実は月曜日から原因不明の熱病に冒されて
正直、しんどかったのであります
一人暮らしで病気になるというのは
おそらく、経験の無い人には伝わらない
圧倒的な恐怖と孤独感、なによりも、死ぬかもしれない
といった強迫観念にとらわれがちで
人間そのものが弱い場合、実際死ぬこともあるのでは
孤独死の原因は、一人で状況に耐えられないという
精神的問題が根幹にあるのではないかなどと
難しいことを短時間にたくさん考えるほどであります
というわけで、月曜日の朝
妙に体がだるい中出社しながら
今にいたるまで、あれこれと考えたことを
つれづれとここにまとめておいて
後の物笑いの種としようというこころみです
二日間をかえりみて
どうも、風邪だったという気がせんでもないというか
その説が濃厚なのでありますが
当初はまったく熱がなく、ただ、慢性的に全身がけだるい
しかも、尋常じゃない、なんてたって歩いていると
まっすぐ進めないし、息が上がるといた症状
会社について、いすに座ると
俺のまわりだけ重力場の制御が狂ってるとか
思ってしまうくらい重い、ずしりと椅子にめりこむ
これはソファかと錯覚するほど、みっしり
まさに柩におさまるかというほどの
こう、ともかくだ、みっしりなのであります、ほぅ(お気に入り)
ともあれ、これは尋常ではないと省みて
まず熱がないから、これは新手の病気ではないかと疑う
で、よくよく思い返してみると
ああ、昨夜に限って、3、4年前から中古になってる液体蚊取りを焚いてた
と、毒ガスにて全身に毒がまわってるのではと
すさまじい苦しみを一旦帰結してみたのであります
もっとも、したからといって苦しみから解放されるわけもなく
おもむろに、会社で仕事中だというのに
解毒剤にかかわるページをあさりながら、ちっとも
よい結果が現れず、茶を飲み続けること午前(仕事しろ)
昼休みに少々持ち直したような気がしたので
とりあえず昼飯をくって、昼寝して英気を養う
目覚めが悪い
正式には、目覚めないに近いものだったのでありますが
まぶたを、ぴちり、ぴちりと片一方ずつ上げると
全身のけだるさが、震えになって全身をかけめぐる
すわっ、悪寒っ
と思うのだが、寒さは感じていない、明らかに体がおかしいだけだ
この頃から、全身にはれぼったさというか、むくみが現れ
腕とかさわると、血管のところが痛いとか
なんか、本当、細菌病の一種じゃねぇのかと
全身が壊死する殺人ウイルスを想定したりと
己の想像力に乾杯したいところ、何度かトイレへいき
自分の瞳の色を確かめて、ああ、思ったより俺の瞳孔って茶色なのねと
それ瞳孔じゃなくね?とか自問自答を繰り返し
午後もすぎていく、椅子はあいかわらずみっしりという具合で
毒ガスというか、服毒自殺はこんなに苦しいのかと
見当違いのことをせつせつ思いつつ
もし生きていたら、この苦しさを日記に書いて
世の役に立とうなどと考えつつ過ごす
途中、本当に気を失いかけるというか
意識がない自分に気づいたりして
これはよくないなと、仕事の引継ぎマニュアルを作りはじめたり
まさに錯乱、何してんだお前、早く帰れバカ
だが、そのときはそんなことを考える余裕もなく
ただ、俺が死んでもなんとかなるように
平常業務のというか、俺が抱え込んでる仕事をなんとかしないとと
サラリーマンの鑑みたいなことを思うのですが
こんなことだったら、最初からマニュアル化しておけよヘタレなどと
この期に及んで自己批判を繰り返すなど
なかなか、烈士として立派な生き様を見せる
余談でありますが、このうわごとのようなことを
真剣に思いつつ薄ら笑いをうかべちゃったりとかしつつ
それでも、まわりはあまり気づかないというところが
社会、会社というところのステキなところであります
で、まぁ、服毒の苦しさと勝手に思い込みつつ
あるいは中世イタリアで、ロドリーゴとチェーザレが
ボルジアの毒を飲んだとき(病気だよ)と同じかと
勝手に自分を英雄視したがったり、楽しい時間というか
