【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

「欲望という名の電車」(青年座)世田谷パブリックシアター

2011-12-21 00:21:52 | 演劇/バレエ/ミュージカル

                         

 世田谷パブリックシアターで、「欲望という名の電車」(青年座)の舞台が演じられています。ブランチ役は、高畑淳子さん、妹のステラ役には神野美鈴さん、ステラの夫役には宅間孝行さん、ミッチ役には小林正寛さんが出演しています。

 ストーリーは先日紹介した、テネシー・ウィリアムズ作、鳴海四郎訳です。原作を読んだときに、感想を述べたように、これをどのように劇にするのか、なかなか想像力がわかず、それゆえに愉しみにしていました。映画(ビビアン・リー、マーロン・ブランド出演)は観たのですがかなり前のことで、記憶が不確かでした。

 高畑さん、神野さんの女優ふたりがいい演技でした。

 「欲望」という電車に乗って「墓場」駅で降り、妹のステラの家にころがりこんだブランチ。ベルリーブの大農園に育った彼女は父が死んですべてを失い、教師をしていましたが、少年に手をだして追われ、ニューオリンズの街に来たのでした。
 なかばアル中状態、そして粗野なスタンレーとステラとの同居で気まずい生活をしいられ、常にスタンレーに脅かされる日々。そして最後はそのスタンレーと・・・・・・。精神錯乱になって病院に入るにいたります。高畑さんの演技には鬼気迫るものがありました。

 神野さんも入魂の舞台で、実際に涙を流しながらの演技でした。

・作 テネシー・ウィリアムズ
・訳 鳴海四郎
・演出 鵜山仁
・音楽・演奏 小曽根真

・ブランチ・デュボア 高畑淳子
・ステラ・コワルスキ 神野美鈴
・スタンレー・コワルスキ 宅間孝行
・ハロルド・ミッチェル 小林正寛
・ユニス・ハベル 山本道子
・スチーブ・ハベル 塾一久
・パブロ・ロビンス 川辺邦弘
・医師 金内喜久夫
・黒人女/メキシコ女/看護婦 津田真澄
・集金の青年 宇宙
・演奏 小曽根真