く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<岩倉桜まつり> 3台の山車が巡行、からくりを実演

2018年04月10日 | 祭り

【千本桜は〝さくら名所百選〟ただ今年は早や葉桜に】

 愛知県岩倉市で3月30日~4月8日「岩倉桜まつり」が開かれ、4月7日には3台の山車(だし)が巡行して華を添えた。市内中心部を流れる五条川両岸に植えられたソメイヨシノ約1400本は「千本桜」として市民に親しまれており「日本のさくら名所100選」にも選ばれている。ただ今年は開花が早く、訪ねた7日には花もほとんど散って新緑の若葉が芽吹き始めていた。

 岩倉の山車は江戸前期の寛永年間(1624~43)に創建されたといわれる。大上市場、中本町、下本町の3地区にそれぞれ1台ずつあり、明治時代まではそろって祇園祭で曳き回されていたが、昭和30年代中頃から途絶えていた。復活したのは市制施行20周年の1991年で、今では春の桜まつりと夏の山車まつり(祇園祭)で3台のそろい曳きが行われている。

 

 山車の構造は3層唐破風造りで、外観は一見〝犬山型〟に似る。ただ車幅は犬山の車山(やま)よりやや広い。また曳き手が巻き込まれないよう外輪を「輪懸(わがけ)」と呼ぶ木枠で覆うなど〝名古屋型〟の特徴も併せ持つ。山車3台にはそれぞれ4~5体のからくり人形があり、いずれも2層正面で「ざいふり」と呼ばれる前人形が采を振って山車の進行を鼓舞する。7日には地域交流センター「くすのきの家」の駐車場に山車3台が集合した後、五条川河畔まで別々に移動してからくり、伊勢音頭などを披露した。桜まつりメーン会場の「お祭り広場」では様々なステージイベントも開かれて終日多くの人出でにぎわっていた。

 

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