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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

洗濯ばさみの消費物としての耐用年数

2006-10-31 08:43:16 | 雑感
驚きました、洗濯ばさみがレミングスでした

なかなか、エキセントリックなキャッチを
日記に適用するというのは難しいなと
つくづく思うのでありますが
洗濯ばさみが相次いで壊れたのであります
この恐怖というか、なかなか稀ではなかろうかという
ステキ体験について、メモメモ

一人暮らしを始めて既に6年が経過したと思われるのですが
その一人暮らしはじめのときに、100円均一にて
ぽそぽそと買ってきた洗濯ばさみ20個
彼らは、私の洗濯物を挟むために生まれてきたわけで
その職務を遂行していたわけでありますが
先日のことであります

パキシッ

乾いた音に驚いたと思ったら、なんと
洗濯ばさみが粉砕、正式には取っての部分が
折れたというのが適当でありますが、その折れ方は
砕け折れたというような感じでありました
通常、プラスチックの変形というと
若干の弾性を持って、捻じ曲がったところが
白く変色して変形のあげくもげる、そういうことを
想像していたのでありますが
この洗濯ばさみは、ポケットのクッキーが増えるかのように
ぼろりと折れたのでありました

初めて折れた瞬間は、にわかにナニが起こったか
わからなかったのでありますが、手ごたえのなくなった
物体を見て、お役目ご苦労とゴミ箱に捨てて
次の洗濯物に手を

パキシッ

うおお、二つ続いた
さらに驚き、生まれてきて、洗濯ばさみが砕ける瞬間なんぞ
これまで見てきたことないのに二つ続いてということは
あわてて、他の洗濯ばさみを見てみると、
全て一様にヒビが入っているではないか
というか、なんでヒビが入るんだ
驚きつつ、つまみ部分が折れた物体は中途半端に
洗濯物をはさんだまま、くたばっているので
これをはずすのに四苦八苦して
テコの原理の凄さを思い知ったわけでありますが
ともあれ、どうやら寿命がこういうものにも存在したのだ

そう感じたのでありました

6年経過して突如、集団自決するかのように
ばらばらと崩れ落ちていく様は
なんとなし、物語的な何かを、いわゆる叙情というのを
感じてしまうのでありますが(注:誤解)
ここで、同じ時期から使っている
別の洗濯ばさみを見てみると
こちらは、まったく無事なのである、不可解だ

そして当然の帰結となるわけでありますが
100円均一って、やっぱり粗悪品なんだろうか・・・
まだ、検証が足りていない時点で
100円均一を悪者にするのは、いささかはばかれるので
ありますけども、しかして、どうもプラスチックが粗悪である
そういう可能性が含まれるのではなかろうかと思う

とりあえず、確かめるでもないのですが
じっと、無事だったものと砕けたものを見比べてみる
砕けたのは全て、色がピンクで100円均一で買った
砕けてないのは、色が白で母親が送りつけてきた
母親がどこで買ったのか
最近、実の息子の名前ですらあやふやになっている(注:それは別因)
彼女に、いまさら6年も前の洗濯ばさみについて覚えているわけが
あるわけもなく、知るかたわけ、と
郷土の言葉で罵られるのでありますが
少なくとも、当時実家の近くに100円均一は無かったので
スーパーかなんかで買ってきたんだろうと思う

しかし、スーパーと100円均一で
洗濯ばさみの仕入先が違うだろうか・・・
ちょっと疑問でありましたが、100円均一の場合
古くなったものを安く買い叩いている可能性もあるとか
勝手な悪い想像を働かせておいて、とかく別物としておく

もっとも、色の違いというのが意外と
素材に与える影響が大きいかもしれないと
そちらについても一考をしておる次第
どこかで、プラスチックの色別耐用実験なんぞ
してないだろうかとやきもきしてしまうのでありますが
ともかく、ピンクは早いところくたばったのでありました

話がめたくたになって
結論考えてなかったのがよくわかるのですが
とりあえず、あれだ、今回の経験で得たのは

洗濯ばさみのピンク色の奴については
6年程度で寿命を迎える

こうなのであります
はたして100円均一だから悪かったのか
それとも、ちょっと違う形状によって
まったく耐用年数に差が出るほどの
物理的要因があるのか、それは
私のように高校時代理系のくせに物理が2とかいうバカでは
さっぱりわからない世界なので
そこは関係ないと祈りつつ
寿命を迎えた洗濯ばさみを見送るのでありましたとさ

とって部分が太いほうが折れやすいんだろうか、それとも
あの溝の入り方がいわゆるエ字鋼のような
頑強かつステキな強度を生み出しているのだろうか
まだまだわからないことが多い世の中であります

マジックカット

2006-10-11 08:50:09 | 雑感
残業ばかりでご飯作るのかったりぃよ

そんな呟きをしつつ
どうもインスタントラーメン、いわゆる即席麺を
食べる機会が増加しているこのごろでありますが
ふと、その即席麺において
最近なくてはならないほど使われている技術に
「マジックカット」
というのがあるのです

割と知られてるのかそうでもないのか
よくわかりませんが
ともかく、「この袋のこちら側のどこからでも切れます」
だとかなんだとかといったステキな調味料袋
小袋で、確かに切れ込みが入っている奴よりも
とてもスムースかつスタイリッシュに切れるのでありまして
こりゃぁ便利だと感動しておるのであります

さて、このマジックカット、どうやら旭化成の開発したもので
当然のように特許をとっているらしい、すばらしい
なんて便利な発明なんだと手放しに喜んだのでありますが
これが採用され始めたのが割りと最近、5年程度
しかし開発は十年単位で前のことらしい
曰く、自社だけでは広がらなかったから
ライセンスを外に出して広めてみたとのこと
なるほど、えらいものだ
思ったのでありますが、私も社会人で数年働いているため
なんというか、不審に思うところがあったのであります

ライセンスにして外に出したとはいえ
どうして、各社が採用したのだろうか

確かに、エンドユーザーであるわれわれ消費者にとっては
ステキに使いやすい、便利さではまったくもって
非の打ち所が無い技術のような気がしております
水にぬれるとうまいこといかないとか、まだまだ
問題はあるらしいが、おおよそ立派に働いているというか
便利だ
しかしだ、われわれユーザーは
即席麺の調味料入れにマジックカットが使われているから買う
そういったフローは絶対踏まないだろう
なんたって、使ってあるかわかりゃしねぇんだし

だいたい、それまで別にマジックカットなくても
ちょっと苦戦することがあるとはいえ
ギザギザカットや切れ込みで十分だった技術であります
わざわざ新規導入をするという手間はどうなのか

ここで考えたのでありますが
この画期的発明は、ライセンス料がすげぇ安いんじゃねぇか?
調味料入れに切れ込みを入れるとか
あれがギザギザになっているといったそれらよりも
マジックカットのほうが導入コストが安い
とすれば、なるほど各社がこぞって導入したのがうなずけるのであります
というか、そうに違いないのではないか
しかし、あの加工にどれくらいのコストがかかるかわからないが
ともかく、それを安いと思わせるほど
ライセンス料を低く設定しているとしたら
そのことのほうが企業としてステキすぎる
えらいぞ旭化成

エンドユーザーが確かにあけやすいと支持したとしても
マジックカット導入するために値上げしますといったことには
断固反対するのでありましょう
そんなことするなら、もうちょっと美味しく作れとか思う
俺は少なくともそうだわさ
企業は利潤を求めるわけなので
きっと裏にはそんなからくりがあるんじゃねぇかなと
思ったり思わなかったり
考えつつ生きているのでありました

しかし、マジックカットの導入事例を見ていると
やはり高いというか、少し値の張る即席麺にのみ使われている
そんな気もする、となるとコストを吸収できるくらいの
負荷がやはりかかってんじゃねぇかなとも思ったりするのです
ちうか、調味料入れというか、あの調味料自体が
単体で別途開発というか、調味料メーカで製造されてるとすれば
そちらのコストに入るわけで、
しかもその調味料を単体で販売しているとしたら
ここで初めて、マジックカットの真の実力であるあけやすいによって
経済効果が生まれるのではなかろうかとかなんとかかんとか

