アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(パチンコ)なんか違う

2015-02-28 14:14:39 | パチンコ
 スペックの面からもビジュアルの面からも、いずれは打ってみたいと思っていた、サンセイR&Dの新台「麻雀姫伝」を打ってきました。

 スペックの面は、昔の花満開や大工の源さんを彷彿とさせる、確変2回継続(のような)システムを採用しているということ。初当たりの50%の確率で確変に突入すると、2回当たる間に一度でも47%の確変を引けば、確変が延々と続くことになります。
 ビジュアルの方は、オリジナルのキャラクターが登場し、演じる声優は掛け値なしに人気声優ばかり。一応、現実の麻雀プロも実写で登場しますが、全面に出てくるのはアニメ風のキャラクターとなっています。

 簡単に実践結果を紹介すると、初当たりに20.5Kかかるものの、その後は初当たりと確変突入は実に順調。しかし、肝心の連チャンが期待通りに出てくれず、最高でも7連チャンどまり。これが祟って、僅かなプラスで終わってしまいました。釘は千円20回程度と、等価の割にはまずまずでしたが、アタッカーが少し厳しかったので、ボーダー前後というレベルだったかもしれません。

 さて、この2回継続確変のシステムについてです。なお、内容は私の予想も含まれているので、実際は少し違うかもしれません。
 初当たりが4ラウンドだった場合は、時短に突入します(15ラウンドだった時は即終了で左打ちに戻す)。大当たり中にVゾーンに玉を入れるというシステムではありません。ここまでは、AKBのシステムと同じです。
 スルーチャッカーを通すと、ベロチャッカーが開放されるのですが、ここに玉を1つ入れると、ヘソメモリー消化中の場合(ヘソメモリーが残った状態で大当たりしたなら、確実に消化中のはず)は、ヘソメモリーの消化を待つことになります。ここで、この1回転がたまたま当たらない限り、変動が停止し、即座に電チュー(ベロチャッカー)メモリーの消化が始まります。その後、ベロチャッカーにもう1個玉が入れば、盤面上部のVランプが2つとも点灯し、準備完了となります(ここでハンドルから手を離す)。要するに、電チューは1個だけメモリーを持っているということです。
 しばらくすると右打ちするように言われますが、玉の節約のためこれは無視。その後、カウントダウン音(時報みたいな感じ、一度聞けば分かると思います)が鳴り終わったら打ち出しを開始します(このタイミングでも多少早すぎるくらいだが、玉詰まり防止のためにこの辺から打ち出した方が良いかも)。そして、盤面右下のアタッカーが開き、1個でも玉が入ればV入賞となります(ここでもいったん手を離す)。
 その後まもなく、下部アタッカーが開くので4ラウンドを消化します。その後、バトルが始まるので一旦手を離します(稀に、告知を経て即座に5ラウンド目がスタート→15ラウンド大当たり確定となることがある)。このバトルに負ければこのまま終了(僅かに時短獲得の可能性あり)、勝てば15ラウンドプラス時短獲得です。
 時短を獲得した場合は、大当たり終了後即座に打ち出しを開始。残り2回の時に当たった場合は、電チューに1個玉を入れれば準備完了。残り1回の時なら、最初の時と同様に2個玉を入れる必要があります。
 残り2回だった時に、時短を獲得できない4ラウンド大当たりだった場合は、電チューメモリーの保留が消化されます。やはり液晶でタイミングを教えてくれるので、カウントダウンが終わったら打ち出しを開始します。
 残り1回だった時に、時短を獲得できない4ラウンド大当たりだった場合は、連チャン終了となり右打ちに戻します。

 以上のことから、次のようなケースが想定されます。

 時短獲得後1回転で、ヘソメモリーが当たってしまった場合→電チューに玉を入れておけば、仮にその当たりが15ラウンド(通常)だった場合も、もう1回は大当たりを消化できます。

 時短獲得後、ベロチャッカーに1個しか玉を入れなかった場合(残り2回からの時短獲得時は除く)→次の大当たりで時短を獲得できなければ、大当たり1回で通常時に戻ります。

 時短獲得後にトイレに行った場合→ヘソメモリーが当たらない限り、時短状態は維持されるはずです。ただし、当たりが確定(デジタル停止)した時点で時短が終了してしまうため、ヘソの大当たりが確認できてから右打ちを行っても電チューが開かないかもしれません。ヘソメモリーがゼロでない限り、トイレには行かない方がいいでしょう。

