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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHKスペシャル 大アマゾン最後の秘境 第4集 最後のイゾラド 森の果て 未知の人々

2016-08-19 21:08:30 | ドラマ映画テレビ感想
なんでこんなに極端なシリーズだったんだろうか
ガリンペイロの話でも衝撃的でありましたが
おそらく最後を飾るこの話も
衝撃的すぎて、ドキュメンタリというか、
恐ろしいものを見たという感想を抱いた
素晴らしいできばえというか、内容でありました
やってることは、
そんな生易しいものじゃなかったというのが
また、戦争リポートするそれに匹敵するほどのことなのに
なんだろうか、この魅力あふれたテレビ番組わと
そんな気分になったのであります

アマゾンの奥地に未開の民族がいる、
これはよく聞かれていた話なので
なるほどなと知っていたと、文字通り聞きかじった情報で
実際どうなんだというのを
これまた、テレビで見てんだから、実際に知ったとは
言いがたいんだけども
なかなかの衝撃度合いで認識することができました
未開怖い、超怖い

未開の民族がやってくるという村でのやりとりが、
相当に切迫していて、村の女子供を高台に隠したり、
バナナを上納品として差し出して退散願ったりするという
これはあれか、古代の話なのかというのが
まさに目の前で繰り広げられたのが凄い
実際に、ああいうことになってしまったら、
古代的なコミュニケーションになってしまうのか
もう、インディペンデンスデイなんて目じゃねぇよと
身震いするほどの恐怖を覚えたのでありました

このドキュメンタリの秀逸だったところは、
言葉が通じないということが怖いのではなく、
未開という、まるで文化が違うものと接触することが
凄まじく恐ろしいということに
映像から認識できるというのが凄いところでありました

取材班としては、未開人と実際に接触した21分間を
ただ、カットもせずに放映するだけでも
十分にドキュメンタリたりえたのではないかと
考えたんじゃなかろうか、そう思うほど
衝撃の取材に感動したのであります
本当、あの恐怖は、映像で見ていても怖い
言葉が通じないのに物取られそうになるというところが
どうしたらいいのか、
早く帰ろうといったら、まだ早すぎて逆に危ない的なことを言われて
もう、手遅れになるんじゃないかという恐怖、
あんな凄いもの、なかなか見れたもんじゃないなと
恐れ慄いたのでありました

そんな、テレビとして面白かったという感想なのでありますけども
描かれていたとおり、現地、実地では、
そういう生易しい事態ではなく、すでに人殺しも出ているし
これは部族抗争というか、いわゆる、戦争状態といっても
差し支えがないというのが恐怖で、
文明側である地域の村民は、未開人に手を出せない、
だけどむこうはやってきて、むちゃくちゃにしていくと
この文明格差というか、隔絶による
コミュニケーションの難しさというか、没交渉時の何かを
ものすごく考えさせられたのでありました

つきつめると、現代における戦争も
すべてこれと同じことであるなという認識においても
この番組は珠玉であったと感じ入った次第でありましたとさ

しかし、ああいう人を傷つけた場合、
誰に、なんのために、罪を問われ裁かれるのかというのは
これまた、深く考えさせられるテーマだなと
思ったりするのであります
他人は、自分ではないということを
改めて思い出させるテーマでありました