もっと頭よくなって
柳沢教授みたいな理論をぶちたいと
思いつつ、今日も今日とて生きているのであります
駄文長々失礼いたします

事故とはいえやるかたない怒りと虚脱感

2006-09-21 09:20:41 | 雑感
とてつもない青空に吸い込まれそうな秋でありますね

電車の窓から見えるそこが
なんといいますか
クリスタルブルーのそれという具合で
ぼんやりまったり、眺めていたのであります
外を眺める余裕の無い日々がここのところ続いただとか
色々、考えるところがあったりなかったりしつつ
今朝の涼しさと、すがすがしさを
満員電車という匣の中で眺めておりました
人身事故なんざ大嫌いだ
亡くなった(未確認)人には悪いと思いつつも
他所でやれなどと思う私も
いつかは、同じことになるのかもしれない
はた、そう気づいたので、ポエッておきます
聞いてください「おっさん醜いでしかし」

<ポエム>

事故で満員の車内はみつしりと人が詰まってゐる
押しつぶされるやうに、ぎうぎうと軋む匣の中身たる
サラリヰマンの群れは、みな一様に無表情で
どれもこれも墓石であり、無縁仏である
女が一人、窮屈そうに所在の心もとなさを憂えてゐる
ただ、それでもどこか諦めたような表情で
詰め込まれることをむしろ、楽しんでゐるかのやうに
涼しげな貌が酷くうらやましく思えたのである
満員の原因たる人身事故も
おそらくは同じ貌をして、無縁仏であり墓石となったのだらう
それならば、涼しげな女はし合わせのように思える
鈴のような声で泣かなくとも、酷く羨ましい女は
匣の中で、ただ、涼しげでゐる

端で何に怒り狂ふかわからぬ
憤怒のおっさんの醜悪極まりない鼻毛の伸びた顔を晒し
その汚らわしさに負けぬほど、何に当たるかもわからず
必要以上に暴れながら、車外へと向かおうとしつつ
そのあまりの穢れに、無縁仏たちは一様にカチンときて
車外へ降ろすことを拒絶するのである
愚か者は罰を受けねばならぬ
かくして暴れる醜い化け物は、匣へと閉じ込められ
二、三の恨み言を呪詛の如く呟きつつ
憤怒に染められた赤い顔が、脂ぎり、憎憎しげに歪んだのである
無縁仏たちは思う
ざまぁみろ
しかし、化け物はなほ、悪びれることもなく
こともなげに携帯電話を取り出して、大声で喚く
「あー、わしわし、電車がな、電車が」
ぶち
トンネルに吸い込まれ、それは失笑にかわる
真っ暗なそこに冷たくたわる、冷ややかな感情が霧になって
化け物を覆い隠すのである

かくして、魍魎は匣へと閉じ込められ
その傍らで、涼しげな女が身を任せてゐたのである
女が酷く、うらやましく思えたのだ

</ポエム>

えー、書いてる途中で厭きたのがとてもよくわかる
アレでナニなできでありますが
ともかく、満員電車というだけで酷く人間は疲れて
やりどころのない怒りに襲われるのだと
記しておくだけ記しておきます、めもめも

サボテン

2006-09-14 08:50:08 | 雑感
サボテンを育てております
よく聞くというか
日本で著名な金鯱というサボテンと
食べるとトべるといううわさの烏羽玉でありまして

この烏羽玉のほうが先日
かわいらしいといったらいいのか
愛くるしいピンク色の花を咲かせたのでありました

もっとも、花を咲かすのは毎年のことで
去年もその前も咲いていたのでありますが
今年はその後の様子が違いました

ピンク色の実がなったのであります

すわ、ドラゴンフルーツとかほざいてしまいましたが
まったく別物でありますところ
ともかく、ピンク色で、なんといったらよいか
ぷっくりとした、麦チョコのピンクのやつみたいな
そういう物体が、無造作にてろりんとくっついている
なんだこの珍妙なものは・・・

食べられるんだろうかと
すぐにそう考えたのでありますが
中に黒いものがいくつか、ああ、タネか・・・
と、気づいた後に、はた、タネを採取して播いてみたい

そう思ったときにはもう
食べようという気持ちは雲散しており
今では、こっそりと回収された
実のなれはてがわが手元にあるのであります

さて、問題は播種なんだが
俺ももとはといえば、農学科出身
もと農夫の威信にかけて、サボテンごとき発芽しねぇとかいう
笑えない状態は避けないといけない
しかし、ただでさえ栽培が難しい烏羽玉を
タネから本気でやれるのか?
一年に2mmくらいしか成長しないこいつだぞ
色々思いつつも、とりあえず
発芽に適する時期をまたなくてはなるまい
そういきまいて、よくよく考えてみて

サボテンて春播きだよな・・・

と、まぁ、当たり前の事実に打ちのめされたのでありました
回収してから、常温、普通の場所に置いといて
このタネ生きていけるんだろうか・・・
来年の5月まで、もったり置いておくことになりそうだと
考えて、嘆きつつ
サボテンと生きる男の戦いが
たぶん、始まったのであります、つづかない

本読みと音読

2006-09-13 08:45:03 | 雑感
世の中で、ひきこもりが楽しめることといったら
はるか昔から、本読みとラジヲを聞くことだけだ

とか、心無い人が言うものでありますが
残念ながら、そのとおりだとしみじみ感じ入る生活です
さておき、本読みをもったり続けておりまして
クラウゼヴィッツの戦争論に手をつけてから
早一ヶ月、まだ一巻すら終わらないというダメっぷり
読んでる途中で寝てしまうとは
どういう了見だね君
自分で自分に、先生口調で話しかけてしまう
本読み、ラジヲに加えて、独り言まで装備した
完全な一人上手状態であります

ともあれ、この全然進まない一本は
たぶん、私が今後生きていくうえで
必ず役に立つはずだと、半ばムキになって読んでんですが
電車の中で数ページ進めて、気づいたら寝ていたり
家に帰って、その部分を復習するように読み直してまた寝たり
さっぱり進まない、そして進まない間に
前の分を忘れて、話がさっぱりつながらない、なんだ
この人は何を言っているんだ
ロシア人の考えることはわからん、などと
作者批判に至ってしまうのでありました

これではいかんと、ふと、声に出して読んでみることにしたのであります
いわゆる音読、叫ぶ詩人の会、詩吟(だいぶ違う)
ともあれ、声に出して読んでいると、しっかりと
脳みそに一度入ってから、外へと出ていくので
思ったよりもスムースに理解というか、少なくとも
文が頭にはいるのでありました
そして、読んでいて、発音の区切りとかを意識すると
さらに文章は、文節にわけられて、よりいっそう理解を助ける
おお、すげぇっ、だから小学校の先生は
わざわざ本を読ませたのかっ、改めてしゃべるということの
すばらしさに言及できたこのころ
おそらく、柳沢教授であったら、はたっ、と気づいて
最高の笑顔を見せる瞬間であろう
そんなわからんことを考えながら、それでも進みが遅い
なんせ音読は電車の中では無理だ
戦争論を音読しているサラリーマンが車内にいたら通報される
というか、俺でも嫌だ、そんな奴

思いつつ、ちまちま進めているこのごろなのであります
相変わらず、さっぱり中身理解できておりませんので
簡易レビウすら書けないのでありますが
夜な夜な、独身男性の部屋から詠唱される戦争論
おそらく、かつての軍人宿舎ではよく見られた光景でありましょう(ねぇよ)

さて、音読の効果として本の理解もあったのですが
もっとすばらしいことに気づいたのであります
ひきこもり=他人との会話がない
というのは、もはや、常識というか自然現象にも勝るほど
当たり前の状態なのでありますが
そうやって、使わない部分はみるみる退化していく
人間は使わない器官はすぐに衰えてしまうのです
しかし、音読をすることで、発声するという
すばらしい技能を思い出すことができたのだ
おお、俺の声が蘇っていく
これも、リアルというか気持ち悪い話でありますが
しばらく、他人との会話が無い状態が続いていたというか
実際、無いのでありますが
声が、だんだんくぐもってくるし、カツゼツは悪く
何せ声が出なくなってくる、しゃがれたというと聞こえがいいが
萎れた声なのだ、なんだそれ、ちゃんと喋れ
そう思われることで、ますます発声ができなくなる
他人と会話をするのが命がけという
ひきこもりには大変な難儀
しかし、それをやすやすと打ち破ることができる音読おそるべし

