CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】自分はバカかもしれないと思ったときに読む本

2013-10-08 20:22:40 | 読書感想文とか読み物レビウー
自分はバカかもしれないと思ったときに読む本  著:竹内薫

題名につられて読みました
こういうことをしていると、
タイトルというか、キャッチというのは大切だなと
しみじみ感じ入るのでありました
内容は、確かに題名のとおりなのでありますが、
つまるところ、ちょっと困ったときの指針となればいいという
いわゆる啓発的な本でありました

バカとは何かという定義を柔らかくしながら、
簡単ななぞなぞめいた問題を解いて、
その解き方からバカではないとはこういうことだと
そもそも、バカと決めてかかる空気というか
そんなのを打破というか、打ちこわしながら、
バカと思わされているところから、
そうではない部分へと旅立とうといったような内容
ちょっと、自信を失ったときなんかには
なかなかよろしい内容かもしれません

ただ、あまりにオプティミストというか、
まぁ、そうでなくては、なかなか前を向いてない人は
向けないのかもしれないとも思ったりするんだが、
肯定的にすぎるような内容には、
ちょっと疑問がと思わなくもない
しかし、それだけ言い切ってもらえると
すがすがしいほどに、そうかとも思える
と、まぁ、そんな半信半疑のまま、
それをうまいこと包括するかのようにして、
仕舞いの部分にて

努力は必ず報われるわけではなく、
報われるまでに時間がかかる
報われなかったときは、その時間まで待てなかった

つまるところ、こんなお話でありました
なるほど、確かにそうかもねというところと、
論点がすり換えられておるではないかというところ、
そんなのをごたまぜにしつつも、
まぁともかく、前向きにやるということは大切だし、
そのとおりと思ったほうが、先々うまいこといくかもねと
信頼してみようなんて思うのでありました

ただ、まあ、わざとかどうかわかりませんが、
本の中で、本に書いてあることが本当とは限らないと
そんなことも書いてありまして、
これは高度なギャグなんだろうかと
首をひねったりしたのでありますが
ともあれ、のびのび、余計なことを考えずに
あれこれ、しっかり考えて進んでいこうと
思うのでありました

地頭がよい人で、うまいこといってない
そんな人には、啓蒙となるかもしれない
そんな本でありました