渋い作品だと聞いて、時間あったので見てきました
もともとクリントイーストウッド作品だったそうで、
それを日本版としてリメイクといった内容
まぁ、そんなことはどうでもよく、
ただただ、渡辺謙がどれくらいかっこいいか
それを確認しにいったら、佐藤浩一もかっこいいのを確認できた
そんなお話であります
何気に、小池栄子もよかったですね
役者がみんな良かった、そんな感想であります
内容は、北海道の開拓民と幕末の賊軍生き残りと
女郎とアイヌを交えて、仕方の無い殺しが行われる
そういううらぶれたというか、下層の悲喜こもごもが
すらりと描かれた内容でありました
殺しに飽きたというか、足を洗ったという十兵衛こと
渡辺謙を金吾という名の柄本明が迎えにくる
そんなところから始まります
女郎に理不尽な暴力を奮った開拓民の悪党を殺す
そういう目的だったわけですが
その町に保安官めいた、警官がおりまして
これが佐藤浩一で渋い
というか、全員がいい役者だからなんでしょうが、
西部劇をモチーフとしたセットとか、衣装とかが、
ことごとく似合うというのがステキであります
あれは、へっぽこ役者だったらコスプレか、ギャグに見えたんじゃないか
そう思うほど、保安官みたいな侍崩れがかっこいい
そんなところに、本格の侍を気取った感じで、
長州の志士だった崩れ侍の国村隼がやってきて、
これがまぁびっくり、佐藤浩一にぼこぼこにされる
ちょっと酷い、あんまりな役どころに驚いた
凄く酷いんだ、あれはもう、なんというか
ただただかわいそうな役柄でありました
と、まぁ、あれやこれやあってから
最終的に敵討ち的な話になって(違います)
ガンマンよろしく、一騎打ちめいた形になる
そう、やはりおいらが見たといえば、殺陣であります
刀での殺陣という感じよりは、
そこに至るまでは、殺しの殺陣という具合で
鉄砲あり、短刀でくびり殺すありといった
残虐シーンを現場を見せず、役者のアップと表情、
目で煽るといった内容でありましたが
最後はやっぱり、刀抜かないとねという具合で
渡辺謙と佐藤浩一のシーンがありました
そこに至るまでに、渡辺謙の刀がボロで役に立たないと
なっていたところは確認されていましたが
そのボロがひときわ光るといった描き方
左から落ちる大上段をスペンサーっぽい銃で止めて
間合いを詰めて、愛刀を手繰る
一瞬でそれを抜き放ち胴へ
一瞬のためがあってから、切り抜けたように
佐藤浩一の脇を渡辺謙の熊みたいな体が抜ける
ここが抜群にかっこいい
しかも、刀がボロだったから折れてる
折れた剣先が佐藤浩一に残るというのは
打ち合いのない殺陣なのに、印象に残る
いい刀の見せ方だと、私はいたく感激したのでありました
その後乱戦で、ごちゃごちゃになっていくんだが、
そちらは、渡辺謙得意の片手剣でありまして、
個人的に片手剣の殺陣は好きじゃないんですが
渡辺謙の場合は、全身で振りぬいている感じが出てて
片手でも勢いが違う、これは斬れるかもと思うような
ステキさであります
速いけども、フィルムが捕らえられないスピードじゃない
それが、なんというか一撃の重さみたいに伝わって
すばらしいことこの上なかったのでありました
暗がりで、役者の目という目が怖いと思わされたのは
新鮮でありましたが、その目だけで、
十兵衛の心持が変化していったのがわかる
最終シーンの光を失ったかのような目で〆るところなんかも
かっこよくて圧巻でありました
話としては途中で、金吾の言い分が理解できなかったり
自分の想像力の欠如を嘆いてしまうのでありますが
あの一騎打ちの迫力を見られるならそれでいいやと
納得したりの鑑賞だったのでありましたとさ
もともとクリントイーストウッド作品だったそうで、
それを日本版としてリメイクといった内容
まぁ、そんなことはどうでもよく、
ただただ、渡辺謙がどれくらいかっこいいか
それを確認しにいったら、佐藤浩一もかっこいいのを確認できた
そんなお話であります
何気に、小池栄子もよかったですね
役者がみんな良かった、そんな感想であります
内容は、北海道の開拓民と幕末の賊軍生き残りと
女郎とアイヌを交えて、仕方の無い殺しが行われる
そういううらぶれたというか、下層の悲喜こもごもが
すらりと描かれた内容でありました
殺しに飽きたというか、足を洗ったという十兵衛こと
渡辺謙を金吾という名の柄本明が迎えにくる
そんなところから始まります
女郎に理不尽な暴力を奮った開拓民の悪党を殺す
そういう目的だったわけですが
その町に保安官めいた、警官がおりまして
これが佐藤浩一で渋い
というか、全員がいい役者だからなんでしょうが、
西部劇をモチーフとしたセットとか、衣装とかが、
ことごとく似合うというのがステキであります
あれは、へっぽこ役者だったらコスプレか、ギャグに見えたんじゃないか
そう思うほど、保安官みたいな侍崩れがかっこいい
そんなところに、本格の侍を気取った感じで、
長州の志士だった崩れ侍の国村隼がやってきて、
これがまぁびっくり、佐藤浩一にぼこぼこにされる
ちょっと酷い、あんまりな役どころに驚いた
凄く酷いんだ、あれはもう、なんというか
ただただかわいそうな役柄でありました
と、まぁ、あれやこれやあってから
最終的に敵討ち的な話になって(違います)
ガンマンよろしく、一騎打ちめいた形になる
そう、やはりおいらが見たといえば、殺陣であります
刀での殺陣という感じよりは、
そこに至るまでは、殺しの殺陣という具合で
鉄砲あり、短刀でくびり殺すありといった
残虐シーンを現場を見せず、役者のアップと表情、
目で煽るといった内容でありましたが
最後はやっぱり、刀抜かないとねという具合で
渡辺謙と佐藤浩一のシーンがありました
そこに至るまでに、渡辺謙の刀がボロで役に立たないと
なっていたところは確認されていましたが
そのボロがひときわ光るといった描き方
左から落ちる大上段をスペンサーっぽい銃で止めて
間合いを詰めて、愛刀を手繰る
一瞬でそれを抜き放ち胴へ
一瞬のためがあってから、切り抜けたように
佐藤浩一の脇を渡辺謙の熊みたいな体が抜ける
ここが抜群にかっこいい
しかも、刀がボロだったから折れてる
折れた剣先が佐藤浩一に残るというのは
打ち合いのない殺陣なのに、印象に残る
いい刀の見せ方だと、私はいたく感激したのでありました
その後乱戦で、ごちゃごちゃになっていくんだが、
そちらは、渡辺謙得意の片手剣でありまして、
個人的に片手剣の殺陣は好きじゃないんですが
渡辺謙の場合は、全身で振りぬいている感じが出てて
片手でも勢いが違う、これは斬れるかもと思うような
ステキさであります
速いけども、フィルムが捕らえられないスピードじゃない
それが、なんというか一撃の重さみたいに伝わって
すばらしいことこの上なかったのでありました
暗がりで、役者の目という目が怖いと思わされたのは
新鮮でありましたが、その目だけで、
十兵衛の心持が変化していったのがわかる
最終シーンの光を失ったかのような目で〆るところなんかも
かっこよくて圧巻でありました
話としては途中で、金吾の言い分が理解できなかったり
自分の想像力の欠如を嘆いてしまうのでありますが
あの一騎打ちの迫力を見られるならそれでいいやと
納得したりの鑑賞だったのでありましたとさ