最初は本当に、もう
琵琶法師かくやというような声で
おどろおどろと読んでいましたが
今では、はっきりと、闘争についての論述とかを
嬉々として読み解ける次第
すばらしい、みんな音読をせよ、他人と喋るときのためにも
で、音読しているとさらに気づくのでありますが
本に書いてある文章というのは、やはり
どうやっても話し言葉とは剥離、いや、乖離してしまっている
まるで違うのでありました
こんな言葉遣いしねぇよとか、本じゃねぇと
発音されてもわかんねぇよといった、難しい単語が頻出
やはり会話には、単純化が必要だし
漢字に頼るような、単語の羅列では会話はなりたたない
あくまで、ひらがなですらすらとわかる部分でないといけないのだ

そんな興味深いのかそうでもないのかということまで
たかだか、本読みに見出したのでありました
まぁ、そう言いながら、現在はちょっと本休みというか
別の本読み出してしまったのでありますが
音読は、速読できないが理解を助け
また、眠気もこなくなるのでステキと思うのでありました

ただ、小説でも少しやってみたんだが
小説の場合、ナレーションが自分の声というだけで
全然雰囲気でなくなるので気をつけよう
それはよくない方法だ、あれはやはり
頭の中で、色々と考えながら、創造、空想しながらするのが
よいのでありましょうと

思ったりしつつ、今夜もおそらく
独身男性の部屋から
闘争と戦争の本質、また、戦術と戦略の違いについてが
英々と語られるのであります、朗々

夏風邪

2006-09-06 08:49:08 | 雑感
最近、夏風邪をひいております
8月の頭くらいから
ずっと続いている感じなのでありますが
これがさっぱり治らない
どうしてかかったかもわからない
そんなところ
夏に引く風邪は、原因特定が難しいというか
寝冷えからくる何かではないということだけわかるのだが
寝苦しく暑いから布団使ってられないと
結局治る環境にもならないと、てんやわんやであります

そのため、治っては戻りを繰り返し
はや一ヶ月
途中、薬に頼ってその効能を調べようと思い立ったのでありますが
なかなかどうして

さて、民間療法の中に
風邪薬と一緒にポカリとユンケルをちゃんぽんして
10時間寝たら治るというのがあったかと思いますが
これをとりあえず実践
まぁ、ポカリ持ってないので、野菜ジュースにして
ユンケルもチオビタのちょっと高い奴
そして寝る時間だけは12時間確保

・・・・

治らない
やはりレシピどおりにやらないと何事もダメなのだ
痛感しつつ、それを三日ほど繰り返すと
なんとか平常に戻ったのでありました
しかし、三日かかったってことは自然治癒してるってことでは
と、思ったりしたのでありますが、とりあえず
治ったことを喜ぼうとぼやぼや過ごして
一週間後、呑みすぎた翌日

風邪復活

しまった、治ってなかった
というか薬でごまかしてた?
薬の悪いところというのをまざまざと感じた次第
とりあえずぐずぐず体調崩している暇はない
こう見えて、茶入探したり、陶芸の里めぐったりと
俺も忙しいんだ(暇)
そんなわけで、再度同じ用法で
今回は一日で治すのに成功
うおお、やっぱり効くのかこの方法

と、まぁそう思ってまた一週間過ごして
昨日くらいからまた喉が痛いと
よくよく考えてみると、前のときと症状が違うから
別のを拾ったような気がせんでもないのですが
かかっておるのであります

そこで、自然治癒能力を過信してみることにする
放置だ、放置
人間、気合で風邪くらい治せるはずだ
そんなわけで、現在薬のまず、栄養剤呑まず
ただ、焼そばと野菜ジュースだけで過ごすのであります

この後、何日で治るのか
というか治るのかどうか
それを観測しつつ、生きていこうと思っていたところ
昨日NHKで、サプリメントでしっかり補完しつつ
栄養状態をよくしておけば
風邪なんかひかないよバーカ
みたいなことをやっていて、ショック
そんな、サプリメントなんて高い食べ物(違う)買えないわ
それならば、ワンランク上の梅干買うもの

あれやこれや、考えるというか
貧しさにむしばまれながら
もったりと生きていくのでありました
日記のネタがなくなってきたので
苦しいことこのうえありませんが
明日はきっと、イエメン戦の話とかできるからよいでしょう
加地選手にがんばっていただきたいと
ただそればかりを願うのでありました

喉痛いだけだから、放置でも大丈夫だよなきっと

一人暮らし考

2006-08-09 08:53:37 | 雑感
実は月曜日から原因不明の熱病に冒されて
正直、しんどかったのであります

一人暮らしで病気になるというのは
おそらく、経験の無い人には伝わらない
圧倒的な恐怖と孤独感、なによりも、死ぬかもしれない
といった強迫観念にとらわれがちで
人間そのものが弱い場合、実際死ぬこともあるのでは
孤独死の原因は、一人で状況に耐えられないという
精神的問題が根幹にあるのではないかなどと
難しいことを短時間にたくさん考えるほどであります

というわけで、月曜日の朝
妙に体がだるい中出社しながら
今にいたるまで、あれこれと考えたことを
つれづれとここにまとめておいて
後の物笑いの種としようというこころみです

二日間をかえりみて
どうも、風邪だったという気がせんでもないというか
その説が濃厚なのでありますが
当初はまったく熱がなく、ただ、慢性的に全身がけだるい
しかも、尋常じゃない、なんてたって歩いていると
まっすぐ進めないし、息が上がるといた症状
会社について、いすに座ると
俺のまわりだけ重力場の制御が狂ってるとか
思ってしまうくらい重い、ずしりと椅子にめりこむ
これはソファかと錯覚するほど、みっしり
まさに柩におさまるかというほどの
こう、ともかくだ、みっしりなのであります、ほぅ(お気に入り)

ともあれ、これは尋常ではないと省みて
まず熱がないから、これは新手の病気ではないかと疑う
で、よくよく思い返してみると
ああ、昨夜に限って、3、4年前から中古になってる液体蚊取りを焚いてた
と、毒ガスにて全身に毒がまわってるのでは
すさまじい苦しみを一旦帰結してみたのであります
もっとも、したからといって苦しみから解放されるわけもなく
おもむろに、会社で仕事中だというのに
解毒剤にかかわるページをあさりながら、ちっとも
よい結果が現れず、茶を飲み続けること午前(仕事しろ)

昼休みに少々持ち直したような気がしたので
とりあえず昼飯をくって、昼寝して英気を養う

目覚めが悪い

正式には、目覚めないに近いものだったのでありますが
まぶたを、ぴちり、ぴちりと片一方ずつ上げると
全身のけだるさが、震えになって全身をかけめぐる
すわっ、悪寒っ
と思うのだが、寒さは感じていない、明らかに体がおかしいだけだ
この頃から、全身にはれぼったさというか、むくみが現れ
腕とかさわると、血管のところが痛いとか
なんか、本当、細菌病の一種じゃねぇのかと
全身が壊死する殺人ウイルスを想定したりと
己の想像力に乾杯したいところ、何度かトイレへいき
自分の瞳の色を確かめて、ああ、思ったより俺の瞳孔って茶色なのねと
それ瞳孔じゃなくね?とか自問自答を繰り返し
午後もすぎていく、椅子はあいかわらずみっしりという具合で
毒ガスというか、服毒自殺はこんなに苦しいのかと
見当違いのことをせつせつ思いつつ
もし生きていたら、この苦しさを日記に書いて
世の役に立とうなどと考えつつ過ごす

途中、本当に気を失いかけるというか
意識がない自分に気づいたりして
これはよくないなと、仕事の引継ぎマニュアルを作りはじめたり
まさに錯乱、何してんだお前、早く帰れバカ
だが、そのときはそんなことを考える余裕もなく
ただ、俺が死んでもなんとかなるように
平常業務のというか、俺が抱え込んでる仕事をなんとかしないとと
サラリーマンの鑑みたいなことを思うのですが
こんなことだったら、最初からマニュアル化しておけよヘタレなどと
この期に及んで自己批判を繰り返すなど
なかなか、烈士として立派な生き様を見せる
余談でありますが、このうわごとのようなことを
真剣に思いつつ薄ら笑いをうかべちゃったりとかしつつ
それでも、まわりはあまり気づかないというところが
社会、会社というところのステキなところであります

で、まぁ、服毒の苦しさと勝手に思い込みつつ
あるいは中世イタリアで、ロドリーゴとチェーザレが
ボルジアの毒を飲んだとき(病気だよ)と同じかと
勝手に自分を英雄視したがったり、楽しい時間というか
意外と余裕あるなか、一日目が終了、終了のチャイムというか
それが聞こえると、ひときわみっしりと椅子に体がのめりこむ
そして立ち上がれない
どうした、立て、立つんだ、丹下段平かくやと吼える(心で)
しかし力が入らない、ガンダムですら簡単に立ち上がったのに

