【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

奇跡の秋(京都紀行④ 浄土宗・大本山 くろ谷 金戒光明寺)

2011-12-06 00:09:09 | 旅行/温泉


 今回の京都旅行最後の日。まず御苑にでかけ、その大きさに感嘆したあと、左京区黒谷町にある浄土宗のお寺金戒光明寺」まで歩いていきました。実際に歩いてみると距離は、かなりあります。

 「金戒光明寺」は浄土宗大本山で、法然上人がはじめて草庵を営んだ地です。15歳で比叡山に登った上人が承安5年(1175年)、43歳の時、念仏の教えを広めるために、山頂の石の上で念仏を唱えた時、紫雲全山にみなぎり光明があたりを照らしたとことで、この地に草庵をむすんだそうです。浄土宗の最初の寺院で、知恩院とならぶ格式を誇る浄土宗の大本山のひとつです。

 境内のロケーションは、御影堂、阿弥陀堂、山門、三重の塔からなっています。御影堂には、法然上人75歳の御影(坐像)が奉安されています。昭和19年(1944年)に再建されました。

                        

 阿弥陀堂は、慶長10年(1605年)、豊臣秀頼によって再建されました。金戒光明寺では一番古い建物です。

 山門は応仁の乱で焼失しましたが、万延元年に落成した建物です。三重塔は重要文化財、徳川秀忠菩提のために建立されました。後小松天皇の「浄土真宗最初門」の額がかかっています。

 直実鎧掛けの松もありました。熊谷直実が鎧を洗い、それを掛けたという松です。
                

 さらにここには平成23年(2011年)法然上人800年を記念して「紫雲の庭」が整備されました。庭には上人の生涯と浄土宗の広がりが枯山水で表現されています。