意外と余裕あるなか、一日目が終了、終了のチャイムというか
それが聞こえると、ひときわみっしりと椅子に体がのめりこむ
そして立ち上がれない
どうした、立て、立つんだ、丹下段平かくやと吼える(心で)
しかし力が入らない、ガンダムですら簡単に立ち上がったのに
思いつつ、これは少し休んでからしっかり帰ろうと
20分くらい、椅子の上で探偵の如くすわり続ける
マープル先生もきっとこうだったのだわと
読んだこともねぇような、アガサクリスティに憧れつつ
いい加減帰らないといけないねぇと、なんとか立ち上がり
まさに重い足取りで帰りはじめる
ここから約1時間程度かかるのだが
その1時間のうち、歩く時間が30分
電車の中でも、まっすぐ立っていることができないので
扉際で、よたれかかりながら
先日買った、戦争論(クラウゼヴィッツ)を読み進め
明日死んだとしたら、これ読んでる時点で
話題になるかもだわねなどと、まだそんなこと考えつつ
病に倒れた際の対処については書いていないと愕然としつつ
駅に到着、そして30分の道のりを歩くわけだが
やはり、まっすぐ歩けない
重さは突然なくなり、そして、なによりも
あんなに蒸し暑いはずが、汗ひとつかかねぇ
暑くねぇななどと思いつつ、軽い足取りというか
たよりない足取りで歩く、歩く、よたつく
止まったら、二度と歩きはじめられないような予感を覚えて
やや足早に進む、途中車のとおりが多いところがあるのだが
もはや悠長なこと言ってられないので
横断歩道でもないのに手をあげて渡ったりとかなり必死
がんばれ、がんばれサラリーマン
声は俺のみ
そして、帰宅、そのときの達成感と
得体の知れない虚脱感は筆舌にしがたいのでありますが
ともあれ、倒れこんでそのまま20分ほど意識がなくなる
はた、気づいて起き上がり、ご飯を食べなきゃ、栄養をつけなきゃと
気合で焼きそばを作る
作りながら、いつもと同じ要領で、こう、油っぽさで
味とかごまかしてるヤキソヴァなので
なんだろうね、これ、贔屓目に見ても病人の食い物じぇねぇなと
故人は焼きそば好きだったのだわと思われかねないほど
死体解剖されたら、消化されずそのまま出てきそうな
濃厚なそれができあがる、もぎもぎ、おいしくない
いつものことだが、この日ほどうまくないと思ったことはない
まぁ、1時間くらいかけて、ゆっくりと食べて、常備薬を飲み
とりあえずの安息を得る、薬さえ飲めば命が助かると
もう、ゲーム脳はここまで侵食しているかと目を覆いたくなるような
現実を感じつつ、汗くさいというか、妙な異臭がするので
風呂に入ろうと、無謀にも風呂へと
そして、そこで、昔おじいちゃんがやってたなぁと
思い返すほど見事にひっくりかえって、起き上がれなくなる
ああ、背中がちべたい、やめて、起き上がらないと汚い(風呂が)
日ごろの生活の堕落がこういったところで返ってくるのだと
痛感しつつ、ぬめるタイルの上をもがきつつ
なんとか起き上がり、シャワーをあびるが
浴びても浴びても、寒い
なんだこれ、どうして夏場なのにこんなに寒いんだ
夜冷え込みすぎだろ、砂漠かよとまだそんなこと思ってたんだが
どうやら、熱が出てきていると冷静に判断して
少なくとも服毒死にいたらなくて済むと安心しながら
風邪は万病であるという事実に気づき、また気を引き締める
万病という得体の知れない病気かもしれない
がんばろうと、なんとか風呂も終えて出る
けだるい、これはいかん、いかんと思いつつ
今世最後の日記になるかもしれないと、これとは別に
日ごろをしたためている普通の日記を書き終えて力尽きる
寝よう、その前にユンケルの高いやつをこんなときのために
しっかりと保存してあったので、それを飲み
まさに昏倒する
昏倒し、まどろみというか朦朧とした意識のなかで
ああ、このまま死ぬとしたら、いろいろ困るなぁ
PCの中のエロ関係とかどうなってしまうだろうとか
まったくどうでもいいこと心配しつつ
明日、死んでるとして、鑑識さんがきたら