思いつつ、これは少し休んでからしっかり帰ろうと
20分くらい、椅子の上で探偵の如くすわり続ける
マープル先生もきっとこうだったのだわと
読んだこともねぇような、アガサクリスティに憧れつつ
いい加減帰らないといけないねぇと、なんとか立ち上がり
まさに重い足取りで帰りはじめる

ここから約1時間程度かかるのだが
その1時間のうち、歩く時間が30分
電車の中でも、まっすぐ立っていることができないので
扉際で、よたれかかりながら
先日買った、戦争論(クラウゼヴィッツ)を読み進め
明日死んだとしたら、これ読んでる時点で
話題になるかもだわねなどと、まだそんなこと考えつつ
病に倒れた際の対処については書いていないと愕然としつつ
駅に到着、そして30分の道のりを歩くわけだが

やはり、まっすぐ歩けない
重さは突然なくなり、そして、なによりも
あんなに蒸し暑いはずが、汗ひとつかかねぇ
暑くねぇななどと思いつつ、軽い足取りというか
たよりない足取りで歩く、歩く、よたつく
止まったら、二度と歩きはじめられないような予感を覚えて
やや足早に進む、途中車のとおりが多いところがあるのだが
もはや悠長なこと言ってられないので
横断歩道でもないのに手をあげて渡ったりとかなり必死
がんばれ、がんばれサラリーマン
声は俺のみ

そして、帰宅、そのときの達成感と
得体の知れない虚脱感は筆舌にしがたいのでありますが
ともあれ、倒れこんでそのまま20分ほど意識がなくなる
はた、気づいて起き上がり、ご飯を食べなきゃ、栄養をつけなきゃと
気合で焼きそばを作る
作りながら、いつもと同じ要領で、こう、油っぽさで
味とかごまかしてるヤキソヴァなので
なんだろうね、これ、贔屓目に見ても病人の食い物じぇねぇな
故人は焼きそば好きだったのだわと思われかねないほど
死体解剖されたら、消化されずそのまま出てきそうな
濃厚なそれができあがる、もぎもぎ、おいしくない
いつものことだが、この日ほどうまくないと思ったことはない

まぁ、1時間くらいかけて、ゆっくりと食べて、常備薬を飲み
とりあえずの安息を得る、薬さえ飲めば命が助かると
もう、ゲーム脳はここまで侵食しているかと目を覆いたくなるような
現実を感じつつ、汗くさいというか、妙な異臭がするので
風呂に入ろうと、無謀にも風呂へと
そして、そこで、昔おじいちゃんがやってたなぁと
思い返すほど見事にひっくりかえって、起き上がれなくなる
ああ、背中がちべたい、やめて、起き上がらないと汚い(風呂が)
日ごろの生活の堕落がこういったところで返ってくるのだと
痛感しつつ、ぬめるタイルの上をもがきつつ
なんとか起き上がり、シャワーをあびるが
浴びても浴びても、寒い
なんだこれ、どうして夏場なのにこんなに寒いんだ
夜冷え込みすぎだろ、砂漠かよとまだそんなこと思ってたんだが
どうやら、熱が出てきていると冷静に判断して
少なくとも服毒死にいたらなくて済むと安心しながら

風邪は万病であるという事実に気づき、また気を引き締める
万病という得体の知れない病気かもしれない
がんばろうと、なんとか風呂も終えて出る
けだるい、これはいかん、いかんと思いつつ
今世最後の日記になるかもしれないと、これとは別に
日ごろをしたためている普通の日記を書き終えて力尽きる
寝よう、その前にユンケルの高いやつをこんなときのために
しっかりと保存してあったので、それを飲み
まさに昏倒する

昏倒し、まどろみというか朦朧とした意識のなかで
ああ、このまま死ぬとしたら、いろいろ困るなぁ
PCの中のエロ関係とかどうなってしまうだろうとか
まったくどうでもいいこと心配しつつ
明日、死んでるとして、鑑識さんがきたら
俺が腐ってる(傷んでる)とよくねぇなぁ、今日くらい
ちゃんと冷房つけて寝たほうがいいかなぁなどと
もう、死後の心配ばかりをするのだが、結局
起き上がることができず、そのまま就寝

夜中、自分の汗におぼれかけて目覚め
全身を襲う異様な苦しさに、死ぬ、助けてくれと
一人うめきながら、ベッドから落ちて
まぁ、ベッド上の布団が異常な汗で大変なことになってたから
逃げただけなのだが、なんかハネムーンサラダで
瑤子が風邪ひいたとき、苦しがってこんななってたなと思いつつ
おっさんがこんなじゃ、まるで物語盛り上がらないな
いっそ、小汚いおっさんが苦しみもだえながら死ぬという
B級ホラーというかコメディ(だな)を思い浮かべる余裕ももちつつ
途中、すごい暑さというか熱さにみまわれ、床の上をのたうちまわる
ぜひビデヲに撮って後々鑑賞したいと思うほど
すさまじい転げっぷりというか、迫真の(真なんだよ)それは
どんな役者のそれよりも強烈な印象で、この人ヤヴァイと
伝え得る内容だったことだろうと、まぁ、ともかく
熱にうなされのたうちまわる独身男性だったのであります
さておき、床の上で転がって寝ていると

さんさんと降り注ぐ朝日
ああ、もう朝か

目覚めたとき、全身を強く強打したような痛みと
苦しさで寝返りを打ったとみえるその床の上の惨状が
ああ、酒瓶が転がりまくってると
この状況で踏み込まれたら、酒で発狂して死んだ人にしか
見えないじゃないかと、ショッキングだったのであります
しかも、枕元とかに散乱してる文庫本とかが
ことごとく思想書めいたもん、ちゅうか、戦争論、君主論、国家論で
酒を飲んで暴れて死んでるって、状況だけみたら
この人危ないとしか思われないのが嫌過ぎる
とはいえ、なんとか無事生きていたので、その心配の杞憂というか
なんでもないのですが、よしなに、翌日も出社したとさ

長いわりに面白くないのだが
記録として残しておくのであります
駄文長々失礼いたします

ジャガイモ毒

2006-08-01 08:33:13 | 雑感
というわけで、あいもかわらず
暑いさなかに焼きそばを食べ続けておるのでありますが
最近は、どんどん面倒くさくなってきて
もう、ジャガイモとキャベツとか
よくわからない組み合わせでじょわじょわ焼いて
食べておるしだい

で、昨日も同じように
かったりぃと思いながら作っていると
保管しておいたジャガイモから芽が出てきているじゃないか

ソラニン・・・

知られたとおり、ジャガイモには強い神経毒である
ソラニンが含有されております
というか、昨日唐突に思い出したのだが
このソラニンを確か、一度に30g前後食べたら
死ぬんじゃなかったかと、大学の授業を必死に思い出そうと
したのでありますが、思い出したところで
ソラニン含有量を測れるわけもない
しかし、目の前では明らかにソラニンが多く含まれている芽が

芽をとれば食べられるとよくいったものでありますが
わたくし、大の面倒くさがりのため
皮もむかず、洗ってそのまま焼いてしまうのだが
なんか遠い記憶に、皮にもソラニンが含まれていたような
そうでもないような・・・
焦るわたくし、というか、芽がでるほど放置されてたってことは
皮にも毒がまわってんじゃないか
これ、人殺せるんじゃないか(主に俺)

不安になりつつも、心の葛藤よりも
かったりぃの心が勝ってしまい
まさか一人暮らしでジャガイモで死亡なんてバカやらないだろう
どういう根拠かわからないが、とりあえず
芽だけむしってじょわじょわーと焼いて食べてみたのであります
まぁ、現在これを書いている時点で
問題がなかったのでよかったなぁと思うのでありますが
ちょいちょい調べるとメークインは含有量が
若干多い様子、というか、メークイン2.5kgで致死量とか
書いてあったので、一個や二個食ったくらいじゃ
少なくとも死なないんじゃないかと
ちょっと安心したのでありますが
よい子はまねしないこと

男性の孤独死はこんなところから
始まっているのだわと
死を背中にあわせながら、今日もかったりぃと
暑さに負けず自炊を続けていくのであります
ああ、貧乏が悪い、貧乏さえなければこんな心配しないのに

