CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

どうする家康  設楽原の戦い

2023-06-11 21:00:28 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「どうする家康」
視聴完了しました
新時代の幕開けと、信長の恐ろしさが十分にわかる感じで、
その中で確実に育っている秀吉を見るだけでも
十二分に価値のある回でありましたね、武田を貶めることなくという感じといい
時代の変わり目というわかりやすい戦にしやすいというか、
ドラマとして最高に盛り上がるそれに仕上がっていて
大変よかったと思ったのでありました

徳川の良さも出しつつではあったものの、
ちょっと話として強引かなと、五徳をスパイにするところと、
瀬名の裏切りというイベントを優先するあまり、
あの時点で徳川をそこまで危険視していたかというと怪しいと思うんだが
まぁ、話としては面白いのでよいかと感じるところ
でも、その危険度をもうちょっと他のことで稼いでほしかったというか、
信長が危険だと思うほどの功績を何かしら、
ここまでであげておきたかったなと思ったりするのであった

とはいえ、話としては危険な徳川勢ということで、
その危険な役目を久しぶりの海老すくいからの酒井大活躍で見せるのがよかった
あのあたりの徳川武士団が、だんだん揃ってきたというか、
あの妙な仲間意識の濃さみたいなのが見えて、
新参の井伊が、微妙な表情しているのも含めて、いいシーンだったなと思ったのである
数正が音頭取ったというのもまたいいんだな

武田方の描き方も見事で、やばいと思いつつも、
ここを逃したらじり貧で負けるから、大博打に出たというのは、
物凄く納得ができるところだったし、それをもって、信長が完勝してなお
バカにしないで、古い時代よさらばとばかりに弔うというのが
ドラマチックでよかったなと思うのでありました

その波及かしらんが、佐久間の周回遅れっぷりを描きつつ、
織田家でも新しい時代が始まりつつあるという、
のし上がっていく会社の派閥再編成みたいな面白さもあって
凄くよかったと思うのでありました
柴田が、ぎりぎりついていっているし、それでいて実力もありそうという描き方が
またまたよろしいなと感心するのであった

とはいえ、やっぱり、秀吉の抜きんでた感じがよくよく、
悪目立ちしてきているというのもまた、面白くて
次の好敵手として、楽しく出てきそうだと思うのでありました
しかし、この時点で伊達の名前が出るのは、ちょっと早すぎやせんかと思ったんだが
そういうもんなんだろうか、この頃だと最上とか蘆名の方がと知ったかぶりをしたくなるんだが
どうなんだろうかしらねと思うのでありました

瀬名が死ぬのが区切りとして6月末くらいだろうかと思うのだが、
信長が夏までとしたら、秀吉時代短いし、ひょっとして関ケ原くらいで終わるつもりなのかと
思ったりしているのであった

【読書】秋期限定栗きんとん事件

2023-06-10 21:07:43 | 読書感想文とか読み物レビウー
秋期限定栗きんとん事件  作:米澤穂信

夏の事件を受けて、二人が一度は袂を分かつこととなったのだが、
その別れた二人が、別の学生生活を送るというか、
別の彼女、彼氏と付き合いだしてと書いてしまうと、
二人がまるで付き合ってたみたいな話になるから、
なんか違うなとか、まぁ、この語り口からして、影響を受けているわけだけども
楽しい学生生活と、他愛のない謎解きが、
学生らしいといえばらしい、色恋と友情と自意識みたいなのによって構成される事件で、
結局元鞘でもないが、二人のバディが解決を導いてしまうのだなと
そういうお話でありました

主人公とヒロインが、それぞれ別の相手と曲りなりにも付き合ってしまうというのが
斬新というか、高校生向きに書かれた小説だという話だけど、
高校生には結構ビターすぎないかと思ったりしてしまうんだが、
その、新カップルそれぞれが歪でもないが、違和感が、
いやでも、高校生が付き合うってこういうことかもとか
妙な納得を覚えたりしながら、これを読んで変なネトラレを発症したりしないだろうかと
いらん心配しながら読んだのだが、ちょっと、どっちの相手もかわいそうだなと
まぁ、だからこそではあるんだけども、なんというか
もやっとする関係だと思いながら読んだのでありました

連続放火事件についてで、これについては犯人が早い段階でめぼしがついてしまうんだが、
そのトリックというのが面白いというか、物語がかわいそうな男子である瓜野くんになるから
そんなわかりやすい話で、そして、その陰に小山内さんがいるという構図が
いかにもという感じでよかったのでありました
そして、今回の復讐のキーワードに驚いたというか、
なるほどなと思わされた、いい小説だったと思うのでした

