チェリー 作:ニコ・ウォーカー
つかみどころがないという印象を受けてしまった
ちゃんと没入して読めなかったというところかもしれない
未だ刑務所の中にいるらしい、元イラク派兵の身分を得て、
PTSDをわずらった挙句、薬に溺れてとんでもないことになっている
その著者の自伝的な小説であります
特に不自由のない生活をしていた学生が、
ふわっとした感じで薬に溺れつつ、
だけども、完全なドロップアウトすることはなく、
なんとなく軍隊に入って、イラクに派遣されて
その先で、本当に酷い目にあったというか、
酷いものを見てきたことで、なんとも心が弱弱しいことになって
より薬に溺れてと
まぁ、そんな挙句、薬を手に入れるために銀行強盗を繰り返すようになると
なかなかの転落人生というか、
もともと大して高くもなかったところを、低く低くとんでいくというか
転がっていく人生の途中を描いたものでした
あとがきにもあったけど、
軍というものへの批判だったり、薬物の蔓延についてどうのこうのでもない、
ふわっとした若者が、あんまりものを考えずに生きている
ただその様子を語り言葉に近い台詞や、文章で描いているというのが
面白いような、なんともいえない感じを覚える内容でありました
なんだろう、誰でもないんだが、知り合いの話なんだけどさ
みたいな感じの気安さみたいなのを感じる
読んですげぇ面白いわけでもなければ、
教訓なんてひとつも出てこないし、
感動的な場面もないというのに、なんとなく、読んでしまう
山も谷も落ちもないのに、ただただ
読んでしまえる本でありました
感想を抱くのが難しいという印象なんだけども、
そういうことがあるんだなと
これまた、ふわっとした感触だけが残る不思議な小説でありました
つかみどころがないという印象を受けてしまった
ちゃんと没入して読めなかったというところかもしれない
未だ刑務所の中にいるらしい、元イラク派兵の身分を得て、
PTSDをわずらった挙句、薬に溺れてとんでもないことになっている
その著者の自伝的な小説であります
特に不自由のない生活をしていた学生が、
ふわっとした感じで薬に溺れつつ、
だけども、完全なドロップアウトすることはなく、
なんとなく軍隊に入って、イラクに派遣されて
その先で、本当に酷い目にあったというか、
酷いものを見てきたことで、なんとも心が弱弱しいことになって
より薬に溺れてと
まぁ、そんな挙句、薬を手に入れるために銀行強盗を繰り返すようになると
なかなかの転落人生というか、
もともと大して高くもなかったところを、低く低くとんでいくというか
転がっていく人生の途中を描いたものでした
あとがきにもあったけど、
軍というものへの批判だったり、薬物の蔓延についてどうのこうのでもない、
ふわっとした若者が、あんまりものを考えずに生きている
ただその様子を語り言葉に近い台詞や、文章で描いているというのが
面白いような、なんともいえない感じを覚える内容でありました
なんだろう、誰でもないんだが、知り合いの話なんだけどさ
みたいな感じの気安さみたいなのを感じる
読んですげぇ面白いわけでもなければ、
教訓なんてひとつも出てこないし、
感動的な場面もないというのに、なんとなく、読んでしまう
山も谷も落ちもないのに、ただただ
読んでしまえる本でありました
感想を抱くのが難しいという印象なんだけども、
そういうことがあるんだなと
これまた、ふわっとした感触だけが残る不思議な小説でありました