俺が腐ってる(傷んでる)とよくねぇなぁ、今日くらい
ちゃんと冷房つけて寝たほうがいいかなぁなどと
もう、死後の心配ばかりをするのだが、結局
起き上がることができず、そのまま就寝
夜中、自分の汗におぼれかけて目覚め
全身を襲う異様な苦しさに、死ぬ、助けてくれと
一人うめきながら、ベッドから落ちて
まぁ、ベッド上の布団が異常な汗で大変なことになってたから
逃げただけなのだが、なんかハネムーンサラダで
瑤子が風邪ひいたとき、苦しがってこんななってたなと思いつつ
おっさんがこんなじゃ、まるで物語盛り上がらないなと
いっそ、小汚いおっさんが苦しみもだえながら死ぬという
B級ホラーというかコメディ(だな)を思い浮かべる余裕ももちつつ
途中、すごい暑さというか熱さにみまわれ、床の上をのたうちまわる
ぜひビデヲに撮って後々鑑賞したいと思うほど
すさまじい転げっぷりというか、迫真の(真なんだよ)それは
どんな役者のそれよりも強烈な印象で、この人ヤヴァイと
伝え得る内容だったことだろうと、まぁ、ともかく
熱にうなされのたうちまわる独身男性だったのであります
さておき、床の上で転がって寝ていると
さんさんと降り注ぐ朝日
ああ、もう朝か
目覚めたとき、全身を強く強打したような痛みと
苦しさで寝返りを打ったとみえるその床の上の惨状が
ああ、酒瓶が転がりまくってると
この状況で踏み込まれたら、酒で発狂して死んだ人にしか
見えないじゃないかと、ショッキングだったのであります
しかも、枕元とかに散乱してる文庫本とかが
ことごとく思想書めいたもん、ちゅうか、戦争論、君主論、国家論で
酒を飲んで暴れて死んでるって、状況だけみたら
この人危ないとしか思われないのが嫌過ぎる
とはいえ、なんとか無事生きていたので、その心配の杞憂というか
なんでもないのですが、よしなに、翌日も出社したとさ
長いわりに面白くないのだが
記録として残しておくのであります
駄文長々失礼いたします
正直、しんどかったのであります
一人暮らしで病気になるというのは
おそらく、経験の無い人には伝わらない
圧倒的な恐怖と孤独感、なによりも、死ぬかもしれない
といった強迫観念にとらわれがちで
人間そのものが弱い場合、実際死ぬこともあるのでは
孤独死の原因は、一人で状況に耐えられないという
精神的問題が根幹にあるのではないかなどと
難しいことを短時間にたくさん考えるほどであります
というわけで、月曜日の朝
妙に体がだるい中出社しながら
今にいたるまで、あれこれと考えたことを
つれづれとここにまとめておいて
後の物笑いの種としようというこころみです
二日間をかえりみて
どうも、風邪だったという気がせんでもないというか
その説が濃厚なのでありますが
当初はまったく熱がなく、ただ、慢性的に全身がけだるい
しかも、尋常じゃない、なんてたって歩いていると
まっすぐ進めないし、息が上がるといた症状
会社について、いすに座ると
俺のまわりだけ重力場の制御が狂ってるとか
思ってしまうくらい重い、ずしりと椅子にめりこむ
これはソファかと錯覚するほど、みっしり
まさに柩におさまるかというほどの
こう、ともかくだ、みっしりなのであります、ほぅ(お気に入り)
ともあれ、これは尋常ではないと省みて
まず熱がないから、これは新手の病気ではないかと疑う
で、よくよく思い返してみると
ああ、昨夜に限って、3、4年前から中古になってる液体蚊取りを焚いてた
と、毒ガスにて全身に毒がまわってるのではと
すさまじい苦しみを一旦帰結してみたのであります
もっとも、したからといって苦しみから解放されるわけもなく
おもむろに、会社で仕事中だというのに
解毒剤にかかわるページをあさりながら、ちっとも
よい結果が現れず、茶を飲み続けること午前(仕事しろ)
昼休みに少々持ち直したような気がしたので
とりあえず昼飯をくって、昼寝して英気を養う
目覚めが悪い
正式には、目覚めないに近いものだったのでありますが
まぶたを、ぴちり、ぴちりと片一方ずつ上げると