恋愛とは異なるようにも思うが、案外そういうものなのか、
相手のことが理解できる、その楽しさというものが描かれていて
そのために、そうではない人たちが出てきて、
それはとてもかわいそうというか、何か、差別とは異なるのだが、
選別を含むような内容で、傲慢であることこの上ないのだが
高校生だし、なにより、小説だしと割り切ってしまうと
それがすごく据わっていて、いい物語だなんて騙されるように読んだのでありましたとさ

おっさんになってから読んでよかったと思うのだが、
本当にターゲットとされた少年少女が読んで、はたして、これをどう消化するんだろうと
ちょっと興味深く感じたのであったとさ

追記でもないが、春期の前があると思ってたら、勘違いだったようで
着々と既刊シリーズを読み進めているようで安心したのである

【ドラマ】おとなりに銀河

2023-06-08 20:55:46 | ドラマ映画テレビ感想
NHKよるドラ枠でありました
結局なんの話だったんだと思ってしまったけど、
なんだかんだ、おおむね楽しかったと言ってしまえるドラマで、
大きな感動とかではなく、細かな楽しさが積み重なったような内容で
見ていて、にやにやするシーンのオンパレードに
楽しい夜を過ごせたと思うのである

どういう内容なんだといぶかしんでみていたんだが、
漫画原作で、アニメ化もされているのだそうで、
結構人気あるんだなと驚いてしまったのである
ドラマしか知らないので、原作の良さだとかなんだとかが
全然わからないのだけども、ドラマとして、ただただ可愛らしい五色さんの姿が見られたと
それだけのための映像だったように思えてならんのだが
そこがまた、とても丁寧でよかったと思うのである

序盤のベタな恋愛ドラマないし、漫画のような展開を丁寧に丁寧に
これでもかと繰り返していくあたりが、
ギャグよりも上品で、コメディというにふさわしい感じで
ほのぼのにやにやと楽しいのが、このドラマの魅力のすべてだったと感じるのだけども
特段に何かがあるわけでもないが、世間知らずっぽいお嬢様というかお姫様である五色さんと
久我くんとのやりとりが実にほほえましいという、ただただそれだけであった
編集者の人とか、島の民とか、色々と面白い人たちも出てくるんだが
そういう大きな話はどっちでもいいというか、
あまり関係なく、本当にもう、五色さんが可愛いというだけで
ドラマが成立しているというのが素晴らしいというか
いいなぁと思えるドラマだったのでありました

子役が上手いというのもよいところだったんだが、
よるドラも、だんだんと調子を掴んできた感じがするなと思うのであった

【読書】つげ義春賛江 偏愛エッセイ・評論集

2023-06-07 20:52:10 | 読書感想文とか読み物レビウー
つげ義春賛江 偏愛エッセイ・評論集  編:山田英生

つげ氏と作品について、様々な人が語った内容を集めた本
正直、こういう本を編集できるほど、あれこれ語られているというのが衝撃的で、
一作も、そもそもつげ作品読んでない自分が、これを読んでいいんだろうかと
なんか、気後れしつつ読んだのでありました
作品、どこで読めるんだろうか

「ねじ式」は、メメクラゲに刺されたという腕を抑えているシーンだけはすごく見たことがあるので、
その関係から、台湾遊びにいったときに、眼医者の看板見て、アレだと衝撃受けたりしていたわけだけど、
本当に、台湾のあの風景というか、あの当時、戦前戦後のあれこれの頃の記憶というか、
そういう経験から書かれているものだったのかと、
これを読んで初めて知った次第なのでありますが、
水木先生の優秀なアシスタントだったくらいしか、知らない自分に、
これでもかと、作品群の凄さ、素晴らしさというのが語られる本で、
実物読んでないのに、読んだかのような錯覚に陥るほど、
みんな熱っぽく語っていて、面白かったのでありました

実際、研究論文めいた内容もあったり、
哲学や、詩人の人なんかも、あれこれ書いているから、
ちょっと評論が難しすぎて意味わかんないというところも多々見られたんだが、
そうかと思うと同業の人や、少し離れた感じの場所から知っている、ファンです、みたいな感じで
さらっと書いているところがとてもよくて、
まさに偏愛と呼ぶにふさわしい文章が堪能できて面白かったのでありました
ある種、推し活を見ているようにすら思えるのが、
今っぽい例え方なんだろうかしら

