CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

柳生十兵衛七番勝負 最後の剣

2007-06-01 08:35:10 | ドラマ映画テレビ感想
NHK木曜時代劇 柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い

とうとう最終回を迎えました
正直な感想を書いておかねばなりません

つまらなかった・・・

このがっかり感は酷いのであります
いや、たぶん、期待してたものと違っていたから
勝手に憤っているだけという
まさに、勝手に惚れられて勝手にあきれられるという
独りよがりパターンでありますが
なんだろう、私がこの番組に求めていた
ともかく殺陣、そしてかっこいい十兵衛
この二つががっかりだったのでありました

ともあれ、最終回
意外でもないですが、由比正雪の死ざまに感動
ちょっと時節柄、切腹騒動にて武士になれるという話は
悶着がありそうだったけども
時代劇として、この番組の由比正雪としては
見事すぎる最後で、凄い感動したのでありました
紺屋の倅という引け目の話がずいずいと出ておりましたが
実際のところ、三河の実家を尋ねた話が
この全体を通して一番面白かった記憶を思うに
この最後は立派でした
ステキ、そして役者を見直した、狂言やってるだけじゃないんだな
ちょっと仰々しいしゃべり方だったけども
顔というか、表情芸がすばらしかったように思われるのでした
流石だわ

一方で、丸橋殿との最後の闘い
そこでそうきたかという具合だったんですが
もう、この際色々な面倒というか設定とかどうでもいいよ
あんなことあるわけねぇだろう
そんな展開でしたが、気にしない
最後の殺陣だけに期待したけども、まぁ、そんなところだろう
そんな風にえらぶってしまうのでありますが
左手を添えるだけで、右手で突く
あれは宝蔵院だったかの槍によく似てると
知ったかぶってみてたんですが、槍ってみんなあんなんじゃないかな
あの頭上でぶんぶん振り回すのはかっこいいのですが
なかなか、もそっと、槍の穂先で円を描いて
刀を巻き取るようなそういうのも見たかった

十字槍じゃないが、第二シーズンのときの
おじいちゃん侍との戦いのほうがよかったかもなぁなどと
酷いことを考えてしまったのでありました
もっとも、最後はいつもの通り
二刀にて見事屠る、素晴らしい結末
照英には、是非この路線でもっと演技に磨きをかけてほしい
また大河ドラマで活躍して欲しいなどと
ちょっと思ったのでありました

まぁ、なによりも村上先生かっこよすぎるわな

そう思っての終了でありました
して、残念だった物語についてですが
俺の十兵衛はあんなんじゃない・・・
涙で画面が見られなくなるんじゃないかというくらい
これについてはがっかりでありました
まあ、親孝行の話だし仕方ないとはいえ
あんだけ母親やらヨメやらにあれこれ気を使うというか
そんな十兵衛はいらん
斬って、斬って、ただその先にも斬ることしかない
政治や、陰謀に巻き込まれて
剣を置こうとするが、未だおけず、ただ

決闘が好きなのだ

そういう十兵衛が見たかったのに
第一シーズンの十兵衛を懐かしく思ってしまうのでありました
最後に剣を置いてしまっては
十兵衛というよりは、石舟斎のようにも思えて
そこまで立派でなかろうと思うところ
あくまで求道者であり、武蔵との面会が生きた
そういう十兵衛を見たかったとつづっておきつつ

第三シーズンもそれなりに楽しめたのでよいのかもしれません
というか、次回からの新しい時代劇も
なかなか激しい殺陣っぽくて楽しみ
物語の筋よりもそっちが見たい
小学生のような心をもちつつ
とりあえず、観賞終了でありました


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