全身のけだるさが、震えになって全身をかけめぐる
すわっ、悪寒っ
と思うのだが、寒さは感じていない、明らかに体がおかしいだけだ
この頃から、全身にはれぼったさというか、むくみが現れ
腕とかさわると、血管のところが痛いとか
なんか、本当、細菌病の一種じゃねぇのかと
全身が壊死する殺人ウイルスを想定したりと
己の想像力に乾杯したいところ、何度かトイレへいき
自分の瞳の色を確かめて、ああ、思ったより俺の瞳孔って茶色なのねと
それ瞳孔じゃなくね?とか自問自答を繰り返し
午後もすぎていく、椅子はあいかわらずみっしりという具合で
毒ガスというか、服毒自殺はこんなに苦しいのかと
見当違いのことをせつせつ思いつつ
もし生きていたら、この苦しさを日記に書いて
世の役に立とうなどと考えつつ過ごす
途中、本当に気を失いかけるというか
意識がない自分に気づいたりして
これはよくないなと、仕事の引継ぎマニュアルを作りはじめたり
まさに錯乱、何してんだお前、早く帰れバカ
だが、そのときはそんなことを考える余裕もなく
ただ、俺が死んでもなんとかなるように
平常業務のというか、俺が抱え込んでる仕事をなんとかしないとと
サラリーマンの鑑みたいなことを思うのですが
こんなことだったら、最初からマニュアル化しておけよヘタレなどと
この期に及んで自己批判を繰り返すなど
なかなか、烈士として立派な生き様を見せる
余談でありますが、このうわごとのようなことを
真剣に思いつつ薄ら笑いをうかべちゃったりとかしつつ
それでも、まわりはあまり気づかないというところが
社会、会社というところのステキなところであります
で、まぁ、服毒の苦しさと勝手に思い込みつつ
あるいは中世イタリアで、ロドリーゴとチェーザレが
ボルジアの毒を飲んだとき(病気だよ)と同じかと
勝手に自分を英雄視したがったり、楽しい時間というか
意外と余裕あるなか、一日目が終了、終了のチャイムというか
それが聞こえると、ひときわみっしりと椅子に体がのめりこむ
そして立ち上がれない
どうした、立て、立つんだ、丹下段平かくやと吼える(心で)
しかし力が入らない、ガンダムですら簡単に立ち上がったのに
思いつつ、これは少し休んでからしっかり帰ろうと
20分くらい、椅子の上で探偵の如くすわり続ける
マープル先生もきっとこうだったのだわと
読んだこともねぇような、アガサクリスティに憧れつつ
いい加減帰らないといけないねぇと、なんとか立ち上がり
まさに重い足取りで帰りはじめる
ここから約1時間程度かかるのだが
その1時間のうち、歩く時間が30分
電車の中でも、まっすぐ立っていることができないので
扉際で、よたれかかりながら
先日買った、戦争論(クラウゼヴィッツ)を読み進め
明日死んだとしたら、これ読んでる時点で
話題になるかもだわねなどと、まだそんなこと考えつつ
病に倒れた際の対処については書いていないと愕然としつつ
駅に到着、そして30分の道のりを歩くわけだが
やはり、まっすぐ歩けない
重さは突然なくなり、そして、なによりも
あんなに蒸し暑いはずが、汗ひとつかかねぇ
暑くねぇななどと思いつつ、軽い足取りというか
たよりない足取りで歩く、歩く、よたつく
止まったら、二度と歩きはじめられないような予感を覚えて
やや足早に進む、途中車のとおりが多いところがあるのだが
もはや悠長なこと言ってられないので
横断歩道でもないのに手をあげて渡ったりとかなり必死
がんばれ、がんばれサラリーマン
声は俺のみ
そして、帰宅、そのときの達成感と
得体の知れない虚脱感は筆舌にしがたいのでありますが
ともあれ、倒れこんでそのまま20分ほど意識がなくなる
はた、気づいて起き上がり、ご飯を食べなきゃ、栄養をつけなきゃと
気合で焼きそばを作る
作りながら、いつもと同じ要領で、こう、油っぽさで
味とかごまかしてるヤキソヴァなので
なんだろうね、これ、贔屓目に見ても病人の食い物じぇねぇなと
故人は焼きそば好きだったのだわと思われかねないほど
