CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

西郷どん  敬天愛人

2018-12-16 21:05:34 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「西郷どん」
最終回も無事視聴完了しました
面白いドラマだった、駆け足だったけども
最後まで十分に楽しませてもらった、素晴らしいドラマだったと
思うところ

最終回は、まぁドラマだしなぁという感じではあるものの、
西郷軍の最後が壮絶に描かれて、最後に半次郎大活躍があって
個人的には大変満足でありました
とはいえ、強すぎるな、だいたい示現流でもなかったし
とか、ついついいちゃもんをつけてしまうのだけど
チャンバラが見られたというのは楽しいのでありました
来年はそういうの出てこないの確定だからなぁ
チャンバラが観たい

死ぬことが確定しての万歳突撃めいた最後は
ちょっとどうかと思わなくもなかったけど、
あの高揚感というのはなんとなくわかった気分になってしまい、
それを遠くで見守ったというか、
強い感情をもって受け取っていた、大久保、従道、そして山縣という三人が
それぞれの苦悶を抱いていて凄いよかった
このあたりのドラマが凄く好きだわ
大久保はおそらくは、というか、まぁ
そうなるよなぁというところであったものの、
慟哭と、私人公人のはざまを行ったり来たりしているところが
凄いよくて、あの演技が素晴らしいと
ほれぼれ観ていたのでありました

ほとんど出番らしい出番もなく終わった山縣に関しても、
その思いの部分がよくよくわかったようでもあり、
こうなるのだから、もう少し、汚職に手を染めた以外に
何か山縣を描くシーンが欲しかったかもなぁなんて
ないものねだりをしてしまうのでありました

そして、一人だけ既に大正を生きつつあるんじゃないかと
そういう風貌にも見えた従道がかっこよくて、
西郷一家を支えようとした邸宅の話なんかが、
奥さんのとりなしも含めて、実家で恨まれたところとの癒しも含め
いいなぁ、そういうのが家族愛だよなぁと
どちらの言い分をもっても、ぐっと心に響く物語だと
思えてならんのでありました
役者さんが、朴訥としているのがまたよかった
静かなるという感じがとても素晴らしい

最後には、糸さんもすっかり薩摩女というか
役者さんは凄いな、本当に薩摩の人にしか見えないと
そんな力強さも見せられたりして、ともかく
覚悟というか、西郷隆盛の最後、その一族というのが
よくよく見られたようでよかったのでありました

ちょっと気になったのは、第一話で糸さんが
銅像が違うといっていたシーンに戻るのかと思わせて
特にそんなことなかったというところでありまして、
あのシーンに近いところに戻るとか
やって欲しかったようにも思うなと
感じたのでありました

紀行で、熊吉に触れていたのが衝撃的でありましたが
本当、長生きしたんだなと改めて思い知らされたりしつつ
もうちょっと、西郷札のことやら、あれこれ
観たかったものが残ったように思うのだけども
よかったと感じるのでありました

まとまった、全体の感想はまた別に書こうかと思うところ