 時短獲得できず、残り1回だった時に、Vアタッカー開放時に玉を入れなかった場合→大当たりはパンクとなり、通常状態に戻るはずです。

 以上、実際に試す場合は自己責任でお願いします(笑)。


 攻略要素は少ないですが、液晶に「右打ち」と表示されているのに、打ってはいけない時間が非常に長いので、その点は注意が必要です。慣れたら、ベロチャッカーに1個目の玉を入れたら打つのを止め、電チューメモリーの消化が始まってから打ち出しを再開した方が、より効率がいいのではないかと思います。

 スペックについてですが、私は大きな不満があります。
 昔の台はほとんどそうでしたが、花満開も、大工の源さんも、大当たりの出玉は確変絵柄通常絵柄にかかわらず全て一定でした。従って、まだ2回残っている時の確変大当たりは少し無駄になるような気がする一方、残り1回の時に引いた確変はすごく得をした気分になったものでした(例:確確通通の場合は4連チャン、確通確通通の場合は5連チャン、どちらも確変2回だが出玉には差が出る)。
 しかしこの台は、通常当たりは4ラウンド分の出玉しかありません。従って、残り2回で引こうが1回で引こうが、その差は4ラウンド分の僅かな出玉の分しかないということになります。私としては、(出玉は仕方ないとしても)当時の興奮を全く味わうことができませんでした。
 当時の興奮に少しでも近づけたいなら、右打ち時の全大当たりを10ラウンド程度に固定するか、或いは15ラウンドでも時短に入らないことがあるという感じにしてほしかったと思います。
 なお、実は時短に入っても3回ポッキリで終わってしまった場合は、通常大当たり時より出玉が少なくなるという仕様になっていたりします。

 一方、ビジュアルの面について。
 麻雀物語もなかなか優秀でしたが、こちらも秀作だと思います。魅力は主人公の麻姫(まき)に集約されていて、その分他のキャラクターの存在感が薄いですが、まあそれでも別にいいかなと思います。麻姫が覚醒して髪が金色になると、豊崎愛生の演技もガラッと変わるので、これも声優ファンとしては楽しめる部分です。余談ですが、今度新作が出る見込みの、麻雀物語の主人公風上まどかを演じるのは日笠陽子ですから、思わぬところで「けいおん!」ボーカルバトルとなってしまいました。
 他では、歴史上の実在の女性が登場するパチンコ「華恋姫伝」から、平野綾演じる茶々が、主人公側の仲間の一人として登場します。当時の、いかにもCGという感じではなく、2Dアニメ風の雰囲気に描き直されています。お市と濃姫もちらっと登場しますが、濃姫は川澄綾子が続投しているのに対し、お市は朴ろ美から内山夕実(小冊子には内山夕「美」と書いてあるが、多分誤植だろう)に変わっています。理由は分かりませんが、お市は正直どこで喋ったかも分からないくらい台詞が少ないのくらいなので、スケジュールが合わなかったというよりは経費を節減したんじゃないかと思います。
 敵の方は、久々に関西弁の演技を聴けた植田佳奈も印象に残りました。一方、「咲」のケースとは逆に、幼い妹(麻姫)に国士無双を和了られ、ふてくされて(笑)出て行った姉の雲雀ですが、そこまでは到達できませんでした(7回くらい勝てば戦える模様)。

 確変中のバトル演出は3種類から選べますが、ほぼアニメキャラとのバトルばかり見ていました。敵は基本的に3種類で、更にキャラ登場時の星の数(牙狼同様、少ないほどチャンス)で信頼度が変わるようです。他にも自分、及び相手の手牌でチャンスアップ演出となりますが、星2つの相手で、相手は単騎、自分は両面(シャボ)待ちで、自分のツモ番と全てのチャンスが乗ったのに負けたこともあります。
 負けたら突然レンか夢月が登場(最初は復活パターンかと勘違いした、というか、復活パターン自体見たことがない)。ボタンプッシュで成功すれば4ラウンド時短ということになりますが、一度も見ることができませんでした。なお、ラウンドランプは15ラウンド(通常時の大当たりはほぼこれがつく)、16ラウンド(電チューからの大当たりはほぼこれがつく)に加え、4ラウンドランプが存在するのですが、一度もついたところを見たことがありません。まさか、4ラウンド時短の時はこれがつくのでしょうか。

 結論としては、パチンコとしてはまあまあ面白いけど、ボーダー以下はもちろん、ボーダーぎりぎりでももう打たなくていいかなという感じです。できる範囲でスペックを工夫してほしいと思います。





覚醒した麻姫の一場面。なかなかいい感じです。なお、このリーチは当たりません(笑)

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