CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】精霊の守り人

2018-02-02 22:06:56 | ドラマ映画テレビ感想
NHKのスペシャルドラマ「精霊の守り人」が
いよいよ完結してしまった
原作を読んだおかげと、せいと、良し悪しそれぞれあったのでありますけども
ドラマには、大変満足だったのでありました
様々な工夫というか、ファンタジーを日本でも撮影できたんだと
そういう意味での感慨もありつつ、
物語も大変面白かったのでありました

個人的に、原作でも一番好きな闇の守り人を扱った
このファイナルシーズンの前半のできばえがすこぶるよくて、
役者皆の迫力というか、武人の生き様編みたいなのが
大変面白く見られたのでありました
それもこれも、綾瀬はるかの殺陣の凄さに集約されるんだが、
本当、あんなにアクションできるとは
夢にも思いませんでした、役者さんというのは本当に凄い

そして、それを褒めつつも、さらっと殺陣を披露していた
吉川晃司も凄かった、誰もかれも、
あのアクションシーンを作り上げたというところが
まずもって秀逸であったように思うのであります
あとは、武田哲也が出てきて、ハンガーヌンチャクを披露したり
妙な茶目っけも感じたりしながら、
バルサとチャグムの物語が進んでいくというのが
わくわく楽しめたと思うのであります

カンバル王についても、中村獅童の怪演と、それでいて、
彼の正義が見られるという脚本の消化もよくて
悪いというか、認めたくないのだけども
一本芯があった役だったというのがステキでありました
最期のシーンはちょっと納得いかないとも思うけども
おおむね、楽しく見られたのであります
原作と違う展開だったが、あれはあれで
すごくよかった

一方といってしまうといけないのだけども、
いよいよ、タルシュとの攻防が始まった後半については、
ドラマの内容上仕方ないとはいえ、
個人的には原作のほうが好きだなぁとそういう印象になってしまった
カンバルで分かれたあと、バルサとチャグムは
本当に別れてしまった、もともと交わるはずもなかったという
寂しさがあって好きだったんだけども
ドラマでは、そこではなく二人の絆と
成長するチャグム、そして子離れするようにバルサが身を引いていくというのが
これはこれで見所だったのだけども
なかなか楽しい内容だったと思うのであります

ドラマの中では、タンダがよかったなと
全編通して感じたところでありまして、
ごちそうさんから知った身分としては、東出さんが
演技いつも一緒じゃんと思っていたところを
覆したというか、凄く今回合ってたと目を見張るようでよかった
あのタンダとバルサが、どんな家庭を作っていくのか
それはまた別の物語といった感じでもあって
ステキでありました

あとは、トロガイの最終回におけるサービスシーンが
あれはあれで面白かったと思うんだけども、
ガカイがあの後どうなったのか、
生きててよかったという話かと思ったけども、
あれはもっと残酷な最期なんでないかと感じたりもしつつ
まぁ、そういう非道なドラマではないかなと
泳いで帰ったんだろうと思いたいところでありました

ともあれ、3年にわたり見続けてきて
非常に楽しめたよいドラマでありました
プロデューサーが八重の桜と一緒だと思っていたけども
こういう面白いドラマをまた、今後も続けてほしいなと
願いながら見終えた、そういう感じであります