思ったりしつつ
芽をとるときは、包丁の下のところで
えぐるようにとらないといけないのじゃないかなと
手でぽろぽろ取っていた自分を省みて
近い将来死ぬんじゃなかろうかと
思うのでありました
いやー、まだ3つあるんだよな
なかなか使えないんだものな(皮むいて蒸してしまえ)

そんな毎日

えびおろし

2006-07-19 08:40:37 | 雑感
先週末の三連休にぼやぼやと実家に帰省しておりましたが
その際、お昼ごろうろうろとしていると
夏の名物「えびおろし」の旗が見えて
ああ、食べたいわね
などとそば屋にひきずりこまれたのでありました

と、まぁ、ごくありふれた
夏の風景を描いてしまうのでありますが
この後、地元ではない方に言われて気づいたのでありますが
「えびおろし」というのが、愛知ないし東海限定の
食べ物だとかなんだとか・・・
そんなばかな
じゃぁ地方の方々は夏に何を食うんだ
どうやってそばやうどんを食うつもりだ

驚愕これほどかと驚きに至ったわけでありますが
この「えびおろし」という食べ物
大変秀逸かつ、非情に美味しいものであります
名古屋名物にうまいものなしと
酷いことを言われ続けてはや、300年ほどでありますが(ぉぃ
えびおろしが名古屋名物だとすれば
これは起死回生の一手であります

簡単に説明しますと
冷たいぶっかけうどん(そば、きしめん)に
えびのてんぷらとおろし大根が乗ってる
そんな食べ物であります
有名な「きしころ」だとか「ころ」の上位食物だと
個人的には思っておるのでありますが
ともかくこれが大変うまい
なにが美味いって、本当においしい店だと
乗ってるエビが異常に美味いのであります

私が食べたのは比較的有名なそば屋であります
更科本店、瑞穂区は新瑞橋にひっそりとある小さなお店でありますが
ここのえび天の美味さは筆舌に尽くしがたい
えびおろしのポイントとしては、冷めてもうまいてんぷらが乗ってる
これにつきるのでありますが
まさにここのえび天は冷めようが熱かろうが美味い
みっちりとした身にうすくぱりっとした衣が絶品で
しかもでかい、そして綺麗に揚がってるから
尻尾まで美味しく食べられる(品が無いぞ)
また、そばも実にうまく、夏の暑い中
ずぞぞっと食べると、それだけで涼と
至福のひとときを味わえるのでありました

ともかくステキにすぎるのでありますが
このえびおろし、たまたま今回は
私そばでのチョイスでありましたが
皆様知ってのとおり、名古屋でそば屋といえば
「そば、うどん、きしめん」が標準装備で当たり前の
ステキな場所
当然、えびおろしも、その各バリエーションで楽しむことができます
「えびおろしきし」「えびおろしそば」「えびおろしうどん」とまぁ
そういう具合であります
で、名古屋だから標準はきしめんであろうと
えびおろしきしを頼むかたも多かろうが
個人的にはそばが美味いと思っているところであります

本当にうまいそばを食ったことがないから
そんなことを言うのかもしれませんが
ぶっかけそばというジャンルについては
どこの地方よりも名古屋がうまいのではないかと
昨今の「ころ」への注目ぶりや
「えびおろし」の台頭を見て思うところ
是非是非、名古屋出張にでる旦那衆は昼飯に
どこのそば屋でもいいから入って

「えびおろし、そばで」

とさらっと頼んで欲しいものであります
かっこいい、粋だ
とんかつを味噌で頼むくらい当たり前のことでありますが
なかなかどうして、大人になったなと
先日思った次第であります
なんとなく大人なんだよ、一人でそば屋に入って
メニューも見ずに食べたいなという気分だけで
「えびおろし」食べるなんてのがさ

と、そんな具合で僕たちは
大人になっていくのであります
えびおろしの夏
きしころの夏
両口屋是清の水羊羹の夏

三国志8みたび

2006-06-01 08:40:54 | 雑感
年にいちどくらいの割合で
三国志8というKOEIのゲームに
どっぷりはまってしまう、規則正しい
そして成長しないわたくしでありますが

今回は、太公望だとか、孟嘗君だとか
中国古代史(?)を扱った小説を読んだ影響で
いかに小国から、大国の影に隠れつつ繁栄するか
そういうゲームをしようと
シナリオ1番最後、もう、あらかたの有名武将が死に絶えて
わたしのように、劉備が曹操から逃げ回っている頃を
愛してやまない人には、お前誰だという奴しか
残っていないというステキな頃
具体的に言うと、魏延すら寿命で死んでる
そういうときにスタートであります

KOEIのゲームが適当なのか、それくらいしか
三国志末期の資料がないせいなのか
わかりませんが、このごろの武将達は名前もわからなければ
パラメーターがみんな似たりよったりでとてもステキ
武力80にのぼるだけで相当の猛将という扱い
政治とか知力ばかりの人々に囲まれつつ
凡人君主を使って(これもパラメータ最大70くらい)レッツトライ

とりあえず西平を本拠地として新君主でスタート
最初は、本当に一人からはじめておったのですが
西涼にうごめく夷荻どもは、人情がないというか
すぐひきぬかれるうえに馬鹿ばっかりと
まるで戦力にならず、すぐに魏に併呑されて終了

いけません

これは面白くない、というか話しが違う
漢中あたりで蜀と対陣してるせいで
魏の兵隊が10万とかデフォルトでいるのが間違ってる
だって西平なんて2万人の兵隊持つだけで
食料が足らなくなるもの

というわけで、あまりにも不甲斐ないので
味方を3人ほど作ってみることにする
3人も優れたキャラ持ってたらそりゃ勝てるだろうと
あくまで遊ぶためにというのを念頭に
以下のようにしたのでありました

君主:駆盧栖 巌(かるろす ごーん)
武60知50政50魅70
軍師:呂尚 望(りょしょう ぼう)
武20知90政60魅70
武将:江渡我 拿櫃(えどが だびつ)
武90知70政20魅30
武将:讃鶏初州 鬼鰄(さんとりういす きい)
武50知30政60魅90

ちょっとパラメータよくしすぎてる気がせんでもないですが
ゲーム開始から1年の間になんとしても
西平と西涼の開拓をマックスにしておかないと
食料難で死亡してしまうので、とりあえず
これくらいでということで、はじめたのでありました

つづくかもしれない

忍者の里

2006-04-06 08:58:37 | 雑感
わたくし、やんごとなき理由(会社に疲れた、天気がいいなど)によって
どうしても名古屋へ帰らないといけない
そんなとき国道1号線を走っていくのであります

そして関西方面から名古屋まで行こうとすると
米原経由の高速道路は、
雪という難敵がまっていることが多々あるのと、
事故という魔物が住んでいると評判なので
未だ1度たりとも使ったことがないのでありますが
国道1号は、その手から比較的はずれております
まぁ、比較的というだけで
実際は、些細な事故で長蛇の渋滞となるのでありますが
それはもう運が無かったとあきらめるのみ

脱線

ともかく、わたくし1号線をずずいっと走るのですが
滋賀県から三重県へとわたる
鈴鹿峠を挟むあたり
その三重県側、滋賀県側どちらもでありますが
大変空いております
時間にもよるのでしょうが、土日の昼頃などというと
本当、車がまばらで誰も居ない
大丈夫か1号線と少々心配になるほどでもありますが
そのせいか、ついつい急ぎがちというか
ぶっちゃけ、スピードが出てしまうのであります

まぁ、出てるつっても、わたくし高速道路を高速教習でしか乗ったことがねぇ
というなかなかこの年齢で聞いたことがないような
ステキヘタレスキルの持ち主なので、大したこたぁないんだが
それでも、俺は風になった、とかバカなことを考えるようになると
後ろが気になる、そんな不安を抱えながら運転しているのです

さて

滋賀県、三重県というと何が有名かと聞かれて
赤福とか間違ったことを答える人が多いのですが
時代劇好きにはとても重要な忍者の里であります
鈴鹿のあたりから、湖西にかけて
伊賀、甲賀の里があることでとても有名
ハットリ何某から、ケムマキ何某まで
大変有名な忍者が多いのであります(柘植の飛猿とか出しなさい)

忍者村とかあるのかもしれませんが、何せ忍者の里だ
俺ごときがたどり着けるほど明るい場所には無い(注:方向音痴)
そんな具合で実態は見えないが、おそらく
今の今でも忍者がそこかしこにいるのだろう
そう信じてやまないのであります

そんな折、忍者に会いました

話を戻すと、車の少ない国道1号線
調子こいてへいへいと鼻歌まぢりにアルファステーション聞きながら
(余談だが、鈴鹿峠のあたりは電波が悪いのでよく途絶えるのだ、
しかしアルファステーションはかなり強力な電波らしく、
名古屋でも聞けたりするのだ、すげぇ、ZIPは聞けないのに(余談長い))
走っているその背後に、そう、背後だ
まるで映画のようだった

ん?

