここに葬られたイスラムの一派をつくった人の墓があることで人々が集まってきている。その時代からあった老木。

****
ヴァレンス帝の水道橋をぬけて
ガラタ塔までやってきた良いお天気で対岸のトプカプ宮殿が半島の先に見える。

ホテル・チュラン・パレスへ入り、部屋からボスポラス第一大橋の夜景を眺める
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コンスタンティノープルを歩く

2012-09-17 00:55:16 | トルコ
イスタンブルではなく、この街に残るかつてのコンスタンチノポリス(コンスタンンティノープル)の名残をちゃんと見てみたいと思って今日の行程を組んだ。
アヤソフィアのような有名なものでなく、注意深く目を凝らさなければ心に届いてこないもの。
現在はモスクとして使われている東ローマ帝国時代の教会は思いのほかたくさん残されている。
なかでも、アヤソフィアの十年前に、アヤソフィアを建設した同じ建築家の教会は最初に見ておきたかった。
●キチュク(小さな)・アヤソフィア

こちらに少し詳しく書きました。

少し上がっていくと古い人工の壁が見えてきた。
この上は古代ローマの競馬場=ヒッポドローム。こんなふうな場所だった。全体を空から見ると
現在二つのオベリスクと青銅の蛇の壊れてたものがある一般的な観光で必ず訪れる広場。
ここは何度も訪れていたけれど、この古代の人工基礎は今日はじめて見て今までと全然違う感慨があった。

●古代の貯水槽、通称「地下宮殿」二本の柱にだけ、メドゥーサの顔をした石が使われている。
このメドゥーサの石と確実に同じものを考古学博物館の庭で見つけた。それについて、こちらに少し書きました。
●ビンビルディクは同じく古代の貯水槽だが、ほとんど誰も見学には来ない場所であります。こちらからお読みください。

古代のメインストリートと同じ道を西へ歩いていく、グランド・バザールでお昼に。
すぐ近くにはコンスタンチヌス大帝のフォロに立っていた柱が残されている。もともとはこんなかたち。
広場とその周辺の建物は全部変わってしまったけれど、柱だけは何度も後世の修復を経たにせよこうして立ち続けている。
コンスタンチヌス大帝の円柱についてはこちらに詳しく書きました。



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トルコ航空コンフォートクラスにてイスタンブールへ

2012-09-16 23:22:47 | 飛行機
トルコ航空のコンフォートクラスは、いわゆるプレミア・エコノミーのカテゴリーの中で最も評価が高い。はじめて乗ってみて、噂通りのビジネス並シート、エコノミーとははっきり違う食事を実感した。自分の席に収納されているテーブル、USB、LAN、何より座席が広い。
全体はこちらから
●前菜はぶどうの葉にピラフ状のものを詰めたドルマ、アーティチョークの漬物、ヘーゼルナッツ
パンはシェフの格好をした人が持ってきてくれる。
●メインコースはエビとチキンを選んだ
日本食の「フライド・トーフ」も選べる。
●デザートも別に持ってきてくれる。
***
19時前にチュラン・パレスにチェックイン。
ロビーから海峡へむかってひらけたカジュアルなダイニング「ボスポラスグリル」にて、さらに美味しいトルコ料理を。前菜盛り合わせだけで充分。
トルコ産のワインもコルプスなら美味しく
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ちょっとヘルシンキも楽しんでもらえたかしらん

2012-09-13 08:36:56 | フィンランド
昨日夜の事件をうけて朝一番でヘルシンキの警察へ
ささっと手続きしてくださり、港ちかくのビルの一角にある日本大使館へ
こちらもほんとうに気持ちよく対応して下さり、一時間で帰国に必要な書類を発給してくださることになる。
この時間、有効につかいましょう。ちょっとはヘルシンキを楽しんでもらえますように。

港のマーケットではお土産品から野菜や海産に至るまで売られているもうカンタレッリというきのこがたくさん売られていた。
となかい柄のバッグいいね
元老院広場に聳える白い教会も、きのうは雨でよく見られなかった。
高台に建つロシア正教会も歩いて行ける

さぁ、そろそろ一時間経つかな。おや、日本語の名前の看板があった。これ、美容院でした。

***
大使館で書類を受け取ったのが11時半。集合の一時までまだ一時間半ある。有効に使おうじゃありませんか。エスプラナードを歩いてマリメッコの本店へ向かう。
自分からこういうお店に入ることはほとんどないのだが、このマリメッコ本店は行ってみて良かった。カラフルで楽しくそれでいてごちゃごちゃしていない。
でも、この服を日本で来て歩くとちょっと浮いてしまうかしらん

最後にタクシーで有名なテンペルアウキオ教会へ。こんな教会は世界でここしかないから、一見の価値がある。
後ろ側から登っていくと屋根も見ることができるのであります。

****
ヘルシンキ空港のヨーロッパ出国システムは、日本人にだけ素晴らしい対応をしてくれている。ICパスポートがほぼ普及しているので可能な電子読み取り装置で自動化となっているのだ。
こんなの初めてでした。
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ストックホルムでグループを離れて

2012-09-03 06:42:20 | スェーデン
朝食の席でのハプニング(⇒こちらから)をうけて、9時半にストックホルム市庁舎でガイドさんにグループをお願いする。青空にレンガの塔が美しい市庁舎。市庁舎内部が半日観光のメインになっている街はそうはないだろう。
そこから歩いて中央駅の隣にある警察へ
届けはホテルから電話で出しておいたので、受理番号を告げるとすぐに発行してくれた。ただ、そこに印刷される日本人の名前を先方はなんどもスペル間違いした。外国人の名前というのは双方にとってとても読みにくいものなのである。
**
日本大使館は広々とした一角、近くに現代彫刻の置かれた野原?があった。
諸所手続きおえて、空港にてグループと合流
搭乗する時、ちょうど我々のスーツケースも飛行機に積み込まれていくのが見えた。とてもカラフルで、なんだか「おいしそう」にも見える。右となりのカートに積まれたスーツケース群と比べるとよくわかる。
ヘルシンキまで青空の空路
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