【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

神戸牛ステーキ処「牛庵」(中央区銀座6-13-6:03-3542-0226)

2011-12-16 01:36:04 | グルメ

         

 わたしたち子供時代の食生活は、今
とまるで違います。バナナは高級品でしたが、今はそうではありません。クジラの肉のカツは、豚のトンカツより安かったらしく、よく食卓に出ましたが、いまはレアです。
 こういう話を始めたらきりがないのでやめますが、スキヤキはめったに食べることのできないメニューでした。一年に何回、食べることができたでしょう。数回で、御馳走でした。子供たちはあらそって牛肉をさがし、すぐに鍋から「売り切れ」となりました。今の子は、スキヤキはとくに好きではないのではないでしょうか。また、それほどぜいたくな料理ではありません(もっとも高級な牛肉にはなかなか手が出ませんが)。

 というわけで、子供時代の御馳走だった「スキヤキ」には郷愁もあり、いまでもときどき食べたい料理です。

 前置きがながくなりましたが、極上の「スキヤキ」屋さんが銀座にあります。スキヤキだけではなく、神戸牛を食べることができる老舗と言ったほうが正確でしょう。神戸牛ステーキ処「牛庵」(中央区銀座6-13-6:03-3542-0226)です。

 スキヤキは、大変おいしいです。まず、牛脂で鍋にてりをつけ、ここに牛肉を広げ、割り下を注ぎます。このあたりまでは、給仕の方が手伝ってくれます。溶いた卵に焼けた肉をつけ、ひとくち口に入れると懐かしさがこみあげてきます。そう、この味、この味。
 次いで、玉ねぎ、シイタケ、筍、春菊、豆腐を順に加え、スキヤキがスキヤキらしくなっていきます。

 美味しく、しかし値段はリーズナブル。最後はつけものと白いご飯、そして赤だしの味噌汁、いい時間を過ごしました。

 すきやきは家庭で鍋をつつくのもいいですが、数年おきにここを訪れ、本場の味に舌鼓をうちます。
 ごちそうさまでした。