わたくし、ルームミラーというのか
あれで後方をさりげなく確認したところ、ちらり
黒い豆のような物体が、ゆっくり蛇行しているのが見えた
そう、豆粒のように後ろだ
なんだろうか、わたくし気にせずそのスピードを保って走る

そしてまたちらり、伺ってみると
あな恐ろしや、豆粒が丹波黒大豆みたいになってる
ちょっとまて、どんだけスピード出してんだ、なんだ?
バイク?相変わらず蛇行というか
大きなグラインドで二車線をめいっぱい使って
すげぇ勢いで迫ってくる
そして、その黒大豆が、パンダカラーだと気づいた

!!!!!!

なんでこんなところに交機がっ
ブレーキを踏んだら大変なことになる
さりげなくサイドブレーキとエンジンブレーキを使って
するすると速度を落とす、落とすほど
よりくっきりと近づいてくるパンダカラーのどでかいバイク

なんとか難をまぬかれた
あのスピードだし、あとはわたくしの車をかわして
先へと進んでいくだろうと安心していたのもつかの間
姿が消えた
ルームミラー、サイドミラー、後方確認
どれをしても姿が見えない、なんだ消えた?
幽霊?峠で死んだライダーの亡霊?バリバリ伝説?(古い)
そこで気づいたのであります
奴は忍者だ
その後、忍者は突然わたくしの左横に現れて
滋賀県警だったか、なんとかというゴシック文字を見せ付けてから
あっという間に消え去っていきました
怖かった、俺がバイクだったら
多分首をもってかれていたんだろう(注:忍者はそういう仕事しません)

というわけで、一瞬にして車の死角に入ることができる
あのでかいバイクに恐怖を覚えたのでありました
流石滋賀県、忍者雇うとはなかなかやりおる
伊達に京都の植民地してねぇな(酷い)
そんなわけわからんちんなことを思いつつ

安全運転で今日もがんばってください

満員電車論

2006-03-24 13:09:27 | 雑感
今朝、関西に来て2度目くらいの
大ラッシュに巻きこまれました、ステキ

まだ名古屋に居た頃はしょっちゅう
朝の地下鉄ラッシュに巻きこまれて過ごしておったですが
こちらに来てからはずいぶん久しいこと
あまり混んでいない路線と、混んでいる時間帯を避けての通勤なので
よしなに過ごしておったんですが
久しぶりに強烈でありました

わたくし駅に到着した時点で
まずホームに到達できないという大惨事
どうも、事故があったらしく既に一時間前から
電車が運休といった状況で、いやんばかんやめてん
これは尋常ではないと戦慄したのでありますが
やってくる電車もことごとくすし詰め
というか、上から見ていると妙な揺れ方をしている
絶対定員オーバーやんけ
そう想いながらも、サラリーマン達は会社へと向かわなくてはならず
先を争ってその電車に乗りこもうと努力というか吶喊

わたくし、既に3本はあきらめるべきだなと
静観しておったのですが
少しずつ減ってはまた補給される客達の流れを見ながら
怒号と発車ベルの鳴り響く駅内はカオス状態
サラリーマン達は、皆同じ顔をしているというのが
とても無機質で印象的、おお、これが日本の現状なのだと
思ったかどうかはともかく
疲れた大人達の子供みたいな攻防戦が面白かったのであります

見ておりますと
やはりなんとしても行かなくてはならない人が
どうしてもいるらしく、怒号をというか静かなる怒りが(このあたりが大人)
もう1歩ずつ詰めてください!
まるで駅員のようなセリフだと感心したのですが
そのむなしい声が電車の中に向けられるが当然のように
微動だにしない群衆、それに怒りをこめて、さらに冷たい口調で響く
もう1歩ずつ詰めてください!
この圧倒的な無力感とやるせない感情はなんだろうか
思ったりしつつ、電車の窓から見える中では
知らない顔をきめこんだ人々が一心不乱にケータイに視線を落としているのが
ああ、これが日本の現状(もういい)

ともあれ、そんなことをしつつ何本もの電車が行き過ぎ
わたくしもそろそろと乗りこみました
言うても、まだ相当混んでいたのでありますが
30分も待てば順番で、ホームギリギリまで近づけるのであります

で、そのホームギリギリなのだが
乗り過ごした電車の時に、乗れなかった人々が
いわゆる、白線の外側に溢れておるのだが
これはなんというか、次の電車来たら死人が出るんじゃないか?
思うくらいの接近というか、崖(注:ホーム際)に立ち並んでおります
しかし、情け容赦を知らないJR西日本、すげぇスピードで
駅に突入してきます、当然、離れていく電車も
すげぇスピードで出ていったんだが、またそんな殺伐というか
ちょっと尋常ではない状況でも対応してしまう人間というか大人達
ああ、サラリーマンはすげぇ
日本のサラリーマンの忍耐力は、他国のそれを
3倍ほどしのぐと常々思っていたのだがほぼ間違いないだろうと
この優秀な飼われた人々を見て思ったのであります(注:俺含む)

話がそれましたが、ともかく
そんな状況でようやく自分の番がやってきていざ乗り込む
まず、先に下りる人が突撃してくるのだが
ここで、乗る側の先頭にいると
彼らと攻防をしなくてはならない
ここで、わたくし戦場を体験するのであります

一言で表すところの「やめろ押すなバカ」

後ろからくる味方(注:ある意味敵)に押されて、敵前に無理やり押し付けられ
そこと衝突、そして衝突してる間に私の脇から後続が
怒涛のごとく流れ込んでくる、ああ、まずい
こんな手前の方で止まってしまったら
また次の駅で無理やり下ろされてしまう
焦るわたくし、目の前でわたしにひっかかってしまったため
その後続連中に連れ去られるようにまた、下りようとした人が
引きずり戻されていく、ああ、可哀想に
その戻されていく人の悲痛な顔がステキ
誰か助けてください!
言わないまでも、サクちゃんのように叫ぶ声が聞こえてきます
哀れ、その後青年が降りれたのかはわかりません
私は、突撃を続けなんとか電車の奥まで入ったのでありました

その後、私の後続で、激しい攻防があった様子ですが
もはや、振りかえることすらできない混雑状況
わたくし真性のMなので、どんとこいな状況でありますが
流石に腰あたりに押しつけられたカバンが刺さって痛い
バカ、てめぇこういうときはカバンとか避けるもんだろう
ようやく動き出す電車のスローリーな具合が
戦闘の激しさを物語るようでありましたが、流れていく景色
まだ残っているホームの人々の表情
ステキな朝だわと、涙を禁じえないような感覚に襲われつつ
電車は次の駅へと向かうのであります

今度は移動する車内の攻防であります
ここでは自分がより確かな姿勢を保てるかどうか
そのスペースを確保するため、少しでも楽な姿勢で
フリーズするまでの戦いです
当然、周り全員がそう思っているので肩肘はってぶつかりあい
負けた方が罰ゲームのような格好で次の駅まで耐えないといけない
いや、勝ったほうがでるならいい、場合によってはどっちもしんどい
妥協という言葉は不快しか与えないという
人生の真理のひとつをここに知ることとなります
わたくし、既に戦闘本能が欠落していることと
力を抜いていると意外とよい結果に陥るという
流れるままに身を任せる戦法を経験上習得しておりますので
いかに、仕方なく他人にもたれかかるか、そんなことを考えつつ
ちゃっかり隣のおっさんによっかかって過ごしたのでありました
おっさんがみるみる赤らんでいくのがよくわかる
そんなにひっつかれて嬉しいかおっさん(違う)
我ながら酷いと思いつつも反省など戦場では無意味