いっぱい書かれていた話の中で、水木プロにいた頃の話が面白くて、
失踪して、水木先生ですら焦って、みんなで探しにいったところ、
何気なく戻ってきたという話がとてもよくて、
このイベントで、つげ氏は普通に帰ってきただけだし、
水木先生は笑って許したという、この二つの所作というか、ありようが見事で
いい話だなと、しみじみ読んだのでありました

芸術家肌ともまた異なりそうだけど、
そう周りが認識してもよいくらいの職業意識というか、
つげ氏の生き方とその表現である漫画というのが
なんとも面白いと思えたのでありました
えもいわれぬ魅力というか、文学めいた何かが内包されている
私小説的なそれというのに、妙に惹かれたのでありましたとさ

せめて、どれか一冊読んでから、もう一度読むべき本ではないかと思うのだが、
はたして、つげ作品に出合う機会があるのだろうかと
自身の人生を鑑みるのであった

3か月ぶりの台湾北上旅行 08 億載金城と徳陽艦

2023-06-06 20:55:38 |  3か月ぶりの台湾北上旅行(2023)
食事のあと、お店の前でタクシーを捕まえて次の目的地へ移動



億載金城であります、何年ぶりか忘れたが、二度目の来訪である
父親随伴のため、名所めぐりをというわけでやってきたんだが
久しぶりでも、中はさほど変わっておらず、敷地内をゆったりとみて歩いたのである



前回と変わっていたところとしては、清国将軍の恰好をしてアトラクションしてくれた場所が更地になってて、
設置されていた大砲がなくなっていたことが挙げられるんだが、
それ以外は手も入っていないんじゃないかというくらい、そのまんまでありました




そして、見たかった砲台に設置された、大砲の数々
これらも、特に何がというわけもなく、説明なくどてっとおいてあるだけという
ほったらかしな感じがよろしいと思うのでありました
観光客もあまりおらず、まぁそもそもアクセスしづらいという問題のせいだろうと思うんだが
ゆったりするのにはもってこいだと思うのでありました



ぐるっと見て回ったので次の目的地へと移動開始
前回来た時は、サバヒー記念館があった場所が、ホンダのショップに変わっていて
このあたりに変化を感じたのである、寂しいことである



よたよたと歩きながら、リスを見かけたり、お金持ちの家と思しき派手な屋敷を見かけたりしながら
ぐるっと、億載金城の外郭を歩いて海に近い方へ




こちらも以前立ち寄った徳陽艦に到着であります
退役した装備品があちこちに展示されている公園で、退役した艦船である徳陽艦に乗船をもくろむ






こちらも前回乗船したときとほとんど変わっておらず、
ただ、何かのアニメーション作品とコラボしてたのか、
そういうキャラクタが、無造作というか、唐突に人形やらステッカーやらで現れて、
情緒もへったくれもなくなっていたのが、ある種平和でいいなと思ったのである
まぁ、実際は平和じゃないんだけども、なんとも大変であるな

こちらは結構人が多くて、観光客がその人形と写真撮ってたりしたので
人気作品の何かだったのかもしれないと思いつつ、
見終わって休憩していたら、地元の学校の見学なのか
中学生くらいの子たちが、わらわらと引率されて乗船していったりしていたのでありました
公園の休憩所でとりあえず休んでから、また移動を始めるのでありました

つづく
09 安平郊外から廟めぐり

前の
07 高雄関帝廟から台南玉市

【読書】春期限定いちごタルト事件

2023-06-05 21:03:42 | 読書感想文とか読み物レビウー
春期限定いちごタルト事件  作:米澤穂信

先日、うっかり夏から読んでしまったので、一作目をと春をとったんだが
どうやら、これも一作目ではないらしく、なんかすっきりしないまま、
彼らの関係を見あぐねつつ、でも、なんだかんだ楽しく読んだのでありました
夏より、もうちょっと柔らかい事件になってて、
より安心して読めたのでよかったと思うところ
ネタバレになりそうだから、語れないが、いちごタルトがどうなったか
そのあたりが、少々残念だったと思うのでありました
物語としては、特に意味がないエピソードというか、アレだなと思うけど
個人的には、ちょっと残念だわと思ったのであった

