【読書】グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘う最高の空旅

グッド・フライト、グッド・ナイト　パイロットが誘う最高の空旅　　
著：マーク・ヴァンホーナッカー

飛行機のパイロットという、
一種子供の夢をそのまま解説したといっていいのか、
現実の話だし、職業の一つなのは間違いがないのに、
読んでいると、本当に童話というか、御伽噺というか、
とても魅力的な、まさに夢の仕事だと思わされる
そんな凄い魅惑的な事柄が綴られた
パイロットによる、空の旅のエッセーでありました
翻訳もの故か、少し固いと、読み応えに難を
覚える部分もあったのですけども、
圧倒的なパイロットという職業の魅力に
夢を見たような心地を味わったのでありました
凄いわ

著者が、どうしてパイロットになったか、
そこまで、どれほど飛行機が好きだったかという話を
無邪気に語るというほど幼いものではなく、
理知的で、おさえた表現なのに、
はしばしから感じられる幸福感というか、
本当に好きなのだという気持ちが素晴らしいのでありました
読んでいて、やっぱりこういうのは気持ちがいい

飛行機好きの人や、そういう子供が読むと
よりその想像が刺激されるであろう、
好きな人だからこそ語れる見方みたいなのが
あちこちにちりばめられていて、
まぁ本当、楽しい一冊でありました
ちょっと、高度すぎるというか、
細かい解説が、ありがたいんだが長いと
思わなくもなかったけども、
何回か読んで覚えたい知恵というか、
豆知識がつまっていてよかったのでありました

読み終わって、飛行機乗るとき、
もうちょっとちゃんと乗ってみようと
思わされるような魅力あふれる内容で、
本当にフライトのあとに、コクピットを見せてくれるのか
そこは恥ずかしいからきっと頼むことはできないけども
なんだか、いい旅ができそうだなと
思わされたのでありました
こういうジャンルの本は、なんといったらいいんだろうな