死体解剖されたら、消化されずそのまま出てきそうな
濃厚なそれができあがる、もぎもぎ、おいしくない
いつものことだが、この日ほどうまくないと思ったことはない
まぁ、1時間くらいかけて、ゆっくりと食べて、常備薬を飲み
とりあえずの安息を得る、薬さえ飲めば命が助かると
もう、ゲーム脳はここまで侵食しているかと目を覆いたくなるような
現実を感じつつ、汗くさいというか、妙な異臭がするので
風呂に入ろうと、無謀にも風呂へと
そして、そこで、昔おじいちゃんがやってたなぁと
思い返すほど見事にひっくりかえって、起き上がれなくなる
ああ、背中がちべたい、やめて、起き上がらないと汚い(風呂が)
日ごろの生活の堕落がこういったところで返ってくるのだと
痛感しつつ、ぬめるタイルの上をもがきつつ
なんとか起き上がり、シャワーをあびるが
浴びても浴びても、寒い
なんだこれ、どうして夏場なのにこんなに寒いんだ
夜冷え込みすぎだろ、砂漠かよとまだそんなこと思ってたんだが
どうやら、熱が出てきていると冷静に判断して
少なくとも服毒死にいたらなくて済むと安心しながら
風邪は万病であるという事実に気づき、また気を引き締める
万病という得体の知れない病気かもしれない
がんばろうと、なんとか風呂も終えて出る
けだるい、これはいかん、いかんと思いつつ
今世最後の日記になるかもしれないと、これとは別に
日ごろをしたためている普通の日記を書き終えて力尽きる
寝よう、その前にユンケルの高いやつをこんなときのために
しっかりと保存してあったので、それを飲み
まさに昏倒する
昏倒し、まどろみというか朦朧とした意識のなかで
ああ、このまま死ぬとしたら、いろいろ困るなぁ
PCの中のエロ関係とかどうなってしまうだろうとか
まったくどうでもいいこと心配しつつ
明日、死んでるとして、鑑識さんがきたら
俺が腐ってる(傷んでる)とよくねぇなぁ、今日くらい
ちゃんと冷房つけて寝たほうがいいかなぁなどと
もう、死後の心配ばかりをするのだが、結局
起き上がることができず、そのまま就寝
夜中、自分の汗におぼれかけて目覚め
全身を襲う異様な苦しさに、死ぬ、助けてくれと
一人うめきながら、ベッドから落ちて
まぁ、ベッド上の布団が異常な汗で大変なことになってたから
逃げただけなのだが、なんかハネムーンサラダで
瑤子が風邪ひいたとき、苦しがってこんななってたなと思いつつ
おっさんがこんなじゃ、まるで物語盛り上がらないなと
いっそ、小汚いおっさんが苦しみもだえながら死ぬという
B級ホラーというかコメディ(だな)を思い浮かべる余裕ももちつつ
途中、すごい暑さというか熱さにみまわれ、床の上をのたうちまわる
ぜひビデヲに撮って後々鑑賞したいと思うほど
すさまじい転げっぷりというか、迫真の(真なんだよ)それは
どんな役者のそれよりも強烈な印象で、この人ヤヴァイと
伝え得る内容だったことだろうと、まぁ、ともかく
熱にうなされのたうちまわる独身男性だったのであります
さておき、床の上で転がって寝ていると
さんさんと降り注ぐ朝日
ああ、もう朝か
目覚めたとき、全身を強く強打したような痛みと
苦しさで寝返りを打ったとみえるその床の上の惨状が
ああ、酒瓶が転がりまくってると
この状況で踏み込まれたら、酒で発狂して死んだ人にしか
見えないじゃないかと、ショッキングだったのであります
しかも、枕元とかに散乱してる文庫本とかが
ことごとく思想書めいたもん、ちゅうか、戦争論、君主論、国家論で
酒を飲んで暴れて死んでるって、状況だけみたら
この人危ないとしか思われないのが嫌過ぎる
とはいえ、なんとか無事生きていたので、その心配の杞憂というか
なんでもないのですが、よしなに、翌日も出社したとさ
長いわりに面白くないのだが
記録として残しておくのであります
駄文長々失礼いたします
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