小市民を標ぼうしつつ、相変わらず、あれこれに首を突っ込んでしまう狐と、
血に飢えた狼が、結局のところ、その本質から逃れることなく、
意気揚々とそうなって、あーだこーだと
まぁ、楽しそうで何よりとも思ったんだが
細かい事件ともいえぬ謎解きをいくつか経ながら、
最終的に、ちょっと大きな事件とかかわってしまうというのが
オチになっているんだが、
途中で、しょーもない謎解きにあれやこれやと取り組む姿が、
やっぱり楽しそうで、そこがいいなと思ったりもするし、
この関係で、恋人同士ではないというのが、物語としても、キャラクタとしても正解だと思うんだが、
本当にあの年代の子だったら、絶対そんな風にならんだろうと
いつも思うんだが、ものすごく学生らしい姿ややりとり、仲間、意識なんかがいっぱい出てくるのに
その根っこというか、一番思春期っぽい部分は
まるで枯れたように何もないというのが、不思議でならんというか
それが小説的魅力だなとも思うのだけど、絶対そんな超然とした学生いねぇよと思う
毎回の感想に繋がってしまうところでありました

惚れたはれたという話じゃなく、もっと単純に
これだけ一緒にいて、話をして、あまつ、お出かけしたりするような相手を
どうにかということではなく、好きだと思わないわけがないと
女の子よりも幾分か幼いであろう男子については
思ったりするんだが、何を書いてんだかという感想で
なんともはやである
でも、楽しいというか、ほのぼの読めるよいミステリだと思うのであったとさ

どうする家康  長篠を救え

2023-06-04 20:39:55 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「どうする家康」
視聴完了しました
タイトル回収と、強右衛門音頭が見事でありました
朝ドラに飽き足らず、とうとう大河にまで出てきたのか、岡崎体育…凄い男だ

パワハラに次ぐパワハラといった感じで、
なかなか大変な回で、胃が痛い内容でありましたが
まぁ、ちょっといじめられっ子が反攻したら、もっとひどいことになったでござるという
救いようのない話だったようにも思うんだが、
タイトル回収が、もっと悲惨な選択を迫るところかと思っていたので
まずは安心したというか、まぁ、実際はひどいありさまなんだが
大変でありました
仕方ないとはいえ、織田勢の武将が少ないのが、なんかおかしいと思ってしまうんだが
わちゃわちゃしすぎてもいかんし、このあたりは仕方ないですな
そして、信長の圧迫感というか、まあ、嬉々として悪者している感じと
そのコバンザメ感を露悪的にやりまくる秀吉の有様が、ひどい酷い、実に素晴らしい

脅してみたら、脅し返されたという、いい勉強をさせてもらったみたいな話になったわけだが、
その間に、長篠との間で、あーだこーだがあって、
有名な鳥居強右衛門の話が挟まったけども、冒頭の通りまさかの岡崎体育起用で、
だからなんだろうけど、微妙極まりない実にいい歌をぶっこんできてと、
まぁ登場の時に亀ちゃんに、石というか、岩で撲殺されそこなったりと
そこはかとなく楽しい感じの出方だから、
こりゃ死ぬなと思ってたら、案の定という感じの展開で、
このちょっとだけいい夢見てから死ぬというテンプレが、だんだんサイクル短くなってきたなと思ったのでありました
まぁ、旗で掲げられたという、有名な話のやつだから、当たり前といえば当たり前だったわけだが
今回、逆さ磔じゃなかったなと思ったら、最近はそれ嘘だからという論調なんだそうで
色々とアップデートされてんなーと思いつつ
見たのでありましたとさ

面白かったかというと、どうだろうと思ったんだが
要所要所はいい感じで〆ていたし
何より、来週から、戦争の概念が変わるというわかりやすい感じに仕上げるようで
戦(いくさ)と呼んでいたものが、だいぶ陰惨というか虐殺ありきのそれになっていく
戦国時代の幕開けのような回になりそうで、楽しみであります

【読書】君の心に刻んだ名前

2023-06-03 20:58:15 | 読書感想文とか読み物レビウー
君の心に刻んだ名前  作:湛藍

BL小説というのとも異なるんだろうが、
男性の同性愛を描いた小説でありました
台湾の作家さんで、台中を舞台に蒋経国が亡くなる頃に高校生だった二人の青年の話で、
実話ではないんだろうが、実際にあったんだろうなと、
今の開かれた台湾の在り方と隔世の感があるというあたりが
読みどころなんだろうと思ったのである

