お探し物は図書室まで 作:青山美智子
街のコミュニティセンターにある図書室で、
司書さんが本を貸してくれる
その本が、なぜか、その人が本当に探していたものを導いてくれる
そんな感じの短編連作でありました
おまけとして、フェルトの人形とか出てくるんだが
そのあたりはほのぼのグッズという感じで、
童話や、詩から、インスピレーションを受けて
人生が回転しはじめる瞬間を描いているようで
読んでいて気持ちのよい物語でありました
連作自体も、それぞれがゆるく繋がっていて、
登場人物たちの関係性が、最後のお話でまるくおさまるのも
読んでいて面白いところでありましたが、
本題である、何か迷ったときに本から気付きを得るということ、
このさりげなさがよかったと思うのでありました
実際のところ、あれこれ悩んでいるときって
本だからというわけではなく、それに繋がりそうなことを真剣に考えていると
何かきっかけとして得るようになるという
よくある話をスピリチュアルじゃないが、いいお話にしているのがミソで
実際にありそうだし、そういう司書さんが
さらっと自分の悩みにきく処方箋よろしく本を紹介してくれんだろうかと
思ったりしながら読んだのでありました
詩を読むというところから、
新しい世界を啓いていくという行動に気付く話が
個人的には一番好きで、何かそれまでと違うことをして
きっかけになっていくという、人生が好転していくかのような話が
自分にも転がってこねーかなと、
さしていつもと違うことなんかしないくせに
思ったりしてしまうのでありました
破調というのは大切だが、リズムを得てから崩してこそだろうかとか
あれこれ、無駄に考えてしまうんだが
するっと、この物語のように気負いをせずにフラットに生きたいわと
思うのでありました
街のコミュニティセンターにある図書室で、
司書さんが本を貸してくれる
その本が、なぜか、その人が本当に探していたものを導いてくれる
そんな感じの短編連作でありました
おまけとして、フェルトの人形とか出てくるんだが
そのあたりはほのぼのグッズという感じで、
童話や、詩から、インスピレーションを受けて
人生が回転しはじめる瞬間を描いているようで
読んでいて気持ちのよい物語でありました
連作自体も、それぞれがゆるく繋がっていて、
登場人物たちの関係性が、最後のお話でまるくおさまるのも
読んでいて面白いところでありましたが、
本題である、何か迷ったときに本から気付きを得るということ、
このさりげなさがよかったと思うのでありました
実際のところ、あれこれ悩んでいるときって
本だからというわけではなく、それに繋がりそうなことを真剣に考えていると
何かきっかけとして得るようになるという
よくある話をスピリチュアルじゃないが、いいお話にしているのがミソで
実際にありそうだし、そういう司書さんが
さらっと自分の悩みにきく処方箋よろしく本を紹介してくれんだろうかと
思ったりしながら読んだのでありました
詩を読むというところから、
新しい世界を啓いていくという行動に気付く話が
個人的には一番好きで、何かそれまでと違うことをして
きっかけになっていくという、人生が好転していくかのような話が
自分にも転がってこねーかなと、
さしていつもと違うことなんかしないくせに
思ったりしてしまうのでありました
破調というのは大切だが、リズムを得てから崩してこそだろうかとか
あれこれ、無駄に考えてしまうんだが
するっと、この物語のように気負いをせずにフラットに生きたいわと
思うのでありました