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日本経済新聞では「わたしも履歴書」という欄が一番最後の頁にあり、そこで連載されたものです。ただし、かなり加筆され、もとの2倍くらいになったとのこと。
本文の後に自筆「年譜」と作品番号で整理した自作曲の作品が一覧され(「弾厚作作曲リスト」)、これらも本にするにあたって付け加えられたものです。
全体で自らの半生の記となっています。
加山雄三さんの歌は、わたしが高校生の頃からヒットしていました。また、だいぶ後にあって黒沢監督の映画にでているのを知って、その演技に感心した記憶があります。ただし、映画の若大将シリーズというのは観たことがありません。父親の上原謙の出ている映画はかなり観ましたが。
それはともあれ、本書を読むと、加山さんのマルチタレントぶりに改めて驚かされます。作詞、作曲、絵画、焼き物、料理そしてスポーツ万能(とくにスキーで国体に出ている)、船を造るし、また乗っている(光進丸)。
音楽は趣味だそうです。本職にしてしまうと、腐ってくるので、趣味にしているのだそうです。
しかし、この人気俳優もかつてはリゾートマンションの経営に失敗して、物凄い額の負債を負いました。それまで、まわりにいた友達も、そのことが原因でかなり去っていったと言います。
彼を再起させたのは、現在の奥さん、そして子どもたちであるようです。だから、家族は大切にしている、としっかり語っています。
少し前にNHKラジオの深夜番組である「ラジオ深夜便」にでて、この本に書かれている内容のことを話していました。そして、加山さん自身も、この番組をよく聞いているらしいです。流される音楽が懐かしく、それがいいいのだそうです。
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