かくして次の駅に到着したのでありました

わずか5分程度の休息のあと
次の戦いが幕を上げます
今度は、この駅で降りないといけない人が
俺よりも奥にいる場合であります
彼らも必死なので、まさに岩を砕いて先を目指した
ハンニバルの敢行軍の如く、奥から人がやってきます
ここでこの圧力に負けて少しでも引き下がったら最後
入り口付近で、また壁際の攻防戦を繰り広げなくては
ならなくなってしまうのだ
ここでのポイントは敵のために流しやすい方向を作ること
敵の目的は我々の殲滅ではなく、電車から下りることなのだ
だが、戦場では時折狂気こそが正義となる瞬間がある
彼らは降りるためなら、多少の犠牲はやむをえない
その犠牲を我々に強いてくるのだ
ここに屈服しては、大変なことになる
かつて、言いなりになったまま大成したものが居ただろうか
大坂城の外堀を埋めることを許した淀殿はどうなったか
わずかな妥協や、相手のわがままを許すことで身を滅ぼす事例は
枚挙に暇がないのであります(事例が間違っている)
ともあれ、彼らが我々を盾にして前へと進めば
道が開けると利用してくる、これをかわすためには一手
自分以外の盾役を与えてやればよい一瞬のひらめきが
行動を左右する、この短い時間だからこそ相手が
より流れやすい方向を作ってやるのがよいのだ
そしてなおかつ、敵が居た場所をわたしがのっとる必要があります

とりあえず敵が向かってくる、当然私にどけと言うばかりの視線
だが、どけるスペースはない、ならばと敵は私ごと押して出ようとする
ここで体勢が不利なため、ずるずる押されてしまう私だが
私は広い視野でもうひとつの動きを関知している
もう一方、別の方向から別の敵がやってくるのだ、
ここで初めて抵抗をする、少し押されることで自分の体勢を立て直し
踏ん張りがきくようになったら、この二方向の敵を
自分の横で激突させるのだ、ここで間違っていけないのは
自分の前ではいけない、自分の前では戦場が拡大した際に
巻きこまれる、挙句、二つの敵により押し出されることがある
敵同士を結びつけてはいけない、戦場では利害が一致することほど
共闘の意識が強まる事例はない、共闘を阻止し
この二つを激突させるのだ

今回はじつにうまいことこの二つがぶつかった
そしてどちらも前に出たがっている
どうやら、両者揃ってこいつより先に出ないとまずい
判断した様子だ、時間の経過に伴い
そういった強迫観念が彼らを支配していく
そしてその隙に、もっちゃりしている間に
片方が居たスペースが空いてくる、そこへ流れ込む私
完璧である、これが世に言う二虎競食の計である(違う)

実際はスペースがあくというよりも
私が無理やり、スペースを交換させたのだ
横に向かいつつあった敵の後方へ強引に身体を割りこませると
自然、相手は私の居た場所(前)に出られると思って移動
これで交換が完了する
その後はどうとでもなればいい、私はすぐに自分の場所を確保
陣地を得ればそこを治むるは必定
君主論にも孫子にも書かれたことであります

で、1度目の降車攻防をそつなくこなし
わたくし、また身を任せていたのでありますが
第2回の移動間争いにおいて、予期せぬ事態に見まわれます

なぜこのようなところにおるのだ

戦場にて武将がつぶやくセリフの上位50位に食いこめるであろう
予期せぬ来客へのはなむけ(違う)
目の前に女子高生がつぶされかけている
ここでわたしの脳裏に二つの危機が想定される
ひとつにこの小娘が苦しむところ
まわりはおっさんばかり、あきらかに湿気とおっさん臭が酷い
彼女にとってそこは地獄であろう、そして
その地獄の一端をわたしが担ってしまうのだ、勘弁してくれ
もうひとつに、痴漢と間違えられる
重要である、この身動きとれない状態
ヘタな格好でフリーズ状態に陥ってしまえば、気まずいだけでなく
小娘に生涯癒える事のない傷を負わせることになってしまう(言いすぎ)
しかも個人的嗜好から小娘にまったくそういう気分にならないのに
冤罪(まさに)をふっかけられた日には、私も深い傷を背負うことになる
これはいけない、これはまずい

が、しかしわたくし結局最悪の事態に陥る
正面でぶつかりあった上に小娘をつぶしている
そんなバカな
かつてチェーザレボルジアが教皇を選ぶ際に犯した
もっともいけない方法とおなじことをしたのだ
どちらの危機も避けられることができないなら
せめてどちらかだけでも避けるべきだったのだ
だのに

と後悔先に立たず、すげぇ気まずいまま
小娘はわたくしの正面で苦しそうにうつむくのである
しかもよくよく見ると手に包帯してるじゃないか
なぜ手負いの身で女身柄でこのような場所に
思うものの仕方なく、せめてものの抵抗として
小娘に体重をあずけないように
少々無理な体勢ながら、背中側のやや頭が寒そうなおじさまに向け
全体重をのしかけておいてみる、しかし雀の涙であります
ここで、体重をかけないようにしてくれるとか小娘理解して
わたくしに深い礼を述べるわけも、もしかしたら
ステキな関係に、そう出会いは満員電車でした的な何かとか
降ってわくわけもなく、
ああ、自分のブサイクさを呪うばかり(それも問題だが、本質が違う)

で、気まずいままもなんとか進み
次の駅に
そしてあろうことか、小娘が降りたがっている
冗談ではない、こんなところでもがくな、塞ぎたくて
塞いでおるわけではないわ
思うが伝わるわけもなく、なんとかしようと小さな身体を
もじもじとさせる小娘、仕方ない
ここでわたくしも策を講じるのであります

右に向かって押されたふりをして強引に身体をもっていく
ちょうど乗り降りの最中なので身動きがとれる
その体重を受けて右にいたおっさんは
わたしの圧力から逃れるため後退する
するとそのわずかにできた隙間にむかって
外から速くも入ってきた客が流れ込む、この客は勢いがある
そのまま、私と右側の人の間をさらに奥へと進む
ここだと、その背後にわたくしが入る
スペースがあいたところにまた別の外からの客が入る
外の客が入ったことで、扉側から押し出される人間が増えた
その隙間に小娘がもぐりこんで出ていった
入り口付近までいけば一人でもおろしたほうが
楽になると小娘の道が開く無事脱出
外からの客によってできる背後のスペースへ別の勢力を向けさせる
荀文若の策「駆虎呑狼の計」であります(だから違うよ)

と、そんなことに苦労しながら
いよいよわたくし降りる駅についたのでありますが
ここもまた戦場、先を行く人々が
傾れを打って駆けあがっていく、戦場で1番槍は
最高の武功でもありますが、その分リスクが高い
ここは少しやりすごしてから、やがて颯爽と上がる
そして最後の問題であります

これだけ数多い人間が移動するさなか、いかにして
改札口で手間取らないか、皆様知ってのとおり
朝の改札口は、ミスで止められる愚か者が多く
そのたびにその後続の流れがぴたりととまり
その溢れた人々によって、他の流れまで乱れる
ここは最速でつまづく人間のいないところに並ぶ必要がある

わたくしここは毎日の観察でなんとなくわかりました
ひとつ、あと三人くらいでのところなのにまだ手に定期がない人間
ひとつ、ロングコートのおっさん
ひとつ、ぶりぶり先を急ぎがちなおばさん
これらの後ろにいると、往々にしてひっかかる
しかも二つ前くらいでひっかかってくれれば
すぐに回避して隣のレーンに移動できるが
目の前でやられた日には後戻りもできないこととなる
わたくし詰まらないために、ICカード定期は絶対に持たないと
心にきめており、というか名古屋で使えないから
買うメリットがない(言いすぎ)のでありますが
すばやくつっこめるように、また
数少ない同士を探してその後ろにつく
そして運命の瞬間、わたくしの前の同士はスムースに
そして隣のレーンのICカード野郎が

ガゴッ

わたくし振りかえることなく、その場を後にしたのであります
彼がどうなったのかはわからない
わからないけども、戦場でのミスは命取りとなるのが自明の理
願わくば、彼の前途(改札)が開けますように
想い思いつつ、本日の朝、一時間の遅れをもって
出社したのでありましたとさ

長い割りにボケきれておりませんが
まぁ、二策のことが言いたかっただけであります
長々御愛読ありがとうございました

輸入禁止

2006-03-15 08:47:11 | 雑感
フォアグラが輸入禁止になってしまいましたね

ちょっと前のことでしたが
かなりショックでありました
これで、世界三大珍味である
キャビア、フォアグラ、ちりめんじゃこの三点のうち
二つまでもが食べられなくなるとは・・・
というわけで、その二大珍味についてであります

わたくし、食にも暮らしにも衣装にすらお金をかけず
ただ、ぐへへお金お金、とお金に囲まれることを
最上の喜びとしている暗い青春を送っておるのですが
そんな私でも、なんか本物嗜好というのがありまして
何かを嗜むなら、1度はその最上に近いどれかを
味わっておきたいと思うのであります