話しは、同性のそれだという以外は、割と普通の恋愛話で、
別に性別がそうだというだけで、あとは、学園で出会って云々と、
そして、それをごまかすために女の子と付き合ってとか
まぁ、おおよそそんな話なので、
わかりやすいというか、ありそうだなというのが綺麗にまとまった小説と
そういう印象だけだったのでありました
どぎつい描写が出てくることもないし、どちらかというとプラトニックな恋愛小説に
近い印象ではあるんだが(実際は行為におよぶわけだけども)
あくまで、恋愛に戸惑う若者の青春物語というのが主軸で、
翻弄する相手方と、翻弄される主人公といった構図で、

仲良かったのが、急に素気なくなって、なぜなんだとぐるぐるしながら
台中をでて、高雄から、ポンフーまで家出するとか、
ありそうな学生最大の冒険なんかもあったりして、
ほのぼの読めたのでありました
あんまり恋愛小説読みなれてないからか、盛り上がりどころで
しっかりと感動してない感じで読んだのはいけなかったと反省

男性カップル二人への周りからの視線、迫害に近い扱いから逃れるために女のと付き合うんだが、
そちらの方がかわいそうだし、物語として重要なイベントだったなと思いつつ読んだんだが
結構日常的にそういうことありそうだなと
現状、周りにカムアウトしてる人いないのでわからんが、
感じるのでありましたとさ

キリスト教の思想が比較的強いというのもキーワードとして
見逃せないものではないかと、
こういったことへの差別の根底をちょっとだけ考えたのである
本作内でも、神父がでてきて諭したりといった、カトリック系の学校だったようなので
外せない要素かと思うのであった

【ドラマ】大富豪同心2

2023-06-02 21:08:13 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇枠であります
日曜早朝に移動してしまったので、全然追えてなかったんだが、
大富豪同心の見てないやつやると聞いて、録画して追いついた
そんな視聴をしたのでありました
こんな話だったっけ?と、ちょっとキャラというか、物語を忘れていたと感じたんだが、
卯之助の推理がさえわたる話になってて、
まぁ、そういう感じだったかな?と、半信半疑ながらも、ドラマとして面白いからいいやと
毎回楽しく視聴したのでありました
謎解きがあってという1回解決ドラマというのは、クセになるというか
これはこれで楽しいからいいやと、最近、趣味が変わってきたと
自分でも感じるところである

えらい人との交換という、なかなか衝撃的な展開だったわけだけども、
主役の人が、ああいうなよなよっとしたのだけではなく、
当然、キリっとした姿も見せられるというのをいかんなく発揮していて、
これはこれで、歌舞伎ファンからするとたまらんのだろうかと
そのあたりは推測でしかないんだが、いいなぁと楽しんだのでありました
コメディみたいなタッチだから、演技もあれくらい大仰なようで、
ちゃんと芯を捉えている、この塩梅がいいなぁと
むしろ歌舞伎をちゃんと見てみたいかもしれんと思わされたりしたのでありました

というか、歌舞伎役者出すぎだろうと、その方面に豪華すぎるのが凄い気になったんだが
そういう人の時代劇コメディ演技というのが、ものすごくよいと思えて
次のシリーズがあれば、視聴確実だなと思わされたのでありました
歌舞伎をよくしらないけども、あの所作の自然さと、確実に見得として決めるメリハリの見事さが
時代劇というのにマッチしすぎて、素晴らしい効果になってたと感じたのでありました
特にエンディングの気の抜けたダンスで、その所作の差が圧倒的に出ていて、
前作でもそうだったけど、歌舞伎の人だけ、踊ってるんだけども、舞っているというか、
キメがかっこよすぎて、おどける仕草も堂に入ってて、凄い大好きと思わされたのでありました

殺陣をみるドラマではないと思っていたけども、
なかなかに凝ってて、今回は小太刀含めた、二刀術が多くて、
あれは今の殺陣業界の流行りなのか?と、先日見た梅安さんでも同じ殺陣だったなと感じたんだけど
回転しながら、二刀を綺麗に裁くというのは、すごく映えるのでいいなぁと見入ったのでありました
おじゃる剣豪とかも好きだけど、見せ方として二刀で舞うというのがいいわと
今回の時代劇一番の見所だと感じたのでありました

あとは、べたべたな展開の、荒海の親分さんが見事で
本当、こういうのが見たかったというのをお出ししてくれるよいドラマだと思うのである