先日来、ロシアづいていたというか
多分、俺はロシア人の血が流れてるんだ
信じてやまないのでありますが(父方が石川県なのでなんとかならんだろうか)
もう、チェーホフとブルガーコフを愛でながら
ウォツカ傾けて、冷たい水とともに
キャビアをたしなむ

これがしたい、とてもしたい、すげぇしたい
先日読んだ巨匠とマルガリータにも登場してましたが
ロシアというかウォツカにはキャビアが
すげぇあう気がする、やったことないから
わかんねぇけども、きっとそうだろう
クラッカーに載せるのが適当なのか
パンに載せるのが適当なのかはわかりませんが
ともかく、そうやって極上と呼ばれるものを
嗜んでみてぇと、そんな気分がマックスになりました

で、現在、上記の通り守銭奴とののしられながら
今日まで社会人を続けておりますので
多分、キャビアくらいなんとかなるだろうと
へこへこ調べてみたのでありますが、驚いたことに

キャビア捕獲禁止

禁止というか規制だった気がしますが
おいらにとっては同じことであります
最高級だと噂の、ほら、大使閣下の料理人でもやってた
イラン産キャビアが、すっかり禁止になっておりました
そんなバカな、そしてまた分が悪いことに
その見つけたキャビア専門サイトにて
レモンとかで割るのは安いキャビアを嗜む方法です
みたいなことが書いてあって、さらに驚き
あぶねー、そんな風に食べるもんだと思ってた俺
と、そんなもん読んでしまったが故に
5000円で手を打とうと思ってたキャビアは
さらなる遠くへと、ああ、なんだよ一口3万とかじゃねぇかおい
しかも手に入らないってことは5万はくだらねぇんじゃねぇのか
なんで食い物に(注:根っからの貧乏人)

とまぁ、本物を味わいたいとか
一人前のことをぬかしつつ、本当の本物を目の前にすると
気圧されてしまったのでありますが
ともかく、キャビアが禁止で手に入らなくなったのでありました
ああ、これでウォツカを嗜む優れた嗜好品がなくなった
天を仰いでしまいましたが、仕方ないからと
ワインにフォアグラでもと思っていた矢先
フォアグラ輸入禁止、ガッデム、ジーザス、悪魔のみぞ知るだ(使い方違う)

かくして世界の珍味をわたしは失い
さらに、ペルツォフカの輸入再開のめどは当然立っておらず
ぼんやりと、ウクライナ産の蜂蜜ウォツカになびいてしまおうかと
考えたりしているこのごろでありました

高い食べ物ってのを、家で
映画の向こう側みたく楽しみたい
そう思うのです、例えば、朝
卵をスプーンで割って掬って食べるとか、そういうのね

思いつつも、紅茶とかも嗜みたいものだと
せつせつ願ったりする、煩悩にまみれたこのごろであります
上流の気分くらい味わいたいものです

リズム隊

2006-02-09 09:24:38 | 雑感
何か一芸がないと生きていけない
そういうことを痛切に感じるようになった
このごろ
似非音楽好きを自称して
こじゃれを狙うあまり、jazzなんぞ聞き始めたので
なんか、それにまつわるステキスキルが欲しい
そう願うのは普通ではなかろうか
自分に問い掛けるこのごろですが
わたくし、1度既にギターで16ビートが弾けないという
重い病を患っているため(注:練習が足らない)
早々にあきらめた経験があり
なんとかならぬものか、簡単でなおかつステキに演奏できる
というか、具体的にいうと
冬に部屋でやっていて、指がかじかんだら
弾けないとか、そういうのじゃないの

と、考えてみて、なるほどリズム隊がやっぱり
1番よいのだろうなと感づいたのでありました
しかし、前述の通り16ビートが刻めない病気のため
それを克服しながら、それでいて
さりげなくアピールできるようになにか
ベースが好きだけども、弦楽器はパス
やっぱり打楽器だろうと
コンゴとか、なんか、あんなようなものをやってみようかと
ちょっと考えたのだが
もっと手軽かつ、ステキな楽器に気づきました

タンバリン

サンボマスターが毎朝毎夜に打ち鳴らしているとか
ならしてないとかいうあの楽器
次長課長の河本がステキにならすあれ
あれは、練習しがいがあるぜ?
っつうか、社会人上避けて通れないカラオケ地獄で
なんか歌わなくてもアピールできるステキスキルになんね?

と、様々な好材料を得たので
早速、タンバリン奏法についてすげぇ調べてみたのでありました
が、さっぱりわからない、楽器やさんに
教本とかあるんだろうか、だんだん不安になってくるこのごろ
憧れの楽器ドラムに到達するまえ
シャカっといけるタンバリンがステキじゃないかしらなんて
思ったり思わなかったりしている社会人が

それを愛と呼びます

何が言いたいか全然わかりませんが
タンバリン愛好家募集中
ネットで教えて欲しい、だめ、対人恐怖症だから
会うのはダメなの、とかなんとか

東京ステキ紀行

2006-02-02 08:43:38 | 雑感
都会に憧れて生きてきた
田舎出身で、田舎住まいの身の上となりますと
仕事とはいえ、東京へ行くというのは
うきうきするものでありました

というわけで、実は先週東京へ行ってきて
おろおろと、都会に翻弄されてきたのでありますが
とりあえず、現在ビルが低いというか空が広い国に住んでいるので
なんだろう、高層ビルの数々がせまりくるようで恐ろしい
圧倒でもないですが、その間隙をぬって
せせこましく歩きまわる、凄い歩くスピードのサラリーマン、
なんだ、何をそんなに急ぐんだ
寒いからか?
思ったりしつつ、東京はまだ雪も残り
なんだか寒空でありました

さて、その東京ですが、茨城に出征した友人に案内してもらい
ぶらぶら銀座を観光、ああ、これが噂の銀ブラか
俺も偉くなったものだと、しみじみ感動したのでありますが
実際のところ、銀座言うても
大したことはなく、なんだろう
歩いていて思ったのは、名古屋駅から納屋橋にかけてとか
大阪の堂島あたりだとか、そういう
オフィス街から少し騒がしいところへ至る間の道
そういう感想でありました
おそらく、歩いた場所が悪くって
実際の銀座は、クラブのママやら、やくざやらが
跳梁跋扈する、恐ろしいところだと親から聞かされているので
気が抜けないのでありますが
歩いている人々は、どっか小じゃれており
しみじみと眺めておりました

と、まぁ、つまらない話はこれくらいにして
その銀座から、ぶらぶらと東京駅まで移動して
友人と飯を食ったのでありますが
時間をつぶすためといって、立ち飲み屋を紹介される

立ち飲み屋
最初、友人は「立ち飲みバー」などと
ちょっとだけしゃれた言葉を使ったりするので
ああ、この男、田舎者が速くも都会かぶれになっとる
冷たい目で見てしまったのでありますが
ほいほいついていくこと少々
八重洲口の方の地下にある、サントリーあたりが
経営していそうな、まさにバー
おお、カウンターバーとは違うけど、確かに立ち飲みだけど
これはバーだ
俺が知っている、前金を払っておでんとか貰うような
押井臭がするような立ち飲みじゃねぇ(あれは立ち食い)

やたら縦に長いメニューを渡されて
何を飲もうと思ってると、隣のおっさんは
モルツプレミアム、ああ、すげぇ
ブロンズのビアカップに入って出てきたぞ
あんな素材の実家で爺さんがアイスコーヒー飲んでるときにしか
見たことねぇよと、喫驚したのもつかの間

メニューの中には、こじゃれ臭たっぷりのメニュー群
そして、気づいたら、jazzが流れていて
ディスプレイには、その演奏シーンが
ああ、jazzバーも兼ねてるのか
もしかして、時期によってはスポーツバーにもなるのか?
夢膨らむステキ空間
友人はなれた調子で、立って飲むスタイルをしており
なんというか、手すりのようなところに
もたれながら飲むのでありますが
わたくし荷物が多くて、スタイルが決まらず苦労しました
いいな、ああいうところで俺もこじゃれてぇ

と、まぁ、このこじゃれバーがステキだったと
それだけなのでありますが
チャージも取られず、飲み物代だけという
とてもリーズナブルな点もステキで
東京はいいところだなと、それだけで判断したのでありました

ステキな世界は、あるところにはあるものなんですね
そう感じた、都会の空気でありました